【赤】 助勤 サクヤ―夢― 私は今までの夢を思い返す。 まだ胸の膨らみもここまで大きくなかった頃。 二日かけて。 愛でに愛でられ、ありとあらゆる雌としての悦びを刻み込まれて、処女を散らした。 夢はそこでは終わらない。 いいや。 一度終わったはずの夢は、繰り返す。 豪華絢爛を思わせる異形たちの場所だけではなく。 胸で達し、喉で悦を識り。不浄の孔も暴かれて。 恐ろしがりながら。不安がりながらも。 人の身であれば触れられぬ場所まで悦楽を刻まれた。 教え込まれた。染められた。 かくりよだけでなく。現世でも。 時間も場所も関係なくその夢は訪れた。 最初は一人に。やがては別の妖と共に。 (*0) 2022/03/18(Fri) 12:27:27 |
【赤】 助勤 サクヤそれでも。それらは『夢』なのだ。 何度も果てて、果てて、果てて、染められ切ってしまったように思えても。 全てを忘れるように。 これは夢なのだと。 その声に縋るように目を閉じ開けば、また、いつも通りに。いつもの日常に。 そう。 自分の身に起きていることから、逃げていた。** (*1) 2022/03/18(Fri) 12:27:54 |
【人】 助勤 サクヤ―隠り世・奥の院― 「…あそこで働いていますから。 何度となく、この噂は聞きましたし。 あそこで働く子に、良い雛になれると。 そう言われたこともあるんです。」 だから、だと。まだそう信じ込む。 そう信じていたいから。 それでも、目の前に起きていることに頭が痛んで、目を伏せた。 「それに、神様がそこまで悪いこと なさる筈が…ありません。 そう、…そう。 雛同士が愛で合う姿すら、喜ばれて…?」 そう。 そんな事、どこで知った? わからない。分からなくて、頭を抱える。 そうしているうちに、はあ、とこぼれた吐息は熱い。 頬が染まって。身体の芯に熱が宿る。 (27) 2022/03/18(Fri) 12:28:22 |
【赤】 夢うつつ 真珠―回想・夢から醒めた朝― ……夢……また、あのゆめ…… でも、どんな夢だったっけ……? [幾度となく見た夢>>0:82はいつも、起きてしまったことを残念に思うほどの甘美さに満ちていた気がする。 内容を思い出そうとしても、はっきりとは思い出せない。そんなもどかしさを感じながらも、なぜか心の熱くなるような、焦らされるような感覚が身体の芯には残っていて。] ……ん……っ、は……ぁ……っ…… ……ぁ…んぅ……、……ちが……う…… こんなのじゃ、なぃ……んっ、んんんっ……! ……っは……ぁぁ……… [夢で味わった甘さの続きを味わおうと、身体の火照る部分を幾ら独りで慰め果てても、あの感覚を目覚めている時に取り戻すことは出来ず。 満たされぬ切なさを感じながらも、やがて夢の感触が薄れ落ち着くまで、時も忘れて自らの身体を弄り続けるのだった*] (*2) 2022/03/18(Fri) 12:33:48 |
【人】 夢うつつ 真珠―隠り世・奥の院の宴席― [気をつけてね、というお面の男の言葉>>21に、うん、と頷きながら、巫女服を着た小鬼のような妖の手招きする席に、スカートの裾を撫で付けながら足を崩して座る。 並べられていた料理はクリスマスパーティーでもこんなにはたくさんの種類が置かれてはいないだろうと思える豪華さだったし、それに見た目も味付けもこれまで見たことも食べたこともないような変わった、それでいて美味なものだった。] あれ、くださぁい。あーーんっ。 もぐもぐ……んー、美味しい。 なんだかわかんないけど、美味しいね。 それに、なんだか身体がほわほわしてきちゃう… [現世ならざる物で出来た料理を口にし続けている為か、段々と酒に酔ったかのように夢心地な気分になってくる。 服を引っ張ったり、急に現れては驚かして来る異形達をきょろきょろと見まわしたり、突かれてくすぐったそうに笑ったりしながらも、まずは祭りに来てからりんご飴しか食べられなくて飢えていたお腹を満たそうと、付き纏う妖達にあれこれと料理をねだるのだった。**] (29) 2022/03/18(Fri) 12:34:37 |
夢うつつ 真珠は、メモを貼った。 (a7) 2022/03/18(Fri) 12:35:50 |
【人】 夢うつつ 真珠[>>25嘴のようなものを付けた男に、果実と飲み物を薦められれば、じっと差し出されたそれを見詰めた一呼吸後に、彼に向き直ってにへらと笑い] わぁ、ありがとう。あなたも、ここに住んでる人なの? ここのお料理って、おいしいし… なんだか、気持ちよくなってくるんですね〜。 このお皿のも、そうなの? すごぉい。 あとで、お金とか請求されない? 大丈夫…? [そんな事を言いながらも、お代など要求される事がないのは何となく判っていた。…少なくとも、お金では。 真珠はとても美味しいという触れ込みの小葡萄に目をつけるとそれを指差して、これ、と言い、目を閉じてあーんと口を開き、狛へ皿の中身を一粒放り込むよう促した**] (30) 2022/03/18(Fri) 13:16:17 |
【人】 気紛れ者 空木落ち着いて、ね。 大丈夫…とは言ってあげられないのが、歯痒いとこだけど。 [軽く頭を撫でつけて、今できうる限りの柔らかな響きで囁く。 確か他人の心臓の音を聞かせると、人は落ち着くんだったか。 かつてないほど隅なく身体に熱を巡らせようとする心臓に、その役目を果たせるかは疑問だが] なぁこれ、…もう、何ともなんない? [諦観の滲む声音で、それでも見知った男に縋るように、問う] (34) 2022/03/18(Fri) 14:17:12 |
気紛れ者 空木は、メモを貼った。 (a8) 2022/03/18(Fri) 14:22:59 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「…ええ。大丈夫、です。」 呟いて。 豊かな胸を押し付けながら身を寄せる。 仮面の下。覗く唇に唇を寄せた。 啄んで。舌先で突いて。 隙があるならそのまま舌先を奥まで忍ばせる。 片手は胸元を辿り。帯から下へ。 浴衣の合間に忍び込むと雄の膨らみへ掌を押し付ける。 すりすり。撫でつけて、形を確かめ。 両側の妖も。周囲からも。 楽しげな。昂るような。そんな雰囲気や言葉が滲み出た。 「ん…、どこが、良いですか?」 微かに首を傾げて。 微笑みと共に。恥じらいを伴うようなそれとともに問うのは淫靡なそれ。 空いた指先で、相手の胸の芯を探ってはすり、と擦った。** (*3) 2022/03/18(Fri) 14:39:18 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ ─回想:現世/本殿の外れ─ [狛の答えは、予測していた範囲の解答だった。 『すぐには分からなかった、けれど今は自分が死亡した事を知っている。』 だからこそ、隠り世と現世の違いを認識して、自分の意志で行き来出来るのだろう。 ならば、逆も然りだ。 自分が隠り世の存在ではないと認識すれば、自然と隠り世に引かれる事もなくなるだろう。 ーーー白髪の少女に、治す気があればの話だが。] ありがとう、君のおかげで僕も答えが出たよ。 脚を止めさせてしまって悪かったね。 [機会があれば、彼にはちゃんと礼を用意しよう。 ーー丁度、送り雛が始まる頃だ。 彼を喜ばせる事は簡単だろう。 協力してくれた彼に頭を下げて、そのまま他の場所へ足を向けたのだった。*] (36) 2022/03/18(Fri) 15:33:12 |
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