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![]() | 【秘】 看護婦 清水 花枝 → 春山宮 霞「…私も、霞くんを愛する存在として 隣に在り続けたいと誓うわ。 あなたに花のように愛されるように ずっと、ずうっと…。」 頬を擦り寄せながら耳元で囁く。 満ち足りた気持ちになっていた私は、きっと。 少しずつ、人では無いものに変化して行くのだろう。** (-30) 2024/01/03(Wed) 22:16:54 |
![]() | 【秘】 春山宮 霞 → 看護婦 清水 花枝[私が涙を零したのは、自分でもなぜかは良くわからない。 彼女の境遇の全てを知らぬままの憐れみだけでなかった事は確かだと思うが、なかったとも言い切れない。 ただ、強い想いが思わず溢れ出たというなら、確かにそうなのだろう。そして、花枝の告げる言葉に強く抱きしめて一言告げた。] すみません、なんだか、思わず。 …わかりました。 もう再び人の世への未練は問いません。 こちらの世は少し退屈に感じることもあるかもしれませんが…必ず幸せにします。 [そう言って二人しての交合いを再開する。 二人しての思いの交わしあいの果て、花枝に告げられたとおり、抜くことなど思いもよらず、楔を奥の奥まで打ち込んだ。背を反らし痙攣し、声を上げて佳がる花枝をしっかり抱きしめながら] いきます、花枝……い、くっ…… [分け身が跳ねてびゅくん、びゅくん。花枝の奥を己の色で染めていった。] (-31) 2024/01/04(Thu) 12:41:20 |
![]() | 【秘】 春山宮 霞 → 看護婦 清水 花枝花枝……愛しています。 私の側に在り続けてください。 其方が在る限り、ずっと…… [愛しい身体を腕の中に抱きとめながら、そう耳元で囁やき返し、口吻をかわして。 その一部始終も、その後のことも私達しか知らなくて良いことだったろう。] (-32) 2024/01/04(Thu) 12:43:58 |
![]() | 【人】 春山宮 霞[そうして、数日もしないうちに幽谷楼の雪はやみ、彼岸と此岸が再び分かたれる時が来る。 その前には、花枝に告げておいた。] 仕事の手はずでやっておきたいことがあるんでしたね。 文での何らかの言伝てなら簡単にできるでしょう。 そうでなしに直にあちらでしておきたい事があるなら… 念の為に私が鳥居の前で待っておきます。 あまり時間は多くないので気を付けて。 戻ってきたら、私の住まいに案内します。 人の世と比べればいささか退屈かもしれませんが、景色はとても良いところですよ。 春には花を咲かせ、秋には大社に顔を出し、時には人の願いに応えることもありますが…冬にはまたここに。 そして、其方をいつも愛し続ける。 そんな在り方を花枝、其方と共にできるならそれだけで構いませんから。 [花枝が人の世から隠れてしまう支度ができるまで、私は待っていよう**] (0) 2024/01/04(Thu) 12:54:07 |
春山宮 霞は、メモを貼った。 ![]() (a0) 2024/01/04(Thu) 21:45:59 |
![]() | 【秘】 看護婦 清水 花枝 → 春山宮 霞愛し合い、絡み合い、愛を受け止めて愛を捧ぐ。 そんな初めての交わりは私にはかけがえの無い絆の始まりとなった。 何度も痙攣しながら彼を受け止め、そして果てる。 声は何度も囀ったせいで微かに掠れて、けれどとろりと甘い蜜のよう。 「わたしも愛してる…。」 今までそんな感情知らなかったのに、自然と口にしていたの。 あなたへの愛を。あなたへの誓いを。 そうして、わたしは──。 (-33) 2024/01/04(Thu) 21:59:06 |
![]() | 【人】 春山宮 霞[すぐに戻ると言って花枝は人の世に一度戻っていった。 私はこの場所へ続く門が知らぬ間に消えてしまわないように、鳥居の前で待ち続けていた。 百花が時々様子を見に来たけれど、私は動かなかった。 …ほんの少しだけ、花枝はこのまま戻ってこないかもと思った事もないではなかった。 あれだけはっきりと口にしたものの、やはり、彼女は知った人と顔を合わせて、 人の世にとどまる事を選ぶのではないか、とか。 …その方がやはり彼女には良いのではないか、とも。 ただ、私はその場を動かずに、待ち続けていて。 神代から在り続ける身には、ほんの数日どころか数年でもあっという間であるはずなのに、 その間はひどく、ひどく長かった。] (4) 2024/01/04(Thu) 22:32:09 |
![]() | 【人】 春山宮 霞…………… 花枝? [声に顔を上げれば、見えるのは藤紫の髪飾り。 私が彼女に最初に会った時にあげたもの。 花束のように腕の中に投じられた姿を私は抱き留めた。 春の花のように柔らかく咲き香る、私だけの花。] おかえり、花枝。 [春の山にたなびく霞のように、私はその名の通り、温かく柔らかな笑みでそれを迎える。 そして、共に、私の住まう処へと彼女を導いた。] (5) 2024/01/04(Thu) 22:34:37 |
![]() | 【人】 春山宮 霞[そうして、私は彼女を妻に迎え、共に在り続けるだろう。 春には藤の花を咲かせ、夏には病魔を祓い、秋には他の神々と顔を合わせ、冬にはあの場所を訪れる。 その傍にはきっと常に花枝の姿があって、 私は人の世ではほとんど名を知られることもなく、本当の名前すら忘れ去られてしまったけれど、 それでも愛する女性が傍にいてくれる限り、 私は彼女を愛し続け、ただそこに在るだけではない者として、 心で、体で、彼女を愛する者として、在り続ける事ができるだろう。] 愛しています、花枝。 私と其方がこの世に在る限り、ずっと、きっと、果てまでも。** (6) 2024/01/04(Thu) 22:41:48 |
![]() | 【独】 春山宮 霞/* こちらもこれで〆ですね。 慌ただしい中だったかと思いますが、 おかげさまでとても楽しませてもらいました。 お付き合いいただきありがとうございます! 近いうちにまたお世話になるかと思いますが、 今後も、どうかよろしくお願いします。 (-35) 2024/01/04(Thu) 22:43:29 |
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