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【見】 天狼の子 夜長>>131>>135>>153>>164 百千鳥 鬼走 「モモチさん、ありがとう。雅也さんも」 一匹しかいないのに、バケツが窮屈そうなくらいの大物。触れられるほどこんなに近くに、こんなに大きい魚が動いているのを見るのは、夜長ははじめてだ。 「釣れました」 釣れました(やった〜、くらいの意)。一人で出来なかったとは本当に思うので、はじめての釣果でも百千鳥が一番に食べることには全く不満はない。こくり、頷いていた。 「片付けたら、彰良さん達の所に行ってくる」 村に帰った面々が戻って来たのが見える。聞いていたよりもかなり大荷物だ。釣り具を片付けてから戻っても手伝うことはありそう。 (@7) 2021/08/12(Thu) 11:51:18 |
夜長は、御山洗に釣果を見せ、改めて礼を言った。「ありがとう」 (t10) 2021/08/12(Thu) 20:08:09 |
夜長は、チヌが焼けるのを見ていた。 (t11) 2021/08/12(Thu) 20:08:29 |
夜長は、焼けた頃に百千鳥を呼んだ。彼が食べてから、自分ももらった。 (t12) 2021/08/12(Thu) 20:12:02 |
夜長は、釣れたことがうれしかった。あとは、他の人にもおいしくたべてもらっただろう。 (t13) 2021/08/12(Thu) 20:14:08 |
夜長は、こんなたのしい場に、雪子がいないことが不思議で仕方ない。本当にどこにいるのだろう……。 (t15) 2021/08/12(Thu) 20:19:10 |
夜長は、百千鳥に魚をわけてあげた。おかわりどうぞ。 (t16) 2021/08/12(Thu) 20:35:37 |
夜長は、こくり、頷いて。それから、おいしそうに色んなものを食べる百千鳥を見ていた。 (t17) 2021/08/12(Thu) 20:48:42 |
【見】 天狼の子 夜長 感情に素直に、色んなことを表現する百千鳥は、夜長に雪子のことを思い起こさせた。彼女はこの場にいられないことよりも、そんなに秘密基地にいることの方が大事なのだろうか。そうかもしれないというだけで、そうとも限らないのだが。 ありえないと思っていたが、もしかすると彼女に"何か"があったのだろうかと不安になる。しかし、その不安はすぐに霧散した。ここで彼女が出てくるくらいなら、晴くん達は最初から置いていかれていない。彼女ひとりだけが帰ってくる理由の方がないはずなのだ。去年と違って。 (@8) 2021/08/12(Thu) 20:54:21 |
夜長は、物思いに耽るどころではなくなった。人が流れてきたし人が倒れた。 (t18) 2021/08/12(Thu) 20:54:50 |
夜長は、人の世話をする鬼走を手伝っていた。 (t19) 2021/08/12(Thu) 20:59:40 |
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