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【人】 ウユニ仮面の彼の方へと向き直った。 W普通Wなら仮面に驚いたり どうして、と聞いてしまったりするのだろうけれど 踏み込まないと決めている私はそれを聞かず。 そもそも、疑問に思うこともなかったわ。 (47) 2022/08/09(Tue) 0:01:44 |
【人】 ウユニ 人は皆、仮面を付けているようなもの。 いつ、本性を表すかなんて分からない。 彼の場合は、見える形で仮面をつけているだけ。 ただ、それだけのことよ。 それに、私だって本心を見せまいとしているのだから 仮面を付けているのと同じでしょう? (48) 2022/08/09(Tue) 0:03:04 |
【人】 ウユニ「……さっきの独り言も 貴方には聞かれてしまったのかしら。 私はウユニ。 この街には今日来たばかりです。 行く宛てがなくて、 どうしようかと思っていたところだったの。 貴方は、どうしてここに?」 軽い自己紹介の後に、小さな声で もしかして、貴方の時間を邪魔してしまったかしら なんて、聞いてしまったのは……。 何故でしょうね? いつもなら人の話は聞かないのに。** (49) 2022/08/09(Tue) 0:04:24 |
【独】 ウユニ/* 私が送った秘話、悪い方にとると貴方は寄り添ってくれないじゃん、みたいに見えそうで言葉が足らない…………() 日本語下手くそ選手権優勝……… (-7) 2022/08/09(Tue) 0:12:27 |
【人】 サルコシパラサルコシパラがウユニと同居を始めてから 最低でも1年は経つ。 しかしサルコシパラが知るウユニなど 氷山の一角、せいぜい数パーセントの欠片だ。 それが証拠に、その言葉が紡がれたきっかけ 過去のしこりをサルコシパラは察することが 出来ずに、見込みのない憶測を浮かべては ひたすらに首を傾けるばかり。 (50) 2022/08/09(Tue) 1:06:54 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニしかしながら 「どうでしょう。 生憎、私は普通の家族というものを 知らずに育ちました。 だから何が家族として正しい形なのか 私にはわかりかねる。」 そう前置きして。 (-8) 2022/08/09(Tue) 1:07:26 |
【秘】 サルコシパラ → ウユニ「少なくとも私が貴女を家族と思うのに これといった理屈はありません。 ただ貴女を家族と想いたいと 私の意志がそう言って聞かない。 言うなれば、直感というやつです。」 (-9) 2022/08/09(Tue) 1:08:23 |
【人】 サルコシパラそう、全ては直感だった。 運命を感じたことも。 この場所で出会った彼女と ここで今生の別れにしてはならないと そう思わずにはいられないことも。 そこには合理性も理性も何もなく ただ情動に赴くままの選択。 己の直感に従った結果だ。 (52) 2022/08/09(Tue) 1:12:23 |
【人】 サルコシパラサルコシパラが彼女を放っておけなかったのは ぽつりと湧いて現れた同族意識のせいだったのか。 「安心してください。 貴女が住む場所を持たずに 路頭に迷っていることくらいしか 聞いてはいませんから。」 意地の悪い答えを返すと サルコシパラは被っていた仮面をずらして 街の人々には魅せない己の心境を零す。 (56) 2022/08/09(Tue) 1:39:50 |
【人】 サルコシパラ孤独にはなりたくないのに いつか自分から人を遠ざけ孤独を選ぶ。 矛盾に満ちた己の行動を 孤独を埋める形でひとつの線に繋げてくれた 彼女はむしろサルコシパラにとっては感謝の相手。 それが、ウユニのか細い不安への答え。* (58) 2022/08/09(Tue) 1:42:25 |
【人】 ウユニ 奇病のせいで家族に家を追い出されてしまった。 路頭に迷った理由はそれしか言っていなかった。 住まわせて貰うのはせいぜい数ヶ月。 密かに、貴方の知らないうちに出て行こう。 当初はそう思っていたから 過去を話す必要もないと思って。 思ったよりも貴方の家に長居してしまったのは 私にとっては誤算だったわ。 仮住まいだとしても帰る家があることに 貴方の傍にいることに、居心地の良さを覚えて それに甘えてしまっていたのでしょうね。 (59) 2022/08/09(Tue) 12:18:06 |
【人】 ウユニだから、なのかしら。 貴方の過去の断片を聞けば より、貴方から離れがたいと思ってしまうの。 貴方の悲しみに寄り添いたい、と。 今までそうしてはいけないと思っていたのに そうしたい、と思うのは…… 貴方のことが…。 (60) 2022/08/09(Tue) 12:18:58 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ 続く言葉には、暫く黙った。 理屈抜きの、真っ直ぐな言葉は それが本心からのものだと思ったから 一瞬、泣きそうに顔を歪めて。 (-11) 2022/08/09(Tue) 12:20:54 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ 心を強く揺り動かすことは この身を蝕んでしまう。 助かることを諦めていても 怖くないわけがない。 せめて、失うものがもう何もなければ 違ったのかもしれないのにね。 (-12) 2022/08/09(Tue) 12:21:32 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ「私の思う家族の形は…… 悲しみや苦しみに寄り添うこと。 何があっても味方でいてくれる人たち。 そう、思っています。」 (-13) 2022/08/09(Tue) 12:22:04 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラふ、と息を吐いて、吸って。 意を決して話すのは、私の病のこと。 「私は、珍しい病気を患っているのだと。 出会った時にお話したことを覚えていますか? それが…… こんな病だったとしても。 貴方は、私を家族だと。 家族と想いたいと、望んでくれるのでしょうか。」 (-14) 2022/08/09(Tue) 12:22:38 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ言いながら、 ブラウスのボタンを一つ二つと外して。 肩や腕が見えるようにはだければ そこには 鮮やかな花 が、見えたはず。拒絶されたなら、出て行こうと思っていた。 でも、何故かしら、そうされない気もしていて。 貴方なら受け入れてくれるんじゃないか、って。 (-15) 2022/08/09(Tue) 12:25:12 |
【人】 ウユニ彼の強い意志に背を押されて。 私は、最善とは言えない未来を、 この手で選び取ってしまった。 貴方を苦しませると、予想できる未来を。* (61) 2022/08/09(Tue) 12:25:56 |
【人】 ウユニいいえ、本当はずっと前から。 選んでしまっていたのね。 あの日の出会いを始まりにするのでなく 終わりにするべきだったの。 今生の別れにするべきだった。 (62) 2022/08/09(Tue) 12:26:19 |
【人】 ウユニ寂しさを受け入れられない、という言葉は 私には当てはまることだったから。 心を見透かされたような気持ちになってしまうの。 でも、それだけではなくて…… まるで彼のことも指しているような そんな気もしてしまって、思わず発した言葉に 貴方はどう思ったのかしら。 (64) 2022/08/09(Tue) 12:29:15 |
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