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【神】 不運 フカワ>>G18 >>G17 >>G16 ハナサキ 「一緒にやりたいことを、 やろうとしないとわからない。 傍に居て、隣に居ないとはじまらない」 当たり前、だったそうです。 それでも、この不条理な世の中で麻痺をしていた感覚でした。 「 ただ漠然と 生きて居て欲しい。その先が明るいものになって欲しい。 具体例なんて、語れなくないですか。 まだ、二回目にも怯える事になりますし。 ここで臓器提供者になることを、 一番近い気持ちで受け入れていたのはハナサキさん、のよう……だったから」 「……だから、ええと、ああ、その。 わかってる、つもりです。その上で……聞きましたね……君の選択を」 (G19) 2022/03/10(Thu) 15:53:43 |
【独】 不運 フカワこの温もりが、嬉しかった。 雛鳥が甘えに来てくれてそれを、すべて自分のものにできたような。 震えてなにもできない鳥が噛みつける相手が自分だけだったような。 それはすべて愛情と言う名の、ナニカで。 支配や、憐愍や、……君たち個人に対しての慈しみなんて一切なかった。 きっと、きっと、そうだ。そう思うことにした。 甘いチョコレートを溶かしたような、盲目なままの世界に溺れて"幸せ"になる。 それはまるで奇跡みたいな話に。 …… ひどく吐き気がしたのだから。 ああ、嫌いだ。 奇跡なんて言葉も、希望も、幸運も、不幸だって言葉も嫌いだ。 (-59) 2022/03/11(Fri) 0:20:14 |
【神】 不運 フカワ「ありがとう、ございます」 そのとなりにいる姿を考えたことがありました。 優しく甘やかして、どこへでもつれていってあげるんです。 「それでも」 甘い言葉だけが口から零れ出す。 傷付けたくないと思うこの心が、 ただの偽善ではないことを教えてくれたのは君でした。 綺麗なものばかりみて、幸せを幻想して、狭い世界に閉じ込めて愛で続けたい、そんな俺がそこにいたんです。 「……また待たせますね、少なくとも年単位です。 それまで、"お元気で"」 アクタさんと、エノくんは一緒に居るのだろうか。 わからない、少し寂しく感じて、それでも。 それがきっといいんだろうなって、他人事。 「楽しかったです、 理解者ごっこ」 一瞬でも理解されてみようと。 そんな気にさせるほど、"君"は魅力的でした。 そう、思うことにしたんです。 (G23) 2022/03/11(Fri) 0:34:24 |
【秘】 不運 フカワ → 普通 ナツメ「あ、」 その姿をつい、最後まで目でおってしまって。 「いて」 こつん、とぶつかる空席のブランコ。 鎖をつかんで、制止させてからため息をついて。 向かう場所は、決まっていた。 「傷になってませんか?」 ひょい、とあなたを抱えて寮の方へと足を向ける。 「格好よかったですね。 俺とはちがって、なんか綺麗でした」 「……俺も後で飛んでみようかな」 「うまく着地できるのを応援してください。 「今の姿、彼に見せられないのは残念だけど、 後で自慢しておきますね」 そう言いながら、痛みはなくと運び続けて数分。 治療は必要ないだろう。 だがなんとなく、気にかったのかその手を伸ばす。 (-60) 2022/03/11(Fri) 4:52:02 |
【人】 不運 フカワ>>15 ツルギ もう少し、知りたいと思ったが。 これでも十分だろう。最悪、その死の向こう側の世界まで彼らは共にいる、何となくそう思ったから。 そこがどこであろうとも、関係ないことはそうであった。 「旅行の計画…バッチリ、ですね。 そんなについてきてほしい、という気持ちは、 お気に入りっていうやつではあるんでしょう」 生きながら、いきたい場所。『さぞやそれは美しい景色なのだろう』、そんなことを考えながら背中を見つめた。 「俺からすれば仲良し、で、恋人や家族よりも…… 本当に信頼ができたら嬉しい人、で、 裏切ってほしくない人、……みたいな」 「いつかそのときが来たら、……"うまくいったか"。 俺にも聞かせてください。 聞いてみたかったんです、 その理解の先を、他の人の口から。 楽しみにしていますね、ツルギさん」 声は比較的楽しそうに、愉快そうに。 君の前では素直になんでも言えた男は、そのまま見送っただろう。 (16) 2022/03/11(Fri) 12:17:32 |
【独】 不運 フカワ『目を逸らそうとしていませんか』 はじめて君を生かそうとした時は 君という人を理解したかったから。 けれどこんな場所や期間で満足がいくほど、 出来るものじゃなかった。 君がどうせ死んでしまうから、 会話や、何かで埋まるものじゃなくて。 だから。 した。 君の経験を、心を、感情を理解する近道を選んだ。 ねえ、俺は間違っていましたか。 (-79) 2022/03/11(Fri) 19:14:11 |
【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズVR空間からもう時期出なければいけない時間。 奏でられる音楽に耳を傾けて目を閉じたり。 未来を望む会話を思い出したり、ああ、そういえば、と。 埋めも、燃やせもしなかったその死んだヒトを見やる。 居ることを疑っておらず、居ることを信用しきっていない君を。 「……掃守さん。 45メートル以上の高さがある建物 って。どこが思い浮かびますか」 (-80) 2022/03/11(Fri) 19:17:35 |
【秘】 の名残 カミクズ → 不運 フカワ「────、……」 ただ静かで安穏としていて、特有の物寂しさに満ちた空気の中。 乾いて、濁った音。 いと深き眠りを拒んだ、夢見る死者が言葉を紡ぐ為の一呼吸。 「……45メートル…マンション…? ああえっと、10階建て以上の…15階以上?…」 唐突な問い掛けに、寝起きじみてもたくさと答えを返すのは 今や存在を疑う事は難しく、けれど居るとも証明できないもの。 微睡みの中にしか確たる形を保てない、夢の名残のようなもの。 「…もういくんですか?」 自らも問いを一つ投げ返し、死者は緩慢に身体を起こした。 (-99) 2022/03/11(Fri) 22:11:10 |
【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ「俺と同じ答え出しますね。 規定通りの建築であればそうらしいです」 「……、マンションの屋上でいいか」 独り言を呟きながら目を閉じて思い浮かべる。 正しく、精密に、部屋のなかは空っぽのまま。 中には誰も存在していない、空虚な建物。 それが目の前にゆっくり建設されていく。 「飽きまし……あー……飽きた? 勝手に待っていたから、謝らないけど。 話しかけてあげなかったのはごめん」 敬語は、他人にはそうするべきと学んだから。 親にも、家族にも、みんなこうで。 ただ自分一人のときは、"仲の好い人"の前では、 崩そうと意識をしようとしていた。 「掃守さんは、俺がこのままログアウトするのを見送ってくれる?」 (-103) 2022/03/11(Fri) 22:49:20 |
【秘】 の名残 カミクズ → 不運 フカワきっとこれは、住居としての役目は果たさないのだろうな、と。 がらんどうの建物を、一度見上げて。 「ひどい人」 それから、あなたの方を見て笑った。 物憂げで、陰鬱で、淋しげで、でもそれだけではないような。 「僕がいやだって言っても、きみがログアウトすれば勝ち逃げ。 わかってて言ってるでしょ」 複雑な笑みで、複雑な声色で、でも気心知れた仲のように。 わかっていなかったら、それはなんか、もっとひどいな。 なんとなくそんなふうに思う。 「一人勝ちなんてされたら、僕はきっとがっかりするよ」 「きみがいつか、僕が勝手に死んだら悲しくなるって そう言ったのと、多分だいたい同じ感じの気持ちなのかも」 まったく同一なんて思ってはいないからそんな言い方をする。 自分の気持ちは自分の気持ちで、きみの気持ちはきみの気持ちだ。 本人以外にできるのは、それを最大限汲み取ろうとする努力だけ。 「待っていたのも、きみと一緒に死にたいって言ったのも。 僕が勝手に期待していただけだから、いいけど。 きみが悪いわけじゃないってわかってるけど、でも」 「それでもやっぱり、僕はがっかりするんだよな」 (-105) 2022/03/11(Fri) 23:54:21 |
【秘】 の名残 カミクズ → 不運 フカワ「うん、だから言うよ、身勝手な我儘でも」 不意に、すとん、と重たい笑みは抜け落ちて。 「一人で救われるなんて、羨ましい」 きみにいつか言われた言葉。 そっくりそのままの、意趣返し。 「やめてくれないかな、そういうの」 あるかもしれない未来へと手を引いて行くような。 今よりほんの少しでも明るい明日を夢見させるような。 そんな都合の良い言葉をくれる生者達とは対極の存在。 同じ夢ならば、覚めない夢だっていいでしょう。 「やっとわかったところなんだよ。 僕はただ、きみが自分の手の届かない所へいくのが嫌だった。 僕の手の届かない所で、僕にはどうする事もできないものに これ以上きみが傷付けられるのは我慢ならなかった。 優しくない世界にこれ以上きみをくれてやるのがいやだった。 それは物質的なものじゃなくて、謂わば精神的な意味で」 「だからもう、ここで終わりにしよう」 「一緒に死のう、邦幸さん。 誰の手も届かない所で、今度こそ、一緒に。」 誰にも頁が捲られないなら、幸福にも不幸にもならないでしょう。 (-106) 2022/03/11(Fri) 23:56:35 |
【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ「はい、わかってて、言いました」 似つかわしくない笑みを浮かべて建物へと入っていく。 影は一つで、足音も一つ。 少し高級なイメージをしたエレベーターのボタンを押して、 外の景色を眺めながら上がっていく。 「がっかり、か。そっか。 同じ気持ちになってくれた、変な気分だな。 俺は、同じ気持ちになってくれる人……欲しく、なかったし」 「でも今は、……あの時の、閉じ込めたくなった気持ち。 少しでもわかってくれたのかなって、感じて。] 嬉しく、なってる」 「幻滅されてもいい、って思ってる。 こんな口説き文句ありますか……? 覚めない夢をみようだなんて」 (-109) 2022/03/12(Sat) 1:39:47 |
【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ傍 に居るじゃないですか。君は。一緒に居るって言いましたよね。 信じていますよ、信じています。 ――一緒に居たかった? 君が 欲しかった。 君の 命が 欲しかった。君と、 「掃守さん…………」 友情でもない、恋情でもない、家族愛でもない、 他人に言われた、 "仲良く見えた" 、それを本物にしたかった。 全て後になって、自分が何をしたかったのか気付いて。 「俺もやっとわかった。自分のやりたいことが 自分のやりたいことじゃなかったって」 殺したかった気持ち と、傍に居たかった気持ち が溢れて、どうしようもなくなってしまった。 ――その上もう君への気持ち以外でも自分は埋められている。 (-110) 2022/03/12(Sat) 1:42:48 |
【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ「それでもやってしまったことを、後悔したくないです。 君の事を好きな気持ちも、君を殺したい気持ちも本物でした」 「君が、もう誰にも届かない場所に居るのが、嬉しいです」 「君が、隣に居ないのは寂しいです」 「幸か不幸か、は、……思うところがあるので、後にするとして」 「今君に手を伸ばそうとしていることが、感じたことが」 「これが、一緒になりたいってこと、だと、思う?」 「それを"理解してくれる"なら、 之からこの物語を一緒に終わりにしに行きましょう」 (-111) 2022/03/12(Sat) 1:50:31 |
【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ「わからないけど、わかるんですよ。 すぐに答えが出ないのは、思い返す時間がないだけです。 ハナサキさんは、わかりやすい人でしたから。 えっと、色々です、色々。 ああ、でも……助けられた、って感覚は、わからないです。 そう、ですね。ううん。 知れて良かった、と、君に感謝を伝えたい気持ちが。 一緒であるのなら、同じ、っていうことなんだと思います。 助けること、できるんですね。俺でも」 こればっかりは他人事で、それでも本能でわかるのは。 何も考えず、共通の話題で、似たような価値観で、同じ吊り橋を渡ったことを穏やかに話すことが。 二人にとって良い暇つぶしになりそうなことでした。 「君のこと、知りたいですよ。求めることに嘘はないです。 だけど、俺のことは知られたくはないです。 その上で、もし俺自身が君に" 知ってもらいたいと思えたなら" 、俺はそのとき、きっと"幸せ"なんでしょう、ね?」 (-112) 2022/03/12(Sat) 1:53:41 |
【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ「――それで、そっか。 ううん、そうか……そんなことを言われるとは。 思わなかった。"想像していなかった"」 「君は人の選択を連れて行ける勇気を、もうもっていたんでした」 私には気遣いしないでください。 できないのに無理に施されるくらいなら要らないです。 あなたがここでしたい事はなんですか? 「之は、誤算だな……どうしよう」 拒む理由が、命を託した業で塗りつぶされていく。 濁ったような、綺麗じゃない感情がようやく見えてきて。 困ったことにひどく好ましく思った。 全部くださいよ。 あなたが見ない振りしてる分からなくなった気持ちを ここで全部下ろしていけば──ええ、本当に綺麗になるかもしれません。 「俺、今の君の方が 好きですね……。 綺麗事言わないで、他人の顔色うかがわないで。 ……自分のやりたいことを。 ああ、ねえ、どうですか」 (-113) 2022/03/12(Sat) 1:56:56 |
【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ「結局、俺たち。 全然綺麗じゃないじゃないですか」 仕方ないな、と、砕けたようにその泣き顔に笑い返して、その汚い姿を抱き留め返した。 泣かないでと、言う言葉を告げようものならば、"面倒だから"という言葉がつきそうで、やっぱり黙ることにしたのだけれども。 「……ダメ元で聞くんですが。 選択って……何を、どうするのか聞いて良いですか……。 事情があってすぐにログアウトは出来ないんですよ」 (-114) 2022/03/12(Sat) 1:59:37 |
【秘】 の名残 カミクズ → 不運 フカワ「意地悪」 抗議の声と共に浮かべた笑みは自然なものだった。 死者は影を落とさない。死者の歩みは響かない。 けれど確かに傍に居て、それでも傍に居る事を証明できない。 ただ、生者にとって都合の良い夢にしては、随分と我儘なもの。 それが今ここにある夢の続きだった。 「…僕も、今はあの時殺しておけばよかったと思ってる。 多分、きみに触れられたらきみと似た事をしていたとも思う。 生かそうとしてるわけじゃないから、同じではないけど… 幻滅されても、ひどいわがままでも、そうしたいような事」 半ば独り言のように言葉を返しながら。 ぼんやりと灯るエレベーターのランプを見上げた。 最上階に辿り着いた時にはきっと、結末は決まっている。 そんな漠然とした予感があった。 「きみに死んで欲しくないのに、きみを殺したくて。 少しでも長く一緒に居たいのに、早く終わらせたくて。 きみと生きていたいのに、きみと死にたくて仕方ない」 二律背反、自己矛盾でいよいよおかしくなりそうだ。 これって死んだ事でおかしくなってしまったのかな。 或いは、案外本当は、自分ってそんな人間だったのかも。 自分でもわからないのだから、何れも定かではないのだけど。 (-115) 2022/03/12(Sat) 4:17:22 |
【秘】 の名残 カミクズ → 不運 フカワ「僕はあの時、手遅れなんかじゃないときみに言って」 滅多に人の言葉を否定しない自分が、否定を叩き付けた時の事。 「今も確かに何もかもが手遅れではなかったんだと思うんだ」 それがたとえ願望じみたものであったとしても、 ただ願望ばかりというわけでもないのだとは、思っていて。 「でも多分、今にして思えば。 手遅れではなくとも、そこから先がなかったんだろな」 「いつからかはわからないけど、なかったんだ、僕達には」 欲しかったものは拾っても、踏み出す先がなかった。 互いにそれぞれの理由で身動きが取れなくなってしまった。 優しくない世界に引かれた、優しさで舗装された道の先。 行き着いた先、どこまでも優しく残酷な袋小路がこの場所だった。 閉塞感とぬるま湯に満ちた水槽のようだった。 「だから、二人で終わらせに行こう。 また失敗するかもしれないし、それに もしかしたらすごく後悔したくなるかもしれないけど、でも。」 茫とランプを見上げていた視線を隣のきみへと戻して。 触れられずとも手を重ねて、 心よりの笑顔と共に未だ名付けられない想いを贈ろう。 「それでも、そうだとしても僕は、きみと一緒に居たいよ」 (-116) 2022/03/12(Sat) 4:20:37 |
【秘】 奇形 メイサイ → 不運 フカワ『ちょっとフカワ先輩??? 票の事内緒って言いましたよね!?』 『デリカシーとかないんか?』 終わり掛けだったけど、これだけは許せなかったのでとりあえずメッセージだけは送った。 返信来るかどうかは知らない。 (-134) 2022/03/12(Sat) 12:27:51 |
【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ「意地悪、……あれ。 俺はなんで、こんなに言い訳をして」 ふ、と、言葉がリフレインして。 よろけるように一歩二歩と、空に近づく景色へと近づいていく。 「俺は、だって、君のことが」 好きならば、じゃあ、つまり? 幸せに、してあげたかったんじゃないのか。 「君が、望んだから俺は一緒に」 彼の幸せを聞けばよかったのに、諦めたのは自分。 だから、もう、これは、全部俺のせいで。 「……なのに、なんで、君にまだ聞いて」 なんで許してくれる? なんで、一緒にまだいてくれるの。 俺と生きて、死んでほしいほど好きだから? どうして、そんなこと、何を言われても理解できなくて。 「……、あ、れ」 自己満足の近道の中、一番欲しかった人。 それなのに、それを手放してたうえで、 その命に首輪をつけたのは自分だった。 だから、こんなに。 (-136) 2022/03/12(Sat) 18:03:46 |
【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ「、」 既に壊れた心は戻らない。 「……たい、な」 同じ気持ちななどなれなくとも、 もう、瞳の色は同じだと思うから。 「……いたい、 たいよ」 もう、 連れていくね 「連れ去ってよ、掃守さん」 エレベーターは、何故か屋上へと直通でたどり着く。 こんなときもご都合主義で、俺たちは非現実を夢を見ている。 「失敗や後悔の先にも、君は傍に居るんだよな。 ずっと。居るんだ、ここに、そう。だから」 試すような真似をしてしまいました。 君がどれ程俺の事をみてくれているのか、好いてくれているのか。 それが聞きたくて、俺は、この問いをもうしゃべるわけもない死人に投げ掛けていたんでしょう。 殺してよかったんだ、俺達は救われている。 死ぬことが正しくて、それが求められた停滞になる。 これが良いことじゃないですか、って。 (-138) 2022/03/12(Sat) 18:23:23 |
【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズ邪魔な障害物を消して、柵も取っ払って。 縁まで来たところでようやく君と目があった。 何度か瞬きをしてから、どうしようもなく涙がこぼれそうになって、触れることのない手を伸ばした。 「君を背負うことから逃げていて、ごめん。 一緒にいようか。これからもずっと。 死んでも、離しません。 何処かにいかせません、君は俺のものです。 そして、……俺も。 ……運が良ければ、いつまでも変わらずに。 君のものに、なるんじゃあないですか」 なんとも、情けない言い方をするのは。 自分はとても不運だと知ってしまっているから。 そんな、死んだあとの君がどこにいくかすら、無駄なことを気にし始めてしまう前に。 深く、深呼吸をした。 (-139) 2022/03/12(Sat) 18:35:22 |
【独】 不運 フカワ高くそびえるマンションの屋上から見えたのは、もうじき夜明けの空。 バイクを走らせたその先で、みたかった景色。 なにもない世界の端で98uの海の海がチャンク擦れをおこした。 「誰かは願ったんだ」 「俺の幸運を、幸せな物語を」 「それを無駄にするほど、 できた大人じゃあ、ないんだよ」 「君は、願う? 俺の幸運を」 観客は"君"。 台本なんてない。 すべてがアドリブの人生の最後の一ページに、男は筆をいれた。 (-140) 2022/03/12(Sat) 18:40:22 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「助けられましたよ。 今ここに立って話しているのが何よりの証拠です。 ……まだ駄目なんですか? 誰かを気に掛けるなら気に掛けられるんですよ、 透明人間じゃないんです。 ここに居るんです。 何処にも行かないように、あなたという形を確かめたいから触れたいと思うんです」 分かりやすいらしい。 恥ずかしいけど、知ってもらえている事が多いなら嬉しいに違いない。 あなたも同じなら私は幸せです。 そんな風にもらっただけ返したいと思う気持ちもまた、小さな体を突き動かしていました。 「綺麗じゃありませんね。 だから、汚れたってかまわないんです。 汚されたってかまわないんですよ…? 」抱き留められた体をいっとう力を込めて逃がさないように。 自分よりもずっと大きな体。 慣れない男性のかたい体。 抱いた感想はあたたかい。そんな事。 (-144) 2022/03/12(Sat) 19:26:21 |
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