マユミは、こくりと頷いて、……あっ見てないからこれ伝わらないのです、と思いながら去っていきました。 (a7) 2022/06/04(Sat) 0:54:51 |
【神】 声無きを聞け マユミ『戻りました』 変わらぬ表情で戻ってきました。 『結木様は死んでいたのです。 現在三十三様が所持品の確認を行っているのです』 ぐるりと会議室を見渡して、 またタブレットをたぷたぷ。 『伊縫様はお戻りになられていますか? 三十三様がお気になさっていたのです』 (G6) 2022/06/04(Sat) 0:59:04 |
【置】 氷肌玉骨を手に ナオアキ>>ヌイバリ 『ちょっと出てこられない?』 伊縫の端末にそんなメッセージが来たのは、 集合時間のいくらか前だった。 指定の場所は会議室から遠いわけではないが近くもなく、 集合時間に間に合うようにするには、 往復時間を除けば10分も滞在できないくらいの位置にあった。 どうしたの?等とメッセージを送っても返事はない。 伊縫に思考する時間はほとんどなかった。 “行ってすぐに戻ってくれば大丈夫” 騒ぎ立てて不必要に他者の不安をあおることもない。 ひとりでそう判断して動いたあなたを、責められる者はいないだろう。 彼の方がそうした思考に向かうようにしていたのだから。 (L2) 2022/06/04(Sat) 1:04:04 公開: 2022/06/04(Sat) 1:05:00 |
【置】 氷肌玉骨を手に ナオアキ>>L2 ヌイバリ 指定場所は独房のひとつだった。 ここにはもう何もないと分かり切っている。 一部は崩れた瓦礫なんかが危ないから、 改めて近寄る理由の方がない所。 怪物が出た後の場所のようで、ひしゃげたドアは開きっ放し。 それでも明かりのついていない独房内はすぐには見通せない。 あなたはスイッチのあるだろう場所に手を伸ばす。 かちかち、明かりが点くことはなく、むなしく音が響くだけだった。 「──伊縫サン?」 声は背後──つまり独房内でなく通路側からした。 振り返ったあなたは奈尾の姿を認める。 先と変わらないその顔を見るに、何か問題があったわけではなさそうだ。 ──が、彼の着衣はどうしてか入院着で。 疑問を持つまでに至ったか至らなかったか、それくらい一瞬の後、 あなたはカッと焼けるような熱を腹に感じる。 それはすぐに痛みに変わった。 片腕で背中を支えられ、抱き寄せられると同時に、痛みを感じる箇所は広がる。 ──あなたの腹には、刃物が刺し入れられていた。 (L3) 2022/06/04(Sat) 1:04:39 公開: 2022/06/04(Sat) 1:05:00 |
【人】 未だピンボケ ライカ>>+1 「…制服?なんでこんなものが…」 そういえば、何枚かの写真から気配がしていた気がする。 後で、確認しにいくべきだろうか。 拾い物だとしても、血に濡れたものをわざわざ? それから、拳銃。 持ち物の一つ一つが違和感をもってそこにある。 この紙切れだってそうだ。 「まるで、こうなる覚悟が決まっていたような…」 (6) 2022/06/04(Sat) 1:28:25 |
ライカは、荷物を写真におさめる。 (a8) 2022/06/04(Sat) 1:29:23 |
【独】 篝屋に来た カジヤマ>>ユウキ 『よく寝るっていうか、あれは気絶〜。 あっ叶先輩と一緒にいた系? いい先輩でしょ〜、 俺ちゃんもおきになの』 『んで、真っ暗? 歩いてるかわからない!? 俺ちゃんと一緒じゃん、 もしかして一緒の能力系!?!? あ、でもなんかホワイトボードには予知系ってあったような』 『コツはね〜というか、俺が何とかなった方法はね。 なんか光を探す感じ? 俺も光見つけたら起きれたんだぜ。 あかるくてふわーって、今思えば楽しい能力かもなこれ。 っていうとどっか寝てんのか、それなら。標本室かね。 ん−……ま、大丈夫。俺と雑談してれば起きるさ。 なんか、好きな食べ物とか、趣味とか? 話し合う? 将来の夢とか』 なんか合コンじみた質問だ。 (-23) 2022/06/04(Sat) 1:30:32 |
【秘】 氷肌玉骨を手に ナオアキ → 篝屋に来た カジヤマ『はァ〜い、秋チャンよォ〜〜今アナタの後ろにいるの』 それほど間を置かず声は返ってくる。実際に後ろにいたわけではなく、てんで違う方向からそれは聞こえた。 『ドコにいるんでしょうねェ、 ドコにもいないんじゃないかしら』 それらしいだけの、中身のない言葉が続く。 意味を持つかは人次第。 『ああそれで、アタシに何か用あったの篝屋クン? メッセージ返してくれてたんならまだ見てないわ? その辺りのコトならごめんなさいねェ』 メッセージとやらに、あなたは心当たりはないだろう。 (-24) 2022/06/04(Sat) 1:30:37 |
ライカは、それから、拳銃だけを自分のズボンのポケットに移して。他の荷物はカバンごと会議室に運ぶことだろう。 (a9) 2022/06/04(Sat) 1:31:50 |
【神】 トラジディ フカワ「死 え? は、……死んで、って」 そんなさらりと見せられても。 そんな簡潔なメッセージを届けられても。 受け止めるには時間が要るに決まってる。 あんなに人懐っこそうに話しかけてきてくれたのに。 「……い、伊縫さん、も、……見て、ません。 その、オ、オレ……探しましょうか。 呼びかける、ことは、できる筈、ですから」 (G7) 2022/06/04(Sat) 1:33:09 |
【秘】 篝屋に来た カジヤマ → トラジディ フカワ伝えたいと彼に無意識にでも思えば伝わるだろう。 少なくとも篝屋はあなたたちの声がひとつでも聞きたいと思っていたところだ、その声はバッチリ届いて。 『あ、こっちに!! 人が! 深和さんですね! よかった! 俺ちゃん寝てるとき、 こうやって迷子みたいになっちゃうみたいで〜。 昨日もあったんすよこんなこと』 『寝てるとき限定の電話? みたいな。 まああんま使い方はわかってないっす、 五月蝿ければ離れますんで! 気にしないでください』 『でもやっぱ深和さん話しやすいし、 なんか小動物みたいで親しみやすいなぁ。 仕事とかやっぱ営業してたんすか?』 (-25) 2022/06/04(Sat) 1:53:27 |
【独】 跼蹐 カナイ>>秘話 結木 暫しの間やや高い視点から見下ろし、笑みを見せて、承諾を返す。 そんなあなたの一連の動作や仕草を、 こちらもまた、そこから何かを汲み取るべく怖怖と見ていた。 言葉も、仕草も、表情も。 初対面と何から何まで変わらないまま。 叶 西路という人間は、目の前のものが、自分を脅かすものか否か 最初からずっと、それを判別する為に他者の顔色を窺っている。 それがどんなに恐ろしいものであっても 死んでしまえば自らを脅かせはしない。 恐ろしいものから本当の意味で逃れるには、──── "それ"が殺してまで逃れたいようなものかを推し量る為に。 「………、そうですか…… そう言って頂けて、少し安心しました…」 小さく安堵の息を吐いた事に嘘は無い。 けれどそれは──あなたからの協力を得られたからだったのか? 続く言葉に一つ頷いて、 前を行くあなたの背を、身長差から少しばかり早足に追った。 (-26) 2022/06/04(Sat) 2:13:47 |
【秘】 トラジディ フカワ → 篝屋に来た カジヤマ『寝てるわけじゃなかったんだソレ……』 衝撃の真実をひっそりと知ってしまった。 『五月蝿いんとかじゃないんでいいのですが。 は、はあ……どうも。 まさに私は営業の仕事をしておりますよ。 迷子になってるときの貴方の気が紛れるなら幸いです』 (-27) 2022/06/04(Sat) 2:34:43 |
【神】 跼蹐 カナイ一人、二人、三人。エマの他に、新たな不在者達。 伊縫が居ない。──不安。 奈尾が居ない。──不安。 結木が居ない。── 。 寝落ちした篝屋が立てた音に一度びくりと肩が跳ね、 会議室を出て行く人々の動きを どこか心ここにあらずといった様子で視線だけで追った。 (G8) 2022/06/04(Sat) 2:53:37 |
【神】 跼蹐 カナイそれから幾許かの時間が経った後。 神陰間の持ち帰った報告に、 常に不安げな表情はまた不安と恐れを色濃くして。 「…………」 片手で片腕を抱くように上着を軽く握った。 いつの間にやら袖口には赤黒い染みが滲んでいる。 「……伊縫さんは…」 「…奈尾さん、は?」 特定の個人を探す事について最も頼れそうな人は、 その姿を消してしまった内の一人だった。 今し方、物言わぬ躯となってしまったと告げられた者だった。 ──残る二人は何処へ? 自ら探すと名乗り出た者へ縋るように視線を向けた。 (G9) 2022/06/04(Sat) 2:54:06 |
【赤】 跼蹐 カナイ何度も気配を探り直す。 何度も何度も探り直す。 それでも恐ろしくもどこか懐かしいあの気配は見付からない。 少なくとも、きっと、以前と全く同じ気配は見付からない。 今は何処にも見付からない。 変わらず感じ取れるものは傍にある一つの気配だけ。 傍に無いもう一つが何処へ行ってしまったのか、 何をして、どうなってしまったのかわからないのが恐ろしい。 自分にわかる事は──それだけ? (*1) 2022/06/04(Sat) 3:50:26 |
【独】 民俗学 ユウキ>>秘話 叶 標本室。色とりどりの虫、動物の剥製、あらゆる生命を人間のエゴで綺麗な見目のまま保存している部屋の中を、突き進む人影が二人分。 「入り口までは来ていたんですけど、その時は巡回中の職員と鉢合わせそうになっちゃって。だから調べられずにいたんですよー。こちらとしても助かりました」 ありがとうございます、と目を細める。 ホルマリン漬けの不自由な生き物を尻目に青年は自由気ままに歩き回り、目的を果たすべく忙しそうに視線を泳がせた。 「やっぱり怪しいのは戸棚とかでしょうか。俺は向こうの棚を調べてきますね」 少し離れた場所を指差した。 ここまで、全くもって調子が変わらない。 何に対しても好奇心旺盛であるし、あなたに対しても人懐こい。怯えた様子はなく、そしてそれは敵対する者である職員と鉢合わせても変化がなかったと思ってもいいだろう。 貴方には、この青年がどのように映っているだろうか。 変わるとしたら、それは見たいものが見れなくなった時だ。 (-28) 2022/06/04(Sat) 4:43:12 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新