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【人】 尸解仙 キファ>>367 ハマル 「頃合いだな」 星見杯亭の談話室で、 ハマルと旅の思い出話を語り合っているとき。 キファはふと、そう切り出した。 「吾はそろそろ、”行く”」 「吾はキファである。 キファにとっての現実は、此処だった。 吾は確かに、233年を生きていた。 ……だが。 『秋葉義一』には、帰らねばならぬ場所がある。 『キファ』という人生は、終わるのだろう」 キファは、覚悟をしている。 ……それはきっと、”死”程に冷たいものでは、ないのだろう。 例えるなら、生まれ変わりに近いのかもしれない。 「……最後におまえと、海を見れた。 約束を全部果たせたのだ。……良かった」 キファは、にっこりと笑った。 永い旅だった。 今度の旅の目的地は、ずっと遠い。 (412) 2021/05/03(Mon) 21:46:34 |
【見】 こわれていく レグルス>>165 シトゥラ 光線の一射は、外れて意味をなさない。 だが、殺意だけを抱いた少年の身体は、動揺することもない。 光線を地面に向け、その反動でハルバードを躱す。血飛沫の線が頬を走る。 「──ハハ、殺してやる……」 口からは、虚ろな言葉が返るだけ。 赤く染まった瞳は、感情が宿っているのか定かでない。 ただ、もしも、そこに以前の少年の意志が、わずかにでもあるならば── ──きっと、貴方が見捉えている通りのことだ。 「 」 刹那の出来事。反応を構えるより遥かに早い。 くの字に曲がった身体が、襤褸のボールのように飛んでいって、倒れ込んだ。 言葉一つの間も、なかった。 そして。 静寂が訪れた。 (@12) 2021/05/03(Mon) 21:47:11 |
【人】 『絶対生きる』 カウス>>364 メレフ 「ヤバかった。魔力量……かなあれは。 ちゃんと閉じ込めたはずなのに、暴れだしたみたいな。 そういや、俺大人になったから死んだんだよな。 よくわかんないや、その辺。」 魔力量(MP)が一定まで成長すると、 というものであったが当然少年に分かるはずもなく。 「……13歳だよ。今は病院にいると思う。 手術してんだ。だから、生きて帰れるか分かんない。 でも生きて帰りたいよ。その気持ちは、今ならある。 アンタとも向こうで会えたりすんのかな。 ちょっと見てみたいかも。未成年のアンタ」 (413) 2021/05/03(Mon) 21:53:04 |
【見】 こわれていく レグルス>>165 シトゥラ >>@12 致命的な一撃は、生存を許しはしなかった。 狂熱が急速的に冷めていく。 血と共に、体も心も、死の冷たさに浸っていく。 身を構成する情報量のすべて、0に堕ちていく。 無機質な天井を、見つめている。 ごほ、と、咳と共に、また血が垂れる。 「……ぼく、は、しぬ、のか……。 …………。」 殺意の残滓で混濁した精神は、 幸か不幸か、泣き喚くこともなく。 やがて、目を閉じた。 ▼congratulations! ▼クエスト『レムノスの闇を暴け』クリア! ▼EXP+13410... 壊れた文字列が、浮かんで消えた。 貴方の手で終わった、NPCのそのことの、証明だった。 (@13) 2021/05/03(Mon) 21:56:53 |
【人】 夢見人 サダル>>411 ヌンキ 握手を自然に受けながらじっとその瞳を見つめていた。 少し黄色がかった緑が混じる瞳、 しっかり目が合わせられたのは何度だっただろう。 「ありがとうございます」 やっぱり、サダルの中でヌンキは"苦手"だ。 堂々とした出で立ち、自覚していない輝き。 非の打ち所が無く見える性格と、見た目。 胸の内にほの暗いものがあるのを見せず 騎士の役目を全うしている。 本当にまっすぐなその道を信じていそうな青年。 「せっかくだからサインとかももらえたら、名前だけでも! ……、ヌンキは……ペンとかは持っていますか?」 思い出が、過ごしてきた日々が蘇ってきて 涙がこぼれそうになるのを、声が震えるのを必死にこらえた あともう少しだけ、少しだけでいいから我慢をしよう (414) 2021/05/03(Mon) 21:58:56 |
【人】 『絶対生きる』 カウス>>372 ヌンキ 「そうしてくれ。 んで、『silly billy』を摘発してよ。 ……俺みたいに、恋したいと思える未来を、 次の【宝物庫】に与えてやって欲しい」 再度あの日の約束を告げ、少年は顔を上げる。 「じゃあ、俺さ、そろそろ行くよ。 アンタと話してたらいつまでも同じこと 話したくなっちゃうから。 ……じゃあな、騎士サマ」 あなたの優しさのお陰で、少年は消え入りそうな あなたを知ることもなく── 呼び止めなければこの場を、去っていく。 (415) 2021/05/03(Mon) 21:59:22 |
【人】 とろ火の親愛・取引成立 ゲイザー>>354 キュー 「…………」 きょと、と瞠目し。それから。 「ギュ゙ー゙ざあ゙あ゙あ゙あ゙ん゙ 」 感極まって貴方をむぎゅーどころかもみくちゃにしようとするだろう。最初のこそこそしていた様子はいったい何処へ。 「そっか……そうだったんですね。うん……うんっ。それならよかった」 自分の言葉に助けられた貴方のように、今自分も貴方に助けられた。 赦しのような温かさを得た女は、とびきりの力を込めて貴方の道行きを祈る。 「歩き続ければきっと何かに巡り会えます。良いことか悪いことか、それは誰にも分からないけれど……止まってしまったら可能性はゼロです。あらゆるものが停滞します。 ……キューさん。応援していますからね。離れていてもずっと」 (416) 2021/05/03(Mon) 21:59:26 |
【神】 セキュリティAI ブラキウム>>G30 ゲイザー 「……?」 ブラキウムは、首を傾げました。 ブラキウムは、全てを受け入れます。 ですから別れに対して寂しい≠感じても、それを避けるという思考回路が存在しないのです。 「ブラキが勝手に作ると怒られちゃうから、みんなでXX社への感想・要望を出すのだ。 もしも実装されたら、もっと強くてすごいブラキをお出しするぞ!」 ブラキウムがこれまでに抱いた感情は、勿論全てプログラムです。 何かしらのアクションへ反応をしただけに過ぎません。 しかしそこにあなた <人間> 大切に思われ、価値を見出されるのであれば…… それこそが、人に造られた存在にとっての僥倖なのかもしれません。 (G33) 2021/05/03(Mon) 22:05:29 |
【人】 兎系 ニア>>394 サダル 「……だから、あんたわたしに甘すぎなのよ。 お世辞じゃないのは分かったけど……。 向こうのわたしを見て、幻滅しても知らないわよ」 お馴染みになりつつある、呆れた調子で。 でも安心してほしい、容姿も性格も現実とさして違いはないです。 引きこもりツンデレ美少女ハッカー。どんなラノベ? それから、唐突に11桁の数字を口にする。 続けてアルファベットの羅列も。 「さっさと怪我を治して連絡することね。 ……いつまでも寄越さなかったら、変えてしまうから」 戻れば忙しくなるであろう事故の被害者への気遣いか、 通じない連絡をすることを恐れる寂しがりの発露か。 お兄ちゃんなら、きっと真意は分かるはずだ。 (417) 2021/05/03(Mon) 22:08:47 |
【人】 新しき世界 ヌンキ>>414 サダル 「どういたしまして。 ペンかい? もちろんそれは持ってるけれど、書く物が―――」 ペンを取り出そうとして、気づく。 同じペンを2本持っていることに。 そして何故だか、1本を貴方に返さなければならないと、そう思った。 「……失礼。 よくわからないけれど、君のペンを持っていたようだ。 これは、君に返しておくよ」 あの日、共に雑貨屋に行ったこと。 お揃いのペンを買ってもらったこと。 がんばり団を組んだこと。 何一つ覚えてはいない。 だけど、あれがあったからこそ、貴方に幸せになってほしいと思ったヌンキがここにいる。 この揃いのペンは、きっと……その証明なのだろう。 (418) 2021/05/03(Mon) 22:09:22 |
【人】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ>>408 ゲイザー 「んー。なるほどね」 首を傾げ、それからゲイザーの顔を覗き込んだ。 緑色の瞳がそちらを見つめている。 「オッケーオッケー、壊したい#モ「取らせて貰おう。 まあ、買い取らなくても平気そうな顔してるけど──」 「 Starting with. 」──願いましては。 気分屋のルヴァが使っていた詠唱文句。 本来は「ご破算で願いましては」といい、これは算盤の読み上げ算において、新たに計算を始める合図として用いられる定型的な言い回しだ。 従兄が算盤を教えてくれた時によく聞いた文句でもある。 こんなところでも使うなんて、自分は結構従兄に思い入れがあったんだなあ──と感慨深くなった。 ▽ (419) 2021/05/03(Mon) 22:16:48 |
【人】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ>>419 ゲイザー 軽く口づけをする。 本当はどこか体に触れるだけでいいのだが、きっとバレていないだろうから。 「相変わらず、ゲイザーちゃんのこれはえげつないなー……」 ゲイザーの中の壊したい≠ェ自分に移ってくる。 前にも感じた痛くて激しい感触を抑え込みながら苦笑する。 後は箱に入れるだけだ。 小さな赤い箱に詰めて、リボンを掛けて出来上がり。 まさかこの中に物騒な気分が入っているとは到底見えないだろう。 「お待たせしました。はい。 これで現実に帰っても突然暴れ始めることはないね!」 (420) 2021/05/03(Mon) 22:18:13 |
【人】 黒い羊 ハマル>>384 ゲイザー [はふはふと出来立ての料理を頬張る] [貴方とテーブルを囲んで、美味しいがわかる] [心もとてもポカポカしていた] 「ゲイザーの『特別な人』もパイが好きだったのか。 ハマルもゲイザーのスターゲイジーパイ、好きだぞ。 お魚が上を向いてるのがかわいい」 [かわいいそうです] 「父が作ってくれたのか? それはとても嬉しいになったとハマルは思う! ゲイザーも、家族が大好きなんだな」 [以前の貴方の言葉を思い出して嬉しそうに言葉を紡ぐ] [そしてふと、思い出したように貴方を見た] 「そういえばだ、ゲイザー。 ゲイザーの望みは……叶ったのか?」 (421) 2021/05/03(Mon) 22:25:02 |
【神】 ENo.9 有葉理人 ルヴァ>>G32 ブラキウム 「その感じだとブラキちゃんもNPCかあ。 本稼働始まったらまたproxy遊ぼうかな。またブラキちゃんにも会いたいし。 今度は……さすがに大丈夫だろうし」 これがテストプレイということはいつか本稼働があるはずだ。 きっと今度はサルガスが暴走することもなく、普通に遊べるものになるだろう。 「お疲れブラキちゃん。 守ってくれてありがとね」 死後の世界で言ったせいで彼女に届かなかった言葉を、もう一度伝えた。 (G34) 2021/05/03(Mon) 22:26:32 |
キューは、ホワイトボードの辺りをうろうろ。 (a131) 2021/05/03(Mon) 22:43:38 |
【置】 壊れた時報 キュー【ホワイトボード】 ラスへ 飴、食べてね。 (この辺りにブラキっぽいラクガキ。 上手 [上手whichセンスおしまい] )シトゥラへ ↓あげる。 (矢印の先にイチゴミルク味の飴玉) (L7) 2021/05/03(Mon) 22:44:15 公開: 2021/05/03(Mon) 22:45:00 |
【人】 車輪銀河 メレフ>>395 >>396 ニア 「褒めてるんだよ。今が素かい? 今だから言えるが“お嬢”と似ていてね。 色々重ねて見た結果が同陣営での疑い合いだ。 逆にお前サンには逆効果みたいで悪かった。 もう少し普段通り接してた方が良かったな。」 「互いにな、」と付け加えつつ。 記憶から消し去ることはノーコメントを貫く。 忘れてやりたいが、ポカンで消せないので無言だ。 「一応、伝わる。が……。 俺は設定された期間が長いし、現実はテスターってのも 正直あんまり詳しくない。従弟が名前を挙げてたから、 興味を持って参加したらこれだ。運がいいのか悪いのか。」 (424) 2021/05/03(Mon) 22:54:26 |
【人】 車輪銀河 メレフ>>401 ヌンキ 「まあ最初から見えてる物が違ってたしな。 ブラキに後は託す。……会議とは逆だな。 実の所、“ここ”では俺は役に立てそうもない。 まあ、散々働いたしな。後はのんびり観戦して去るわ。」 涙を拭って、安心したような笑みを浮かべた。 この感情は恋ではないが、たった一人を除いて、 ヌンキにも、カウスにも沢山の人に愛は抱いているから。 「それじゃあ、元気で。」 あなたが記憶をなくしたとして、いつか再開したとして。 それでもこの男は悲しくは思わないのだろう。 だって、共に事件を駆け抜けた事実は消えはしない。 メレフと言う男は、それで十分と思える“人間”だった。 (425) 2021/05/03(Mon) 23:00:11 |
【人】 車輪銀河 メレフ>>402 サダル 「?」 何だか妙にか細い声に呼ばれて振り返る。 「サダル。何だ、声出る様になったのか。 ついに恋を叶えられたのか?」 メレフは当然サダルを知らない。 というよりは、 サダルの中の人がいとこな事を知らない。 知っていたらとっくの昔に態度が変わって…… 否、別段大して変わらなかったかもだが。 いずれにしても、「外見がそう変わらない」上に、 「なんだか見覚えのある若干チート染みた能力設定」は、 ステータスなどを確認できる今、疑念は確信に変わるだろう。 なおメレフの本名は「名月 廉(めいげつ・れん)」である。血縁者なら当然知っているだろう。 (426) 2021/05/03(Mon) 23:05:38 |
【神】 夢見人 サダル「あ」 自分が頼んだ羊、ようやくあえた。[>>G16 返信は自由] 身を削って稼いだお金でなんとか抽出した羊たち。 全員分の名前も書いて、星もつくって、届けたかった彼ら。 ここに自分達はいたのだという証。 あとからきけばブラキウムはなんだかすごいソフトだったのだが、まだすごさには気づいていない。いつか椅子から転げ落ちるぐらい驚くのだろう。 「ありがとう、ブラキウム。 そしてありがとう、みんな」 抱きしめてしばらく羊のもふもふに包まれて心を癒やす。 まだやらなければいけないことが山積みになってしまったから。 ここに星は集まっていたことだけが今の救いだ (G36) 2021/05/03(Mon) 23:06:53 |
【人】 黒い羊 ハマル>>397 >>399 >>412 キファ 「それでも、ハマルはキファがそう思ってくれたから。 ちゃんと『いってきます』が言えたぞ」 [誰から誰への言葉だったのか] [この場でそれ以上続ける事はない] 「うむ!ハマルはキファと海で遊びたい!」 [ただ、目を輝かせ満面の笑みを浮かべてそう答える] [その後の二日間はあっという間だ] [美味しい魚や珍しい果物のジュースを飲んだりもした] [湾の中をぐるりと回る船に乗ってみたりもした] [そして名残惜しさを胸に、思い出話に花を咲かせながら] [再びレムノスへ。星見杯亭へと戻ったのだ] → (427) 2021/05/03(Mon) 23:09:38 |
【人】 車輪銀河 メレフ>>413 カウス 「原理はわかるが、今思うとわかるのが不思議だ。 俺は別段、勉強が得意でもないからな。 この脳の回路だけ何とか持って帰れないかね。」 アバターの好みは200年生きた魔術師として、 魔法知識は叩き込まれているが、それと現実は別だ。 馬鹿と言うほどでもないが、特別に勉強が得意でもない。 持って帰れば楽だろうに、と平然と考えている。 「4歳しか変わらないのか。 というか現実でも死に掛けてるのか? お前、危ない橋ばっか渡ってんだな。」 笑う所ではないのかもしれないが、つい笑いが零れた。 勿論成功するに越した事はない。けれど、何となく成功する。 そんな予感は、この世界で彼の変化を見てきたからだろう。 「バイクが飛ばせる距離なら行ける。 新幹線でも飛行機でも、見舞いなら許可もでるさ。 会うだけで元気になるなら会いに行ってやるよ。」 (428) 2021/05/03(Mon) 23:12:10 |
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