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【人】 新妻 イクリール―――ん。 [そんなやり取りをしているうちに 汽車は駅へと到着したようだ。 大きな荷物は彼に持ってもらい、 手を取ってホームへと降りる。 駅はそれなりに広く、王都の人間や観光客で賑わっていた。 付近にはちょっとした露店なども出ている。 きょろきょろと辺りを見回し、 はぐれないように手を繋いで歩いて行く] あ、ちょっと喉乾いちゃった。 飲み物買っていっていい? [この付近で取れるらしい果物のジュース。 硬い皮をくりぬいたカップに入れて 売られているようだったので露店でそれを購入し。 暫しホテルへの道を歩こうか*] (17) 2021/07/20(Tue) 10:20:29 |
【秘】 新妻 イクリール → 警官 テンガン― 新婚初夜 ― [つつがなく式を終えた、その夜のこと。 身体を清め、ローブを羽織って。 苦笑を向ける彼に招かれるまま、 新居のベッドへと腰掛けた。] 別に笑ったりはしないけど。 ……ふふ、テンガンでもそんな心配するんだ? [何せ今まで不全なんてのとは無縁だっただけに。 このベッドで二人寝るのも、もうだいぶ慣れた。 初めて身体を繋げるわけではないのだし、と思ったけれど また何か気合いや心持ちが違うものだろうか。 自分の方は緊張とは少し違っていて――― 何て言うか感慨深い、って気持ちの方が大きい。 穏やかに微笑みつつそっと手を触れれば 湯上りの自分とは対照的にひんやりとしていた。] (-4) 2021/07/20(Tue) 11:42:53 |
【秘】 新妻 イクリール → 警官 テンガンもし元気にならないようなら 一緒に寝るだけでもいいけどね。 明日も明後日も、これからはずっと夫婦なんだもの。 [なんて、軽口を叩きながら ゆるゆると手を撫でる。 勿論彼と繋がりたい気持ちはあるけど、 無理させたくないのは本当。 それに緊張しているようなら解せたらいいなと思って。] ………それとも、 私が奉仕してあげよっか。 [なんて。**] (-5) 2021/07/20(Tue) 11:51:12 |
【人】 警官 テンガン[彼女の示す方角には、大きな船があった。>>15 様々な色が動いて見えるのは、人の頭か。 きっと近くまで行けば、異国の言葉が飛び交っているに違いない。] 船に乗らなくても港近くの土産物屋には立ち寄れるだろうし、行ってみるか。 異国との玄関口になってる街だから、珍しい魔導書もあるだろうし。 [結婚前に聞いた彼女の「夢」に繋がるものも見つかるかもしれない。 もし新しい知識を得られる書物が見つからなくても、普段は中々訪れることのない土地を二人で回るだけできっと楽しい。 馴染みのない高級ホテルでの宿泊も、折角だから目一杯二人で楽しみたいし、自分たちが楽しく過ごせることがホテルの評判にも繋がると思っている。] (18) 2021/07/20(Tue) 15:26:05 |
【人】 警官 テンガンなんだそれ。 変わった形のカップだな。……フルーツなのか? [手で剥くのが難しそうな硬い皮の中の果肉の存在に最初に気づいた人は何がきっかけだったのだろう。 彼女が購入したジュースは自分は見たことがない果物だったから、味の想像がつかない。 彼女がある程度飲んだタイミングで「美味い?」と声をかけ、少し首を傾けた。 ほら、手は荷物と彼女の手を繋ぐのとで塞がっているので。 立ち止まっているのだから、荷物はベンチに置けば良いのだが、それを指摘する野暮な声は此処にはない。] (20) 2021/07/20(Tue) 15:26:52 |
【人】 警官 テンガンジュースだけじゃなくて、色々見たことない食べ物もあんな。 ホテルじゃ魔物狩りコンテストやるって話だったけど、ここらじゃポピュラーなんかな、魔物食い。 [彼女が飲み終わるのを待って、器を水で洗った。 水道要らずの魔法使いはこういう時に便利だ。 しっかり乾かせば、持ち帰っても腐らないんじゃないかと思うがどうだろう。 村にはないものなのでわからない。**] (21) 2021/07/20(Tue) 15:27:04 |
【人】 新妻 イクリールうん。ほんのり甘くて美味しい。 確かに村で採れる果物とはちょっと違う味かもね。 [カップに差された 麦藁のストローを一口啜り、 そう感想を漏らした。 見た目の印象よりもさっぱりとした まろやかな甘味が乾いた喉を潤してくれる。 尋ねながら強請る様に首を傾ける彼に 一瞬きょとんとしたのち、くすりと笑って] はい、どうぞ。 [麦藁を咥えやすいよう、 口元までカップを持っていく。] (23) 2021/07/20(Tue) 18:26:45 |
【人】 新妻 イクリールどうかしら。 …でも、あんまり美味しくないんでしょ?魔物。 好きな人は好きって言うけど 何だかんだ食べたことはないのよねー。 [魔物狩りコンテスト、 確かホテルの催しはそんな名目だった。 魔物食い。 癖が強く良く言えば珍味、 悪く言えばゲテモノのイメージがついて回るが 都会の人間の感覚はまた違うのだろうか。 一体どんな料理が出されるのだろうと 一抹の不安を覚えないでもないのだが、 そこは支配人を信じよう。信じていい筈。多分。] 魔物狩りってどんなことするのかなあ。 私も役に立てればいいんだけど。 [そこまで構えなくて大丈夫ですよ、 と手紙には書いてあったものの。 狩りと言う言葉のイメージ的に、 体力が入りそうな想像をしてしまう。 ジュースを飲み干し、魔法を使う彼にそんなことを話しつつ。 洗ったカップはハンカチに包んでバッグの中に入れた。 これも記念の一種ってことで。**] (25) 2021/07/20(Tue) 18:43:15 |
【人】 警官 テンガン家族以外に誰かに土産頼まれたりしたか? 俺は母さんだけじゃなくて、デボラの家族とか師匠……カウスのじーさんにも頼まれたから、帰りはすごい荷物になりそうだ。 [それに、自分が不在の間警官の任を一人で任せてしまう村の若者や、調整を任せたムルイジにも、と思えば、幾ら力にはそれなりの自信がある自分でも持ちきれないかもしれないという不安は残る。 こういう時に重力無視系の魔法を会得していれば心配はいらなかったのだろうが、ないものねだりだ。 そもそも持ち合わせは足りるだろうか。 一応土産の予算と自分の緊急用だけは自分で持っているが、それ以外の旅行用の代金は使い過ぎないように彼女に財布を預けている。 普段は無駄遣いする性質ではないと思っているが、自覚がないだけで、彼女にとつい色んな物を買ってしまいがちらしいので。 多分自分が財布を持っていれば、グルームズフルーツのジュースだって「つい」買ってしまっていただろう。>>22] (26) 2021/07/20(Tue) 20:59:21 |
【人】 警官 テンガン実は俺もない。 わざわざ魔物食わなくても、牛や豚が美味いって知ってるからそっち選んじまって。 [修行時代に友人が魔物専門店に突撃したことはある。 誘われたがどうにも気乗りしなくて行かなかった。 彼等の口には合っていたようだが、自分の口に合うかはまた別の話なので。] 「狩り」って言葉は物騒に聞こえるかもだけど、 対象になってる魔物の中には植物型もいるみたいだし、あれだ。 「りんご狩り」とか「いちご狩り」とかみたいな感じにも出来るんじゃねえかな。 [勿論、かつては王都の騎士団に誘われた身、武器の扱いに長けている自分が傍にいれば彼女に万一にでも危険が迫ることはないが、彼女の前で剣を振るうのは何となく避けたい気持ちがあるのは事実。 自分がしている「仕事」に危険が伴うものだと彼女が改めて認識してしまえば、その表情を陰らせてしまうかもしれないから。 「魔物の森」がどの程度のものかは知らないが、ノルマがないものなら、そんなに一生懸命魔物を追いかけることはないだろう。 安心しろ、と言うように、繋いだ手に力を込めた。] (29) 2021/07/20(Tue) 21:01:04 |
【人】 警官 テンガン[手紙にあったように、駅からホテルまでは歩いてすぐだった。 聳え立つ大きな建物に、思わず唾を飲む。 真新しい白が目に眩しい。] おお……近くで見ると改めてすげぇな……。 客室だけじゃなくてバーやレストランもあるんだっけ。 夜はBBQらしいから、昼はレストランに行くか? [海辺にあるのに、淡水のプールもあるらしい。 ホテルの中を散策するだけで軽く数刻過ぎてしまいそうだ。] (30) 2021/07/20(Tue) 21:01:20 |
【人】 ホテルスタッフ ゲイザーいらっしゃいませようこそ! シャムス様ご夫妻ですね、お待ちしておりました! 長旅お疲れ様です! [明るい声でスタッフが迎える。] (31) 2021/07/20(Tue) 21:01:50 |
【人】 警官 テンガンえーと、部屋は……えっ、それぞれ内装が違うんだ?! なあイクリール、どんなんが良いとかあるか? [魔法具で映し出されたホログラムが客室の内装を映し出す。 壁紙がピンク色で統一された部屋や、風呂場に花びらが浮かんだゴージャスな雰囲気の部屋など、色々ありそうだ。 「奥さん」が気に入る部屋はあるだろうか?*] (32) 2021/07/20(Tue) 21:03:16 |
【秘】 警官 テンガン → 新妻 イクリール――初夜―― 俺だからこそ、だよ。 ほら、スリジエのとこのセンセーがぽろっと言った例の噂、あんだろ。 俺が「甲斐性なし」っての。 [繋がれた手が温かいと感じるのは、彼女が湯上りだからというだけではないだろう。] ここでしくじっても、それを吹聴する子じゃないってのは知ってるけどな。 俺が必要以上に緊張してるだけ。なっさけねえ。 明日も明後日も、ずっと夫婦だけどさ。 「初めて」は、いつだって大事にしたい。 [そっと引き寄せた。 座った位置から見上げる彼女の髪はまだ少ししっとりしている。] (-7) 2021/07/20(Tue) 21:36:45 |
【秘】 警官 テンガン → 新妻 イクリール……ふ。 [思わず笑いが零れた。 やはり彼女のこういうところが堪らなく好きだと思う。] 奉仕? なーにしてくれんのかなー? [ニヤニヤと見上げて] (-8) 2021/07/20(Tue) 21:38:06 |
【秘】 警官 テンガン → 新妻 イクリールなんつって。 俺だって「奉仕」したいから勝負だな。 [今度は力強く引き寄せて、そのまま一緒にベッドに沈む。 はは、と笑いながら、彼女の身体を自分の上に引き上げて、額をこつんとくっつけた。] 好きだよイクリール。 俺の「奥さん」。 [鼻を触れ合わせ、睫毛を擦り合わせ。 唇を触れ合わせる前に、焦らすように顔の様々な部位の感触を楽しんだ。*] (-9) 2021/07/20(Tue) 21:38:30 |
【人】 新妻 イクリールえー、両親の他は学校の同僚でしょー、 それに村の友達にも配りたいし… [尋ねられ、指を負ってカウントする。>>26 何だかんだと土産を買っていると 結構な量になってしまいそうだ。 彼は職業柄付き合いも多いから余計だろう。 今更のように、持って帰れるかどうか少し不安。] 王都だし、それこそ魔法で 荷物を転送してくれるサービスとか あるんじゃないかなあ。 [アッシャーでは人力に頼るしかないが、 技術の発展した王都ならそういうものもあると思いたい。 まあ、ただでってわけにはいかないだろうから ある程度の出費は覚悟しなければいけないだろうけど。 出費、と言えば旅行用の財布は自分が預かっていた。 自分に甘い彼があれこれ買いすぎないように、と思ってのことだが むしろ自分の方が浮かれて散財しないように注意しなければ。 内心気を引き締めつつジュースを啜る。] (33) 2021/07/20(Tue) 21:55:15 |
【人】 新妻 イクリールそうよねー。 私もそういうの売ってるの見たことはあるけど、 わざわざ食べようって気にはあんまりならなくて。 まあ、でも食わず嫌いしてるだけかもしれないし。 食べて見たら意外といける!ってなるかもよね。 [不安な反面、興味深くもある。 まあ口に合わなかったら それはそれで話の種にはなるだろうし。 そんなことを考えつつ話はコンテストの内容へ。] あ、なるほどね。 確かにそういう考え方もあるわね。 そう思うとちょっと気が楽かも。 [まあ、もし言葉通りの「狩り」をするのだとしても 警官として訓練を積んだ彼であれば 恐らくこなせるんじゃないかなとは思うけど。 その場合自分は完全に足手まといになってしまうので 出来ればあまりハードな内容でない方が好ましい。 せっかくなら二人で一緒に頑張りたいしね。 手を握る彼にうん、と頷いて、表情を和らげた。] (36) 2021/07/20(Tue) 21:58:37 |
【人】 新妻 イクリール[さて、そんな話をしながらホテルへ。 話に聞いていた通り駅からはすぐ近くだった。 白を基調とした大きな建物は 高級ホテルらしく上品で豪華な作りだった。 圧倒され、思わずロビーで立ち尽くしてしまう。] あ、はい。ええと、…しゃ、シャムスです。 この度はお招きいただき有難うございます…! [明るい声で出迎えるホテルのスタッフに、 慌ててぺこりと頭を下げた。 支配人が居れば挨拶したかったが忙しいのだろうから この場ではスタッフに礼を言うに留め。 部屋を聞かれて、映し出されたホログラムの一覧を見る] (37) 2021/07/20(Tue) 22:00:02 |
【人】 新妻 イクリールえっ…ええーー……何だか、 随分いっぱいあるのね。 [急に言われても、どれもこれも煌びやかで目移りしてしまう。 あわあわしながら眺めていたが、 ぱっと目についた部屋を指さして。] じゃ、じゃあ、これがいいかな。 [選んだのは、花びらが浮かぶ大きな風呂がついている一室。**] (38) 2021/07/20(Tue) 22:03:57 |
【秘】 新妻 イクリール → 警官 テンガンそんなの、ただの噂でしょ? 実際甲斐性なかったことなんてないじゃない。 [そう言えば、いつかそんな話を聞いたこともあったっけ。 狼警官、なんて揶揄する立場の自分としては 一体なんでまたそんな噂が???と 疑問符を浮かべつつも詳細を聞いてみれば 単に婚期が遅いことに起因したらしく。 根も葉もない話だと分かってからは、 そこまで気にしたこともなかったけれど…] (-11) 2021/07/20(Tue) 22:48:15 |
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