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【人】 龍之介[そうしながら思い出すのは 先程の幸せそうなお顔。 (…あぁ、そうだ! ほんのり甘くした豆乳を 寒天でぷるんと固めて、きな粉をまぶす。 黒蜜を添えても良いかもしれない。) 思いついたら 居ても立っても居られなくて さっと掃除を終わらせ すぐ下ごしらえに取り掛かった。] (318) 2021/06/18(Fri) 11:47:59 |
【人】 龍之介[此処に来る前は 弟が村で不自由なく暮らしていけるようっていう 息苦しい使命感だけだったのに… あの御方に 喜んでいただきたい、という ある意味、自分の欲のためにする努力は ────こんなにも楽しい。 失敗すれば、 追い出されてしまうかもしれないという 不安と緊張もあるけれど それを上回る 楽しみな気持ちを胸に沸き立たせながら 水に浸した大豆を すり鉢で静かにすり潰した。] (319) 2021/06/18(Fri) 11:48:03 |
【人】 龍之介[全ての準備を整え終えたなら 沐浴を済ませ 教えていただいた自室で ことん、と 電池が切れたように眠りに就く。 待ち遠しい明日を 駆け足で迎えに行くような気持ちで。]* (320) 2021/06/18(Fri) 11:48:07 |
【人】 龍之介[翌日だけでなく 来る日も、来る日も… 追い返されてしまわぬ限り、ずっと 龍之介は 喜んでいただきたい一心で 嬉々として片付け、新しい献立を考案し ふぅふぅと息を吹きかけては にこやかに差し出して ミクマリ様に尽くし続けた。 それは、もう ”生き甲斐”と言っても過言ではないくらいに 活き活きとした瞳で。]** (321) 2021/06/18(Fri) 11:48:15 |
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