情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【人】 勇者 アスベル・レイフェルスまだ出会って数年ですが、王女を愛する心は 誰にも、国民の皆さまにも負けない自信があります。 [ 徐々に頬が紅潮してきた。 眼前のセシリーも同じようになっているだろうか。 それでも、どのような表情でも 愛らしいことには違いないだろうが。 ──兄と仲間、二人の席を見る心の余裕は、無かった。* ] (18) 2022/09/19(Mon) 2:46:13 |
【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム[ 周囲が一斉に沸いた気がしたが、 その声も、何も聞こえない。 数秒前まで保護者面して温かく見守っていたはずなのに 笑顔は水を引くように真顔になり 心臓を鈍器で殴られたような衝撃が襲い掛かった。 ……言葉が出ない。 ほんの数秒前まで浮かんでいた満面の笑顔は 既に、跡形もなく消え去っていた。*] (20) 2022/09/19(Mon) 2:49:09 |
【人】 白魔術師 セシリー・ラミナリア── 閑話:生贄作戦 ── [ヘンリエッタさんのように 自分の身を守ることも儘ならないわたくしでは かえって足手纏いになるでしょう。 そう判断して控えていたある日の作戦、 衝撃が走りました。] ま、まぁ……なんということでしょう……っ [思わず震えてしまう声。 いつも強く勇ましいアスベル様が アスベル様が……、 かわいらしい街娘のお姿に……! >>4……草花が一斉に咲き出したような、 あたたかく狂おしい衝撃でした。] (21) 2022/09/19(Mon) 19:54:51 |
【人】 白魔術師 セシリー・ラミナリア(こんな気持ち……初めてですわ) [こうして目覚めてしまったのが ヘンリエッタさんを仕立て屋へ連れ去ることへ 繋がったのかも知れません。 かわいいひとやものって素敵だわ。 ……あ! 作戦の最中はちゃんと集中してましたわ。 予め強化魔法を入念にかけてから 魔物に察知されない位置に離れて 成功を信じて見守っておりましたとも。 わたくしが見込んだアスベル様ですから。] (22) 2022/09/19(Mon) 19:54:57 |
【人】 白魔術師 セシリー・ラミナリア[もしも叶うことなら ほかの衣装も着て頂きたかった。 ……そんな後悔を宿して。 次の機会を狙うわたくしが 居たりするかも……、知れませんわ。 ふふっ。*] (23) 2022/09/19(Mon) 19:55:00 |
【人】 白魔術師 セシリー・ラミナリア── 宴の会場 ── [そんなわたくしですから、 忘れて欲しいと言われても、 首を縦に振れませんでした。>>1] そ、それは難しいですわ…… [勇者さまの願いは、 何でも叶えて差し上げたいのですけれどね。 緊張は解せたようでよかったです。] (24) 2022/09/19(Mon) 19:55:05 |
【人】 白魔術師 セシリー・ラミナリア[声をかけるアスベル様に続きます。>>5] 行って参ります ふふっ 一緒に転べば 恥ずかしくありませんわね [大切な仲間のお二人を会場に残して セレモニーの準備に移るわたくしの胸の中には、 未来への期待と希望とが溢れていました。*] (25) 2022/09/19(Mon) 19:58:00 |
【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス── 再会〜決戦前夜 ── [立派になったのは彼女こそだ。>>7 その時の俺はまだ自分の想いを 自覚していなかったが、 成長した彼女の姿に妙にドキドキしたものだ。] (すげぇ綺麗になったなぁ……) [元々かわいい顔立ちをしていて 村じゃ将来美人になるって言われてた。 おてんばな所が目立って 全然気にしてなかったが、本当にまあ……。] (26) 2022/09/20(Tue) 15:44:08 |
【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルスああ、全員揃ったことだし あとは行って ばーん、ごーん、ばきーってやるだけだな [コツンと拳を合わせて口角を上げる。>>7 約束を忘れたことはない。 引っ越し先の街に彼女を迎えに行くことは 旅の予定の中にあっただろう。 再会はそこに着く前だったか後だったか。 既に自由騎士として旅立った後だと知れても どこかで逢えると信じていたはずだ。] (27) 2022/09/20(Tue) 15:44:13 |
【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス[セシリーも慣れない旅に順応しながら よく頑張ってくれてたけどな。 ヘンリーが仲間に加わってくれて 漸くパズルのピースがハマったみてぇに しっくりきた感じがあった。 パーティは弾みをつけて 襲い掛かる魔王軍を倒していった。] (28) 2022/09/20(Tue) 15:44:20 |
【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス[そうして迎えた決戦の前夜。 眠れるようになるまで少し話でも、と 隣をぽんぽんしたら 外套の裾にヘンリエッタが入ってきた。>>8] あっ、こっ、こら……! 〜〜っ、……風邪ひくよりいいか…… [近いし、良い匂いするし、なんだこれ。 嫁入り前の娘がなんてことを、と思ったが 兄妹ならおかしくない距離感かも知れない。 信用してくれてるからだろう、それは嬉しいが。 男として意識されてねぇって証でもある。 わかってたけど。……うぅ。] (29) 2022/09/20(Tue) 15:45:13 |
【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス男は狼なんだから 俺とアスベル以外の野郎には 無防備に近づいたらダメだぜ? [口煩い保護者に見えれば良い。 女として惚れていても いつか本当の妹になるんだと思っていた。] (30) 2022/09/20(Tue) 15:45:17 |
【妖】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス[弟は近くにいるのに遠い存在だった。 才能に恵まれてて 人を惹きつける不思議な力がある。 その上とんでもなく良いやつ。 俺と全然違うタイプの人間だ。 正直、妬ましいよ。 おしめを変えたこともあって 理解者ヅラで誰より長くそばにいる癖に 俺の方は弟のこと全然解っちゃなかった。] ($3) 2022/09/20(Tue) 15:46:05 |
【妖】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス[旅の中でアスベルは益々成長して 血の繋がった家族とはまた別に 大切な人ができたことは 雰囲気や会話の中で気づけたかも……? でもそんな人がもし居るならその相手は ヘンリエッタだろうと思い込んでた。 こんなに魅力的な子を 好きにならない訳がねぇだろう!! ……と、強火で視野が狭まってたんだ。 恋は盲目ってやつ。] ($4) 2022/09/20(Tue) 15:47:26 |
【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス[普段はっきりした物言いの彼女が 言葉を詰まらせる様には胸を締め付けられた。>>10 ……やっぱりヘンリーは、アスベルのことを。 いかにも乙女って感じで珍しくて、 そんな姿もかわいいからこそ、 敵わねぇって痛感する。 はは、覚悟していても辛いもんなんだな。] ん、おやすみ 俺はいつでもお前の味方で 応援してるからな [逃げるように去る背中にそう言ったけど 届かなかったかもしんねぇ。 それで構わなかったんだ。] (31) 2022/09/20(Tue) 15:49:16 |
【独】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス/* 一行ごとにかわいいって鬱陶しく褒めようとするエドゥを削るのに忙しい……ヘンリーかわいいよぉ.°(ಗдಗ。)°. ぬるこんさんてんさい (-5) 2022/09/20(Tue) 15:58:03 |
【雲】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ わたしの故郷は、『飛鳥井村』という この街から遠く、それこそ県を幾つも跨いだ先の、 とある山奥に嘗て存在した小さな村。 今はもうないその村に、わたしたち渡守の一族は ひっそりと隠れるようにして暮らしていた。 厳密に言えば、渡守の一族のなかでも特に結界術と 戦う術に長けていた一部の者たちが、だけど。 『本家』と呼ばれる人たちがいることは わたしも知っているけれど、彼等に会ったことは これまで一度もない。 …たぶん、だけど。 これからも、彼らと会う機会はないんじゃないかな。 本家の人たちは、彼を…あの子のことを忌み嫌ってると そう、先生から聞いているから。 ] (D1) 2022/09/20(Tue) 16:15:17 |
【雲】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ ―――あの村で、わたしたちの一族が何をしていたのか まだ小さかったわたしには、よくわからなかった。 わたしの記憶の中の飛鳥井村の景色は、 それこそ他の人が思い浮かべるような、 穏やかな田園風景そのもの。 ―――四方を、山に囲まれていた。 夏には深く緑を茂らせる山に囲まれていた。 ―――田んぼや畑があった。 春には道端に蓮華の花、夏には向日葵や蒼い緑の田圃の景色。 秋は黄金色の野原のよう、冬は薄墨の空から降る牡丹雪。 ―――家々は、古い家ばかりではなかったと思う。 紺や朱色の屋根をした古くて大きな母屋や、 庭に建てられた蔵の白い壁。 庭に植えられた樹々や草花の彩。 思い出そうと思えば、今も鮮やかに浮かぶその記憶は ―――今はもう、この世界の何処にも存在しない景色。 ] (D2) 2022/09/20(Tue) 16:17:24 |
【雲】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ 小さい頃、父や母や祖父母、周りの大人たちが わたしを見る目は、決して善いモノではなかった。 わたしには兄が三人いたけれど、皆それぞれに優秀で 退魔の術に長けていた。 よく、父や母が周りの大人たちに、 「本家の連中に引けを取らない」「自慢の息子たち」と 話していたのを覚えてる。 …同時に、わたしのことは「絞りカス」だと話していた。 どれだけしごいてもまともに退魔の術を身につけられない、 優秀な兄たちの後に生まれてきた出涸らしで搾りカスだって。 …傷つかないわけじゃないけど、でも 術師としてのわたしが出来の悪い子だっていうのは それはどうしようもない事実だったから。 ―――仕方ないって、諦めていたんだ。あの頃は。 ] (D3) 2022/09/20(Tue) 16:19:08 |
【雲】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ せめて、それ以外のことはできるようになろうって 勉強も、運動もがんばった。…そのつもり。 でも、それでも兄さんたちには敵わなくて。 父母やあの村の大人たちにとっても、 同じように術師の家系に生まれた同年代の子供たちにとっても。 ――どこまでいっても、どれだけがんばったとしても。 わたしは皆の中でどうしようもなく落ちこぼれだった。 ] (D4) 2022/09/20(Tue) 16:21:34 |
【雲】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ あれは、ちょうど夏の終わり。 日に日に涼しくなり、秋の色合いへと移り変わってきた頃。 …切欠は、なんてことのないちょっとした喧嘩だった。 わたしが鈍臭いと怒りだした兄の一人が、 近くにあった湯呑を手に わたしの顔へ投げつけてきた。 幸い、中身は入っていなかったし、 直接湯呑が顔にあたることはなかったけれど。 ガチャン!と、近くにあった棚に当たって砕けて。 その破片が、額を掠めた。 最初に感じたのは、痛みより熱さだった。 それが急に冷えたと思った途端。 つぅ、と 赤色 が額から鼻先へと伝った。] (D5) 2022/09/20(Tue) 16:25:53 |
【雲】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ その赤を見た途端急に痛みを感じて、 泣き出しそうになったわたしに、 物音を聞いて駆け付けた母は言った。] 「何をやってるの! 本当にどうしようもない子ね、お前が間抜けなせいで 兄さんが怪我をしたらどうするのよ!」 「……ああもう! お前を見てると本当にいらいらするわ。 さっさと片付けなさい。 怪我を増やしたり、床を汚したら承知しませんからね」 [ 違うと、そう言いかけたわたしの言葉をぴしゃりと弾いて 母は兄を連れてその場を離れてしまった。 ] (D6) 2022/09/20(Tue) 16:27:04 |
【雲】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ ―――悲しかった。 もう、腹を立てる気もしなかった。 湯呑を投げた兄に対しても、此方の言い分も聞かず 一方的に悪者扱いした母も。 ただただ悲しくて、どうしようもなく胸が苦しくて。 ……そうして気がついたとき、 わたしは割れた湯呑を片付けることもせず、 額から流れる血を拭うことも忘れて、 泣きながら家を飛び出していた。 ] (D7) 2022/09/20(Tue) 16:28:25 |
【雲】 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音[ すでに陽は西に深く傾いていた。 頭上に広がる空は半分以上、濃藍色の闇に染まっている。 反対側、西の向こうに陽の光が薄らと、 茜の残照を残して消えかかっているのが見える、 そんな時間帯。 そんな黄昏時の田舎道を、ただひたすらに駆けていた。 それなりに長く道を走っていたはずだけど、 不思議と村の誰ともすれ違うことはなかった。 どこへ向かおうか、 あてなんてどこにもありはしなかった。 ただ、あの家にいることに小さなわたしは耐えられなかった。 つい数時間前まで通っていた小学校の前を駆け抜けて、 なにかあったとき村の人たちが集まる集会所を通り過ぎて そうして、気がつけばわたしは山のほうへと向かっていた。] (D8) 2022/09/20(Tue) 16:29:38 |
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新