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【秘】 魔女 イクリール → 酔吟 ミズガネそんなに深く考えていたわけではないということも事実です。 でも、男女が二人で暮らすということが、暗にどういうことなのかわからないほど子供ではありません。 「そう……」 拒否されてしまえば、笑顔のまま寂しそうにその手を下ろしました。 「なにも迷惑なんて思わないわ、私はお世話をするのは好きだしそれに――……」 色々とわかりやすい理由を並べようとしました。 どれも本当の事だけど、本音は 「いいえ……貴方を誘ったのは、ただ……私が寂しかったから」 ごめんなさい、と困ったように眉を下げて笑いました。 ふと声をかければ返してくれる、そんな生活に憧れていたからかもしれません。 (-17) 2022/01/20(Thu) 0:28:47 |
【秘】 魔女 イクリール → 酔吟 ミズガネ手を離される前に伝えられた言葉に、魔女は返事をしようと思いましたが、その前に突き放されてしまいました。 貴方を怒らせてしまったかもしれないと、少し不安になりましたが、迎えに来るといってくれたということは、取り返しのつかないことにはなっていないでしょう。 それが分かっただけでも心が穏やかでした。 去っていく貴方の背を見つめていると、背後の扉の向こうから聞こえる楽しげな声に振り向きました。 相手が言うように一度あそこへ行ってみましょうか。 「…………。 ………だめね〜…」 魔女は傍の窓辺に腰を下ろします。 皆が楽しそうにしている場所へ行きたかったのは本当です。 でも魔女はどこへもいきませんでした。 今あの光の中へ入っていっても、彼の事ばかり考えてしまいそうだから。 夜空の星を数え、数えて魔女は時がすぎるの一人待つでしょう。 (-18) 2022/01/20(Thu) 0:37:00 |
【秘】 欠けた星 スピカ → こどもの アルレシャ「分かったわ、アル」 愛でられたことなどない。 受け入れられたかどうかは分からない。否、受け入れられるべく自分が常に期待されるものを出すしかなかった。 拒まれないように必死に生きてきた。 そんな、恵まれたと断言するのが珍しい子供時代を送った大人は、無邪気そうな子供を見て寂しそうに微笑んだ。ああ、眩しい。 「そうね、出口が見つかったらすぐにここを去るもの。 いいわ、お話しましょう。何の話がいいかしら」 扉を大きく開いて、部屋の中へ。ソファへ座ることを勧めるだろう。 城にいくつもある客室とさして変わりなく、綺麗に整えられている。 (-19) 2022/01/20(Thu) 0:48:27 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「そういう言い方するっつー事は、本音は違うんだろうが」 あなたの様子を覗いながら酒を勧める。 眠られたり気分を悪くしてしまっては意味がない。 これはいい気分に、本音を吐き出しやすくするためのものなのだ。 「そうだろ? 女でも酒の強い奴はいるが、こういうものの方が大体好むだろ。 お前サンの旦那は相当見栄を張るタイプだなぁそりゃ」 少しずつ、少しずつ。 「おん? ……そうか? 俺ァ全く大丈夫だぜ、あぁでも、気分が悪くなるようならやめておけ」 お酒という海に溺れて、日常を忘れてみると良い。 (-20) 2022/01/20(Thu) 1:23:06 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ「俺にとっては良いやつだったぞ」 「俺がわるいやつかどうかは、チビが決めな」 良い人か悪い人かは、受け取り方によって違う。 あなたが自分を悪い人だと思うのなら、事実悪い人なのだろう。 だから俺は、自分のことをどっちかは定めない。 「けど、な。 俺ァ根っからのわるーい人は早々いねぇと思うがね。 こんな俺でも、俺の女になってくれるやつはいたし…… 生きてりゃチビくらいのガキもいたんだがなぁ……」 (-21) 2022/01/20(Thu) 1:38:20 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 魔女 イクリール─────。 ───。 宣言した1時間よりほんの数分前の頃。 言った通り、貴方と別れた場所に男はやってくる。 「…………何であんな事言っちまったんだろーな……」 言いつつも、しっかり丁度どころか少し早い時間だ。 貴方は何をしているだろうか。 少なくとも、広間には入っていると男は思っているから、待つ間はずっとそちらの方向を見ているだろう。 (-22) 2022/01/20(Thu) 1:39:29 |
【人】 彷徨民 ウミ>>2 ミズガネ 『ウミのほしはね、――――』 ウミは星の名前を口にしたようですが、音を聞き分ける事に多少は慣れているであろうあなたが何度聞き返しても、上手く聞き取る事はできないでしょう。 遠く遠くの場所の名ですから仕方ありません。 もう覚える必要も無くなったものの名でも、ありますから。 『わかんない。ひとつやふたつはあるかも』 ウミの星の人々はいろんなところに行ってしまったので、ウミ自身にもわからないのです。 『ウミのほしはね、なくなっちゃった』 『だから、ウミはウミのいるばしょをさがしているの』 たくさんの場所を渡り歩いて、探して。 そうしたらここに来たんだよ。 ウミは、迷い込んできたという認識のよう。 『ミズガネは、むりやりつれてこられた?』 (4) 2022/01/20(Thu) 1:56:48 |
【秘】 魔女 イクリール → 酔吟 ミズガネ貴方が先ほどの場所へ戻ってくると、別れた場所から数歩も離れていない窓辺で空を見上げている魔女がいるでしょう。 広間に入った様子もありません。 「……〜♪」 小さく鼻歌を歌いながら夜空をなぞるように指を動かしています。 星座をなぞっているようです。 (-23) 2022/01/20(Thu) 1:58:24 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「離婚したわけじゃねぇっつーか……正確に言えば結婚をしたわけじゃねぇけどな」 事実婚、というのが一番適当だろう。 どこかに夫婦の届け出をしたわけでも、神の前で認められたわけでもない。 「おー、そうだ。 何せ当時は金がなかったからなァ。 アイツは良い所のお嬢だったンだが、自分を拐えと依頼してきたヤツでな。 引き受けてまぁ逃げた逃げた。 まさか自分の持ち物を借金の方にするとは思わなかったンだよ」 生まれた子供も奪われかけ、二人共誤って殺された。 自分には何も残らなかったのだ。 好きになった女も、子供も、その忘れ形見も。 「オイオイ、言葉の綾だろうがよ。 流石の俺でも6歳にゃ欲情しねぇっつうの」 ただただ。 こういう行き場のない思いを抱いてもがいてる人間には、弱い。 どうにかしたくなってしまう。 アイツも、そうだったのだ。 「お前サンはあのラサルハグとは相当合わねぇみてーだなぁ。 ま、わからないでもないが……ま、”なんでも屋”が軟禁されっぱなしでいるわけにはいかねーからなぁ?」 (-24) 2022/01/20(Thu) 1:58:39 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「”なんでも屋”は信用第一だっつってるだろーがよ。 いくら積まれようと、先に受けた依頼は折らねぇ。 俺はそうしてきたんだよ、昔も……今もな?」 すぅっと手を伸ばし、あなたの頭をぐしゃぐしゃと撫でた。 迷子のあなたを、導こう。 「―――…………。 俺がこういう男なのは、アイツはよーく知ってるよ」 薄く笑った様を見て、傍へと歩み出る。 身を任せてくれればいい、すべて。 迷った先に出口がみつかるように。 もしかするとその先には、良い音色が響くかもしれない。 ―――そうだろう? 天国に昇れるかのような、そんな奏でを抱こう。 (-25) 2022/01/20(Thu) 1:59:23 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ/* こちら攻める気まんまんなので無問題です! 受けになる気がしません! 描写は……どうしましょう、がっつり……やる!? (-26) 2022/01/20(Thu) 2:01:06 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「む。貴方が大丈夫なように、私だって大丈夫よ。これくらいなんともないわよ」 ぐいーっ。 そう言ってグラスを呷る。 甘く、熱い。とろとろとした熱が体を巡っていくのを感じる。それと同じくらい、頭がふわふわと軽くなっていく。 「でも……そうね、見栄を張っているのかもしれないわね。周りに舐められるといけないと思っているのでしょう。 領主として得られる税には限りがあるのに、それを自分の価値を示すことにばかり使えと言うのよ。主人は殆ど屋敷を離れてどこかに行くことが多いから、実質的な切り盛りは私が行っているけど……やりくりが厳しいわ」 ぽつぽつ。 少しずつ、熱を帯びた息と共に吐き出していく。 「自由に生きているように見えても、主人と貴方は大違いね」 (-27) 2022/01/20(Thu) 4:03:30 |
【秘】 こどもの アルレシャ → 欠けた星 スピカ微笑みの真意に気付くことなく、アルレシャは笑みを返します。 「アルねー、きになってるの……!」 ソファーへ腰掛けると、枕を抱いてスピカの手元をじっと見つめました。聞きたい話があるようです。 「ゆびわ、してるよね! やっぱりけっこん……してる!? だんなさんって、どんなかんじ!?」 年頃の女の子ですから、やはり興味はあるようです。大きな目をキラキラと輝かせて指輪を見つめていました。 (-28) 2022/01/20(Thu) 10:22:25 |
【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ「ふぅん……?」 アルレシャは考えます。もしも悪い人なら、こうして一緒に寝てくれなかったでしょう。 子供にとっての『良い人』とは、自身にとって『都合の良い人』に等しい響きを持ちます。世間に『悪い人』と扱われていようと、自分に優しければ『良い人』なのです。 その判断基準は、ひょっとすると、アマノのそれと似ているかもしれません。 「……じゃあ、いいひと」 話を聞きながら、アマノの手元を見つめました。何かを探しているようですが、その目は少しウトウトしていました。 「あれ、けっこんしてたの? こども……いなくなった?」 (-29) 2022/01/20(Thu) 10:23:02 |
【人】 こどもの アルレシャ「…………アマノ!」 アルレシャは、お城の中を走り回っていました。 使用人にアマノの所在を聞くも、皆一様に首を振ります。彼等も初めての失踪者に、半信半疑なのでしょう。 「ねえ、アマノ! どこにいるの?」 アマノは大人です。子供ではありません。だから、いつかお別れがあることをアルレシャは知っていました。 けれどもこんなに早いなんて、ちっとも思っていなかったのです。 「せめて……、さよならくらい、してよぉ……」 段々と足が重くなり、ついには立ち止まってしまいます。歩くのに疲れたので、大きなクマのぬいぐるみに抱っこしてもらいました。 泣き出しそうになるのを、ぐっと堪えました。 だって、約束しましたから。 (5) 2022/01/20(Thu) 10:45:24 |
【秘】 欠けた星 スピカ → こどもの アルレシャ「……」 指輪を見て、それから君を見る。 隠すように右手で左手を重ね、暫く悩むように口を閉じた後。恐る恐るといった勢いで言葉が紡がれ始めた。 「……そうね。結婚しているわ。 主人は……自由な人、と評するべきかしら。ふわふわふらふらしていて、自分のやりたい事をやる人。私はそれを支えるの。 …………アルは、どんな人が好きとかあるかしら。まだそういうのは早い?」 嘘は言っていない。事実だ。 (-30) 2022/01/20(Thu) 11:03:46 |
【人】 欠けた星 スピカ「……え。どう、して?」 信じられないと言わんばかりの、呆けたような声だった。 「う、嘘よ。だってアマノは約束したもの、出口を探す協力関係にあったのよ。 そ、そう! それに、あの人は信頼を積み重ねた“なんでも屋”なのよ!? 裏切るはずがないでしょう!?」 「ねえ、ラサルハグはどこ? あの人が悪い冗談を言う筈ないわ。どんな時でも落ち着き持って行動するラサルハグが、こんなタチの悪い冗談する筈ないじゃない!」 (6) 2022/01/20(Thu) 11:09:15 |
スピカは、アマノと協力関係を結んだ。そして、色々と教わった。 (a0) 2022/01/20(Thu) 11:09:52 |
スピカは、ラサルハグに助けられた。努めて落ち着こうと考え始めたのは彼女のおかげだ。 (a1) 2022/01/20(Thu) 11:10:38 |
スピカは、使用人達に二人の所在を聞き続ける。城の中を歩き続ける。 (a2) 2022/01/20(Thu) 11:11:12 |
スピカは、途方に暮れたまま立ち尽くした。 (a3) 2022/01/20(Thu) 11:12:44 |
【墓】 なんでも屋 アマノ「俺ぁここに居るんだが……」 ッチ、と舌打ちする。 誰も彼もが素通りする、誰も彼もを触れることが敵わない。 どうやら、これは。 「持っていかれたか、俺が……」 (+0) 2022/01/20(Thu) 11:33:09 |
【秘】 彷徨民 ウミ → 酔吟 ミズガネ/* ミズガネさんへ。 お忙しい所失礼します。少し確認がしたく…。 アマノを占いましたか? 今日の占い先は、決まっていますか? 私を占うつもりはありますか? ウミより (-31) 2022/01/20(Thu) 11:48:07 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「薄々そんな気ィはしてたが……、 お前サンの旦那は領主じゃねぇな 」義務を投げ出して権利だけを主張するのはもはや貴族ではない。 特権を得る代わりに、領地の民のため、国のために義務を果たすのが貴族のはずだからだ。 きっとこの女は。 その領主にとっては都合のいい女なんだろう。 「お前サン、旦那はどこかに行くことが多いとは言うが……本当はわかってんじゃねぇのかイ。 まず間違いなく仕事なんざしてねぇし、遊んでる。 もっと言えば…… ソイツは外に女が居るぞ 」確かに、自分とその男は比べるまでもないだろう。 (-32) 2022/01/20(Thu) 13:04:32 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ「おー、俺ぁいいやつか。そいつは良かった」 ハハ!と小さく声を上げて笑い、よしよしとまた胸元を撫でる。 手元を見ても、そこには指輪なんてものはありません。 「おう、結婚……まではしてなかったがね。 事実婚……って言ってもちびにゃわからんわな。 ただ、ガキはいたぞ。生きてりゃお前サンと同じか少し上くらいの娘がなぁ。 守るはずが、守れなかったんだ。俺ぁな……」 (-33) 2022/01/20(Thu) 13:47:30 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「……ッ」 グラスを握る両手に力が込められる。 ひといきに残りを飲み干して、近くにあった酒瓶を荒っぽく掴んでグラスに注いだ。中身が何かすらさえ確認しない。 「……それが、どうしたっていうのよ。私の知ったことでは無いわ。 私は私の役割を果たすだけ、私は己に与えられたレールを真っ直ぐ進むだけ!それが私と言う人間に許された生き方なのよ!」 「どれだけ頑張っても私は後継ぎが出来ない役立たずなのだから、それ以外の責務を果たすしかないでしょう……」 (-34) 2022/01/20(Thu) 14:17:50 |
【秘】 こどもの アルレシャ → 欠けた星 スピカ指輪が覆われた理由も、沈黙の理由も、アルレシャにはわかりませんでした。いつもと話し方が違うことだけは、わかりました。 「んん〜……あそびたいから……いっしょにあそべるこがすき! スピカはだんなさんといっしょに、 なにをするのがすき? 」好きでもない人と一緒にいる理由がありませんから、きっとスピカは旦那さんのことが好きなのです。アルレシャは、そう思いました。 ですから『共に何をするのか』ではなく、『共に何をするのが好きか』という問いでした。 (-35) 2022/01/20(Thu) 14:22:17 |
【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ「そうなんだぁ……」 守れるのに、守れなかった。 再びやってきた、『甘くて苦いお菓子』のような言い回しを眠い頭で考えます。守りたい気持ちがあったということだけは、わかりました。 ママだって、アルレシャを守ってくれます。大人とは、そういうものだと思っています。 「そのこ…… なまえは……? 」とうとう声も眠そうになってしまいました。すっかり寝てしまうまで、あと僅かでしょう。 (-36) 2022/01/20(Thu) 14:32:50 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「 あ”ぁ? …………お前サン、それをソイツに言われたのかい」 子供ができないのは何も女のせいではない。 男に原因がある場合だってあるはずなのに、どうして。 むしろ、外で遊びまくってる割に私生児がいないのであれば、男の方に原因がある可能性のほうがたかいのではないだろうか。 「あ、おい。 その酒はあんまガバガバ飲むものじゃ…… あー……聞いてねェな…… 」「俺が聞きたいのはそういうことじゃねぇなぁ……。 お前サンは本当は……どうしたい? 一度義務やレールの事は忘れて考えてみな」 俺は”なんでも屋”だ。 何でも叶えてやる力は……ある。 (-37) 2022/01/20(Thu) 14:35:59 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ決して、認められることがなかった契りだ。 愛した人も、生まれた娘も、愛した人を取り戻そうとする追手によって殺されてしまった。 向こうも殺すつもりではなかっただろう。 俺だけを、殺す手はずだったはずだ。 だけどこうなってしまった過去は最早変えられるものではない。 「……シルヴィア。 お前サンみたいに元気で無邪気なガキだったぞ」 さぁ、もう眠りなと。もうひとつ、そっとひと無で。 (-38) 2022/01/20(Thu) 14:42:50 |
【人】 こどもの アルレシャ>>a3 スピカ 「……スピカぁ」 服の袖を引っ張る小さな手がありました。大きなぬいぐるみのクマ……に、抱えられたアルレシャです。 「…………ふたりとも、どこいっちゃったんだろうね?」 声色は沈んでいました。普段の振る舞いからすれば泣き喚いてもおかしくはありませんが、今の所その予兆はありません。 「…………アルはおそらから、さがしてくる。あったかいふく、きていくから」 メイド姿のうさぎのぬいぐるみが、コートを持って来ました。 (8) 2022/01/20(Thu) 14:42:51 |
【秘】 欠けた星 スピカ → こどもの アルレシャ「一緒に遊べる子。いいわね、一緒だときっと色んなことが出来そうで」 君を見ているようで、なんだか遠くを見ているような眼差し。 「私は……。 ………………」 閉口。沈黙。それから。 「…………分からないわ。私は、主人を支えることばかり考えてたから。 ……何が好きなのか、考えたこともなかった」 (-39) 2022/01/20(Thu) 16:00:11 |
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