【独】 III『女帝』 シャルレーヌ (-134) 2022/12/13(Tue) 20:16:43 |
III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。 (a90) 2022/12/13(Tue) 20:17:11 |
【独】 III『女帝』 シャルレーヌ/* はっ、シトラがチラ見してくれてる。 ありがとう、ありがとう。 って、メモで触れよう。 ってか、灰小刻みにしてすみません、次からはまとめます。 (-135) 2022/12/13(Tue) 20:19:10 |
III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。 (a91) 2022/12/13(Tue) 20:24:40 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ―クロのむかし― 「ふん……厄介なモンを押し付けられちまった」 [「運命の輪」の証を持った赤子を押し付けられた老婆は悪態をついた。夫には先立たれ、嫁いびりをした為に一人息子にも出ていかれ、そのせいで余計に性格が荒れ、村人から距離を置かれて暮らしていた人物である。 それでも赤子を見捨てなかったのは、彼女も寂しさを感じていたのだろうか。子守歌を歌うような、甲斐甲斐しい世話をしたわけではなかったが、赤子は死なずに幼児まで育った。 「僕にはお父さんとお母さんはいないの?」と幼子が聞けば「捨てたんだよ、お前のことは」と面倒くさそうに答えてくれた。だからクロは、自分のことを捨て子だと思っていた。 質問すれば一応、気が向けば答えてくれるので、クロは自分が証持ちという存在であることを何となく理解はしていた。] (606) 2022/12/13(Tue) 20:31:10 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ「膝の痣、咎の証ではあるがそれは幸運をもたらすと言われているものさ」 「お前は村に幸運を運んでくる存在だからね、その通りにしないといけないよ」 「でなきゃ、今度は追い出される。このしけた村に、役立たずを養うほどの余裕はないさ……フン」 [そういった言葉を聞かされて育った幼子は、いつしか「村の皆に幸運を運ぶのが自分の役目だ」と思うようになった。 他の子供たちと遊ぶことは許されなくとも。 大人たちが自分を見たら避けるように通り過ぎても。 挨拶して、返ってくる声はなくとも。 自分より小さな、泣いている子供を撫でようとしたら、ひったくるように引き離され、急ぎ足で去られても。 それだけが自分の存在理由らしいから。 やがて幼児が少年と呼べる程にはなった頃、老婆が亡くなり、いないと思っていた両親の元へと引き取られた。だが、いきなり親と言われても実感がなかった。共に暮らしもしていなければそんなものだ。 今まで自分を無視してきた他の大人たち……いや、望まぬ子供を授かった分だけ、周囲よりも嫌悪感を持っているように思われた。] (607) 2022/12/13(Tue) 20:33:04 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ[父という肩書きの大人から、羊の世話を教えられる。必要最低限の会話はされる。少しでも労働力として使えるようにする為だ。死なないように、残り物の食事も与えられていた。 大声で注意されることはあったが、本気で殴られたりはしなかった。なるべく触りたくなかったらしい。それは他の村人も一緒で、直接的な暴力を振るわれたことは実はなかったのだ。] ひつじ♪ひつじ♪ [しかし、家に閉じこもりがちだった老婆との暮らしとは違う、ふわふわで穏やかな羊の世話は楽しく、牧羊犬とも友達になれた。四つ足の動物たちは抱きしめ返してはくれないけれど、自分を厭わない。 それが嬉しくて、野山を羊や犬と一緒に駆けるのは楽しくて。よく笑うようになった。一生懸命仕事をしつつ、「僕、村に幸運を運ぶからね!」と自分を避ける人間に笑顔で呼びかけたりした。] (608) 2022/12/13(Tue) 20:35:06 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ[そんな無邪気な姿に、絆される一部の村人もいたようだ。 絶対に他人に見られないように気を付けながら、「余ったからやる」と食べ物を少し寄越されたり。 放牧していた羊が一匹見当たらなくて、困ってきょろきょろしていたら、「おい黒羊、向こうで羊見かけたぞ」と一言声をかけてくれたり。 「証さえなければ良い子なのに……」と 声はかけられずとも、同情のこもった瞳で見られたり。 表立たない所では、小さな親切を受けることも時々はあったのだ。だから人間を信じられた。両親は相変わらずだったけれど、笑顔でいられた。 ……事件が起きたのは、そんな頃だっただろうか。**] (609) 2022/12/13(Tue) 20:36:32 |
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。 (a92) 2022/12/13(Tue) 20:40:33 |
【独】 [『 力 』 フォルス/* ひょっとせずとも えらいいきおいで たなとすさんに とけざなのです…… それはそれとして しとらさんも ほんとにありがとうございます ちらちらのおかえしを したいっ(*ノノ) (-136) 2022/12/13(Tue) 20:43:51 |
【独】 ]『運命の輪』 クロ/* 頂いた設定 『15歳 男性 北の出身。農業と酪農の村で育つ。証持ちということで距離を取られつつも、直接的な危害はあまりなく、村で生きてきた。』 直接的な危害=罵声や暴力など と解釈しての過去になったけど、こんな感じでどうかなーほしねさーん (-138) 2022/12/13(Tue) 21:00:41 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ── 回想:『月』に至る ── [ 今から三年前。 担当職員より、とある証持ちについての資料を渡された。 資料を渡された段階で察していた。 この証持ちを迎えに行け、ということだろう。 資料を捲ってみると、彼の境遇が細かく記されていた。 心が締め付けられるようなことも。 ]お邪魔します。 私は政府の使いであるクリフと申します。 御子息殿をお迎えに参りました。 エーリク殿、ご家族殿に面会をご希望いたします。 [ 交渉に必須の柔らかな笑顔に穏やかな語り口で、 単刀直入に用件を伝える。 不在ならば、笑顔のまま何時間でも待つことにしよう。] (610) 2022/12/13(Tue) 21:15:31 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[『月』の証持ち・エーリクは 『教皇』の魂を持つ男と対峙した際 どのような表情を浮かべただろうか。 男には、魂が潤うような懐かしさと 月光が降り注いだような、安らぎが降り注いだ。 ──君の居る場所はここでは無い、僕達の居る場所だ。 すぐに口を突いて溢れ出そうな言葉も 手を引き、連れ出したくなる感情も抑え取り繕う。 やがて、縋るように歩み寄って来た少年の手を握り 改めて感じたことは 今にも崩れ落ちそうな、硝子のような儚さと繊細さ。 ── この壊れそうな少年を、守らなければいけない。 かつては身なりも良かったであろう彼の家族と どのような会話を交わしただろうか。 我が子を頼むと泣かれたか、政府の犬と疎まれたか、 それとも食い扶持が減ると歓喜されたか。 どのような対応であれ、少年を今まで育ててくれたことに 感謝を告げ、「御子息は我々が守ります」と 真摯な表情で告げたことには変わらない。] (611) 2022/12/13(Tue) 21:16:27 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 陽が落ち始めた橙の空の下、共に洋館へと向かう最中。 同行の職員と別れ、二人きりになってから声を掛ける。] 改めまして宜しく、エーリク。 僕はカルクドラ。 君の味方で、仲間で、友人だ。 辛いこと、苦しいこと……たくさんあったと思う。 最初の間は慣れなくて戸惑うかもだけど、 何でも頼って欲しい。 君には幸せになって欲しいから。 [ 負の感情程、心に刻まれやすいとは言うが、 正の感情も、同等に刻まれて欲しいもの。 少しでも思いが届いてくれれば良いのだが。] (612) 2022/12/13(Tue) 21:16:45 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ しかし、男の期待とは裏腹に 洋館で暮らし始めた彼は自室からあまり出て来ず、 出てきたとしても陰のある表情のことが多く 時には抜け出すこともあった>>220 戻って来れば、どこに行ってたのかと優しく問い掛け 楽しかったか、と様子を聞く。 肯定が返って来れば良かったと微笑み 微妙な返事があれば、残念だったねと相打ちを打つ。 抜け出した時にも、「良く戻ってきたね」と 咎めることは決してしなかった。] (613) 2022/12/13(Tue) 21:17:03 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 男自身も洋館に来た当初は、素行が悪く 何度も抜け出し、悪さもしていたので その行為を咎める資格すら無かった。 男の場合、その度にヴェルトに叱られていたのだが。 『世界』── 七年前、少年が洋館に来た際、リーダー格だった男。 普段から優しい態度を崩さないヴェルトは 少年が悪さをする度に優しくも厳しく叱り、 真摯に向き合っていた。 一方、少年はどこ吹く風で話を聞き流し 言葉ばかりの反省の言葉を誂えていた。] (614) 2022/12/13(Tue) 21:17:16 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ しかし、数か月が経過した頃 ヴェルトは突如姿を消してしまう。 少年はこの出来事に酷く驚いた。 真偽はともあれ、少年自身ががあまりにも我儘なせいで、 愛想を尽かし出て行ったのだろうか、とすら考える程に。 同時に、彼に構って欲しかったことに。 彼に構って貰えたことが嬉しかったことに、 居なくなってから気付く。 数日経っても、数週間経っても、 ヴェルトは戻って来ることは無かった。 この頃から、少年は別人のように 真面目に、品行方正な態度となっていく。 流石に自分が原因で出て行った、とは思わなくなったものの 彼が戻って来た時に、迷惑を掛けないように。 消えてしまわないように。 構って欲しくて叱られるのではなく、彼の力になりたい。 なれるように立派になりたい、と思うように。 リーダーの突然の失踪は、少年の心も変質させていた。] (615) 2022/12/13(Tue) 21:18:31 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ (616) 2022/12/13(Tue) 21:19:56 |
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。 (a93) 2022/12/13(Tue) 21:28:41 |
【独】 X『教皇』 カルクドラ/* プロの間にエーリクきゅんお迎えとヴェルト様とは会っておきたかったんだ……遅筆すぎて泣く つか体調に泣く つかひつじのぬいぐるみ可愛すぎかよ🐑 (-139) 2022/12/13(Tue) 21:37:17 |
【人】 [『 力 』 フォルス―――回想:いつか、皆で食べたメルロン [ 正直に言えば。 この箱庭に売店が必要には見えなかった ヴェルトが言ったから―― そんなものをいくら免罪符にした所で あの時頷いたのは結局の所、未練でしかない 誰からも相手にされず 誰にも見向きもされず 俺が居る事で価値は消え 汚物の如く唾棄される 彼らを冒涜しているのは他でもない俺だった それはあまりにも、致命的だった ] (617) 2022/12/13(Tue) 21:46:16 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ だというのに。 目の前ちらつかされた糸に なんとも女々しくぶら下がった 売店の品揃えは職員向けのもの 慰め程度の嗜好品と、各地のささやかな娯楽 必要も無いだろうに「 買いに行くよ 」などと それはあまりに残酷な優しさを孕んでいた ] (618) 2022/12/13(Tue) 21:46:37 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 笑っていたつもりだった 笑えていたつもりだった 実際笑っていた 恵まれた人生だ 元々笑顔で居る事は多かった でもシンが笑っていたからもっと笑っていた 作り笑いなんてする暇も無いほど楽しいが溢れていた シンが居て、ヴェルトが居て、タナトスが居て シャルが居た。 笑顔が浮かばない理由も浮かべない訳も無かった ] (619) 2022/12/13(Tue) 21:48:12 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ けれど親友の目は、 誤魔化せなかったのかもしれない 俺でさえわかっていなかったかもしれない違いを きっとシンは見抜いていた>>369>>370 だから。 ほんの少しこぼしていたのかもしれない この館に住む事にした訳 途方も無い夢を見ていた 現実を見ているつもりで見ないフリをした ただの愚物が夢破れるに至った決定打を。 でも、最後には二人笑ったのを覚えている シンが笑ってくれていたからだ。 ] (620) 2022/12/13(Tue) 21:50:47 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 職員に取り寄せてもらった品物達を 棚にテーブルにせっせと並べるひととき かけられた声に、手を止めれば>>371 シンの視線の先にはメルロン ――隣りのわたあめだった可能性には蓋をする ] これ小さい頃に初めて食べてさ ホント、ほんの数秒なんだけど 世界にはこんなに幸せになれるお菓子があるのか! って感銘を受けたんだ。 だからコレは絶対に置こうって決めてた。 ……食う? [ メルロンの入ったケースを取って。 頷いたなら。頷いたな。オーケー頷いた。 「 よーし今から一緒に稼ぐぞー! 」って部屋を出た ] (621) 2022/12/13(Tue) 21:52:31 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク―― 玄関口で ―― そうなんだ、シャルレーヌも! なら、きっと綺麗なハーモニーになるねっ。 カルクドラの伴奏もついてるなら、 アリスもいっぱい喜んでくれるだろうなぁ! [名前を挙げた人たちはまだ参加意思が見えないらしい。>>418 それでも、他の名前が挙がればはしゃいでしまう。 シャルレーヌの細い清らかな声は、 きっと音楽に乗ればより澄み渡るだろう。 カルクドラは音楽室で何度か姿を見かけたことがある。 楽器を奏でられない私からすれば、 チェレスタもカルクドラも雲の上の人だ。 一緒に演奏できない代わりに、 私は彼らの隣で足でステップを踏み、手を叩く。 まるで自身の身体が、楽器であるかのように。] (622) 2022/12/13(Tue) 21:52:46 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 四つ入りのメルロン400エム、さしあたって一人100エム ] 貰った金で食うのもいいけど 働いた金で食うご褒美は格別なんだよ [ 準備の様子を入り口で見守っていたヴェルトが 声をかける前に穏やかに笑って消えたから シャルとタナトスも巻き込んで 掃除をしたり、並べたり、扉を外したり そうして買ったメルロンをみんなで分けて食べた ――ヴェルト? 終わった頃にまた穏やかな笑顔で現れた。野郎。 仕方ないから俺のを半分分けといたさ ] * (623) 2022/12/13(Tue) 21:53:19 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[誕生会、というものをすると知ったのは、 この洋館に来てからだった。 私を棄てた実の両親は 私が生まれたことを祝うはずもなく。 代わりに養ってくれた老夫婦の家での暮らしは、 裕福と言える暮らしではなかった。 それ以前に誕生日というものを私は知らなかったから。 老夫婦にそのことを聞かれた時は、 何も知らずに首だけを傾げたものだ。 だから誕生日がない私は、誕生日を祝ったことはない。 代わりに老夫婦は神様の誕生日である日を、 ささやかなお祝いにしてくれた。 その時も、笑えない私は。 ]うまく、喜ぶことすら出来なかったのだけれど。 (624) 2022/12/13(Tue) 21:53:54 |
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