人狼物語 三日月国


129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】

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【秘】 人形師 シェルタン → 衝撃波 ポルクス


「そうそう、そういう事です。……得意な事以外でも、日常的にやっていれば自然と身に付いたりするものですから」

無意識に行動できる様になれば、しんどさもいつの間にか慣れる。慣れてしまう。
……決して、完全に消しされる訳ではないけれど。


歯切れが悪くなる様子に、ちらとそちらを見る。……繕うことがしんどくないのかを気にしたのは、兄の事も関係しているのだろうか。
途切れた言葉の先は、ぽつぽつと零される言葉の断片から何処となく予想が付く、のだが。

「……会いたい、ですか?それとも。」

その感情が気になって、もう一歩。足を踏み入れ、伺う様に。
(-74) 2022/03/08(Tue) 15:03:17

【秘】 無 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス


漏れる声を聞いて、ちょっとくらいは反撃になっただろうかと認識した。
ぼんやりしたまま、薄く笑う。

唇が離れても感触と熱が残っている気がする。
性格と、ここではまずいと思ったのも相俟って、自分から求めることも押し付けることもないのだが。

重さ、と聞いてふと顔を上げる。
……脳がついていかない。

何故重さを聞かれたのかすらうまく理解できず、答える前には既に抱えられていた。
見た目通り、より少しは軽いかもしれない。
さほど健康的ではない故に。


「……ん」


いつもなら自分で歩くだのせめてこの運び方やめろだの言うのが容易に想像つくかもしれない。
でも今は、動いたら落ちるな、程度の思考しかない。
貴方の思うがままに、魚は貴方に運ばれていくだろう。
(-77) 2022/03/08(Tue) 16:26:07

【秘】 衝撃波 ポルクス → 人形師 シェルタン


「日常的に…………、でもやっぱ、それだとつらい、というか……さみしい、気もする」

すぐに、それってやっぱり辛いのでは、と思考が巡った。
自分の演奏は、趣味、好きなものであり、呼吸でもある。
でも"繕う"のは違うだろ。"演じる"事があるから分かる。
あれは己が折れないため足を踏ん張る行為だ。



「…………、会いたいよ」


小さく言葉を溢す。これは無意識の音だ。
俯く顔を上げる。見開く瞳。
それはどこまでも真っ直ぐに。

自身の領域に踏み込んで来たあなたの顔、目を。見据える。

会いたい。

 聞きたいことがいっぱい、あるんだ……言いたいことも、いっぱい。アイツが何を考えてるのかは、今も前も、わかんないけど。
 でも、もしかしたらアイツもそう思ってるんじゃないかって、そうじゃなくても、俺は…………、」

「――――……もう逃げるのは、嫌だから」


ぽつりと言葉を落とす姿はない。
それは明確な強い意志を示すように。
出来損ないの機械は。高らかに己の音を響かせた。
(-85) 2022/03/08(Tue) 21:55:24

【秘】 衝撃波 ポルクス → 無 アルレシャ


あなたが笑ったのを見てじわり、顔が熱くなる。
声出さないようにしてたんだけどなあ。


持ち上げれば存外、軽い身体に強化は要らなかったかな、と思ったが……こっちの方が安定するからいいか。
落とさないよう、苦しくないよう、しっかりと己の身へと添えて。

そうして愛しの魚を運べば廊下、自室の扉前。
それはいつも通り薄く開きっ放し、

うあぁ……
めっちゃ扉開いてる……!」

なんてことは全くない、誰がどう見ても全開だった。
あの場に駆け付けるため、勢いのまま飛び出していってそのままだったのだ。まあ、開く手間が省けて丁度いいけどさ。

つま先を扉に引っ掛けながら自室に入り。
扉が枠にぶつかる際に音、振動を操り。
動きに勢いが付けられた扉はバタン、と閉じられる。

「アルレシャ……部屋、ついたよ」

一先ずはベッドの上へと運ぶだろうか。運びました。よいしょ。
(-86) 2022/03/08(Tue) 22:12:05

【秘】 無 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス


いつもなら人の目がないかとか気にするものだが、今はそれもどうでもよく。
素直に落ちないように、身体を寄せた。


めっちゃ扉開いてる、の言葉に軽く顔を上げる。
珍しいな、とも思う。
どうしてそうなのか、はわからない。少し考えれば分かるんだけど、今はわからないまま。


ベッドに運ばれ、降ろされるタイミングで。
貴方の首に腕を回そうとする。叶えば、ぐいと引き寄せてしまおうと。

「お前と寝る」

酷く端的につぶやきながら。
(-87) 2022/03/08(Tue) 22:24:05

【秘】 衝撃波 ポルクス → 無 アルレシャ


あなたの腕が伸びてくるのも、全く考えにはなくて。

「わ、……
びっくりした


素直な感想をひとつ。
それでも喉はくすくす、からからと鳴っているが。
身体と顔は容易くあなたの方へと引き寄せられるだろう。

「んー……? あはは、……じゃあ一緒に寝ちゃおうか?」

自分もベッドに乗り上げて。
後ろに体重かけていいよ、と声をかけながら。
背にあった手はそのままに。膝裏に差し込まれていた手をあなたの後頭部に添えて。ゆっくりと倒していくだろうか。

「俺どうすればいい? 何かして欲しいことある?」

寝る時の体勢、とか。他にも何かあればしてあげるつもり。
(-93) 2022/03/08(Tue) 23:20:11

【秘】 歪な魚 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス


びっくりした、と聞こえたから、びっくりさせたな、と思った。
けれど貴方の顔は笑っている。
ならまぁ、いいか。


相変わらず後頭部に添えられる優しい手の意味は分からない。以前よりは素直に体重を預けることはできているだろうが。
続いた、どうすればいい、してほしいこと、の言葉に、少しだけ黙り込んだ。

「………お前の音が聞きてぇかなぁ」

微睡みかけた、素直な意識で溢す言葉は、


「お前がそばにいたらそれでいいよ」

奇しくも、貴方がこの魚に望み続けたものと似た形をしていて。
それでいて、それよりもずっと淡い振動を奏でているだろうか。
(-99) 2022/03/09(Wed) 0:01:24

【秘】 人形師 シェルタン → 衝撃波 ポルクス


「…………。」

その言葉には、表情を変えぬまま。何も告げない。
だが『さみしい』と言われて。ぎくりとした様な音が人形師の元から聞こえたのかもしれない。
……ああ、だからこそ余計に肯定を求めていたのだろう。"普通"より余程歪んだ人間であると知りながら、尚も。


こちらを見返し再び目線が合った君の瞳は、先程の弱弱しさとは真反対の。
強い意思を持った、真っ直ぐな藤色。
あの街でごく稀に見かける様な。通りかかる人がどれだけ少なかろうと、路地裏で必死に歌うボーカリストの歌声と。似た眩しさの温度がする。


「……そうですか。
 "もう"、と告げるという事は。貴方の意思を変える様なきっかけが、あったんですね」

そのきっかけが何処に有ったのかは、この人形師に知る由は無い。

「無事にお会いできると良いと、思いますよ」

だが、この言葉は嘘ではなかった。
眩しさに焼ける様な感覚を覚えたのは確かだが、其処本質に確かな影を抱えても尚そう告げられる程の強い意思は。成し遂げて欲しいとも、考える。
(-103) 2022/03/09(Wed) 0:42:26

【秘】 衝撃波 ポルクス → 歪な魚 アルレシャ


黙り込む様子を見れば首を傾げながら目を細め。
開かれた口から続く言葉を聞けば。

「…………、っ」


強く跳ねる心臓の音。……自分のだ。


「……、ン……わかった」


心をかき乱す、とはこういうことを言うのだろうか。
息苦しさの音。普段の二人を真逆にしたみたいだ。

けれど。このどろりと熱を持ち絡みつくような独占欲の音は、あなたのモノではないのだろう。


後頭部に添えていた手を動かして、隣に寝そべって。
いつもの、腕枕をするみたいにあなたを包み込んでしまおう。残った方の手で布団を被せた後は、あなたの頬に添えて、撫でて。

「ゆっくり休みな。……ずっとそばにいるから」
(-110) 2022/03/09(Wed) 2:07:19

【秘】 衝撃波 ポルクス → 人形師 シェルタン

>>-103
音には気付く。言葉が続かないのなら、こちらも表情に出したりはしない。聞こえた音に知らん顔するのは慣れているから、出来てしまうのだ。
でも、アンタもそう思うのかな、って。少しだけ親近感を覚え始めたのは確かで。
人間らしさを感じたのも、確かで。


「…………、ああ、……ウン、話を聞いてくれたみんなのおかげ!
 いわゆる予行練習ってやつ? 自信ついてきたのかもな」

なんて、調子よくイタズラっぽく笑う。
きっかけは色んな場所にあった。
色んな人に背を押して貰えた気がしたんだ。

その内の一人にはあなたの愛する"コヨーテ"も含まれていて。


「……ン! アリガト! ……シェルタン!!」

そしてたった今、あなたもその内の一人になったのだろう。


嘘の音が含まれていないと分かる。取り繕うのが上手いあなたから向けられたホンモノの肯定の言葉は、この機械の心臓を確かに揺さぶった。

後はもう。
前だけを見て。進んで。
失敗なんて選択肢はない。
自分の望む結果を勝ち取りに行くまでだ。
(-111) 2022/03/09(Wed) 2:08:48

【秘】 歪な魚 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス


分かった、と声がするので、少しだけ笑った。
言ってみてよかった、とも思った。
きっとそう思ったことは後で忘れてしまうが。


いつもはされるがまま、丸まるように小さくなるものだけど。
貴方の腕の中、胸元に自ら耳を寄せた。
鼓動が聞こえる。
ーー戦場では銃声が子守唄なんだ。静かすぎると眠れやしない。
近くで聞こえる、この鼓動が心地良い。


頬を撫でられる頃には、もうほぼ目は閉じかけていた。
あぁ、もう一度うまく眠れるだろうか。うまく眠れるといい、貴方がいるなら。

「……おやすみ、ポルクス」


言ったきり、そう時間もかけずにアルレシャからは寝息が聞こえてくるだろう。
いつかのように魘されることもなく、眉間に皺を刻むこともなく。安らかに。
死を待ったあのときのように。


目が覚めれば、きっといつも通りに戻っているのだ。
貴方が起きる頃には全て思い出して。
そうして、……貴方を何度か撫でてから、部屋を出ていくはずだ。
(-113) 2022/03/09(Wed) 2:27:19

【秘】 鳴動の機械 ポルクス → 歪な魚 アルレシャ


笑った顔には、男も笑みを浮かべた。
胸元に来る動作が愛おしくて、
苦しくて。

手放したくない、ずっとそばにいたい、閉じ込めて、


あなたに届く鼓動は、振動は、騒がしく。
長い間、強く、早く、跳ね続けていたのだろう。


あなたが目を閉じる頃、あなたの頭。
届く場所へキスを落としてしまおう。
いつもより長く、それを贈った後は。

「おやすみ、アルレシャ。……、
愛してるよ


あの時、脳を撫でた声と変わらぬ音で
おやすみの挨拶と愛の言葉を。最後の言葉は微睡むあなたの耳に届いたかどうかも分からないが。
魚の安らかな眠りと共に、機械も眠りに就こうか。

いつも通りに戻ったあなたには。
男はまた曖昧な笑みを向けるだろうか。
撫でられればくすくす、からからと喉を鳴らし。
今回は自分から扉を開けて、廊下を歩いていくあなたを見送っただろう。
(-114) 2022/03/09(Wed) 2:59:11

【秘】 人形師 シェルタン → 衝撃波 ポルクス


この音は気付かれている筈だ。けれど、何も言われなかった事に少し安堵を覚えた。
或いは敢えてそうしたのだろうか。


「無礼講内で、です?……でしたら、貴方にとって"も"得る物が多くあった機会になったのでしょうか。」

自身にとっての"それ"を思い出したのか。人形師は君に対して初めて笑顔を見せる事だろう。取り繕っていない音のそれを。

「……どういたしまして?」

愛おしく思えた相手がそのきっかけの一人とは知らず。
ましてや自分も君の背を押した一人までになっているとは、自覚は無いのだけれど。


「さて。そろそろ時間が時間ですし、人もまばらになって来た頃でしょうかね。……戻りましょうか。」

人形師は、唯の一人の『人間』は。
そう言って君を連れて地上まで送り届ける事だろう。
(-118) 2022/03/09(Wed) 12:47:18

【独】 衝撃波 ポルクス

アンティーク調の家具で飾られた自室。
端末をぽちぽちしてひとつずつ家具を申請し、運び込まれ、作り上げた"俺の理想の部屋"ともそろそろお別れかな、首を傾げ。

「もうすぐで、ここにも来れなくなる……らしい?」

いつエリア閉鎖されるかの認識が曖昧だねえ。
それでもこの宴の
"終焉"
音で
感じていた。

「クラッシュ! お前ともお別れか〜!
 ……やっぱ寂しい、かな……」

スツールに座りながら、そばにあるギターを撫でる。
コイツも今じゃ大事な相棒なのだ。返すのやだな、思いつつ。

「…………、行こうか、クラッシュ」

――それでもまだ、"終演"はしていないだろ!


いつものようにギターを背にし。アンプを手に持ち。
出来損ないの機械は高らかな音で部屋から出ていく。
(-131) 2022/03/09(Wed) 20:08:25

【人】 衝撃波 ポルクス

男は演奏を行うためステージへと向かう。
だがその歩みはまだ。
まだトレーニングルームには向かわない。

気まぐれに散歩をするように。
わざと遠回り。廊下を巡回する。

「…………〜♪ 〜♪ 〜♪」

ギターを背に。アンプを手に持ち。鼻歌まじりに男が歩く。
「演奏中」の札、紐を人差し指に引掛け肩に乗せたそれが歩くリズムに合わせ揺れる。

今の男の姿を見た者は気付くだろうか。
気付いたらいい。これから演奏をするのだ、と。


もちろん声を掛けられたら言うつもり。
「最後のライブをするから、良かったら来なよ」ってね。
(69) 2022/03/09(Wed) 20:47:29

【人】 衝撃波 ポルクス


「…………〜♪ 〜♪ 〜♪」

ギターを背に。アンプを手に持ち。鼻歌まじりに男が歩く。
廊下を巡回していたそれは、人が集まるロビーにも顔を出すのだろう。

だって最後の公演だ。
色んな人に見てもらいたいじゃん?

きっと、人を誘うように、高らかに。
その機械はどこまでもご機嫌な音を響かせ歩いてゆく。
(72) 2022/03/09(Wed) 21:51:39

【人】 衝撃波 ポルクス

>>71 ムルイジ
「おーう、ムルイジ!」

名を呼ばれ、振り返り姿を見る前に名を呼び返す。
静かで優しいあなたの音は覚えているからね。

「もちろんいいぜ!! 来てくれたら、うれしい!」
(73) 2022/03/09(Wed) 21:54:01

【人】 衝撃波 ポルクス

>>76 ムルイジ
「おうよ!」

待ってるぜ、と笑みを浮かべ。そして歩みを止める事は無い。
あなたへと背を向ける姿は、手を振り返しながら歩いていっただろう。
(77) 2022/03/09(Wed) 22:29:37

【人】 衝撃波 ポルクス

>>78 スピカ
自分に近寄るあなたの音に気付けば笑顔を向ける。
見てもいいか、と聞かれれば「もちろん!」と答えただろう。

ついてくるのならきっと、一緒に練り歩くことになるかな?
そうでなくとも、どの道、拒みはしないだろう。
気が済めば、トレーニングルームに到着だ。
(79) 2022/03/09(Wed) 23:19:18

【人】 衝撃波 ポルクス

トレーニングルームに着きました、
ライブのお時間です!

風景は、テンガンから襲撃を受けた時の舞台と全く同じライブステージだ。演習ロボットは要らないだろう。ギャラリーならホンモノがいるから。

アンプとギターを繋ぎ。
マイクスタンドの前まで立ち、構えれば。
両手を高く掲げてギターへと落とす。

まずは"はじまりのFの音"で観客を迎えて。
(81) 2022/03/09(Wed) 23:24:53
ポルクスは、Fの音の後も、観客へ向けて両手を振っている。
(a38) 2022/03/09(Wed) 23:28:14

【人】 衝撃波 ポルクス

手を振った後は、その片方をマイクに向ける。
指先で軽くつつく。とんとん、と。
音もちゃんと響くだろう。とんとん、と。
その後に口を近づけ。

「あーあー、てすてす……、
オッケー


マイクテストを終えれば、ぱっと笑みを浮かべる。

いえーい☆
 お前ら元気〜!?」

なんて、調子よく挨拶をしつつ、耳を済ませるような動作をする。
緊張の様子はない。手慣れている。ファンサをするこの男を見た事がある人間ならば、もうそれも理解の範疇だろうけど。

「ウンウン、まずは来てくれた羽虫共サンキュな!
 俺は元気! 気合い十分! ま、見ればわかるか」

「じゃ、早速演ろうと思うんだけど……演奏を始める前に!
 俺の演奏を生で聞いてくれる羽虫共のために、改めて自己紹介しておこうか」

深く息を吸い、
(82) 2022/03/09(Wed) 23:32:28

【人】 衝撃波 ポルクス

「囚人ナンバー【F-104】! なんか色々の……なに?
 損壊と窃盗と恐喝脅迫教唆強要ゥ……?ンなことより

 
いずれ伝説になる男、ポルクス・ムヅィカによる


 
ライブ、スタートだぜッ!!!!」


……なんてな。
(83) 2022/03/09(Wed) 23:37:24

【人】 衝撃波 ポルクス

「――Matic Affection」


意味のないタイトルコールと共に音をかき鳴らす。
ギターは、いや音は、振動は、猛る。
軽快に、それでいて深く重く響くハードロック調の曲に共鳴するよう小さな身体でギターを大きく振るって。
大音響、それも
能力によって酷く正確に確実に奏でられる。


「 A ha? 魅惑の Babe 

  A ha? 
付いた慕情に戸惑い
  A ha? でももう
り止まない

  
A
ha? 
A
ha? 
A
ha? ――♪ 」


音も、音量も、音階も、
全てが美しいまでに完璧だ。

騒音というわけではない。この男の大声に比べれば。
普通のライブ会場にいるのと同じくらいの音響。

……それでも、此処にいる者なら感じるのだろう。
空を切るような風圧と、心臓を揺さぶる大きな振動を。
(84) 2022/03/09(Wed) 23:45:09

【人】 衝撃波 ポルクス

地面を蹴る。衝撃波が起こる。
ギターを鳴らす。衝撃波が起こる。

「 揺れたのは確かだ 酷く乾き
じて
  まだ少し
に居て 声にしても La La――♪ 」


ギターにちら、と視線を送り。
ピックを持った手、顔の横で払うような動作をして。

「 
き締めてみたくて 手を伸ばしてみたり
  気まぐれに耳元で
を囁く とか笑――♪ 」


挑発的に舐め回すような目付きで観客に瞳を向ける。
見上げた顔は。

大胆不敵に嗤った。
(85) 2022/03/09(Wed) 23:50:20

【人】 衝撃波 ポルクス

「 
いていかれたままの Matic じゃあ
  制御不能のままで 
けてくよ――♪ 」


ああ、
生きている
と感じる。
ああ、
呼吸をしている
と感じる。
ああ、
鼓動は力強く
呼応している。

なあ、俺はさ、お前ギターの振動が一番好きだよ。
お前と共に振動を奏でるこの時間が一番好きだ。

――……一番好き、だったんだけどな。
お前と共に振動を奏でていないとまるで死んでいるみたい、だったんだけどな。


「 
い記憶の残骸の Affection じゃあ
  止まれないよ 
っても いいの――?♪ 」


歌と音が振動を生む。揺れを起こす。空を切る。
地面を蹴る。かき鳴らす。繕って笑った顔は。
満足出来やしねェけど。

それでも、心の臓は最大限に叫ぶ。

愛しの魚に焦がれていると。
(86) 2022/03/09(Wed) 23:55:23

【秘】 鳴動の機械 ポルクス → 夢幻泡沫 アルレシャ

あなたは音をかき鳴らす機械の姿を見ているだろうか。

あなたの方へと視線を送り。
目が合うことがあれば。

一瞬だけ。ほんの一瞬だけ。
柔らかな笑顔をあなただけに向けるだろう。


これは鳴動する機械が。
たったひとり、愛しの魚に向ける恋歌。
(-174) 2022/03/09(Wed) 23:57:49

【人】 衝撃波 ポルクス

「 柔く
れる
髪の隙間から僅か 
めかされ
  
見てた情景の熱と慈
にまた 
れていく――♪ 」


ラストスパート、まくし立てるように音と歌声が
る。

「 Ringing 響き続けた

  Heart 
かせてよこのまま
  Affection 魅入られ
じ込めたら
  
可分の衝撞 
A
ha――!♪ 」



う。
う。喉をからからと
らせば、
(87) 2022/03/10(Thu) 0:01:25

【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス

どく、
と。

目があった瞬間、笑みを見た瞬間。
響いた音も、お前なら聞こえてるんだろう。
(-177) 2022/03/10(Thu) 0:08:36

【人】 衝撃波 ポルクス

「 Ringing 鳴り止まない

  Matic 
き出したのなら――♪」


音響を
かせ。


「 Affection キミだけが
しくて
  
れ難い衝撞 永遠に 
A
ha――!♪ 」


奏の
焉を
った。


斯くして、この宴におけるこの機械の演奏は終わる。
この歌で誰かの何かを揺さぶれたならいい。
演奏は終わる。演奏は終わらない。

命ある限り、高らかに鳴動し続けてみせよう。



出来損ないの機械

Matic Affection


――終演――


 
(88) 2022/03/10(Thu) 0:14:34
ポルクスは、聞いてくれた羽虫共、
Thanks!!!!
(a44) 2022/03/10(Thu) 0:26:13

【人】 衝撃波 ポルクス

演奏が終わった後。
響く拍手には満面の笑みを向けるだろう。
ちゃんとその場に居る一人ひとりに目を向けて。

みんなそれぞれ違う音が鳴ってて。
それが伝わる。嬉しいんだ。


「愛してるぜ羽虫共〜〜〜!!!

 
Thanks!!!!
 ん〜〜〜まッ!」

ライブの一環だ、また調子よく投げキッスをして。
振動を奏でた幸せな時間は、そうして過ぎてゆくのだろう。
(89) 2022/03/10(Thu) 1:37:32
 




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