【人】 料理人 松本志信─家─ [昨日の夜はなんだかソワソワとして寝られなかった。 暫く離れ離れになっていた、この家の元持ち主が帰ってくる。 一年近く離れている間、電話やメールでの会話はあったにせよ やはり好きな相手と直接会えないのは、寂しさも辛さもあって。 それが明日会えるのだと思うと、落ち着かなくて寝るのが朝方になってしまった。 迎えに行くのだから、それなりのいかした恰好で …なんて思っていたのに飛び起きた俺には髭を剃る余裕もない。 ボサボサの髪、少し寄れたシャツ、申し訳程度のネクタイ。 “あの日”と似たような姿で飛び出そうとしたところにチャイムの音が響いた。>>0] (22) 2022/11/01(Tue) 15:49:26 |
【人】 料理人 松本志信 んぉあっ、なに、荷物!? すんませんサインでいいっすかね? [何かを頼んだ覚えはないから、向こうからの荷物だろうか。 送り先も英字が見えたから多分そうだろう。 がしゃがしゃと、やや乱雑にサインをして荷を受け取る。 荷物の割には小さい気もするから、もしかしたら土産とかそんなものだろうか? 玄関に箱を置くと、中も確認することなくそのままに ドタバタと家を飛び出し空港へと急いで向かった。] (23) 2022/11/01(Tue) 15:52:55 |
料理人 松本志信は、メモを貼った。 (a6) 2022/11/01(Tue) 16:08:42 |
帰国人 津崎 徹太は、メモを貼った。 (a7) 2022/11/01(Tue) 19:47:03 |
【人】 お嬢様 水宮 雛[玄関ホールを何往復だか何周だかした末、玄関のドアが開かれる音に反応して見やれば。 水宮家に、そして自分に寄り添ってくれる祥子が大きなダンボールと買い物袋を抱えて立っていた。>>19] あら、ありがとう 私に荷物? なにかしら? [しれっと身に覚えがない素振りを見せたりしたのは、中身へのやましさの裏返し。 開けなければ分からないそれを祥子が運ぼうとする(>>20)のを制して。] 私が持って行くわ ほ、ほら、祥子はお昼の準備するんでしょう? これぐらい自分でやるから [なんて適当なことを言ってダンボール箱をそれとなく自然かつ強引に手にして自室に引き戻った。 やけに周囲を見渡したりしながら。] (26) 2022/11/01(Tue) 19:52:04 |
【人】 お嬢様 水宮 雛ー 自室 ー [玄関ホールからここまでの長かったこと。 令嬢と使用人の間柄ではあるが、唯一この家で歳が近くて親しく話せる祥子が受け取っていなければ、すんなりとは荷物を得られなかったかもしれない。 そしてそれは廊下でも言えることで、運んでいるところを祥子以外の使用人に見つかれば代わりに持たれたり、もしかしたら中身を改められるかもしれない。] ふぅ… [自室のドアを閉じて、背中を預けて安堵の息。 事なきを得た…とは本人だけが思ってること。 誰にも見られなかったかは確証はないが、とりあえず呼び止められることなくこの箱を守りきることができた。] (27) 2022/11/01(Tue) 19:52:30 |
【人】 お嬢様 水宮 雛……え? [少しだけ心の余裕ができたのでこの箱に視線を落とせば、世間知らずの自分でもこの箱が異様なことは理解できた。 配達伝票に箱の中身が何も書かれていないのだ。 これはいくらなんでも怪しいのではないか。 申し込んだときに、お客様のプライバシー保護とか気遣いの文言があったのを憶えている。 「PC部品」にする旨を問われて、パソコンに詳しいわけでもない自分にこの名目の荷物が届くのは不自然だと思ってチェックを外した憶えがある。 もちろん、この名目の偽装がある意味定番であることを知るわけもなく。 本当にこれを受け取ったのが仲の良い祥子で良かったと思う── もしこれを他の使用人が見たら、爆弾でも入っているのではないかと警戒したかもしれない。] (28) 2022/11/01(Tue) 19:53:16 |
【人】 お嬢様 水宮 雛[余談であるが…… セ○サ○ーン版と○めきメ○リアルが発売された折、デラックス版を欲しがったとある男性がいた。 しかし店頭で予約と購入するのが恥ずかしかったため、コ○ミ公式の通販で注文したのだが……偽装どころか梱包や包装すらされず、商品パッケージに伝票直貼りで配達されて死んだという噂やら都市伝説やらがあるらしい。 それに比べればこの不審極まりない荷物は、Honey trap labo社が充分に配慮して発送されたものだろう。] (29) 2022/11/01(Tue) 19:54:18 |
【人】 お嬢様 水宮 雛[とにもかくも無事に手元に来たのである、テーブルに荷物を置いて梱包を解いて。 開けてみれば──…。] (パカっ) …──!!! (バタン) [一瞬見えた中身の羅列に。 羞恥心が鳴って反射的に閉じてしまった。 と、とりあえずお昼食べてから開けるの再挑戦しよう……と、ダンボールをクローゼットに隠して部屋を出た。*] (30) 2022/11/01(Tue) 19:56:35 |
【人】 棋士JD 百花『……後手、9七金打……』 [とあるビルの一角、会議室のような白い飾り気の無い部屋で、折りたたみ長机の上に重そうな将棋盤を乗せ、勝負が行われていた。 指しているのは若い女性同士で、片方はいかにも知的そうな眼鏡をかけたスーツ姿の女性。もう片方は銀に近い金に染めた短めの髪に、浴衣のような着物を着た小柄な女性だった。 こんな殺風景な部屋で行われている試合だったが、一応は何かの公式戦らしく、打った手を読み上げる係の人を含め、数人がその勝負を見守っている] 『……50秒。1、2、3……』 ……ありません。 [残り時間を知らせる係の人の声を遮って、着物の女性が、ギブアップを宣言する言葉を吐いた。追い詰められて苦々しげに……というよりは、不貞腐れたような声で少し将棋盤から目を逸らしながら言った態度で、見る人によっては逆に執着心のようなものを感じたかもしれない] (31) 2022/11/01(Tue) 20:55:19 |
【人】 棋士JD 百花『……以上、××手、後手○○さんの勝ちです。お疲れ様でした』 [読み上げが終わって、皆の空気が一気に弛緩する。まだ盤を見つめる対戦者二人をよそに、片付けの音がざわざわと鳴っていた] ……お疲れ様でしたー。 うー、悔しいですけど……次は負けないっすからねー? [ひとしきり片付けも終わった頃、着物の女性……百花は、ふうっと溜息をついて、対戦相手や係員達に挨拶をしてビルを出た] ………くっそ、イライラする〜〜〜〜!! [暗くなった帰り道をだらだらと歩きながら、百花は頭をぼりぼり掻きながらそう叫んだ。考えれば考えるほど、こんな負け方をする試合ではなかったはずなのに、つい攻められた時のプレッシャーに負け、とある一手をミスしてしまったのだ。自分がプレッシャーに弱いのは分かっていたが、だからこそ余計にイライラした。 彼女は、友達の名前を電話帳から呼び出すと、通話ボタンを押した。悪いが、今日はとことん愚痴に付き合ってもらわないと。] (32) 2022/11/01(Tue) 20:55:49 |
【人】 棋士JD 百花―百花の自宅にて― ……らからぁ……、あんときあれやったからぁ…… そもそも、アイツがそういう手使うヤツだってわかってたらさぁ……。……今まで、そんなのやって来なかったヤツじゃぁん……? そー来るなんて思わないじゃんかぁ……ヒキョーだ!詐欺だぁ……!! [浴衣の帯を解いて、上に半纏を羽織っただけのだらしない格好で片膝を立てながら、百花は暗い自室でノートパソコンの明かりに向かってブツブツと独り言を言い続けていた。 家に帰った頃はもう日が変わっていて、他の家族達も寝静まってる時間だ。壁がそこそこ厚いので誰かがうるさいと怒鳴りにくることもなかったが、彼女の鬱屈とした気分はなかなかおさまっていなかった] (33) 2022/11/01(Tue) 20:56:37 |
【人】 棋士JD 百花[適当にぶらぶらと将棋関係の記事だの芸能ニュースだのを見ていたとき、ふと何かおかしなバナーでもクリックしてしまったのか、見るからにアダルトなサイトが表示されてしまって] ……んぁ……? 大人のオモチャの、テスト使用者募集……? ……こんなん使う相手なんて、モモカさんにはいませんよーってのォ……。 ここは世の為人の為、アタシが一つこいつをもらっといて、アブノーマルなセーヘキに目覚めちゃういたいけな男子女子諸君を一人でも多くキューサイしときましょっかねぇ〜!? キャハハハハ!! [もう何を言ってるのか自分でも分かっていない様子で申し込みボタンを押すと、自分の住所と名前を入れる。それとは分からないように郵送します……なんて文字が見えたから、住所も名前も素直に入力して、登録完了] (34) 2022/11/01(Tue) 20:57:16 |
【人】 棋士JD 百花あーっははははは!!……はぁ……。 ったく、あそこであーしてれば……、あぁ、アタシってサイノーないのかなぁ…… ……そもそもさぁ………、……ぐぅ…… [まだ何かブツブツと独り言を言いながら、次第に眠くなって机の上に突っ伏して、百花は眠ってしまった。目を覚ました時には、怪しげなサイトに応募したことなんかは、すっかり忘れてしまっていて…… ……それがあんなことになる原因になるなんて、彼女は一ミリたりとも気付いていなかったのだった*] (35) 2022/11/01(Tue) 20:57:34 |
棋士JD 百花は、メモを貼った。 (a8) 2022/11/01(Tue) 20:58:13 |
【人】 蛍籠 祥子[生まれた時から雛お嬢様の傍に仕えていた私には、お嬢様の様子がおかしい事に直ぐに気づきました。 それでも、なにも気づいていないフリをして荷物を手渡しました。持てない重さでもないだろうし] 気をつけてくださいね。 [声を掛け、キッチンへ] (36) 2022/11/01(Tue) 20:59:14 |
【人】 蛍籠 祥子[ダイニングに食事の用意を整える。 今日の昼ご飯はカルボナーラとサラダ。お嬢様は少食でいらっしゃるから、お嬢様ひとりの時にはこんな感じだ。 お嬢様のご両親は現在、海外で仕事をしており帰宅は稀だ。 対面の席に私の昼食も用意する。 使用人がお嬢様と食事の席を共にするのは外聞が悪いが、お嬢様がひとりの時にはなるべくご相伴に預かることにしている。 それも、彼女が嫁ぐまでのことと理解している] (37) 2022/11/01(Tue) 20:59:58 |
【人】 蛍籠 祥子[しばらく待つとお嬢様がダイニングに現れ、他の使用人に椅子をを引かれて席につく。 飲み物さえ注文すれば、食事が終わるまでダイニングには私とお嬢様のふたりきり。 お嬢様が手元の呼び鈴を鳴らすまでは。 食前の挨拶の後は微かに食器の音が響くのみ。 今日のカルボナーラは卵の半熟具合がとても良くできた。黒胡椒は少なめに、足りなければテーブルに置いてある黒胡椒をそれぞれ足せばいい。が、お嬢様はあまり黒胡椒はお好みではないから、足すことはないだろう。 サラダのドレッシングも彼女の好みのもの。 食事が終われば、今思い出したように口を開く] そういえば、先程の荷物は。 [そこで言葉を止め、彼女の反応を待った**] (38) 2022/11/01(Tue) 21:00:31 |
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