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【人】 行商人 美濃[女がひとり、生きていけるようにと渡された希望は、いつか気づかれる仮初めだと彼の人も気づいていたのだろう。 諦めて、或いは絶望して、土を捨てるか中を検めようとした時に、女は夢見がちな少女ではなくなっているだろうから。 その時のためにとあの茶碗の底に、彼の人自身の希望を隠したのだ。 自分のことは二の次で、優しい嘘で隠すようなところも、姿を隠しては現れる月のようだと女は思う。 この女にばかり都合の良い推測が、すべてお得意の空想でも、構わなかった。] (19) 2022/10/06(Thu) 18:45:33 |
【人】 行商人 美濃[売れた品と茶碗一杯の土の分、幾分軽くなった鞄を背負えば、職人街や商店街を巡り、榛名での仕入れ品を探して。 行き交う街に学生らしき子らの明るい笑い声を聞く。 昨夜の客の中、気になる女学生にでも渡すのだろうか、真剣に品を選ぶ少年の姿を思い出して微笑ましくなったりとする。 雨の中で幻視した、賑やかな榛名の日常が確かにあった。>>0:36 その道中でも、呉服屋に立ち寄った時にでも、猫飼いの人に会ったなら、「確かに咲いた」と伝えるだろう。 また大きな満月が昇る頃、きっと此処へ来るだろうから、その時お見せできたら良いと。 ひとつ、約束を増やして。 女はひとり、島を去る。 けれど、女はひとりではなかった。 ───満月を飲み干した胸の内、 其処には確かに*彼の人がいる。*] (20) 2022/10/06(Thu) 18:47:04 |
【独】 行商人 美濃/* 書きたいことは書いた!〆!! 高比良君(とお友達)をねじ込みつつ。(お友達のひゅーひゅー案件小物の露店てうちのことかな、そういうことでいいかな?と勝手に入れる) (-34) 2022/10/06(Thu) 18:53:02 |
【独】 行商人 美濃/* ロルに入れ損ねたけど控井さんとこの玩具も仕入れて帰る。 (メーカー品だがいいのか?ということは行商人は気にしない…) >>-21 控井 ほんと見ていただいただけでも美濃は妄想たくましい女なので大変ありがたく。 回想から買うとしたらこういうものなのだなー、なるほどなるほど…と奥様や娘さんの人柄込みでわかりましたので、家族でお買い物きてもらったようなものです…! ALTの読みはオルトキーとかの影響でそう読む方いるのかもですね(納得) うっうっ、人のロルからパク…拾うのは趣味みたいなものなので、もったいなきお言葉ありがとうございます…。 (-35) 2022/10/06(Thu) 19:22:01 |
美濃は、/* 今から会議である…また後ほど覗きにきます** 2022/10/06(Thu) 19:22:51 |
【人】 控井[君のいない世界で、小さな幸せを積み重ねて、 いつか私が此岸と別たれたその時に、 きらきらと輝く思い出を土産に、君を月まで迎えに行こう。 その時に偽物の宝だなどと、がっかりされぬよう、 私は精一杯、残された人生を謳歌する。] (22) 2022/10/06(Thu) 21:24:19 |
【人】 控井[失うことを前提に、 今を輝かせようというのは後ろ向きが過ぎるだろうか。 けれど、失うことが確定しているものを大切にすることは、 とても幸せな事で、そしてとても愛しい事だ。] 今一度、誓いを立てよう。 健やかなる時も、病める時も。 死が二人を別つときも、その後も。 私の心は常しえに君と共にある。* (23) 2022/10/06(Thu) 21:24:59 |
【人】 控井― 回想:彼女が巣立つ前 ― [定位置の揺り椅子に悠然と座るじゃっくに、手を伸ばした。 耳を撫でれば、 今も変わらず柔らかい感触で私の心を和ませてくれる。] 貴方とお別れするのは、とても寂しいけれど……。 どうかお父様の事、宜しく頼みますね。 [物心ついた頃から、私はこの兎とずっと一緒だった。 一緒でなければ眠れないと、駄々をこねた夜もあったわね。 あまりお父様は話したがらないけれど、 私が生まれると同時に最愛の母を亡くしたことは知っていて。 母の死と引き換えに生まれた私に、 父はずっと愛をもって接してくれた。 本当は複雑な心境の一つや二つ、あった筈。] (24) 2022/10/06(Thu) 21:26:26 |
【人】 控井ずっとお傍にいる選択もできるけれど、 お父様にはやっぱり、孫の顔を見せて差し上げたいわ。 [親離れも子離れも、その時は寂しくとも新たな幸せを運ぶ筈。 他にも幸せにしてあげたい方が、出来てしまったことだし。 私は明日、お嫁に行く。] お父様、大事に育ててくれて有難う。 でも私はいつまでも、お父様とお母様の娘よ。* (25) 2022/10/06(Thu) 21:27:23 |
【人】 控井― 回想:君が巣立つ前 ― [随分と大きくなった、臨月のお腹を撫でる。 お腹の中でも元気に自己主張をするようになって、 わんぱく坊主かじゃじゃ馬娘か……。] 産んであげることしか出来ない、 お母様でごめんなさいね。 どうかお父様の事、宜しくお願いします。 [大事な夫にも言えない秘密の願いを、 まだ小さな赤子に託した。 あの人はきっと、酷く悲しむだろうから……心配だわ。 分かっていて決断した、わたくしも大概嫌な女ね。] 最期に今一度、誓いを立てましょう。 (26) 2022/10/06(Thu) 21:28:19 |
【人】 控井思 君 着 天 今 ひ を る の は 知 哀 折 羽 と り れ ぞ 衣 て ぬ と る [健やかなる時も、病める時も。 死が二人を別つときも、その後も。 わたくしの心は常しえに、貴方と共にある。**] 神楽耶 潤之輔さん (27) 2022/10/06(Thu) 21:28:50 |
【独】 控井/* こちらで控井も〆とさせて頂きます。 〆ましたし、恐らく朝は覗けそうにないので、 ここでご挨拶を。 再び榛名での風雅なひと時、満喫出来てとても楽しかったです。 村建て様も、ご同村下さった皆様も有難う御座いました。 またどこかでお会いすることがありましたら、 宜しくお願い致します。 (-38) 2022/10/06(Thu) 21:32:43 |
【独】 控井/* >一二三さん シスメお疲れ様です。 楽しみなあまりラジオロルを催促してしまった感じに なっていないと良いのですが……。 素敵でした。どうぞご自愛くださいませ。 一応前村に入る前に、和風スチパンな作品を履修して、 予習をしてきたつもりですが、 細かな描写までは中々想像が追い付かず。 そういった自分の想像力では 中々届かない所まで照らしてくださるので、有り難いです。 >高比良くん 控井も遠巻きに「ひゅーひゅー」冷やかしたい人生でした。 青春真っただ中の若者眩しい。〆応援しております! (-39) 2022/10/06(Thu) 21:53:02 |
【独】 控井/* >稲庭ちゃん 大丈夫ですよ!伝わっております。 娘は結婚できる年齢になってすぐ結婚した感じなので、 歳は相当近いんじゃないかと思います。 和菓子、本当に食べたくなりますよね。 私は明日こそはずっと気になっていた、 月見パイを食べようかと思っております(和菓子じゃない)。 代が変わって控井がおじいちゃんになっても、 お店通いますね! >美濃さん 〆がエモすぎて……。余韻を嚙み締めています。 またいらした時には、「去年もいた人だ!」って、 露店に突撃します。 メーカー品がお祭りの屋台でくじ引きの景品になってたりするの、 リアルでも見かけますし、大丈夫です(緩い)。 是非仕入れていってください。 (-40) 2022/10/06(Thu) 21:54:39 |
【独】 修理屋 一二三/* 19時半から会議とは… お疲れ様です(何か常識がゲシュタルト崩壊しそうですね) ようやく腰を据えてパソコンに向かえたのがこの時間。 村としては先のラジオ放送で〆とさせていただきたく思います。 本当はもう少し、いろいろ用意してから村を始めたかったんですが…。 8月からこちら、近年稀にみる忙しさでして…。 それでもこうして村を開催できたこと トラブルなく無事に村閉じを迎えられそうなこと 7人の視点から紡がれる、 さながら銀幕に映し出された物語を観るような、 情緒あふれるロルを堪能できたこと 大変に至福でございました。 拙い村建てではございますが、 ご参加いただきましたこと、誠にありがとうございます。 (-41) 2022/10/06(Thu) 22:08:56 |
【独】 行商人 美濃/* 今会議終わったという…。(しろめ ご飯これからです、うえー… 控井さんの〆めっちゃ綺麗…文章もさることながら装飾素敵だなあ…。逆さ鏡文字とか…読んでも見て楽しめるロル…(自分にはそういうセンスがない。 ほんとにね、良き村に参加させていただいて…。 村たて様と同村者の皆様に感謝しかないよ… (-42) 2022/10/06(Thu) 22:16:39 |
【人】 修理屋 一二三[歳のころが十八から二十五って言えば、 成人も過ぎて所謂結婚適齢期ってやつだ。 生憎その年頃をよその島飛び回って過ごしてた俺や九朗には 縁の遠い話だったが、働き者の秋実には 見合い話のひとつやふたつあっても不思議じゃねぇなと。 我ながら飛び石みてぇにあちこち飛び回る思考に、 浮つくにも程があるなと溜息を吐いた。 その間にも九朗は秋実に向かって指を二本立て 「それじゃあお月見団子、ふたつ、お願いしますね。」 と穏やかに微笑んでいる。] どうせならここでひとつ食べて行かねぇか? 飯食った後じゃせっかくの団子が固くなっちまうだろ。 [露店の席が空いていればそこに腰を落ち着け、 熱いほうじ茶とおすすめの塩こんぶを合わせて注文する。*] (29) 2022/10/06(Thu) 22:56:27 |
【人】 高比良[個別行動になったんで、また食い物の露店を覗く 珍しい小道具もいいけどやっぱりまだ食い気の方が重要だと思う俺] おじさーん、魚竜の串焼きちょうだい! 塩で! [今日のはとくに新鮮だよ、っていう呼び込みにつられて串焼きを一つ 分けられないうえにちょっと値が張るものは(と言っても小銭で買えるけど)、仲間がいるときには買いにくいし 一人で食ってばかりというわけにもいかないから 焼きたての串焼きに嚙り付いて周りを見る めったにない夜のお出かけにはしゃいで走る子供が通り過ぎていく 転ぶなよ、と思いながら目で追えば、その先に暁にーちゃんの姿が見えた 隣にいるのが噂のお相手さんだろうか? 声を掛けたら邪魔になるかと串焼き片手に去ろうとして] 「おーい、浩也ー!」 [気付かれた―!と焦るけど、呼ばれた以上知らん顔はできないから、素直に二人の傍に向かう] (30) 2022/10/07(Fri) 1:11:20 |
【人】 高比良 せっかく邪魔しないでいようと思ったのにー 「やっぱりか。 そういう気づかいするような子だっけお前」 え、邪魔されたかった? [とか言うやり取りをくすくす笑う声が聞こえて、あわてて隣の人に頭を下げる 「噂は聞いてます」というのに「いったい何話したんだ」と突っ込んで] とーちゃんたちなら舞台の方だぞ 「あぁ、おじさんたちには家で挨拶と思って」 そっか、朝からそわそわしてるからさ、二人とも [ちらちらとお相手さんを見ながら、こういう人が好みなのか―とか思う 柔らかそうな雰囲気は確かに暁にーちゃんに似合ってる] 「何見てんだよ」 え、お似合いだと思って [あ、二人して照れてんの] (31) 2022/10/07(Fri) 1:12:38 |
【人】 高比良 えっと、暁成兄さんをよろしくお願いします、でいいのかな [二人そろってありがとうとか言うからなんだかくすぐったくて] じゃ、また家でって事で、二人でゆっくりしときなよ 絶対父さんがゆっくりさせないからね、たぶん [串焼き冷めるし、とか言うと、兄ちゃんも「後でな」と言って二人で歩いて行った] (32) 2022/10/07(Fri) 1:13:28 |
【人】 高比良 あ、そろそろ時間じゃん! [冷やかして回るだけでもそれなりの時間になって 最後に赤いりんご飴を買った。らしくないって言われるけど好きだからしょうがない そうして決めていた待ち合わせ場所に顔を出す] 「あ、お前またりんご飴買ってんの」 いいだろー、祭くらいでしか買えねーんだし 「長谷ちゃんは?」 「あれ、あいつに時間とか話してたっけ?」 [長谷ってのは例の小物を買いに行ったやつだ そういやあいつが行ってから場所決めたんだ どうする?とか言ってると、遠くからそいつが来るのが見える] 「……なんか様子おかしくね?」 おーい、どうした長谷ちゃん [ゆっくり、どこかぼっとした様子の長谷は俺たちの前に来るなりこういった] (33) 2022/10/07(Fri) 1:14:57 |
【人】 高比良 「告ってきた」 「「「えぇぇっ!?」」」 [話を聞かせろと思わず詰め寄る俺たち、きょどる長谷 やっとのことでひとつ、細工物の髪留めを選んで包んでもらうと声を掛けられたのだという 振り返るとまさに意中の子で、思わずその場でそれを渡したんだそうだ] 「そんで、気付いたら告ってて……」 「んで、返事は???」 「いや、それがその、つい……」 [返事は今じゃなくていい、もし受けてくれるなら 「学校にそれを付けてきて欲しい」 とか言ったらしい] (34) 2022/10/07(Fri) 1:16:52 |
【人】 高比良 うわぁ…… 「言うなよー、恥ずかしいんだから」 「つまり明日学校で?」 「下手すると公開処刑じゃん」 「ダメな前提で言うなぁぁ!」 [長谷もだけど、向こうも頭を抱えてるんじゃなかろうか でも、でもだ、その場で断られなかったっていうのは] 「とにかく明日はそばにいてくれお前たち」 巻き込むな巻き込むな 「一応付き合うけどさぁ」 「んで、誰に告ったん?」 [それに関しては黙秘らしい、良いかすぐわかるし] んじゃ、また明日ってことで 「そうだな、また明日」 「休むなよ長谷―」 [とまあ、こんな感じで俺たちの観月祭は終わった] (35) 2022/10/07(Fri) 1:18:59 |
【人】 高比良[家に帰るとみんな先にそろっていた 予想通り、父さんが二人を質問攻めにして、その後で結婚式やらの話をしていた 「まだ数日榛名に居るからゆっくり決めよう」と暁にーちゃんが言わなければ、たぶん止まらなかったんじゃないかと思う 俺はといえば、明日の長谷のことが気がかりで どうしたもんかと思ってるうちに寝ちゃったんだけど] (36) 2022/10/07(Fri) 1:19:51 |
【人】 高比良―― 観月祭翌日 ―― [いつになく早く学校に向かうと仲間たちと長谷はすでにそろっていた 平常心を保ち切れていないのか落ち着かない長谷を励ましつつ、教室に入ってくる女子を見る そうして、一人の女子が入ってきて長谷の顔色が変わった 見るとその髪には新しい髪留めが飾られている……!] 「ちょっと、なんでアンタたちまでいるの!」 え、成り行きで 「……ちょっと長谷君、こっち!」 [長谷の腕を掴んで教室の隅へ向かうのを見守る 髪を見ればもう答えは見えたようなものだけど、どちらにしても狭い教室なので話している声は聞こえてしまう まして、教室中の人間が事の成り行きを黙って伺っていれば 「……実は前から……」とか聞こえてきて、最後に女子が頷いて長谷が「ありがとう」と言ったところで教室中から拍手が上がる その騒ぎに我に返った二人が教室から飛び出して、ちょうど来た先生に怒られていた*] (37) 2022/10/07(Fri) 1:21:51 |
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