菊波 空は、メモを貼った。 (a3) 2020/12/25(Fri) 22:54:17 |
【人】 マジシャン 夜長[クリスマスの日は忙しい。 歓声に背を向けて戻る頃には遅く。 時計の針にため息を履いた。寂しくさせている恋人の事を考えて、街のクリスマスツリーを見上げた。 カバンの中には、クリスマスプレゼントが入っている。 互いにある少女にプレゼントを贈っていたことを思い出せば 似たもの同士だったと自然と少しばかり顔が緩む。 愛しい顔を思い出してばかりだと 遅くなったが今年は何とか今日中には会えるだろうか。 輝くショーウインドウの灯りの横で 端末を開き] (16) 2020/12/25(Fri) 23:15:01 |
【人】 マジシャン 夜長『メリークリスマス』 [と簡潔な一文を電子に乗せた。 反応はあるだろうか。 横顔を思い出せば、恋人が見るだろうと予想して 少し間を置きて、電話のベルを鳴らしただろう。*] (17) 2020/12/25(Fri) 23:15:30 |
【人】 菊波 空[チケットの概要をメールで受け取り、軽くスマホで検索などだけする。 如月町の商店街の喫茶店で待ち合わせをして] ちょっと遠いみたいだし、そうだな、新幹線にするか。 [そこからバスが出ていて駐車場までは着くようだ。そこから歩けば>>4宿らしい。 宿の中に施設も充実しているようだし、客室露店温泉付きらしいものな。] 行きでも帰りでも、海にも寄れそうだな。 [杏音が幼い頃、海の側に住んでいた。だから彼女が思い出深く思っているのを知っている。 今住んでいる場所は海まで近くないので川でのデートを季節に合わせてしていたけども] 冬は冬で特別な時間になりそうだな。 [多少の労苦ぐらい彼女>>14が望むなら問題はない。 現地が寒そうだとしても、2人なら。な?*] (18) 2020/12/25(Fri) 23:17:35 |
マジシャン 夜長は、メモを貼った。 (a4) 2020/12/25(Fri) 23:27:48 |
【人】 一橋 華―冬の日― [新幹線からローカル線に乗り換え、最寄り駅で路線バスに乗り換えて揺られることしばし。降りて雪道を少し歩くのは思ったより骨が折れたけれど、楽しかった。 商店街の福引で当たった一泊二日の温泉旅行。 温泉でのんびりとする、そういう旅行は初めてだから、楽しみでないはずもなし] …ふう。やっぱり冷えるねえ。 けど、雪なんて贅沢な気分。雰囲気あるじゃない。 冬限郷かあ。あんまり聞いた事はない場所だけど… [歩を進めれば、ちらつく雪の中、辺りに立ち上る湯気と暖かな灯りが見えてくる。どこか幻想的な光景は、昔見た映画の風景のよう] (19) 2020/12/25(Fri) 23:30:15 |
【人】 鬼走 また、この季節か……。 [ハロウィンが終わるとあわただしく街はクリスマス一色になっていく。 そしてクリスマスが終われば正月だ。 そういう行事は日本では家庭がある人だったり、恋人がある人のために存在しているて、一人暮らしの自分には縁遠い期間が長かった。 幸か不幸かこんな自分にも恋人と呼べる存在が出来、今にいたるのだけれど、恋人同士の定番のイベントの時こそが稼ぎ時な仕事をしている相手ならば、そんなことは後まわしになってしまうのも当然だっただろう。 恋人らしいことを期待したのは最初の年、だけ。 付き合って二年目になる今年は、もう最初からないものとして諦めていた。 その諦念があったからこそ、普通だったら喜び勇んで彼に報告するようなことも、彼に言いだせずに部屋の片隅に置き去りにする羽目になったのだ] (20) 2020/12/25(Fri) 23:31:57 |
【人】 一橋 華せっかくだから、今日は思い切りのんびりしていかないとね。 そうね…着いたらまずは何がいいかな。 っていうか、何があるんだろうね。 個室に温泉があるみたいな話も聞くけど… 卓球台とかあるのかな?こういうところだったら、今でもまだ。 [ペア用のチケット、なんやかやで一緒に来ることになったのは、地元帰りの時に一緒に買い物に行っていた彼。小さい時からほとんど家族ぐるみの付き合いだったから、福引のスタッフにも姉弟と間違われた。 他の皆の都合が悪かったとは言え、よく二人で来る許しが出たな、なんて事も考えながら、 傍らの彼に声をかけ、温泉宿の入口に辿り着いた**] (21) 2020/12/25(Fri) 23:32:45 |
【人】 鬼走 今日は何食べようかな……。 [年末だからと帰省するような親孝行な息子ではなくて。 大体一人暮らしはしているが、実家が結構近いのでいつでも帰れると思えば、そのままになっているというよくあるパターンで。 雪がちらつくような寒い今日。 食べるものは鍋くらいにしようか。 そう思いながら、ごはん屋に入れば一人でつつく鍋も、楽しそうな酔客にも肩身が狭くて這う這うの体で外に出てしまうことになった] ……帰るか。 [彼は頑張って仕事をしているのだろうか。 体を酷使していなければいいのだけれど。 そう思いながら家路についていれば、スマートフォンに着信があったことに気づいた] (22) 2020/12/25(Fri) 23:33:01 |
【独】 高藤 杏音/* 夜長さんと鬼走さんのカップル楽しみにしてましたー!!! 既にカップルだった!既にカップルだったよ!!! たーのーしーみー!!! (-3) 2020/12/25(Fri) 23:34:59 |
鬼走は、メモを貼った。 (a5) 2020/12/25(Fri) 23:41:40 |
【人】 高藤 杏音[行きでも帰りでも。>>18 着々と組みあがる旅行の計画に。 行きつけの喫茶店の温かな空気の中。 グラタンパン等食べながら、想像する海は…… きっと現実を見ていない。 目の前の人は何時からこんなだったかしら? こんな風に我儘を叶えてくれる人だったかしら? 付き合う前と、今とでは。 随分とイメージの変わったところもあるけれど。 甘やかしてくれるなら…… 甘えてしまおうかな、と。 少し躊躇いつつも、言葉の手を取る。 自分も少しは、心を開けているかしら?] じゃあ。行きで。 ……凍えるくらい寒くても、すぐに温泉に入れるでしょう? [予定を組んで、路線を調べながら。] (24) 2020/12/25(Fri) 23:44:03 |
【秘】 高藤 杏音 → 菊波 空先輩と一緒の時間は、何時だって特別ですよ。 [囁いた言葉は、何時かは苦笑と共に流されたけれど。 私の気持ちはあの日から今も、変わって居ないから。 ぽつりと小さく呟いて。 何度流されても、同じことを言うのでしょう。**] (-4) 2020/12/25(Fri) 23:46:03 |
【人】 宵闇 迅― 画面越しのきみから ― [キリのいいところまで作業を終えて、ぐっと伸びをする。 画面上に並ぶ線と点の羅列は、一通り望む形になった。 粗を探すのは寝てスッキリした脳みそでやりたい。 ハイになった現状では碌なことにならないだろう、と そのまま一時保存をかけて欠伸を噛み殺す。 作業中には気づきもしない疲れがドッと押し寄せてくる。 今すぐにでも布団と仲良くしたいところだが、 生憎と、いや漸くというべきか。 ――今日は外せない予定がある。] ……、もう10年も経つんや…… [一人暮らしになってから独り言が増えた。 作業デスクの上に飾った写真立てには、自分と、 まだ短い髪を高く結わえた硬い表情の妹が映っている。] (25) 2020/12/25(Fri) 23:51:44 |
【人】 宵闇 迅[おとなたちの言いなりに着せかえ人形にされた妹は、 自分のお祝いの席だというのに、泣き出す寸前のような顔だ。 対する自分は、兄の手を離したら死と言わんばかりの妹を、 ひどく穏やかな――惜しむような顔で見下ろしている。 高校三年の夏、両親から唐突に切り出された話は、 それから数ヶ月経ったこの写真の段階でも、 消化しきれてはいなかったらしい。 ――お母さん離婚するから。 真里花は連れてくけど、アンタは、来ないわよね。 どうするの、と聞かれても返答に困っただろう問を、 来ないだろうと断定して聞かれたことに、 笑えばいいのか、泣けばいいのか、怒ればいいのか。 一晩眠れずに考えて、一言。 わかったとだけ返したのを覚えている。] (26) 2020/12/25(Fri) 23:52:17 |
【人】 宵闇 迅[それから、毎年今どき古臭い手紙のやり取りを続けている。 そうしてお互いの誕生日には、 年々大人びていく彼女を祝い、祝われる。 それが習慣になっていた。 今年は日曜日にあたったからかかってくるとしたら昼だろう。 少しだけ時間があることだし、シャワーでも浴びて、 眠たそうな声で妹に応える無様を晒さないようにせねば*] (27) 2020/12/25(Fri) 23:52:26 |
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