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【人】 空閑 千秋─入院した時のこと─ [あの、お腹の痛みは忘れられない。 忙しさにかまけて、周期なんて気にして無かったから。 交通事故、に近いものがあったから 救急車で搬送されていく。 どろり、と脚の合間に垂れる感覚。 あの時ほど悲しくなったことはない。 その理由を先生に聞いた方が良かったかもしれない。 だけど、わたしは、聞きたくないと耳を塞いだ。 その代わり、念の為に綺麗にしておこうと お腹の中を掃除された。 あの時ほど、全身麻酔で眠らせてほしいと 願った時も、なく。 ……一晩入院して、翌日。 わたしは二度目の美鶴荘の予約を 必死になってとろうとしていた。 でも。 なかなか取れなくて。 やっと取れても、……………。 でも、せめて、お祈りだけは。]** (59) 2020/08/17(Mon) 23:22:04 |
【人】 空閑 千秋─麗央さん─ ……麗央さん、まるで、プロポーズみたい。 [素直な感想を口にして、クスリと笑う。 別にからかいたかったわけではない。 詰め寄ってきた彼に>>72視線を向け直して 受けた言葉>>73に返すのは少しの沈黙。 ……ほんの少しだけ首を傾げた。] 麗央さんがほしいのは、 奴隷や物としての私かしら。 それとも、一人の人間として? [そうして真っ直ぐに彼を見つめ返しながら そんな問いかけをした。 ズキズキ、胸を飾ったもので痛みが響く。 そうして私は形を変えてしまっている。 たったこの一晩の間だけでも。 朝日を受けて煌く彼の髪は、 薄く金の光を纏って綺麗だった。]** (82) 2020/08/18(Tue) 7:14:26 |
【赤】 空閑 千秋─敦久さん─ そうですか? それは、相手の人にカッコつけなくて良いから、では。 大事な人にはカッコよく見せたいでしょう。 カッコよく見せたくて、無理するでしょ。 [つまりはそういうことですよ、なんて笑う。 そんな風に甘えを見せられる、 甘えて甘やかせる程度の関係が心地よかった。 今後またどこかの駅で会うかも知れない。 若しかしたら仕事の時に。 法廷で出会ってしまったら? そこは私情を挟まずに、公平にね。 そんなところで出会わない方がきっと良いけれど。] (*19) 2020/08/18(Tue) 13:25:57 |
【赤】 空閑 千秋…………ふーーーーーん? [セクハラで訴えて買ってやろうかとも思ったけれども 彼が私を運ぶ間。 首筋に、鎖骨に、耳元に、 強く吸い付いて紅の華を散らしてあげましょう。 ……ダイエットしなくては。 目方を増やすのは、よくないから。 そんな一つ、また忘れられない記憶を呼び起こされての 意趣返しというもの。]** (*21) 2020/08/18(Tue) 13:26:38 |
【独】 空閑 千秋/* 本当にれおさんはむりしないでね。 木原さんはこちらこそありがとう。 なんか、ただしく、セフレな2人な感じがしてきました。 セフレが正しいかどうかはさておく。 (-264) 2020/08/18(Tue) 22:38:16 |
【人】 空閑 千秋……私には忘れられない人がいるんです。 [真っ直ぐな視線に私も真っ直ぐに視線を返す。] だけどその人は、既に常世の人だから。 その気持ちはもう何処にも行けないの。 その人への気持ちを密かに大事に抱えてる。 ……そんなわたしでも、良いかしら。 [この、心の中に抱えている想い出ごと。 この、体に抱えている傷ごと。 全て、というならそれごと受け入れてもらえなければ わたしはきっと壊れてしまう。 壊れて、遠くに逃げ出してしまうだろう。 だから、少し視線を伏せて黒革の首輪を外した。 外した首輪を、彼の手に握らせようとする。] (106) 2020/08/18(Tue) 23:30:50 |
【人】 空閑 千秋そんなわたしでも良いのなら。 わたしの今の命をあげる。 でも、それは普段はつけられないから。 もっと別のもので、わたしを縛りつけてくれる? [わたしの命をあげるから、 その代わりにわたしをこの世に縫いとめていて欲しい。 そんな願いを込めて彼に囁いた。 死後のことはまだ分からないけれど、 彼がそれを受け入れてくれるなら それを契約成立、とし。 それが受け入れられないのなら ただ不成立となるのだろう。]** (107) 2020/08/18(Tue) 23:31:13 |
【独】 空閑 千秋/* わたしに至っては 見学の人とお話ししてよろしいですか? R18もありですかね? で、宣言通りにしてしまいましたね…(穏やかな笑み (-305) 2020/08/19(Wed) 8:53:35 |
【独】 空閑 千秋/* さて。麗央さんはご無理なさらず。 とは言え本日までなのも了解しましたので 寝落ちしないようにコーヒー準備しますね。 ジョンさんは、素敵だなと思うと同時 「あっっっっっっま!!!!」(顔覆う) となってしまう、砂糖耐性の低さに申し訳なくなる…← (-306) 2020/08/19(Wed) 8:57:05 |
【独】 空閑 千秋[私は貴方の命日など知らなかったから 勝手に毎月、貴方と出会ったあの人同じ日付に お酒と干菓子を供えて手を合わせる。 美鶴荘にはそれから訪れた事はあったかしら。 年に一度は、あんな風に体を重ねなかったとしても 宿をとり、部屋で静かに手を合わせるでしょう。 そうしていつしか年月が経って 私がどのように生きて、死んだのだとしても。 貴方の元に向かうと想っていたからかしらね。 勿論、生きているうちに巡り合えた縁にも 深く感謝していたけれど 川の畔に向かう私の姿は25の時の私。 貴方の姿が見えたなら 申し訳なさそうにふわり、笑うでしょう。] (-308) 2020/08/19(Wed) 9:59:06 |
【秘】 空閑 千秋 → 宮野忠左衛門利光幸せにと願ってくださって。>>-144 そうあれるように生きようとして 何とか幸せになれたとは思います。 けれど やっぱり貴方が忘れられませんでした。 貴方の優しさがあったから 私は私になれたと思うから。 (-310) 2020/08/19(Wed) 9:59:37 |
【独】 空閑 千秋[貴方の隣にはきっと儚げな少女がいて 背中に2人、と言われれば微笑みを返しながら 私は首を横に振ったでしょう。 大丈夫、と微笑んで船を頼んだのです。 だって彼女は貴方が愛した人なのでしょう。 それなら出来れば互いに慈しんで 三人で、共に川を渡りたいではありませんか。 それには一番長くを生きた私が 都合をつけても良いと思いましたから。 そうして。きっと三人で。 貴方の背に少女と譲り合って寄り添いながら 川を渡り黄泉路を行くのでしょう。 多少の悋気は許してください。 それでも貴方たちより長く生きた分 耐える事には慣れていますから。 この終わらない世界の果てまで 三人仲良く、逝きましょう。]** (-309) 2020/08/19(Wed) 9:59:58 |
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