【人】 楯山 一利─飲み会の後─ 人は何処でどうやって繋がり、 どんな縁が出来るか分からないものだ。 行動範囲が決まっていると、 そこに集まる人たちとしか交流を持つことは出来ない。 ひょんなことから、友紀さんと知り合って 一緒に杯を交わして、互いの話をして 友紀さんの気持ちに共感したり、励ましたり 俺も沢山励まして貰って、色々と教えて貰って>>35 スッゲー、楽しかったなぁ…。 ふと、「一つしか違わない」>>4 って言ってたのを思い出して 友紀さんとは同年代だったのか、って 今更ながらに気付いた。 雰囲気大人っぽいし、色々知ってるから もっと年上なのかと思ってたんだけど… いや、俺がガキ臭いままなだけか。 (47) 2022/10/17(Mon) 23:50:13 |
【人】 楯山 一利また近いうちに、会えたら良いなぁ…。 まさか明日行く予定のいつものカフェで 友紀さんが働いてる>>*なんて事は知らないから 呑気にそう思うのだけど。 バッティングするかどうかも分からないし。 酔いが回って、ふわふわとした心地。 余韻に浸りながら、俺は帰路に着いていた。 アイツからも、返事が来たし。 もう家に帰っても良いかって感じだった。 (48) 2022/10/17(Mon) 23:51:44 |
【人】 楯山 一利明日は……どうなるんだろう。 ただ、こうやって一人になった後で 時間が経てば経つほど 緊張とか不安とかが徐々に募って来て また要らん心配事を考えちまっている…。 でも、一度言ったことは曲げたくないし 友紀さんのエールだって、無碍にしたくない。 「……よし。」 俺はスマホを取り出して、 友紀さんとのトーク画面を開いた。 (49) 2022/10/17(Mon) 23:53:21 |
【赤】 楯山 一利「さっきはありがとうございました。 メチャクチャ楽しかったです! また一緒に飲みましょう! それと明日、アイツに気持ち伝えて来ます。 どっちに転んでもご連絡しますね。」 友紀さんに御礼の連絡を入れつつ 今一度、自分の覚悟を声明する。 返事は来ても来なくても良い。 半分は、俺の自己満足だったから。* (*6) 2022/10/17(Mon) 23:54:53 |
【人】 楯山 一利俺は二人掛け用の席に座って、 緊張しながらアイツが来るのを待った。 いつものように、カロリーを気にして ノンシュガーのコーヒーを頼もうかと思ったが 今朝、カフェのSNSをチェックしてたら、 今はハロウィンシーズンってこともあり 期間中の目新しいメニューが色々用意されてたから ちょっとその誘惑に負けちゃって 今日は“黒猫のホットココア”を注文。>>* あんまり甘くないみたいだし、 砂糖抜いて貰えば大丈夫っしょ。と。 それにこの緊張を解したい。 ココアのような優しい飲み物を口にすれば、 多少はマシになるんじゃないかって…… はい、プラシーボー。 (51) 2022/10/18(Tue) 0:31:40 |
【人】 楯山 一利(……ハァ。緊張する。) 溜息は、露骨に出てしまう。 なんて言い出そう。なんて切り出そう? まずは、昨日の事を謝るんだ。 それから…ブレイクダンスの事話して そんで、最後に俺の気持ち伝えて…… と、頭の中でシミュレートを始めるが 結局それが上手く行った試しはないんだ。 だってアイツの顔を見たら 頭の中、全部空っぽになっちまう。 姉気取りされて弟扱いされて、カッとなって 心にもない事を言っちまうのが常だ。 でも今日は……そうならないように 自制心を持って接しなきゃ。 自信を喪失させないように 友紀さんの励ましの言葉を思い返し>>4>>5 ギュッと、拳を握った。** (52) 2022/10/18(Tue) 0:37:11 |
楯山 一利は、メモを貼った。 (a10) 2022/10/18(Tue) 0:46:54 |
【独】 楯山 一利/* 古寺さん見たことある顔=警察にお世話になった過去 とか 室生さんが生やしてくれたブレイクダンスの大会の回想 とか 色々書きたいけど間に合わないかもなぁ。 (-11) 2022/10/18(Tue) 0:55:53 |
【人】 高山 智恵 ああ、昨日と違う今日という日は――ピークタイムが忙しなく騒がしいという点においては同じだ! まあバイト欠勤が無かった分、昨日程ヤバくはなかったんだけれども。 「はい、デミオムはそっち――(3)1n3番テーブルに(1)1d4個、(4)4n6番に(1)1d2個、カウンター(1)1n3番(5)4n5番のお客様! ペペロンチーノは(5)2n5番、エビピラフ1.5倍は(3)3n8番! 〜〜〜〜そのモンブランは食後! そのココアは食事と一緒にお出しする!」 店長加わるキッチン班がものすごい勢いで仕上げていくものの配膳先を、ホールスタッフに伝えていく。 今はとてもじゃないけれど、1テーブルに1店員が対応、という丁寧な形で捌ける現場ではない。 講義にレポートに研究、他のバイト、ステージ向けの練習――そういったものを抱えながら働くバイトの子たちあって捌くことのできる、この盛況ぶりだ。 (53) 2022/10/18(Tue) 7:57:52 |
【人】 室生 悠仁あの言葉を聞いたのは>>25、もう半年ほど前になる。 半年もの間、俺は結論を出さずにずるずると 傍にいることを許してくれる彼の隣りに居続けた。 共にいる時間、楽しいことも 嬉しいこともたくさんあった。 彼といると全てがきらきらと輝いて見える。 このままでいいんじゃないかと思えてしまう。 それでも、このままではいけないと。 そう心の片隅で囁く自分も確かに在ったのだ。 繰り返す自問自答。 その行為にも疲れてきた頃、覗き見たSNSで 前に彼と共に行ったカフェがハロウィンに関する 季節限定メニューを出していることを知り>>*1 気分転換にと、今度は一人で。 足を運ぶことにしたのだ。 (54) 2022/10/18(Tue) 8:44:33 |
【人】 室生 悠仁扉に設置されたベルを鳴らしながら店へと入る。 少しばかり意気消沈しているから 俺の顔は俯きがちで、悪いと言われる目つきも 今は真っ直ぐと前は向いてない。 一人だから、カウンター席に案内されるだろうか。 休日のご飯時から少しずれた時間。 平日は学生が多いようだが、休日は遠くへ 出かけるからか、今のところそう客は多くないようだ。 席に着き、注文したのはパンプキンタルト。 既に軽食は食べていたから、今は疲れを癒やしてくれる 甘いものが食べたい気分だった。 ここの店長の拘りと言うからには 美味しいのだろう、という信用があった。 (55) 2022/10/18(Tue) 8:44:44 |
【人】 室生 悠仁注文が届くのを待っている間は隙間になる。 その暇を突くように、悩み事が再び頭の中を占領して もくもくと煙の如く思考を蝕んでいく。 ─── 彼への想いは不毛だ。 叶うわけでもなく、それでいて自分の意志で 捨て去ることも出来やせず。 何度も考えた。きっと、離れるのが一番いい。 それが俺のためでもあるし、仲の良いと思っている 俺から、彼が裏切られないための方法でもある。 同じことばかりを、飽きもせず思考する。 きっと、決着が着くまでこのままなのだろう。 我ながら女々しいと、自嘲しそうになるのを 外だからと口元を引き締めて耐えた。 (56) 2022/10/18(Tue) 8:45:11 |
【人】 室生 悠仁そうしていると、やがて頼んだものが運ばれてきた。 美味しそうなトッピングがされている 店長拘りのパンプキンタルト。 美味しいものを食べる時は気持ちをシェアするため 写真を撮ることもあったが、今日ばかりは そんなことをせず、フォークを手に取った。 見せる相手なんて彼しかいない。 けれど、今は、今この時は見せたくない。 写真を載せることで、自分の気持ちまで バレてしまいそうだと、そう思ったから。 (57) 2022/10/18(Tue) 8:45:20 |
【人】 室生 悠仁しかし食べてみて違和感に気づいた。 確かにパンプキンタルトは美味しい。 かぼちゃの風味が雑味なく、それでいて しっかりと生かされている。 拘りと言われる所以がわかるものだ。 それなのにどことなく味気なく感じ、 何故だろうと疑問に思いながらまた口に含んだ。 食べることは好きなはずなのにあまり心が踊らない。 一体何が違うというのだろう。 その理由に、タルトの量が半分となった辺り もしかして、という発想とともに行き着いた。 (58) 2022/10/18(Tue) 8:45:29 |
【人】 室生 悠仁もしかして。もしかしなくとも。 ……彼がいないからだ。 美味しいものを食べる時は大抵傍に彼がいた。 いない時だって、彼が食べたらきっと喜ぶと そんなことばかり考えていたように思う。 思わずフォークを置いて頭に手をやった。 俺はそこまで彼に依存していたのか。 彼がいないと食事も満足に美味しいと 感じられないほどに。 人に寄りかかりすぎな自分に羞恥心を抱く。 それでいて、恐怖心も。 このまま彼と離れてどうなるかわからない。 最初から道がわからなかったのに 更に真っ暗になってしまった心地だ。 (59) 2022/10/18(Tue) 8:45:42 |
【人】 室生 悠仁パンプキンタルトは途中だが、店員を呼ぶと メニューにある黒猫のホットココアを頼んだ。 とにかく、今は気持ちを落ち着けたい。 美味しいものを食べて休まらずとも 温かい飲み物になら心も静まるだろうと。 届けられたカップを手に取る。 挟んだ手が温められてほっと息をついた。 飲んでみると意外と甘いだけでなく 心地よいほどの苦味もあるように感じた。 砂糖より純ココアが多く配合されているのだろう。 ぬくもりが食道を通ると少し頭がすっきりした。 温かいものはそれだけで、心を落ち着けるらしい。 (60) 2022/10/18(Tue) 8:45:54 |
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