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ユメカワは、君達の前に確かにある岐路を指すだけ。 (a6) 2022/07/15(Fri) 16:26:02 |
ユメカワは、それでも、君達が迷うなら。 (a7) 2022/07/15(Fri) 16:26:10 |
ユメカワは、その手を引く事はできる。いつも通り、甘ったれたふりをして。 (a8) 2022/07/15(Fri) 16:26:16 |
【人】 夢中 ユメカワ【???】 >>6 ネコジマ そんな道すがら、暫しの会話の後。 「ん。裏道も来てたんだね」 猫島に続いて、ひょいと教室を覗き込んで。 視線の先、ひとつ増えていた人影を見て なんでもない日々の中、友達の姿を見付けたようにそう言った。 他の誰かが連れて来たのかな。それとも自分から来たのかな。 だって先生が連れて来たなら、 きっとちゃんと着席させてあげていただろうから。 「窓際の、そこ。」 来家の傍からは離れず、山中を着席させる様子を見守って。 それから、投げ掛けられた問いに空いた席を指差した。 場所と意図が伝われば、もう一人。同じ様に着席させてしまおう。 並んだ机は、ふたりぶん。 俺の隣は、君の隣は、やっぱり、特等席だから。 (7) 2022/07/15(Fri) 16:27:45 |
【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ「完璧主義者は当たってるかな。100点は目指すべきなのだから。 寂しがりかと言われれば、私は違うね。深雪は多分そうだけれど」 唯一の存在だけではなく、全員≠求めた生徒を思い返す。 情で動く彼と違い、この少女は実益で動く。 その実益とは、 生者が考える死者の利益ではない。 「失敗で構わない。 未完のままが良い。 未熟だから、楽しいんじゃないか。 そしてね、これもきっと勘違いさせてしまったかもしれないんだが」 長い枝を持ち、ざく、ざく。 枝先で地面を軽く抉った。 ▽ (-13) 2022/07/15(Fri) 17:15:33 |
【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ「 謎は謎のままで良い。 私達の物語は続いた方が良いからね。君達からすれば、もう終わっているのだろうけど……私は私として発言させてもらおう」 教師として立つ白間コズヱに、寂しさなどある筈もない。 「私は栗栖に動機を明かすように頼んだけれど、それは決して謎を明かしてもらいたいわけじゃない」 公私混同をする教師など、教壇に相応しくないのだから。 「解き明かしてくれれば、 もしかしたら私を理解してくれるかもしれない と思ったからだ。だってそうだろう?それくらい、私について考えてくれたということだ」 「……だが、まあ、しかし。 そうなった所で、誘いには乗ってくれないだろうとは思っているんだ。 駄目で元々、というやつだね」 ざく。 地面の色が変わる。表面の薄い砂の層が終わり、湿った土が現れた。 「さて。こちらの返事をまとめよう」 切り替えるように、声色も明るくなる。 ▽ (-14) 2022/07/15(Fri) 17:16:24 |
【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイざ、と新たな地面を枝で突く。 丁度、腕を引けば……貴方と少女の間に線が引ける位置だ。 「私達は、語り部を求めない。 ……むしろ要らないね。いたら力を合わせて、敵として排除しよう」 歴史って好きじゃないな。 私達は読み物じゃないのだけれど? 「私達は、終わりを求めない。 成仏なんてもっての他。望む夢は大きく、永遠だよ」 不可能と解っていても、それを目指すのが人間だろう? 「私達が満足できる条件。 ────それは、君達全員の死だ 」隻眼を見据えて、いつも通り微笑んで。 「それ以上、私達に損益しか無い提案をするのなら。君達の都合を押し付けるのなら」 この亡者だって、貴方達生者に自身の都合を押し付けている。それを知った上で、言っていた。 「この話は、おしまいだ」 帝国主義とは。 利益を他から奪い、国を豊かにする思想である。 (-15) 2022/07/15(Fri) 17:17:46 |
【秘】 不知 ミナイ → 陽炎 シロマ「都合を押し付ける? 合わせてるのはこっちだよ。 世界のあり方から勘違いをしているのはそちらだ。 その理解の先に、対話と妥協なくして和解はない。 現代に自分勝手な独りよがりが認められる世界なんてない。 ここは、キミの国じゃない。自由をつかむ夢の世界じゃない。 ボクは手を差し伸べたんだ、 その皆殺しが 今すぐできないから 解決役を呼んでこようと言ったのさ」 悪態をつきそうになって抑えた。 彼らは何を損だといってるんだ? 死んでいる自覚がないのか。 支払うものも喪うものも手にはいるものすらないのに、馬鹿げてる。 「何様の……つもりで。 話を終える前に、茶番をした意味と、 一体何を期待していたのか教えておくれよ」 「力業で解決していない理由があるんだろう 全部気紛れだとでも? 無駄な時間を使って目的が達成できてないんだ。 死んだ後ですら否定され続けて、それが悲しくて、 満足できなくても楽しいなんて、愚かで面白くない話だ。 そこの価値は合わなくて残念だよ」 (-16) 2022/07/15(Fri) 21:35:02 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 陽炎 シロマ男はぼんやりと、ただそこに居た。 自分が今どういう状況なのかまだいまいちぴんと来ていない。 死んだという事はわかっているようだが、これからどうしたらいいのかわからないようだ。 自分を呼ぶ声に反応し、振り返る 「…………しろ……ま……?」 少し前まで親しげに喧嘩していた相手だというのに、この違和感は難だろうか。 (-17) 2022/07/16(Sat) 0:27:34 |
【人】 夢中 ユメカワ【???】 >>8 ネコジマ よいしょ、ごく軽い掛け声のあと。 ちいさな身体をそっと椅子に座らせて、机に寄り掛からせた。 多分、机に顔を伏せて寝ているみたいなかたち。 そんな来家の頭を、髪を梳くみたいに優しく数度撫でて。 それから、君の問いに、ああ、と小さく声を漏らした。 ポケットを探れば、名前の書かれた布はちゃんとそこにある。 多分、血に汚れてもいないだろう。 「はい。埋め直すの、お願いしてもいい? 元の場所に戻すのでも、もっと良い場所に埋めるのでも 先生に──梢ちゃんに伝えられさえすれば、 きっと場所は何処でもいいはずだから」 きっと言わずとも、元の場所に戻すなり、 埋める場所を教えるなり、してはくれるのだろうけど。 念の為の言葉を添えて、件の布を君に差し出した。 本当はしっかりと弔った方が良いのだろうけど、 自分達にはそれは難しい話だろうし。 であれば、缶の中へと収められた彼らに間接的でも縁があり 子ども達の庇護者たろうとする彼女の与り知る所にあるのが一番だろうから。 (9) 2022/07/16(Sat) 1:49:34 |
ネコジマは、鳥飼にタオルを返した。くびに。 (a9) 2022/07/16(Sat) 12:43:14 |
ネコジマは、いってきま〜す。間延びした声。皆の教室を出ていった。てぽてぽ。 (a10) 2022/07/16(Sat) 12:46:47 |
【神】 気狂 ネコジマ『猫島はなんもねぇすよ』 血塗れだから、会ったら賑やかだろうなぁとはぼんやり思った。 『夏ニイと雪ニイもいました。一緒でしたよ』 だから永瀬の言う通り心配なんていらない。 猫島の認識はそうだった。 (G0) 2022/07/16(Sat) 12:48:46 |
【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ「何から何まで合わないね……。 現代の話なんて、知ったことじゃないんだ。 今すぐじゃなくても構わないから 、要らないと言っているんだよ。深雪さえ望むなら、これから何度だって迎えに行くつもりさ」 自ら来てくれたのなら、当然嬉しい。 だがそうでないなら、死後わかるまで授業をすればいい。 白間コズヱは、そう考える。 互いに分かり合えなかった対話は、これで何度目だろう。 嗚呼、矢張り。 生者と分かり合う為には、死へ招くしかない。 「不快にさせたならすまないね。 私は現代の、その民主主義的な考え方は……知ってるだけで、わからないものだから」 がり、がり。 地面に線が引かれていく。 しかし教えてくれと言われて、答えないわけにはいかなかった。 私は、先生だから! 線を描く手を止め、口を開く。 ▽ (-18) 2022/07/16(Sat) 12:53:16 |
【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ「まず、無理矢理全員を招かなかった理由。 これは簡単だ。私にそこまでの力が無い。 だから、自ら此方に来てもらいたかった。これが期待していたことだね。 そして最後に。 君達を騙して、生者のふりをしていたのは──その方が、此方に自ら来てくれるかと思ったからだ」 これ は、只それだけの為に動いた亡霊だ。身勝手で、自由で、自分の夢を叶える為に手段を選ばぬ愚かな厄である。 「現代じゃ、常に人は満足しているのかい。 ……違うだろう? 満足する為に、日々努力して過ごしている筈だ。勿論、それが叶わないこともある。 和解は双方がそれを望んでからが始まりであり。 片方が望んでいなければ、それこそ無駄な時間となるだろう。 「それはきっと、戦前と同じだよね」 (-19) 2022/07/16(Sat) 12:53:54 |
シロマは、線を引いた。 (a11) 2022/07/16(Sat) 12:54:07 |
ネコジマは、白間を見つけた。 (a12) 2022/07/16(Sat) 13:14:08 |
【秘】 気狂 ネコジマ → 陽炎 シロマ>>a12 「白間先生? 梢先生?」 ととと。あなたを見つけた彼が近寄ってくる。 血塗れだが、怪我だとかをしているわけではなさそうだ。 「かんかん、元の場所でいいすかね」 両手で抱えた缶は、あなたに掘り出してもらったもの。 元通り閉じられて、中身だってほとんどちゃんと元の状態だ。 「それとも皆のところの方がいいです?」 あなたが“こずネエ”でなかったことに対して、特に言うことはないみたい。 あなたが先生であるらしいことを、聞いてそのまま受け入れているようだった。 (-20) 2022/07/16(Sat) 13:16:16 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a13) 2022/07/16(Sat) 13:25:29 |
【秘】 陽炎 シロマ → チャラ男 ウラミチ「嗚呼良かった、成仏したのかと思ったよ〜……」 少女は最後に会った時と変わらぬ明るさで、貴方の隣へやって来る。 その片手には出席簿があった。 「ねえ君、これから何かしたいことってある?」 ぱらぱら、出席簿を捲る。 名前の書かれた頁を見せながら、貴方に問いかけた。 「何も目的が無いなら…… 私の生徒にならない? だいぶ人数も増えてきてね、賑やかになってきそうなんだ。どうかな」 その声は、誰が聞いても弾んだ楽しそうな声色で。 まるで生きているかのようで。 今日が初対面の少女は、貴方を自身の学級へ誘った。 (-21) 2022/07/16(Sat) 16:02:18 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 陽炎 シロマ「あ?生徒??」 突然の申し出に怪訝な表情で貴方を見る。 しかし誰かを祟りたいだとか大層な目的があるわけでもない。 相手の事はよくわからないが、なんとなく……悪い奴ではないような気がする。 ぼやぼやした記憶の中相手に感じる既視感や違和感からはとりあえず目を逸らすことにした。 「別にいいけど……」 (-22) 2022/07/16(Sat) 16:14:19 |
【秘】 陽炎 シロマ → 気狂 ネコジマ「おやおや。入学希望かな? ふふ、呼び方はどちらでも構わないよ」 今のところ、自身を素直に先生と呼ぶのは夢川だけだ。きっと彼から話を聞いたのだろう、と考えた。 貴方が抱えた缶を見下ろせば、ふむ、と顎に手を当てる。 「ん〜、元の場所だとまた見つかっちゃいそうだしなぁ……」 それに。 彼等は満足に学校へ行けなかった子供達である。供養もされず、捨てるように燃やされた部落の子供達。 暫し悩んでから、口を開く。 「……きっと学校に行きたかっただろうし。 皆のところにしようか」 (-23) 2022/07/16(Sat) 16:31:31 |
【秘】 陽炎 シロマ → チャラ男 ウラミチ「本当!?ありがとう! 嬉しいなぁ、きっとこれで 鹿乃 も元気出してくれるよ」さて、この少女は司馬鹿乃を『カナ姉』と呼んでいた。 しかし、いつのまにか呼び方を変えていたらしい。 「教室は昇降口の横だよ。 牧夫達がいたところ、覚えてるだろう? あそこで授業をするからさ」 (-24) 2022/07/16(Sat) 16:46:36 |
シロマは、出席簿に名前を書き加えた。 (a14) 2022/07/16(Sat) 16:46:56 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 陽炎 シロマ「カナイ!?カナイも生徒なのか?!」 その名を聞いた途端虚ろだった目が大きく開かれる。 「授業って……何の勉強すんだよ。 俺テストとか点とれねぇからな?」 始まる前から赤点宣言している。 自他ともに認めるバカだ。 (-25) 2022/07/16(Sat) 17:05:45 |
【秘】 陽炎 シロマ → チャラ男 ウラミチ目を見開いた貴方の反応を見て、少女は気を良くした。 「内容は色々だね。 でもちゃーんと点が取れるように、私が教えるから安心して?」 どうやら先生の手厚いサポートがあるらしい。もしかすると、あまり嬉しくないかもしれないが。 「……あ、席は鹿乃の隣にしておくね。 きっと緊張してるだろうから、裏道が助けてほしいな」 貴方の様子を見るに、きっと大事なことだろう。そう考えて付け足した。 (-26) 2022/07/16(Sat) 20:44:37 |
【人】 幸福 ライカ【???】 落ちて、運ばれて、どこかの何かに座らされて。 「………ん、」 優しい温度が髪を撫ぜる。心地良い話し声も聞こえる。 頭がぼんやりするけど、何だかとても良い所に居る気がする。 ─────ぱち、 月白色の眼がほのかに開いて、ゆるりと顔を上げていく。 「………あれ、」 ここ、どこだっけ。さっきまで、何してたっけ。確か、深雪が事故に遭って。後悔や悔悟を紛らわす何かを探しに、肝試しに参加して。それから─── 「──……ッ!!?」 思い出した。 飛び降りたんだ、僕W達Wは。 がば、と上体を起こす。 不思議と体のどこも痛くなくて、首を傾げては、夢だったのかと辺りを見渡す。 「……あ、あれ? 何……なんで…………?」 視界に入るは、生きていない者たち。 何が何だか、分からなくなってきた。 (11) 2022/07/16(Sat) 21:01:10 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 陽炎 シロマ「しかたねーな、付き合ってやるよ!」 先生につきっきりで勉強を教えてもらうというのは正直かったるいが、それ以上になんだか昔に戻ったような気がして嬉しかった。 カナイや他の皆と一緒に過ごした小学校時代は本当に楽しかったから。 現実に未練がないといえばうそになるが、これでよかったかもしれないと思った。 (-27) 2022/07/16(Sat) 21:36:27 |
【秘】 気狂 ネコジマ → 陽炎 シロマ>>-23 あなたが悩む間、猫島も少し視線を落として何かを考えていたけど、 それはもうひとつ聞きたいことをまとめていただけで。 皆のところに、というあなたの言葉に頷いて。 顔を上げて、ちょっと止まって、また視線を落として。 息を大きく吸うのと一緒に、 同じ高さのあなたの目をまっすぐ見た。 「梢先生、花火」 「教室で花火は、怒りますか」 「んん……」 「ふつうは…とうぜん、だめすけど」 「学校、なくなりますし」 「みんなは、そこにいますし」 訥々と、そんなことを口にする。 本当は誰に許可を得るでもなく 教室で花火をしてもらうつもりだったけど、先生がいるみたいだったから。 (-28) 2022/07/16(Sat) 21:46:18 |
ユメカワは、猫島に手を振った。またね。 (a15) 2022/07/16(Sat) 23:34:04 |
夢中 ユメカワは、メモを貼った。 (a16) 2022/07/16(Sat) 23:35:29 |
【人】 夢中 ユメカワ【???】 >>11 ライカ 「──おはよ、夏彦。」 ずっと君を待っていた。 ずっと、またこうしておはようを言える日を待っていた。 もう戻らないと思っていた日々が、戻って来た。 「…調子はどう?俺、今度は上手くやれたのかな……」 ひとりの生者は去って、今は生きていない者ばかりの教室の中。 周りに広がる光景が大した事じゃないみたいに、 けど、君の様子に少しだけ気兼ねしたように。 きっといつも通りの姿で、いつも通りに君に笑い掛けた。 夢見るいろは確かにそこにあって、きっと夢ではない。 夢の中に、その先に生きる者にとっては。 今ここにある永遠こそが現実だ。 (14) 2022/07/17(Sun) 1:55:21 |
【秘】 先生 シロマ → チャラ男 ウラミチ「遠足とか、修学旅行もやってみたいんだ。 もし他にもやりたいことがあったら、遠慮せず言ってほしい」 笑顔を見るや、こちらも顔を綻ばせる。 少女の生徒を想う気持ちは本物だ。 その愛が妄執であるだけで。 名前一人分、重くなったような気がする出席簿を抱えた。 嬉しい重みとは、きっとこんな感情を言うに違いない。 「私は……君達の、先生だからね!」 (-29) 2022/07/17(Sun) 11:31:56 |
【秘】 泣き虫 ウラミチ → 陽炎 シロマ「修学旅行……いいな!文化祭もやろうぜ!」 皆と一緒に体験できなかった楽しげな学校行事にワクワクした様子で大きく頷いた。 これから、貴方の事を先生と素直に呼ぶ性格ではないが、慕ってついていくだろう。 (-30) 2022/07/17(Sun) 11:43:25 |
気狂 ネコジマは、メモを貼った。 (a18) 2022/07/17(Sun) 11:52:08 |
ネコジマは、乾いた声でわらって、 (a19) 2022/07/17(Sun) 12:42:47 |
【秘】 気狂 ネコジマ → 夢中 ユメカワ「生きてる人を生きてる人から遠ざけたいから、」 「猫島はそうしました」 「でもまたやるのはなかなか難しいものです。 猫島、なるべく普通に生きる前提で考えていましたから」 この際、もうそうでなくていいかなとは思っている。 「死んだ人が何かするのを止めたいならー……」 「んー、…どうしましょう。 思い浮かぶ人が、そもそもが会いたくねぇんで」 「殺しても死んでくれないなんて、やっぱりだめですよ」 それがほんとうにすごくこわくて。 「あとー…」 「…あと、今の父さんは来ないだろうけど、 兄ちゃんは来そうで。何するかわかんねぇんすよあの人」 「別に死ぬ気だったわけでなくて、 連れ戻す気で来ちゃってたとか、全然ありそうで」 「生きてる人と、死んでる生きてる人とがいるんなら、 猫島はこわくてどこにもいられませんね」 その通り、終わりの先が続くなら、 生きても死んでも猫島はたすからない。 (-32) 2022/07/17(Sun) 12:45:13 |
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