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【人】 瑞野 那岐[ホールとはいえカップル用に作られていた 限定のものだから、サイズは然程大きくはない。 直径12cmほどのフルーツタルトだ。 称賛の言葉に目を細め、 彼が口に運ぶ様を横目にグラスを傾ける。 炭酸の混じったシャンパンが喉元を過ぎていく。 パチパチとする感じと仄かに熱を持つアルコール。 少し喉が焼けるような感覚に息を吐く。] うん、店のシャンパンも美味しかったですけど、 こっちも美味しい。 [どこで買ったんですか?と話のつまみに グラスを揺らしながら問いかけて。 飲みやすいものを選んでくれたのも きっと、自身の好みを鑑みてのことだろう。] (41) 2023/12/25(Mon) 23:56:55 |
【墓】 瑞野 那岐[吐息に微かにアルコールの熱が混じる。 店でのシャンパンのカウントすれば三杯目近い。 継ぎ足されたグラスを 少し火照り始めた頬に当てて熱を冷ませば その手を取られて、彼の手が重なった。 手元に視線を落としかけたところで、 誘う声に顔を上げたら、唇が触れる。] ……ン、…… [飲んだばかりのシャンパンと甘いタルトが 仄かに香って甘さを漂わせ。] (+12) 2023/12/25(Mon) 23:57:16 |
【墓】 瑞野 那岐[伏した瞳が、少し持ち上がる。] ……クリームのあじ。 [近づいた距離に少し声を潜め 唇が離れた隙間に、 ぺろ、と彼の唇を舐めて、微笑んだ。**] (+13) 2023/12/25(Mon) 23:58:07 |
【人】 高野 景斗[ 冬には冬でしか味わえない空気と景色がある。 とは言え雪道を走らせるのは危険が大いに 伴うので、よく晴れた日に限られるわけだが。 バイク乗りはこうして言い訳をして、 四季折々に愛車を走らせる。 これからの使い道次第で、気に入ってくれる と口では言って>>39いるが 既にお気に召していることは、 そこに収まっていることで、知れただろう。 冷たい、と大げさに足を引かれたなら わざと、あたためてよ、と逃げる足を 追いかけたりもして ] 一人暮らし初めてすぐの頃、 それで風邪引いちゃって、 それからは気をつけてるよ。 [ その時を思い出し僅かに、目を細めて遠くを見る。 ちょうど人気絶頂とか言われていた頃だ 親の死に目にも会えないと思えと、言われるほど 忙しい芸能生活の中、体調不良で 落としていい現場など、一つもありはしなかった。 ] (42) 2023/12/26(Tue) 18:27:43 |
【人】 高野 景斗 うとうとしてきたら、電源切ってしまえば 自然とベッドに向かうからね [ まだまだ良いところばかり見せているせいか 見えているせいか意外そうに問う姿に今は大丈夫 と告げて。 ] (43) 2023/12/26(Tue) 18:27:55 |
【人】 高野 景斗[ 苺と生クリーム。 クリームのほうになんらかの秘密があるのか 普通のよりも少しさっぱりとした口当たり。 確かにこれなら二人でも、綺麗に食べきる ことができるだろう。 急ごしらえのように購入したシャンパンだったが それも美味しく飲めているようで、なにより どこで買ったかという問いには、 近所の酒屋で、と答えた。 グラスで三杯弱。 それでもあまり強くないと自称する通り ほんのりと酔いが回ってきたのか頬が桃色に 染まって。 熱を感じるのか、グラスでそれを冷やして。 これを見たくて、つい、を重ねてしまうのだと 一体誰に言い訳しているやら。 ] (44) 2023/12/26(Tue) 18:28:11 |
【墓】 高野 景斗[ 伏せた瞳が、ひらいて。唇が離れたと思えば ぺろ、と舐められる。 これだから、外で酔って欲しくないのだ。 ] ――ん〜……… [ 一度こたつに入ったら、余程の用がなければ 出られないのが、人間だけど。 一度そこから出て、ソファを少し移動させる。 彼の背もたれが無くなった代わりを務めるべく 体を包むように、彼の後ろへ回る。 ] んーふふ、 [ 肩に顎を預けて、腹部に手を回し、 存在を確かめるように、撫でて。 ] かわいい、 [ すこぶる機嫌良く、囁いた。* ] (+14) 2023/12/26(Tue) 18:28:38 |
【人】 瑞野 那岐[こたつで風邪を引くことは 既に経験済みだったらしい。] そうしてください。 景斗さん自身と、 あなたを待っているファンのためにも。 [こたつの中で軽く肩を竦めて見せる。 彼自身、裏方に回ったは言っていても 続けているラジオ番組もあれば、 表舞台に復帰を願う声も少なからずあるだろう。 誰かに求められるような仕事に携わるのは 世間ではほんの一握りだ。 そんな彼がしている仕事を楽しみにしていた 自身の経験と、もう一つは恋人としての忠告。] (45) 2023/12/26(Tue) 21:13:41 |
【人】 瑞野 那岐[電源切ってと言われても、 実際にその場を見てしまえば甘やかしてしまうだろう。 そうしたら寒くなりません?と、 軽く合いの手を入れつつ、ひとまず。 今のところは眠気が来そうにないことを確認して。 タルトにはいちごだけでなく キウイとマスカット、それにラズベリーも載っていた。 緑と赤の組み合わせ、いわゆるクリスマスカラーだ。 食べるのはほとんど彼に任せることになっただろう。 けれど、奨められたなら自身もと、 フォークで果物を口に運んだ。 シャンパンの弾ける泡と果汁が絡む。 美味しいという言葉は自然と溢れていた。] (46) 2023/12/26(Tue) 21:13:55 |
【墓】 瑞野 那岐[果物の甘さと、唇の甘さ、どちらを感じたのか。 ふふ、と猫のように目を細めて笑ったのは きっとビールよりも濃度の高いアルコールを口にしたから。 もどかしがるような声を聴きながら 身体を離して、カスタードを口に含んだ。 果実よりも甘いバニラビーンズが香る。 立ち上がる彼を見上げ、 どこに行くのかと問うよりも先に後ろに回った影が 後ろから身体を包み込んだ。] ……ふ、ソファの代わりですか? [こたつの難点だった、背中だけ温まれない理由。 彼に抱き込まれることでそれも回収されて。] (+15) 2023/12/26(Tue) 21:14:16 |
【墓】 瑞野 那岐[彼が何かを口にする度に肩口が押されるように響く。 下腹に落ち着いた彼の手の自身の手を重ね、 リクライニングするみたいに 自分専用の背もたれに背を預けながら。] ……そんな事言うの、景斗さんぐらいですよ。 [くすくすと笑いを含ませながら、すりと顎先に懐く。] (+16) 2023/12/26(Tue) 21:14:38 |
【人】 高野 景斗[ 以前、初めて彼がこの部屋に泊まりに来たときのこと。 撮影前日しこたま飲まされたと、話した。 こちらは、笑い話や裏話のつもりでいたことが、 彼を酷く心配させてしまったというのに。 俺というろくでもない男は、それを喜んでしまった。 思いを傾ける相手だからこそ、心を配る 思われていると実感したために。 食生活や体を心配することも、そう だとあのとき気づけたからこそ 夏場でも冷えがちだった指先やつま先は 冬である今も、凍えることはなくなったことに 深く感謝をしている。 ] 那岐くんのことも、心配させたくないからね [ 教育の賜物というやつだろうか。 ] (47) 2023/12/26(Tue) 21:53:11 |
【人】 高野 景斗[ 彼と比べれば酒には強い方ではある ――と言ってもワクとまでは言えないので それなり、酔うこともごく偶にあるが 今日の所は、呑みよりも、食と時間に 傾いているので。 タルトはほとんど、自分が食べてしまう ことになったかもしれない。 那岐くんもどうぞ、とタルトを乗せた フォークを口元へ近づけたりしているから そこそこは酔っているのだろうけど。 Madam March Hareでもいつもと 同じくらい、は飲んできた。 ] (48) 2023/12/26(Tue) 21:53:27 |
【墓】 高野 景斗 あったか。 そうだね、俺が那岐くんのソファで 那岐くんが俺の抱きまくら、かな [ 体制が変わり、背中を預けられるように なれば、尚距離は近づく。 ] 俺だけでいいよ こんな可愛い所、他の誰かに 見せないで。 [ こういった心の狭い物言いをするように なってしまったのも、君が甘やかしてくれた 賜物、だろうか。じゃれつくような、 やさしい戯れのなか。不意に小さなため息が漏れる。 ] (+17) 2023/12/26(Tue) 21:54:01 |
【墓】 高野 景斗 ………。 [ スキンシップを取っているのだから。 それは十分、足りている。ついでに、 美味しいデザートと、可愛い恋人、で 満たされてもいる。というのに、ため息が漏れたのは ] 今多分人生で一番、翌日の休みが欲しい [ 明日が来ないで欲しいと、思ったからかもしれない。* ] (+18) 2023/12/26(Tue) 21:54:30 |
【人】 瑞野 那岐[彼が自身を蔑ろに癖が時々あると、 気づいたのは増えた会話の中からだった。 今だって彼の為にと告げた言葉はきっと、 彼にとっては、きっと。 俺の為にという意味も含まれているのだろう。 大切にされていると思う。 それは言葉の端々に感じられても、 時々念を押すように言ってしまうのは何よりも 自身で、自身を、大事して欲しいからに他ならない。 いくら傍に居ても気づけないこともある。 そういった時に、彼は堪えることを選びそうだから。] (49) 2023/12/26(Tue) 22:30:50 |
【人】 瑞野 那岐[彼自身がそのことに気づくまで、 懇切丁寧に伝え続けることになるだろう。 今はそれが俺の為だとしても。 向けられた一口分のタルトを 首を近づけてフォークごと口に含む。 甘さで誤魔化されたような気がしなくもない。 けれど、 彼から与えられる甘さは癖になるから 今はその味を堪能する為に言葉を呑んだ。] (50) 2023/12/26(Tue) 22:30:59 |
【墓】 瑞野 那岐[同じ方向からのこたつとなれば、 後ろに居るもののほうがやはり、はみ出してしまう。 彼の足もしっかり中に入るように 両足を閉じてスペースを広げ、その分前に足を伸ばした。 いわゆる股の間に収まる形だ。 二人の手の上にはこたつ毛布を被せ。] 抱きまくらにしては固くないですか? ソファはちょうどいいですけど。 [抱きまくらの感想を問いながら、 独占欲のような言葉を聞けば、擽ったくなる。] (+19) 2023/12/26(Tue) 22:31:24 |
【墓】 瑞野 那岐[布団の中でぽんぽん、と彼の手を緩く叩いて ひっくり返せば、自身の指先を絡めた。 正直、お腹を撫でられるのがむず痒かったのもある。 ため息混じりのぼやきに、息を吐くように笑い。] 人生で一番? んー……、 寝ないと明日が来ないように 世界ができているならいいんですけどね。 [そんなはずはないと分かってはいるものの。 そんな夢見事の一つを口にしながら、] (+20) 2023/12/26(Tue) 22:31:44 |
【墓】 瑞野 那岐[顎先に、ちゅう、と吸い付くように唇を当て、] ……ン……、 休みがあったら、どうするんです? [囁き返すように声を潜めて、後ろへと視線を流す。*] (+21) 2023/12/26(Tue) 22:32:15 |
【人】 高野 景斗[ 僅かながらの変化は知られているだろうし そう指摘されたとしても、分からないって 顔をしてたかもしれない。 それでも近頃は、彼が大事にしてくれるから だけではなく己を気遣うようには なってきた。 根気のいる事だと思う。 生き方を変えていく、に近いことだ。 その変化の兆しは少しずつは見え始めている 疲れていると自ずから口にしたり、 早めに休むようにしたりすることで。 ただそれが常人にとっては当たり前のことだと 気づくのはもう少し、先のことかもしれない。 ので出来の悪い教え子には もう少し付き合ってもらうだろう。 ] (51) 2023/12/26(Tue) 22:57:17 |
【墓】 高野 景斗 聞いちゃう? ――会わない間、ずーっと 次会えたらどんな風に触ろうかな、 とか考えてたからね [ 甘えるように、しよう?と誘いかけることもある 今日のように、後ろから抱き込んで、腹部を撫でることで 欲情が伝わってしまう日もある。 ] 那岐くんの気持ち良いとこ、触って 感じてる顔、ずっと見てたい [ ここで再び、小さなため息をついて ] (+23) 2023/12/26(Tue) 22:58:19 |
【墓】 高野 景斗 始めたら、途中で止められる 自信がないんだよなぁ [ 今度こそ、ぼやくように口にする。 一回だけなら。そう健気に受け入れてくれた 君を、明日早いと遠慮がちな君を、 なだめすかして、なし崩し的に抱いたことも まだ、記憶に新しい。 ] 年末の仕事終わったら、 うんと気持ち良いこと、しようね [ 悔し紛れのように言って、視線を絡ませて、 子供のような、キスをしよう。* ] (+24) 2023/12/26(Tue) 22:58:45 |
【墓】 瑞野 那岐[固いかと尋ねた言葉に戻ってきた答えに笑う。 多少固くとも許してもらえるらしい。 抱きまくらへの告白に嫉妬してしまうから。] その言葉は、 抱きまくらじゃないときに聞きたいです。 [それが自身宛だとしても。 もっとこちらへと彼の意識が向くように、 つぅ……、と指先で手の甲を撫でる。] (+25) 2023/12/27(Wed) 15:56:14 |
【墓】 瑞野 那岐[はぁ、とまた口内に籠もった熱を逃した。 聞き返す声に軽く頷いて先を促して 耳を傾けていたら、触れたいというものだった。 今だってこうして身体を預けて、 手を緩く重ねているのだから それは実現しているのでは、と考えた矢先。] ……そ、れは……、 [触れるというより、違う意味合も含めたもの。 感じてる、と情事を思わせるような言葉を 選ばれたなら、視線は下方へ落ちて 緩く握っている手に思わず、きゅ、と力が入った。] (+26) 2023/12/27(Wed) 15:56:41 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[後ろから耳朶に吹き掛かる息を意識して、 ぴくん、と僅かに身じろいでしまった。 まるで、言葉だけで愛撫されているようで アルコールだけじゃない熱さが頬を纏う。 気持ちよくなるところを、 触られていることを想像して──、] (-3) 2023/12/27(Wed) 15:57:22 |
【墓】 瑞野 那岐………ぁ、 [心臓が跳ねそうになって、ふと声に意識が戻る。 ぼやくような声は、まだ話の続きだった。 彼の言葉に自身も期待していたことに気づいてしまった。 年末の仕事のことを口にする彼に、 今日はその日ではないことを察して 尚更、期待した自身が恥ずかしくなる。] ……、ソウ、デスネ……。 [取り繕うように同意を示して、 かぁ、と一人、首筋まで染め上げ。 仄かに熱を灯された意識に戸惑う。 戯れのような慰めのキスも気もそぞろに。 交わせば、もっと、と。 望んでしまいそうで首を引いてしまった。*] (+27) 2023/12/27(Wed) 15:59:16 |
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