人狼物語 三日月国


77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】

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【赤】 鬼の子 千




「鬼の子がのうのうと生き延びて、
 何故うちの娘達が死ななければならなかった!」


[その腕を男が掴み剥がし、床へと引き倒す。

最早千に出来るのは、呻き叫びながら罠に掛かった獣より惨めに無意味に身を捩り続けることしかない。

そこからはされるがままに、激情を吐き出され引き裂かれてゆくばかりだった。]
(*10) 2021/07/01(Thu) 1:59:52

【赤】 鬼の子 千



[やがて声すら潰えてゆく。
陸に上げられた魚のように振り下ろされる大鉈の動きに重なり身体を跳ねるばかりの、獲物。

獲ってきた獣を見て喜んでくれた記憶が過ぎったのは、走馬灯なのだろうか。
紅鉄坊との日々は、やはり鬼の子なぞには過ぎた幸せだったのだろうか。
こんなことになるなら、やはり喰らわれたら良かったのだろうか。

男の憎悪の叫びも与えられる痛みも、今は遠い。]
(*11) 2021/07/01(Thu) 2:00:05

【秘】 鬼の子 千 → 鬼 紅鉄坊



  
俺の命は婆さんのように長くは保たないだろう
 あんたはいずれまた違う人間を迎えるのだろう
 その意思に関わらず、古の約束に基づいて

 分かっている、分かっているから聞かなかった
 優しいあんたを困らせないように
 いつか来る時に寂しさを誰かが忘れさせてくれるように

 それでも……
(-128) 2021/07/01(Thu) 2:00:36

【秘】 鬼の子 千 → 鬼 紅鉄坊




 
せめてもっと一緒に、最期まで生きたかった
(-129) 2021/07/01(Thu) 2:00:53

【赤】 鬼の子 千

[鬼子の残る左目から流れた涙は、すぐに紅に混ざって分からなくなった。]
(*12) 2021/07/01(Thu) 2:01:05

【赤】 鬼の子 千



[がらりと色彩を変えた空間、動く者は何処にもあらず

誰もいなくなった部屋で虚しく音を立てる火鉢の熱は、開かれたままの戸から吹き込む風で意味を成していない。

横たわり、その寒さに晒されている男の上下する胸の動きは眠りの最中よりずっと微かなもの。
老人のような白髪は身体や部屋と同じく斑に紅で汚れ、乾き始めている。

命がかき消えるまで、残る時間はもう僅かだろう。*]
(*13) 2021/07/01(Thu) 2:01:36

【独】 鬼の子 千

/*
褒められた直後にこんなものを落としてしまった
ずっと書いていたから、後から気づいた……

うん、うちはうちで天狗組とは方向性が違うけど殺伐する予定だったんだ
(-130) 2021/07/01(Thu) 2:08:59

【独】 鬼の子 千

/*
お疲れでしょうに、こんな時間まで書いていらっしゃったのですね。どうぞゆっくり休んで下さい。

水分組が可愛いのは多分両方心が清らかだからだと今思い至りました。秘話の差分の使い方が最高過ぎる。
幸せになってほしい……**
(-133) 2021/07/01(Thu) 2:48:19

【赤】 鬼の子 千


[鬼の行ったことは、花嫁の死を前に冷静さを失ったとしか言えないもの

だがその行為は確かに、直ぐ途絶える筈だった呼吸を繋いだ。
されるがまま流し込まれている内にその音は大きくなり、やがて噎せ、吐き出す動作を挟むようになる。
しかし厭がるような素振りは無く、苦しみながら自ら喉を鳴らして取り込んでいった。

狂気的な救命が続き、外がすっかりと宵闇に閉ざされた頃
残された片目がゆっくりと開き、目前の男とよく似た彩りを晒す。]
(*23) 2021/07/02(Fri) 2:32:15

【赤】 ? 千



[そして相手を退けるように起き上がり、素早く距離を取る。

汚れた床に両の腕をつき、膝をついたまま腰を軽く上げたような姿勢
荒い呼吸音を響かせながら睨みつける姿は、領域を侵された獣に似ている。

獣じみたその者は紅鉄坊に飛び掛かり、太い手首を掴んで引き倒そうとした。
もし体躯の差でそれが叶わなくとも、糧を求める本能は血を流す部位だけは離さないだろう。]
(*24) 2021/07/02(Fri) 2:32:43

【赤】 ? 千

[地獄じみた血潮の世界、
        最早此処には鬼しかおらぬ。

浄土へ旅立つ人の子留めるならば、
        同じ道へと堕とすしかない。]
(*25) 2021/07/02(Fri) 2:33:08

【赤】 吸血鬼 千


[血に塗れた、死装束に似た白い着物姿に、乾いた紅がこびりついた幽鬼のような色の顔。
手首に食らい付く勢いで命を啜り上げる白髪の男。

一体どちらが鬼なのか分かったものではない光景。いや、もう既にどちらも鬼なのだ。
なり方が特殊だった故か肉は全く喰らおうとしないが、似た存在と化したことに変わりはないだろう。

理性に欠いた獣の如く果てた存在を、紅鉄坊がどう扱っても
やがて肩の動きは安定し、瞳に知性の光が宿る。
いつの間にか新しい血は流れなくなり、着物の下で全ての傷が塞がっていた。]
(*26) 2021/07/02(Fri) 2:33:40

【赤】 吸血鬼 千



 ……紅鉄様、俺は

[紅い左目が困惑を宿し、紅鉄坊を見上げる。
覚えているのは死に瀕し力なく目を閉じるまでの出来事。少なくとも、今は。

半分になった視界に未だ慣れないのか、目元に触れたりあちこちに目線を滑らせた。
惨い傷を目にし痛ましげに表情を歪めて、許されるなら腕を取り掌に頬を擦り寄せる。

労るように、許しを乞うように、──再会を喜ぶように。*]
(*27) 2021/07/02(Fri) 2:34:01

【秘】 鬼 紅鉄坊 → 吸血鬼 千



愛している
全て捨てて、共に旅立とう


       ────二人で自由になろう

[自分を取り戻した日、いつか伝えると決めた言葉を告げた。

予定より早くなったが、今こそその時。
奪われかけた命を、二度と喪わぬ為に。 ]**
(-165) 2021/07/02(Fri) 2:37:14

【独】 吸血鬼 千

/*
マジで天狗組との被りが多すぎるのであのまま死ぬのも良いのかもと思ってたのですが
類似点があっても展開の方向性が逆だし、二人の紅い隻眼が左右対称になるのが良いな〜というのがチップと窓の選択動機だったのでやってしまいました。

眠いので、落とすだけ落として今夜はこのまま失礼を……
最終日も無理なく皆様相方様とお楽しみください**
(-166) 2021/07/02(Fri) 2:39:41

【独】 吸血鬼 千

/*
ちょっと連投はいりまーす
(-208) 2021/07/02(Fri) 23:05:18

【人】      千








──二〇██年六月 ██県██市█町 歴史資料館
            
          
            
或る夜間巡視警備員の独白
(102) 2021/07/02(Fri) 23:05:44

【人】      千



 温暖化による異常気象で、六月から蒸し暑い日々が続いていた。
 すっかり初夏といっていい有り様であるのに、
 梅雨は忘れることなくやって来るのだから、うんざりする。

 今日も夕方まで降り続いていた雨の名残か、 
 高い湿度が生暖かい嫌な空気を屋内に漂わせていた。

 着込んだ制服が温度に釣り合っておらず、額に汗が滲むのが分かる。
 暦上は夏本番は未だ遠い現状、とっくに閉館時間を迎えた夜
 冷房の使用が許されるのは休憩室だけだ。

 節電という掲げられた名目はあるものの、
 実のところ、雇われの厳しさを感じるばかり。
 少しばかり人付き合いが不得意な身には有り難い仕事であったが、
 特にこの季節はあまり快いとは言えなかった。
(103) 2021/07/02(Fri) 23:05:58

【人】      千



 どこぞの酔狂な金持ちの寄付によって、
 ここ数年の内に建て替えられたというこの建物は

 規模と需要に反した、真新しく清潔な内装が目を引く
 まさしく金の無駄遣いであると、
 望んで働いているわけではない一般庶民には思えてならないが

 無駄に大きな窓から差し込む月の光に関しては、
 巡回中いつも有り難く感じていた。

 夜の資料館は不気味に思えてならない。

 今の時代を生きる存在は自分一人きり、
 犇めく過去が黙して暗がりからこちらを見ている。
 そこには独特の居心地の悪さがあった。

 中にはきな臭く鬱蒼としたものも収められていて、
 そんなものを置いているからいつでも客足が少ないのではと
 思えてならないが、当然口を出せる立場でもない。
(104) 2021/07/02(Fri) 23:06:11

【人】      千



 一人分の靴音だけが、反響し静かな空間に響く
 丁度この先にあるコーナーが、きな臭い展示物のある場所だった。

 不気味であっても、怖いと感じているわけじゃない。

 自分は既に親に結婚を急かされる年齢の男で、
 真夜中に展示物が動き出し警備員を巻き込み騒動を起こすのは
 映画やゲームの話でしかないのだから。


 何も起きやしない。いつもと変わらず時間が過ぎ、帰宅する。


 その筈なのに────

 あるわけがない風の流れを、温い空気の中確かに感じた。
(105) 2021/07/02(Fri) 23:06:25

【赤】      千

「なあ、今でも覚えているのかい?」
(*32) 2021/07/02(Fri) 23:06:39

【人】      千


「いーや、怪しくはあるだろうこの状況
 でも俺達はただ、里帰りしているだけだぜ。
                 だが、ああ……あんた」
(112) 2021/07/02(Fri) 23:10:03

【人】      千




 歪む笑みを浮かべる口から、牙が覗いた。
(113) 2021/07/02(Fri) 23:11:18

【人】 異形 千



「視えるんだなァ?可哀想になァ?
        はは……、────
ひひひひっ!
(114) 2021/07/02(Fri) 23:11:37

【人】      千




 不気味な笑いを耳にしながら、意識が遠のいていく。
(115) 2021/07/02(Fri) 23:12:02

【人】      千

 

 




 
(116) 2021/07/02(Fri) 23:12:48

【人】      千



 どうやら気絶していたらしい。

 すっかり静けさを取り戻している空間。
 不審者も恐ろしい異形も、何処にもいない。

 ふらつきながら窓に近づき、外を見下ろしても

 その先、資料館の傍らで咲き誇る純白の梔子が見えて、
 芳しい香りが風に乗り届くばかりだった。

 湿度の高い夜、あれはよく香るから────
(117) 2021/07/02(Fri) 23:13:10

【置】      千




 彼らが見ていたのは、透明なケースに収められた石版。

 かつて山の中に存在した、文化の発展も届かない閉鎖的な村は

 災害や疫病を人々を呪う鬼の所業とし、
 鎮める為に花嫁と称して贄を出していたという。
 それも恐ろしい程長い年月、定期的に。

 生け贄とされた村娘たちの名前が、
 何者かにより代々記録されていたという品が、それだ。

 科学が人間の妄想を払い切れなかった時代
 数多の血を流させてしまった、悍ましい集団妄想。

 その筈だ。そうであるべきだ。それ以外には可能性は無い

 だが、これでは
(L0) 2021/07/02(Fri) 23:13:49
公開: 2021/07/02(Fri) 23:15:00

【人】 吸血鬼 千




 まるで、本当に────
(118) 2021/07/02(Fri) 23:14:26

【独】 吸血鬼 千

/*
演出都合上の短い文での連投失礼。

ちょっと色々してから、灰に反応しようかな
(-211) 2021/07/02(Fri) 23:18:32
 




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