人狼物語 三日月国


247 【身内】patience【R18】

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【恋】 テレベルム

 
 ぷ、プラチナは、だって
 
さっきおしっこしたばかりだし……

 そんなすぐにしたくなりませんよね…っ
 
 お、大人ですもん…!
 
[ あわあわと、これは違うのだというのに乗っかって。
 プラチナが今おしっこをしたいわけじゃないのだと
 何度も念押しをする。 ]
 
 き、きっと、魚が意地悪しただけで…
 こ、こんな説明、嘘なんです!
 
[ なんとしてでも、僕のよこしまな気持ちなんて
 バレるわけにはいかないから。
 
 不思議そうにしている店主の前、
 もう行くぞ!と言うプラチナに頷いて
 僕とプラチナは急いでお店を後にした。 ]
(?35) 2024/02/06(Tue) 22:48:17

【恋】 テレベルム

[ 店のドアの前、
 真っ赤な顔でプラチナの腕にしがみつく。
 
 少しの沈黙のあと、僕は小さく ]
 
 
い、行きましょうか。

 
[ とだけ口にした。 ]

 
 あのお魚、ちょっと魔法生物みたいでしたね…。
 店主さんには、見えていないみたいでしたけど…。
 
 
[ そして歩きながら、ぽつぽつと口を開いて行く。

 歩いている最中も、
 頭の中はあの泡に映った光景でいっぱいで、
 途中人用のトイレを見かけても、
 プラチナの手を引いたまま
 当然のように通り過ぎてしまうだろう。 ]
(?36) 2024/02/06(Tue) 22:52:56

【恋】 テレベルム

[
(もしも本当は、今もプラチナが尿意を覚えていたら。

 またあんなふうに、衝動を堪えていたら。)

 
 プラチナの素振りが少しおかしくとも、
 今はどうしても気づけずに ]
 
 
 あ、あのプラチナ
 もしよかったらなんですけど…
 晩御飯の材料、買っていきませんか
 
[
(そうしたらまた、あんな顔が見れるんだろうか。)


 プラチナの顔がなんとなく見れなくて、
 少しうつむいて歩きながら ]
 
 それとも…
 プラチナが行きたいところとかあったら、
 一緒に行ってみたいですけど…
 どこかありますか?
 
[ 頭の中に湧く邪念が、なかなか拭えない。
 どうにかなんてことないような顔を作って、
 プラチナの顔を見上げて問うた。** ]
(?37) 2024/02/06(Tue) 22:56:43

【独】 テレベルム

/*
>>-31
願望映しちゃうのえっちで大好きだから、
今回で終わらずにこれからも何度かねじ込みたいよ せっかくファンタジーでできるしね…
(-32) 2024/02/06(Tue) 23:15:32

【独】 テレベルム

/*
>>-33
そう!!!絶対楽しいからやろう 大人テレベルムはわざと見せるからね…
媚薬Verもやりたすぎる 家にその手の魔道具生やすよ…

そして時間がかかっていてすまない!
今日は寝てね もうちょいかかりそうゆえ…

なんて言わずともぐのさんはしっかり寝てくれそうという信頼があるけども
(-34) 2024/02/07(Wed) 0:10:13

【恋】 テレベルム

[ 公衆トイレに目を向けるプラチナの思いに、
 テレベルムが気づくことはない。
 むしろそうではないと
 否定しなければならないと思いこんでいるからこそ、
 視界の端にトイレが映ったとしても
 足を止めることはなく。
 
 プラチナの切望する場所から、
 無意識に彼を引きはがすように歩みを進めて。
 
 自分の気持ちを切り替えるためにも提案したのは、
 夕飯の買い出しだった。
 せっかく街に来たのだ。
 普段家で作るものとは違う、
 ここでしかない材料を使ったご飯が作れるかもしれない。
 
 そうしてプラチナを見上げてみれば、
 見えたのはいつものプラチナの表情で。
 
 ほっと胸をなでおろし、よかったと微笑んだ。 ]
(?42) 2024/02/07(Wed) 0:46:30

【恋】 テレベルム

 
 えっと…
 せっかくだから、お魚が食べたいです。
 
 いつもお肉は、森でとれる動物のものが多いから…
 あとお野菜や果物も、
 見たことがないのあったから買ってみたいです。
 シチューとかどうですか?
 寒い日にはぴったりです。
 
[ にこにこと頷いて、
 何を買おうかいろいろと思い浮かべてみる。
 
 なんとなくプラチナの歩き方に違和感を覚えつつも、
 それが何故かまでには思考は回らず。
 
 僕はプラチナと手をつなぎ、食材店の方へと歩き出した。
 
 互いに互いの思いに気づかないまま。
 二人の照れ隠しと意地は、
 確実にプラチナを追い詰めてくれていただろう。 ]
(?43) 2024/02/07(Wed) 0:46:50

【恋】 テレベルム

[ そして少し歩いてたどり着いたのは、大きな食材屋だった。
 様々な人でにぎわっており、
 見た事も無い食材が所狭しと並んでいる。
 
 わあ…っと目を輝かせるが、
 その人の多さにすぐにプラチナにしがみつき
 はぐれないようにとぎゅっと手を握った。
 
 最初に目に入ったのは、目的の魚売り場。
 獲物を冷やすためか、氷の上に乗った魚の前は
 店の中でも特にひんやりしていて身を震わせる。 ]
 
 
 プラチナ、ここにもお魚いますよ!
 こっちのお魚はちゃんと切ってあるみたいですけど…

[ 食材を前にはしゃぎながら、
 プラチナに見て見てと指さして。
 
 店主にちょうど良いものを見繕ってもらったなら、
 包んで抱えてまた歩こう。
 
 そして少し歩いて、プラチナに身を寄せて。
 そこで漸く僕は、
 プラチナの様子が少しおかしいのに気づいた。 ]
(?44) 2024/02/07(Wed) 0:47:56

【恋】 テレベルム

[ なんだか、足を擦り合わせている…ような。
 
 さっきちらと感じた違和感を再び感じた事で、
 胸に浮かぶ疑念がどんどん膨らむのを感じる。 ]
 
 
 (……、プラチナ…なんか、様子がおかしい…?)
 
 
[ 朝食の時に見た、おしっこを我慢し始めた時の…
 あの時のプラチナの様子に似た仕草。
 
 再び目を逸らすものの、
 歩きながらもちらちらと目が行ってしまっていて。 ]
(?45) 2024/02/07(Wed) 0:48:33

【恋】 テレベルム

 
[ いけないと思えば思うほど、気になってしまう。
 
 ……刺激したく、なってしまう。なんて。
]
 
(?46) 2024/02/07(Wed) 0:48:40

【恋】 テレベルム

 

 (あ………)
 
[ ふと、食材が並ぶエリアで目に入ったそれに
 引き寄せられるように手を伸ばす。
 
 今日プラチナと飲んだ
 暖かい柑橘と蜂蜜のジュースの原液。
 
 黄金色のシロップが入った瓶を手に取ると、
 たぽん…と手の中で揺らしてプラチナを見た。 ]
 
 
 ……プラチナ、あの…
 これも買っていいですか……?
 
[ そうして彼に、その瓶を手渡してみる。
 
 いけないことなんてしてない筈なのに、
 彼にそれを持たせるのがなんとなく…
 なんとなく、今我慢しているかもしれないソレを連想させて
 とてもいけないことをしているような気がして。 ]
(?47) 2024/02/07(Wed) 0:48:56

【恋】 テレベルム

 
 
 今日、帰ったらまた飲みたいなって思って…。
 
[ プラチナに、それを持って歩いてほしい…なんて
 本音を押し隠して、ひとつおねだりをしよう。** ]
(?48) 2024/02/07(Wed) 0:49:51

【恋】 テレベルム

[ たくさんの食材を片手に、隣を歩くプラチナに差しだしたのは
 どことなく、朝に彼が吐き出していたそれに似た
 濃い黄色のシロップの瓶。
 
 このシロップの成分が、今彼を余計に苦しめているなんて
 知りはしなかったけれど。

 
 プラチナが歩くたびに、シロップがちゃぽんと揺れる。
 心なしかプラチナのもじもじとした仕草も
 次第に強くなっていっているように見えて、
 周りに並ぶ食材へ送る視線は
 いつしかプラチナの仕草へと縫い留められていた。 ]
 
 わ……
 お会計って、こんな風に並ぶんですね。
 
[ 大きな店の会計は、多くの客で雑多に混雑していた。
 一応それらしい列が形成できているのは、
 この町の治安の良さの現れだろうか。 ]
(?54) 2024/02/07(Wed) 15:56:59

【恋】 テレベルム

[ 長い列に並びながら、
 少しずつ前に進んで行く。
 列の進みは遅々としていて、
 自然とプラチナの不自然な仕草にも気を配りやすくなった。
 
 ようやく会計を終える頃には、
 店に入ってからかなりの時間が経ってしまっていて。
 食材が入った袋を抱えながら、
 二人そろってほっと溜息をついた。 ]
 
 
 …プラチナ?
 
 
[ 僕の隣、何か言いたげなプラチナが
 そわそわと何かを考える様子に首を傾げる。
 どこか行きたい場所があるのだろうか、と思った矢先
 荷物を持ってほしいと言われてこくりと頷けば。 ]
 
 
 ……えっ
 
ほ、ほんとにもう……

 
[ トイレ行ってくる、とプラチナの口から告げられて、
 ”そうであったらいいのに”と思っていたわりに
 本当にそうであると確信もなかった僕は、
 ついポロリとそんな事を零して口を噤んだ。 ]
(?55) 2024/02/07(Wed) 15:58:08

【恋】 テレベルム

[ あわてて何でもない、という風に首を振って
 プラチナの持つ荷物も預かっておいた。 ]
 

 わ、わかりました……
 じゃあ僕、ここで待ってますね。
 

[ ほんの少し顔を赤くしながらも、
 子供のテレベルムはここでプラチナを引き留める事はしない。
 そんな意地悪はしてはいけないと思っていたし、
 もしかしたらさっき全部出ていなかったのかもしれない、
 とも思って。
 
 プラチナがトイレを探すその背を、
 壁の端に立って見送るだろう。 ]
(?56) 2024/02/07(Wed) 15:58:30

【恋】 テレベルム

[ これだけ混んだ店内。
 プラチナが向かう人用トイレは当然のように混雑して
 列を作っているだろう。
 
 僕は荷物を両手で抱え、
 一人ぽつんと壁際でプラチナの帰りを待っていた。
 
 道行く人々が、たまに僕の方をちらと見る。
 そのたびに僕は視線を逸らし、
 なるべく視界に入らないようその場にしゃがみこんだ。 ]
 
 
 (……プラチナ、早く帰ってきて……)
 
[ 知らない人がいっぱいの場所。
 初めて訪れる知らない街。
 
 一人でプラチナを待つ時間、だんだんと心細くなる。 ]
(?57) 2024/02/07(Wed) 15:58:58

【恋】 テレベルム

[ そして、少しばかりの時間が流れ。

 不安でいっぱいのテレベルムを見つけた店員が、
 声をかけるべく此方に歩み寄ってきた。 ]
 
 『君、大丈夫?一人?親御さんは?』
 
[ 大柄の亜人が、心配そうに僕を見る。

 プラチナとしかまだ話したことのない僕は、
 知らない人に話しかけられた、という事実だけで
 びくりと肩を揺らし固まってしまった。
 
 キョロキョロとプラチナが帰ってきてないか探すものの、
 彼の姿はまだそこにはなく。
 
 はくはくと口を開き、言葉を返すことができない僕に
 店員さんは困った顔をしてから
 何かをほかの店員に伝えていた。 ]
(?58) 2024/02/07(Wed) 15:59:17

【恋】 テレベルム

[ 暫くして、何も言えずにおびえて蹲る僕に聞こえてきたのは。
 ほかの店員が小道具片手に店内に呼びかける、

 『迷子のお知らせです。肌が褐色で銀の長い髪の…』
 
 という大きな声だった。 ]
(?59) 2024/02/07(Wed) 15:59:38

【独】 テレベルム

 
[ それはきっと、漸くトイレにありつける直前の
 プラチナの耳にも届く事だろう。** ]
 
(-38) 2024/02/07(Wed) 16:00:12

【独】 テレベルム

/*
たまらんすぎる…………
これが見たかった……ってものをを見れて今逆に呆然としてしまっている

ありがとう……天を仰いでいます……
(-44) 2024/02/07(Wed) 19:03:18

【恋】 テレベルム

[ 大人たちに囲まれて、僕は完全にパニックに陥っていた。
 
 だって、プラチナ以外の人と話すのも初めてなら
 自分の親ですらろくに顔も見たことがなくて
 こんな風に接すること自体はじめてで。
 
 どう話したらいいのか、この人たちは悪い人ではないのか。
 それすら判断ができずに、ただ涙目でその場で小さくなって
 荷物を抱えていた。
 
 そんな僕を放っておくわけにもいかないらしい店員は、
 なかなか僕から離れてくれない。
 
 一人にさえしてくれれば、
 じっと待ってることもできるのに。 ]
 
 ぁ…… ッ、う
 
[ 名前は言える?だとか
 いくつ?だとか
 言われても答えていいのかすらわからずに
 ただプラチナが迎えに来てくれるのを
 ふるえて待っていれば。 ]
(?66) 2024/02/07(Wed) 19:05:55

【恋】 テレベルム

 
 
 …………!!
 
 
[ 僕を囲む大人たちに割って入るように、
 聞きなれた声が聞こえてぱっと顔を上げた。 ]
 
 プラチナ……
 
[ 店員たちは安堵して僕を引き渡す。
 
 どこか言葉少ななプラチナは、
 一人で留守番すらできない僕を怒っているのだろうか。
 
 ぎゅうっと荷物を抱きしめ、眉尻を下げた。 ]
 
 
 すみませんプラチナ…
 僕、じっと待ってたんです。
 で、でも急に話しかけられて
 どうしたらいいのかわからなくなって…
 
[ 半泣きの顔は、大人たちへの恐怖からくるもの。
 プラチナを見て安堵すれば、少しずつ表情は和らぎ
 緊張も薄くなっていく。 ]
(?67) 2024/02/07(Wed) 19:06:18

【恋】 テレベルム

 
 
 迷惑かけてごめんなさい…
 プラチナは……
 
[ トイレには行けましたか、と聞こうとして。
 
 そこで漸く僕は、くねくねと左右に揺れる腰に気づいた。
 おしっこを我慢してる人特有の、
 プラチナの余裕のない表情にも。 ]
 
 
 ……っ
 
[ プラチナは、自分のトイレよりも優先して
 僕のもとへ駆けつけてくれたのだ。
 
 申し訳なさと同時に浮かぶのは、
 そんなプラチナへの安心感と嬉しさで。 ]
(?68) 2024/02/07(Wed) 19:06:39

【恋】 テレベルム

[ ぎゅっとプラチナの手を握る。
 
 プラチナが来た方の道を覗き込むと、
 トイレらしき場所に並ぶ長蛇の列が見えて。
 
 そろりとプラチナの体を見てから、
 どうしようとその顔を見上げた。 ]
 
 
 プラチナ…帰りますか?
 
[ もう一度トイレに行くというのなら、
 できれば一緒に並ばせて欲しい。
 
 けれどあの列だ。
 帰りがてらほかのトイレを探す選択肢も、
 一応あるだろうか。 ]
(?69) 2024/02/07(Wed) 19:06:56

【恋】 テレベルム

 
 
 い、家に帰れば
 えっと……… トイレは壊れてるけど…
 
また…お風呂……とか…

 
 
[ それこそ先ほどあの魚が見せてくれたように。
 また風呂場をトイレ代わりにする事もできるかもしれないが。
 
 気づけば、心配は徐々に期待に色を変える。
 ちらちらとプラチナを見る視線は、
 くねくねと揺れる腰ばかりに向けられて。
 
 店を出てしまおうと、寒空の広がる入口の方へ
 プラチナの手を引いてみようか。**]
(?70) 2024/02/07(Wed) 19:07:19

【恋】 テレベルム

 
 (どうして僕は、
  こんなにプラチナがトイレを我慢しているのに
  ドキドキしてるんだろう……。)

[ 店員からプラチナへと引き渡され、
 食料品店の中でプラチナの手を引きながら、
 僕はそんな事を考えてどきどきと胸を高鳴らせていた。
 
 プラチナの内心を見る事はできずとも、
 彼が何を望んでいたのかはすでに聞いているし
 隣で悩まし気に腰をくねらせるプラチナの仕草は
 徐々に露骨になって行く。]
 
 
 近場…
 そうですね… トイレ、探しましょうか。
 
[ 長蛇の列の先にある、彼が行けるはずだったトイレ。
 
 プラチナをわざと遠ざけてしまう心算で、
 寒空の下へとプラチナを連れて出よう。 ]
(?74) 2024/02/07(Wed) 21:37:17

【恋】 テレベルム

[ 大通りに出る頃には、
 先程の半泣きだった気持ちもどこへやら
 どこか高揚した気分でプラチナの隣を歩いていた。
 
 様々な種族が行き交う大通りは、
 ぽつりぽつりと公衆トイレらしきものは見えるけれど
 人が並んでいる場所は少ない。
 
 様々な亜人が
 気持ちよさそうにトイレから出てくるのを尻目に、
 僕とプラチナは入口の方に向かいつつ
 人用のトイレを探して歩いていく。 ]
 
 
 なかなか無いですね……。
 
 人のじゃないトイレならいっぱいあるのに…。
 プラチナ、人のじゃないとむずかしいですよね…。
 
[ 内心、見つからなければいいのにとも思いつつ
 むしろ人のものではないトイレばかりあるこの現状、
 プラチナがどういう反応するのかばかり気にしてしまう。 ]
(?75) 2024/02/07(Wed) 21:37:50

【恋】 テレベルム

[ そうして道を歩いてる最中、
 ふとトイレではないある物が目に入る。
 
 狭い路地裏。
 大型の犬を散歩させている人の姿。 ]
 
 
 プラチナ、あれ……
 
[ 僕が指をさしたと同時、
 大型の犬は路地裏のごみ箱めがけて
 思い切りおしっこをし始めた。
 
 ヂィーー……と響く水音と、
 ほかほかと上がっていく湯気。
 
 大型の犬だからか量も多く、
 なかなか途切れないそれに目を丸くして足を止めた。 ]
(?76) 2024/02/07(Wed) 21:38:52

【恋】 テレベルム

[ テレベルムは知らなかった。
 人に飼われている動物でも、
 外でおしっこをさせる事があるということを。
 
 それは彼らが人ではないものだからで、
 人は決してそうしないのだということを。
 
 じっと路地裏の光景を見つめたあと、
 大型犬がその場を立ち去るのを見届けて、
 代わりにそちらへとプラチナの手を引いた。

 ほかほかと湯気が立つごみ箱と路地裏の壁の間を見て、
 きょとりとプラチナを見上げる。 ]
 
 …
 プラチナ、おしっこ…しますか?
 
[ そこならばしてもよいのだと学んだテレベルムは、
 路地裏の壁を指さした。 ]
(?77) 2024/02/07(Wed) 21:40:10

【恋】 テレベルム

[ 実際問題、
 ここまで人間用の使えそうなトイレは見つかっていない。
 
 あとはどこでするかという話にもなる上に、
 さらに言えばこの路地裏は
 物陰に隠れてしまえば大通りからはバレないだろう。
 もしもここでおしっこをしたとして、
 先ほどの犬の跡があるせいで人のものだとバレる事もない。
 
 あまりにも都合がいい。
 
 状況だけで言えば都合がいい癖に、
 都合がいいのは本当に”状況だけ”だ。
 大人としての尊厳も、矜持も
 何もかも置き去りにするような提案。

 けれど、言っている当の本人は本当に悪気なく
 そういうものなのだろうと首傾げ。
 
 ここでしないのなら、更に奥まで連れて行こうと
 僕はプラチナを見つめた。** ]
(?78) 2024/02/07(Wed) 21:42:40
 




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