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【人】 紅玉の魔女 ルービナその目で私を見るのをやめなさい [ 顔に熱が集まっていくのがわかる。 私だって敬われたいのよ、褒められたい時だってあるの! 承認欲求あるんだもの、人間だもの。 たまにはいいじゃない。 そんな言い訳を心の中で落とした。 ] (37) 2022/03/26(Sat) 22:50:58 |
【人】 紅玉の魔女 ルービナパナシーア 簡単に言ってくれるじゃないの リアント 万能薬というのはそんな いいものではないのよ 確かになんでも治せる凄い薬なのかもしれない 凄いもの、珍しいもの、そういったものは 争いの原因にもなるの 人は手に入らないものを求めるわ 地位、名誉、大金、そして希少品、特別なモノ 自分にしか持てないモノ 人とは違うモノ お金に換算できれば更に多くの人が求めるわ 人が争えば血が流れる。悲しむ人がいる それはあってはいけないことよ だから万能の魔法薬は隠されているの (38) 2022/03/26(Sat) 22:52:03 |
【人】 紅玉の魔女 ルービナそれでも製法を、使い方を、知る人がいなければ 知識は衰えるばかり、だから私は伝えるわ 貴方に 託すのよ 私の弟子だもの、 出来ないとは言わせないわ (39) 2022/03/26(Sat) 22:52:35 |
【人】 魔法使いの弟子 リアント[ 人の欲はよく見ていたはずだった。 けれど 知っているのと理解しているのは違う。 そう言われているような言葉だった。 目の前にいるのは 紅玉の魔女であり 山奥に住む悪い魔法使いであり 万能薬を作れる魔法使いであり 俺の師である 俺は 受け継ぎたい と思った。製法だけではなく その意思や考えも。 ] (40) 2022/03/26(Sat) 22:53:07 |
【独】 魔法使いの弟子 リアント/* ギャグを1回は挟まないと話できない師弟じゃん! 二人分のやりとり考えると 壁が出来上がってしまうね 難しいけど楽しい〜 (-16) 2022/03/26(Sat) 23:36:11 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[私にも、かつて師と呼んだ人がいた。 しかし、独り立ちして、職を得て。 ……あれから何年になるのだろう。 今や己が師≠ニ呼ばれる側になり。 だが、己が一人前と呼ぶに足るものかどうかは、 未だにわからない。] (43) 2022/03/26(Sat) 23:59:34 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[分家筋とはいえ、名門に連なる家に生まれて 恵まれた生活を送ってきた。 だからこそ、名に実力がそぐわぬと 謗られる事も多かった。 一族の者なら、家門の人間に師事するのが当然。 そんな家柄に生まれついておきながら、 一人家を出た時も、後ろ指をさされたものだ。 そのまま今に至るまで、 外に構えた居で暮らしている。 しかし、実家に戻れば子供の頃と変わらずに、 自室が整えられているのを知っていた。 もっと顔を出しなさいと、不孝者の弟に詰め寄る 口の五月蠅い姉がいたから。] (44) 2022/03/26(Sat) 23:59:38 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[己も、早い時分に家を出てしまったが 歳の離れた姉も、早々に嫁いで行って。 お互い様ではないかと思ったものだが、 縁談自体が孝行だったなと、 一人勝手に捻くれていた。 実際、姉の方は、 実家にもよく顔を出していたらしいが。 今となっては。 親不孝はどちらの方か。] (45) 2022/03/26(Sat) 23:59:42 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[……今の家は、職場からそう離れていない、 街中の古い一軒家だ。 借家で、少々家賃が嵩むけれど 魔術師可の物件だから仕方ない。 諸々の条件を考えれば、悪くない選択だった。 そのような計算ができる程度の生活力も、 いつの間にか身についていたが。 元々、そういった分野に 明るい人間ではなかったもので。] ……ペーパーナイフを頼む。 [呆れたようにこちらを見る>>5 弟子の、冷めた視線には慣れてしまった。 褒められた事でないのは理解している。 ――性格は義兄に寄ったのだろう、 困り顔などはよく似ていると思う。 しかし、今のような表情をする時は、 姉の面影が浮かんできて。 こちらを見る目へ視線を合わさず、用を申し付けた。 僅かばかりの間に、感傷を追い払う。] (46) 2022/03/26(Sat) 23:59:45 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[人の出入りが多くなるのを好まないから、 この家に顔を出す人間は限られていた。 使用人も、通いの一人だけ。 今はそこに、居候の弟子が一人加わった。 正直に言うと、弟子を取る気など無かったのだが。] (47) 2022/03/26(Sat) 23:59:48 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[黒き盾のシュバルツシルトは、 その色に誇りを持っている。 姉もその一人だったから、 きっと姪も、そうに違いないと思っていた。 少なくともその日までは、違いなかったはずなのに。 しかし、あの雨の日。 全身黒で染め抜かれた少女の顔は、 死に取り憑かれているようにしか見えなかった。 そんな姉の忘れ形見の目前で、 どうして扉を閉められようか。] (48) 2022/03/26(Sat) 23:59:50 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[まさかこの自分が、シュバルツシルトの人間に 師と呼ばれる日が来るとは―― そう呼ばれたいと思った事など、一度も無い。 しかし、叔父と呼ぶ声に返すには あの日の傷が、まだ生々しくて。 半分仮面に覆われた姪の顔を、 私は、真正面から見られずにいる。] (49) 2022/03/26(Sat) 23:59:53 |
【独】 魔法使いの弟子 オペラ/* 日付変わってんのマジで?嘘でしょ…?って驚愕しながら とりあえずログイン行脚してきたんだけど、今日はもうちょっと進めておきたいですね…昼寝しちゃったし… マジ日本語が行方不明すぎてつらい、なかなか文章にならんの ルンバ〜〜〜!!!!!!(?????) (-17) 2022/03/27(Sun) 0:45:03 |
【独】 魔法使いの弟子 オペラ/* 紅白組(勝手に渾名つけた)ほんとおもしろすぎてずるいんだよな… 二人共可愛いし面白いしこれからのお話にわくわくする… アガーテと仲良くしてくれてありがとうルービナ様ラブ… >>38これめっちゃ好き >>40>>41ここも いいねいいね〜!!わくわくすっぞ!これもう少年漫画始まるのでは!?コゲ猫先生の新連載!毎週チェックしなきゃ…!! (-18) 2022/03/27(Sun) 0:50:33 |
【独】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト/* そういえば無事に私村(一人称的な意味で)が完成したわけですが、お上品でいいですね✨✨ ヴィスマルトは僕→俺→私 か、俺→私タイプかなと考えてる 今も俺にするかめっちゃ迷った〜 けどこの人心の壁ありそうだし…(? (-19) 2022/03/27(Sun) 0:53:53 |
【人】 魔法使いの弟子 オペラ[はい、と頷いてご所望の品を渡す。>>46 自分で取った方が早いのに、と思っても それは口にしないまま。 こちらが馴染めないのと同じように、 あちらも距離感を掴みかねているような。 そんな雰囲気は、ずっと感じていた。 私もあまり、社交的な方ではないと思っていたけど あの人ほどではないのかもしれないと。 そんな気付きを得たのは、ここに来てからのこと。 だからといって、 踏み込むわけでもないのだけれど。] (51) 2022/03/27(Sun) 6:00:29 |
【人】 魔法使いの弟子 オペラ[どう見ても、通いの家政婦だけじゃ 手の足りていない家。>>47 行き届かない家事を手伝っては、 魔法使いの弟子って何だろう…と考えた。 でもまあ、最初はみんな、雑用から始めるものかな。 私もそのくらいが丁度いいんだろう。今はそう思う。 そうしているうちに慣れるもの、だから。 気まずい静寂も、いつの間にか解けて。 今はただ、そこに横たわっているだけ。] (52) 2022/03/27(Sun) 6:00:34 |
【人】 魔法使いの弟子 オペラ[名門、シュバルツシルトの娘として生まれた。 黒い盾の紋章を背負う一人として。 両親の才能を受け継ぎ、 魔眼という天賦の力まで与えられ。 祝福を受け生まれてきたのだと言われれば、 幼い私は、期待に応えたいと願った。 今は。 誇っていたのか。驕っていたのか。 何も、わからない。] (53) 2022/03/27(Sun) 6:00:44 |
【人】 魔法使いの弟子 オペラ……アガーテ様はなんと? また、家の方で何かありましたか…? [手紙に目を通して、わずかに眉を顰めた師匠に つい、横から声をかけてしまう。 『家のことはそっちでやって頂戴』などと言うが、 今も一族の頂点に君臨しているのは、あの方だと。 それが私達の共通認識だったから。 交流がある、というほどではないけれど 私もお世話になっている。 この片眼に魔法をかけてくださったのも、 あの方だと聞いた。おかげで、本物と遜色なく動く。 だから、仮面をつけているのは…… ] (57) 2022/03/27(Sun) 6:01:10 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト[弟子の問いに、一度視線を向けて。 いいや、と首を振った。 オペラを弟子に迎え入れた際、 本家の方で一悶着あったのを、 アガーテ様が収めたと聞いている。 オペラが自ら拒んだというが。 少女の師となるべき人物は、別にいたという事だ。 当然だろう。本家筋の娘がこんな男に師事するなど、 不満に思う者がいるのは想像に難くない。 実際、オペラの才に見合う教育を施せるとは 自分自身考えていなかった。 しかし、彼女がなぜ私を選んだのか。それを考え。 ……答えを得たわけではないが、変に無理はせず 自分の手の届く範囲で、ものを教える事にしたのだ。 ……オペラが「また」と問うのなら。 私の目の届かない所で、 同じ事を言われ続けているのかもしれない。 そう思うと、情けなさに視線が下がる。 やはり自分は、師の器ではないのだろう。] (58) 2022/03/27(Sun) 6:01:22 |
【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト……そういう用件ではない。 仕事の依頼だ。 難しい話なので、少し考えていた。 [言葉を選びつつ、他言無用の一文に目を遣る。 他≠ノ弟子は含まれないものと、 そう思っていいのだろうか。 いいのだろうな、おそらく。 『よきに計らいなさい』と言っている あの方の顔が目に浮かぶ。 面倒な薬の作成依頼だ。 私が弟子にどんな教育をしているか アガーテ様もご承知なのだから、 全て織り込み済みと思っていい。] (59) 2022/03/27(Sun) 6:01:30 |
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