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【赤】 鬼の子 千「ねえ紅鉄坊様、わたし好きな人が出来たの。 向日葵より綺麗な御髪の、異人さんよ。 お父様に会う為に、村に来たんですって」 [ある日初めて、逃げるでも苦しみを語るでもなく幸せそうな笑顔で鬼の元へやって来ることとなる。 道で足を挫いた女を、海の向こうからやって来た異国の商人である男が助けてくれたのだという。 彼の目的が父親だったこともあり、二人は何度も顔を合わせ語らう機会があった。自立を望む女の想いを理解し、外の世界について沢山の面白い話を聞かせてくれた。 幼子のようにはしゃぎ語るその頬は赤らんでいた。] (*17) 2021/06/22(Tue) 9:03:02 |
【赤】 鬼の子 千「わたしを連れて行ってくれるって 一緒に船に乗って、彼の祖国に行こうって」 「あの花がまた咲く頃に、迎えに来てくれるのよ」 「ええきっと、国を渡るのはとても大変なことだわ それでもわたし、理由を探して諦めたくない。 あの方となら、頑張れる気がするの」 [だからその時は──……と女は願う。 鬼にも立場がある、あの約束を結んだことも知っている。 それでも、愛する人と山を越える為には彼を頼る以外には無かった。] (*18) 2021/06/22(Tue) 9:03:54 |
【赤】 鬼の子 千「紅鉄坊様、今のあなたは自由?」 [故に、最後に向けた問い掛けには鬼に向ける想いが乗る。 全てが上手く行けば人間が訪ねてくることも無くなり、これからも独り役目を果たし続けることになるだろう彼は それについて納得しているのだろうか、それが彼の幸せなのだろうかと。 その後、身重になった女は家族に問い詰められ、子を守る為に説得して懸命に手を尽くしながら愛した男を待った。 ──男は、帰ってこなかった。 さとは出産に耐え切れず、もし村の者に鬼が問えば彼女は赤子と共に死んだと伝えられる。*] (*19) 2021/06/22(Tue) 9:04:13 |
【独】 鬼の子 千/* 出してるところでもまだのところでも天狗組との設定被りが多くて申し訳ない気持ち…… ソロはプロット事前に持ってこないと書ききれる気がしないからパクったわけではないのです (-82) 2021/06/22(Tue) 9:32:47 |
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