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【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ「あ”―――…………ちび、お前サン今いくつだ?」 見た目からいくと5、6歳といったところ。 まだまだ親兄弟と一緒に寝ているお年頃だろう。 自分に幼児趣味なんてものはないし、親がいないのであれば寝かしつけるくらいの事は出来なくもない。 出来なくもないが………… 自分が親であればこんな怪しげな男と子供が一緒に寝ているなどありえないだろう。絶対。 「一緒に帰るってお前、あのガキも家があるんじゃないのか? いや、それはまぁ良いんだが……」 「仕方ねぇなァ…… 玩具の類はねぇけど、ちゃんと寝ろよ?」 結局こちらが折れるしかないのだろうと。 わしわしとあなたの頭を撫でました。 (-29) 2022/01/18(Tue) 12:31:08 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「自由…………」 ぼんやりと繰り返される言葉。 君を見上げて、それから俯く。何もかもが反対な男だ。 「権利は剥奪されるものよ。誰もが平等に持っているものなんて、ありはしないわ」 力の無い子供なんて格好の獲物だ。価値を知らない者から取り上げることなど、大人にとっては容易いだろう。 「恋なんて何の為になるのよ。私は主人を立てる為にあるのだから、必要ないわ」 ▽ (-30) 2022/01/18(Tue) 13:05:07 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「一日中遊ぶなんて、それこそ子供じゃない。私は大人としてしっかりしなきゃ……」 最後の言葉もまた同じように否定しようとして、けれどなかなか言葉が飛び出なくて。 「…………」 「……一日は、駄目よ。調査とかあるから。 でも…………少しくらいなら。私は、視野を広げている最中だから……」 (-31) 2022/01/18(Tue) 13:05:43 |
【人】 欠けた星 スピカ>>一日目・湖畔 自分を追いかけてきた者は同行するだろうか。ついてきてもそうでなくても、女はバスケットを抱えてまっすぐ歩く。 遠い遠い、手が届きそうにない魔法の名残を追いかけて。 「ねえ、子供たち! どこにいるの!」 絶えず言葉を投げながら歩いてきたらしい。 きっとそのうち、約束を交わした子供たちの耳にも女の声が飛び込んでくるはずだ。 (8) 2022/01/18(Tue) 13:11:07 |
【秘】 婉容 ラサルハグ → 欠けた星 スピカ誰しもが不安がるような環境に置かれ、不安がるということならば誰にでもできる。 しかしその中で落ち着き払おうとすることはできる者にしかできない。 女は、それができる側の人間だった。 「── ふふ、ああ、そうだね。 優しい君に免じてだ。……不安で仕方がない時は、君を頼らせてもらうとするよ」 (-32) 2022/01/18(Tue) 13:48:54 |
【秘】 婉容 ラサルハグ → 欠けた星 スピカ星空の下、ユニコーンの軌跡が天を走る。 完全な暗闇とは決して呼べない暗がりの中、女はまた人差し指を立てた。 「このことは、内緒だ。 強がりをあんまり多くの人が知っていては、意味もないからね」 ノイズ混じりのハスキートーンでそう告げて口元が弧を描く。 すぐに視線を逸らして、空を見上げた。 「── ほら、子どもたちはきっとあの先だ。 夜道をひとりは危険だからね、私も赴こう」 (-33) 2022/01/18(Tue) 13:49:16 |
【赤】 婉容 ラサルハグ「── 落としてしまったのかい? 城主を?」 さすがに少し驚いた。 しかし、その程度で死んでしまう城主でないことにも既に確信を得ていたものだから。 「……まぁ、きっと遊びに満足して帰ったんだろう。 よくやったね、鯨」 しょんぼり姿のあなたの頭へ手を伸ばそう。 (*13) 2022/01/18(Tue) 13:54:52 |
ミズガネは、実はイクリールの爆乳から目を逸らすのに神経を使っている。 (a1) 2022/01/18(Tue) 14:11:27 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 婉容 ラサルハグ「趣味ねえ。子供なんてピーピー喚くしうるせえしどこがいいんだか……無垢は残酷、無知は大人でもいる。後は可能性くらいか? 子供嫌いに後学として聞かせてもらいたいもんだ」 皮肉気にそう言い放つ。 貴方にとって愛すべき点が、男にとってはそうでなかったか。 或いは別の理由か。身分の高い奴の考えることはいつもわからねえと呟く。 「成すべき事を成せなかった奴はそうは扱われない。 ……ただそれだけだ。」 (-35) 2022/01/18(Tue) 14:21:38 |
【秘】 欠けた星 スピカ → 婉容 ラサルハグノイズ? 何か声とは違う音を拾ったのか、女は数度ぱちぱちと瞬きをした。 不可思議な現象がいくつも転がっている場所だ、目の前の女性も何か不思議な力でもあるのかと今はそう予想を付けて思考の隅に追いやる。 「ええ、勿論。貴方に恥をかかせるつもりは毛頭ないわ。安心して頂戴」 大丈夫よと微笑んで、同じように空へ視線を移す。 「貴方がいると幾分か落ち着いていられるし、心強いわ。 ……お礼をきちんと言いたいのに、ずっと貴方しか言わないのもおかしな話ね。私に至っては名乗るのもまだだったわ。 ええと、ラサルハグだったかしら。広間で名前が聞こえていたわ」 ▽ (-37) 2022/01/18(Tue) 14:34:11 |
【秘】 欠けた星 スピカ → 婉容 ラサルハグ「私はスピカよ。改めてありがとう、ラサルハグ。 それじゃあ行きましょうか」 空に浮かぶ輝きから視線を前方へ下ろす前に、もう一度貴方の空色を見て礼を口にする。 それで満足したのか、女は歩き出すだろう。 (-38) 2022/01/18(Tue) 14:34:34 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「お前サンはそれを自分の子供にも教えるつもりかい?」 領主と結婚したのなら。 例えそこに恋も愛もなかろうと子孫を残すのは義務だろう。 「お前サンはそれを、自分の領地の民にもそう言うつもりかっつうの」 ときには恨まれることも必要な立場であるかもしれないが 剥奪するのが当然のように言う、そんなことをする領地の先はたかが知れている。 「力で押さえつけなければならないのがお前サンの領地なのか。 俺ァそんな難しい顔してる領主より、もっと手を差し伸べてくれる笑顔ある領主の領地の民になりたいものだがね」 ▼ (-39) 2022/01/18(Tue) 15:39:19 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「大人には大人の遊びがあるってものよ。 酒も煙草も大人にならねぇとできねーだろ?」 ガキどものように走り回るだけが能ではない。 これが城に閉じ込められている状態でなければ、芝居でも買い物でもなんでもできるのだが。 それが出来ないとなれば、やはり酒に誘うのが一番だ。 気分がよく酔が回るまで飲ませれば、面白い本音も聞けるかもしれない。 「その無言は興味があると受け取るぜェ。 仕方ねぇなぁ……それじゃちょいと遊んでやるとするかよ」 お手をどうぞと、すこし草臥れた手を差し出して。 あなたを夜の楽しみへと、誘い込んだ。 (-40) 2022/01/18(Tue) 15:40:08 |
【人】 こどもの アルレシャ>>一日目:湖畔 「……うん?」 ちょうどお母さんの話を終えたあたりでしょうか。聞き覚えのある声が聞こえてきました。 「ここだよ〜っ! どうしたの?」 心配されていたことなど、ちっとも知りません。先程と同じ様子で手を振りました。 淡く光る蝶々がやって来て、子供達の場所へ先導するでしょう。 (10) 2022/01/18(Tue) 15:42:05 |
【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ「は〜い!」 満足気に頭を撫でられた後、ベッドへ飛び乗ります。 大きな枕の横に小さな枕を並べると、期待に満ちた眼差しをアマノに向けました。添い寝を待っているのは明らかです。 「ブラキはねっ、おともだちだからいっしょなの。 あっでもでも、フツーのおともだちじゃないよ?」 刹那、僅かに滲む大人のような微笑み。 ……しかし、それもすぐに消えてしまいます。アルレシャはこどもですから、そんな表情をするはずがありません。 (-41) 2022/01/18(Tue) 15:51:40 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「……ッ!」 一度目を見開いて、はくはくと桜色の唇を震わせて、喋る猶予があったのにそれでも言葉が上手く出てこなくて。 「……領民には、言わないわよ……。 でも、そういうものでしょう。大きな役割を背負わなければならない生まれの者は、敷かれたレールから外れる余裕なんてないわ」 ばつが悪そうに顔を下げる。 ▽ (-42) 2022/01/18(Tue) 16:12:40 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「体に悪いものなんて、どこが楽しいのかしら」 俯いた視界に自分よりも遥かに大きな手が映り込む。 「……少しだけ、よ。長い時間付き合っていられないわ……大人なんだもの……」 言い訳を沢山、沢山並べた後。 左手を持ち上げて、それから隠すように引っ込めて右手で貴方の手を取ったのだった。 (-43) 2022/01/18(Tue) 16:13:03 |
【人】 欠けた星 スピカ>>10 アルレシャ 「ぅええっ!? なん、何? ぁ、綺麗…… ……じゃなかった。これもあの子の魔法みたいなものかしら」 自分たちの目の前に現れた蝶々を見つけてたじろいだ。ひっくり返った声が飛び出たが、先導する意思を汲み取るとおとなしくついていく。 「い、いた!」 二人を見つければ自然と足取りも慌ただしいものになる。城に来てから既に走ったり歩き回ったりしていても、疲労は見て見ぬ振りだ。 「貴方たち! いきなり子供二人でいなくなるなんて――」 空色の瞳と、余裕のある声を思い出す。 「――……。 …………怪我はないかしら。寒く、ない?」 叫び出しそうになるのをぐっと堪えて、女は子供たちに努めて静かな声で問いかけた。 (11) 2022/01/18(Tue) 16:19:01 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ「おいこら。暴れるんじゃねぇぞ」 やれやれと肩をすくめ、ベッドに飛び乗っていく後ろからゆっくりとその背を追う。 枕が横に並べられたのを見れば、布団の中へと体を滑り込ませてあなたを懐に迎え入れるだろう。 「普通の友達じゃないってどんな友達だよ」 大人が滲む笑みは一瞬。男はそれを見て、少しだけ眉をひそめた。 それでも、 ったく。ガキは気楽でいいなぁ……なんて思いながら、トン、トンとゆっくりあなたの胸元を叩く。 その手付きはまるで、子供の扱いをよく知っている者のものだ。 ゆっくり、静かに眠気を誘い出していくでしょう。 「寝物語は必要かい、ちび」 (-44) 2022/01/18(Tue) 17:07:41 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「テメェで自由が、幸せがわからねぇでどうしてガキに教えられるんだ? 敷かれたレールを外れろとまでは言わねぇけどな。 知ることは大事だぜェ、お前さん、自分で言ってるだろ。 視野を広げるってなぁ」 手を引いて、誘い込んだのは自分の部屋だ。 元々飲むつもりで色んな酒やつまみを貰っていたため、テーブルの上にはそれ以外のものが乗ってすらいない。 あなたをソファに座らせると、すぐにグラスを二つ準備するだろう。 「煙草はおすすめはシねぇけどな、酒はいいぞ。 飲んで語らえば、大人はすぐ仲良くなるし気分も良くなる。 お前サンはすぐ胸ン中溜め込むタイプだろう……まずは飲んで面倒なことは全部忘れちまいな」 今だけな? と付け加えて、甘く飲みやすいけどアルコール度数は高めのカクテルをあなたのグラスに注いだ。 酒に強いか弱いかまでは知らないが、ある程度酔わせる気しかないのだ。 (-45) 2022/01/18(Tue) 17:18:00 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「…………。そうだよ。 実際、指は正確に動いてる。譜面通りに全て弾けてる。 ただ──鳴る音が、終わってたんだ。 不協和音とか聞き苦しいってレベルじゃなくて──文字通り、人を苦しめる。鳴らせば鳴らす程。……この楽器を弾くのに魔力は元々全員使うんだよ。祭りごとで使うモンだしな。なのに、音だけ異常で、俺だけ楽器じゃなく『兵器』になった。 ──ハハッ、『魂が腐ってる』んだとよ。 上等だよなぁ。なら白紙にする方法でもさっさと編み出せってんだ。……。」真偽は不明だ。彼の魂を覗き込める方法を在るなら別だが。 ただ発言からして、貴方の見立て通り、この男は非情に強がりで、根が真面目だったのは端々から出ている。 原因が事実であれ嘘であれ、そう結論付けられて見切りをつけられ放棄されれば、今どうしてこんな男になったかも、尋常ではない罵声を浴びせられていたのも数多の人間を見ていた“何でも屋”なら容易に察しもつくだろう。 「……わかんねぇや。メインは姫さんの方で、引き立てる側だからよ。万が一姫さんの方に問題があったとして、誰がそれを指摘してくれる?俺がしても、……。いや、もういいんだ。もう、今更どうしようもならない」 気遣いはわかる。言いたい事もわかるが、『引き立て役の引けない男』を擁護する事で得られるものなんてない。そんな世界だ。 「そーかい。ガキが懐いてたから依頼を受け── はい?」 思わず隠れていた目が見えるようになった。暗殺者と言われた時よりも思わず数歩分後退り仕掛けている。▽ (-46) 2022/01/18(Tue) 18:03:14 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「え?何?……お前、ソッチの方の趣味だったの? さっき女抱く話してなかったっけ?男抱くのはなんかそう言う話を振る常用手段かなにか……?……あの、男だが……」 「え、俺だぞ?32歳だよ?対価むしろ奪う側じゃないのそれ?本当に目ェ見えてる……?え、マジで本気?」 これが 真の震え声 と言うのだろうか。文字通り、殺されるよりビビっている。 金がないのは事実だ。死んだら終わりなのだし、提案が最悪ではないのは理解しているのだが、嫌がるとか嫌悪感と言うよりも、あらゆる常識が吹っ飛んだのと、この流れだったのと、 そもそも自分相手にそれが言われるのが信じられなかった 3段重ねのトリプルだ。 (-47) 2022/01/18(Tue) 18:08:57 |
【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ「ず〜っといっしょなの。フツーのおともだちは、いつかおわかれするでしょ?」 胸元を叩かれると大人しく寝る姿勢を見せます。当然のように受け入れるあたり、良い環境で暮らしているのでしょう。 「……おはなしって、どんな?」 顔だけをアマノに向け、続きを促しました。興味があるようです。 本を読むタイプの子供なのかもしれません。 (-48) 2022/01/18(Tue) 18:31:18 |
【見】 こどもの ブラキウム>>湖畔 「アルのお母さんが、国を────?」 不思議そうに首を傾げて アルレシャと語らっていたところだろうか。 楽しげな声に出迎えられたのは、 先程の眼鏡の女性と、更にもう一人。 「アル? どうしたの……、」 騙された苦い思い出を呼び起こされれば ぐーっと苦虫を噛み潰したように眉間に皺を寄せて 寝転んでいた体勢から、重い上半身を起こした。 「なんで来たの? あたし達が怪我したとか寒いとか、 おねーさん達にはカンケーないのに?」 アルレシャを庇うように身を寄せて まるで敵視するように二人を見つめる。 (@5) 2022/01/18(Tue) 19:22:59 |
【人】 婉容 ラサルハグ>>湖畔 「関係なくても、心配でつい身体が動いたんだよ、このお姉さんは」 夜空の下も映える赤銅の髪。 ノイズけのあるハスキートーンで穏やかに告げながら、蝶々を追うスピカの背に付き従う。 「なかなかできることじゃない。 自分も、とても寒いだろうにね」 先導してくれた蝶々にありがとうを言い。 その主であろうアルレシャにも礼を告げた。 「道に迷わずここまで来れたのは、君のお陰だよ」 (12) 2022/01/18(Tue) 19:39:23 |
【秘】 婉容 ラサルハグ → 酔吟 ミズガネ「── 可能性。 その通りさ。子どもたちには成長という可能性がある。 それに無垢も残酷も、生意気な姿すらかわいいものさ。 少なくとも私にとってはね」 それこそ価値観の違いだ。 きっと何の後学にもなりはしない。 強いて言うならきっと余裕があるのだ。 子どもを可愛がるだけの余裕が。 「成すべきこと……義務、かな。それは。 そう聞くと私の拙い脳では勘当が有力かと思えてしまうけど。 後学のために聞かせてほしいよ。 どのような事をなさねばならず、君はなすことができなかったのか」 (-49) 2022/01/18(Tue) 20:08:51 |
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