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【人】 花の名 リフル[またある日は、私が怪我をした様だ。 彼女が声を掛けてきて>>2:34、視線を落とした先で、私が腕を押さえていた。言われてから気付く程度を越えて血が出ていたのに、おかしいわね、って笑った] メグ……優しい子。 [それは無垢なおまじないだった。 "私"は「子供じゃないんだから」って笑うところだったかもしれないけれど、私は彼女に崇拝のまなざしを向けた] いたいと かなしい おちゃも おいしくない …… [オウムよりも抑揚のない声で繰り返して、 ゆっくり、彼女が手を振った空を見上げる。 眩しい青色に無垢な白が泳いで、それがまた少しずつ小さくなって、次に見た青の色は、先程よりも優しく視界を満たした] そうね……… (17) 2020/10/05(Mon) 22:17:11 |
【人】 花の名 リフル私のいたいの きっととんでいくわ。 だから、 [血に濡れた腕を押さえて、 おまじないをしてくれる彼女に向き合う。 顔は穏やかに微笑んでいるのに、 腕からは血が止まらなくて、指先を伝って草を染めてゆく] だか、ら……… [口が動かなくなって、 言いたい事を押し込んでしまう。 彼女に不審に思われるのが先だっただろうか。 なんでもないわって、本当になんでもない様に笑って、私はちょっとばたばたと、お屋敷ではない方へ駆けていった。*] (18) 2020/10/05(Mon) 22:17:16 |
【独】 アクスル/* >未だに途…ちゅっ ああああ('ω') 三 ( ε: ) 三 (. .) 三 ( :з ) 三 ('ω') 三 ( ε: ) 三 (. .) 三 。・*・:≡( ε:) (-24) 2020/10/05(Mon) 22:25:35 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[幸いなことに、図書室はあれからも 私たちを繋いでくれた。 友君の文字をなぞる。 本当、映画みたい。 2020年とんでもないなって、 改めて思う。 今の状況だって十分映画みたいだけど。] (+0) 2020/10/05(Mon) 22:31:35 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[続く優しい言葉を、何度も読み返す。] ……ありがとう [ぽつん、と落とした言葉は届かない。 他にももっと言葉があるはずなのに、 どれだけ友君の言葉が沁みてるか、 声が、表情が届けば、もっと伝えられるはずなのに。 私にできることは、ただ友君の言葉を指でなぞるだけで。 友君の文字がかすれなくたって、 滲んだ視界では見えにくかった。] (+1) 2020/10/05(Mon) 22:32:04 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[私は友君に何でも話した。 チアの魅力、息がぴったり合って、 会場の観客と一緒に演技を作り上げていく達成感。 だけど、去年は銅賞になってしまったこと。 リベンジしたくて必死に練習したのに、 すべてのイベントが消えてしまって。] (+2) 2020/10/05(Mon) 22:32:28 |
【独】 使用人 リフル/* わざわざ灰に残さなくていいかなって、数日前ついったの自分宛DMにメモ入れたんですけど、それその存在さっき迄忘れてたんですよねという…… (-26) 2020/10/05(Mon) 22:32:46 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友──すっごい悲しいんだけどさ、 心配してくる親には言えなくって、 しんどい練習なくて楽だわ〜なんて笑ってさ、 お風呂でめっちゃ泣く。全裸で。 (-27) 2020/10/05(Mon) 22:36:42 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友アキナは本当に空を飛ぶのがうまくてさ。 小柄だし、しなやかな筋肉がしっかりついてるから、 ふらつかずに投げられるんだよね。 あの子が空中でぱっと笑うと、 観客の心が一つになるの。 だけど、私、アキナのこと落としてやれって どっかで思ってたんじゃないかな。 チアの花形ではトップで、 ベースはどんなに頑張っても、 降ってくる人間を受け止めても、 ただ危ないばっかりで。 考え出したら怖くて、チアやめちゃった。 (-28) 2020/10/05(Mon) 22:38:12 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[空気を乱さないか、興ざめじゃないか、 そう怯えて飲み込んでいた柔らかい心も、 友君なら受け入れてくれる気がして、 優しさに甘えて、話してしまう。 だけど、どれだけ心を寄せても、 私たちの距離は遠い。]* (+4) 2020/10/05(Mon) 22:38:53 |
【鳴】 志隈──鈍色の球体5─── [子供は元より冷めていた。 笑いもせず、泣きもせず、子供らしい子供ではなかった。 可愛がられないのも慣れていて、 親戚達の対応も当然の事だと思った。 彼らは自分達の家を守ろうとした。 誰にでも拙い敬語を使いながらも、 同い年の子供のからかいには強く静かな視線を向ける。 気にならなかったのが真相、 子供達はつまらないと他の面白いものを探す。 守ると早くに決めた心が子供を強くした。 空洞を含む強さであっても、他の強さは知らず、歩み続けた。]* (=1) 2020/10/05(Mon) 22:46:59 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ―― 事件の翌日 ―― [まだ暗いうちに目を覚ませば、 今までと同じように自分の部屋の天井が見えた] [事件が起きたのは昨日のこと。 その日はリフルの眠るベッドの隣で夜を明かした。 今日はご飯だって執務だって、 全部、けが人の部屋に持ち込もうとするものだから メイド長直々に引き剥がされた。 仕事もご飯も終わらせて、枕を持ち込んでいたところを 今度は侍女に見つかり、 医者に任せてくださいって閉め出された] ……みんな、いじわるね [夢の中で誰かにされたように>>11、両手で私を抱きしめた。 私がいたって役に立たないのだから、 彼に負担かけないように。 ……そんなの解っています] (D9) 2020/10/05(Mon) 23:03:22 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[事件の日は「私のせいでリフルが死んだらどうしよう」 そればかり口にしていたせいか、 お父様が勲章を贈ることを決めてくれた。 『彼はよくやってくれた』と言ってくれたけれど、 目を覚まさない彼を誇る気持ちにはなれなくて、 ベッドのそばから離れられなかっただけです。] [今日は見張りをつけられながら1人で寝たもの。 窓から脱出するのは思いとどまったもの] [今日は仕事の合間に仕事を増やした。 カードックの義手技師にリフルの義手の状況を送って、 指示を願って駿馬を飛ばしたのだ。 きっと、こちらに向かっている王子とお連れさまに 文を持ち帰っていただくのがいいのだろうけど、 王子様を待つ気はもうなかった。] (D10) 2020/10/05(Mon) 23:03:40 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[こんこん] 『遅くに失礼します、お嬢様。 リフルが目を覚ましましたよ』 ほんとう! [彼が気がついたら何時でも知らせてと お願いしたとおりにドアが鳴った。 ネグリジェにガウンを羽織ってドアを開け、 ノックしてくれた侍女の横を抜けようとしたら捕まった] 『今は医者が看ております。 お嬢様はせめて着替えてからにしてくださいませ』 (D11) 2020/10/05(Mon) 23:05:47 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[こんこん] リフル、シャーリエです。 入りますね。 [早く着替えられる街着でまたこの部屋に戻ってきた。 起きたその場>>D5に居ることはできなかったけれど、 リフルのおかげで無事です、ありがとうって伝えるのが一番。 お医者様に痛み止めを打たれるときのしかめた顔には、 私の方が唇を噛んだ。 右腕の話を聞いたときには、ああって手を組んだ。 顔だけ笑ったリフルの隣に椅子を置き、 お医者様の注意を一緒に聞いている。 侍女がお医者様を見送りに出て行く。 お嬢様、今日はお部屋で寝てくださいって念を押されたけど 何にもいえずに2人を見送った] (D12) 2020/10/05(Mon) 23:08:42 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ……リフル…… ごめんね、酷いことさせて、 痛い思いさせて、ごめん 助けてくれて ありがとう 私はどこも平気。 ……リフルが目を覚まさないんじゃないかって…… 怖かった、こわかったの (D13) 2020/10/05(Mon) 23:09:33 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[怪我はしてない>>D6って頭を振ったのに、 怖いことはと聞かれて、右目をこすった。 捜査が進んでいる間、警備は厳重で、 私は外出禁止を命じられてるから大丈夫。 簡単に現状を説明する。 三人組を雇った奴は捕まって、 黒幕を吐かされている最中だから、 すぐにも解決すると思う。] だから、私は大丈夫。 リフルが心配だった…… [今度は左目を拭った。 リフルは泣いてるのを隠すことも出来ないんだ、 私が泣いてどうするの] (D14) 2020/10/05(Mon) 23:10:00 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[勲章を渡す話もしなくちゃ>>D7。 リフルが堅苦しいのいやがるのは知ってるから、 誓いの議はやらないことになるだろうと伝える] よく頑張ってくれました、騎士さま。 あなたに不自由がないよう尽くすのが あなたの働きへの感謝のしるしです。 ……義手の先生も呼んだからね。 休んで元気になってね [血生臭い悪夢はまだ彼を捕らえているのだろうか。 花瓶ごと持ってきていた中庭のバラを、 サイドテーブルに飾る。 私の部屋にあったのをそのまま持ってきた] また、明日来ます [窓の外を見る横顔を見る。 生きていてくれて良かった、話してくれて良かった。 今はそれだけでいいって思って、後ろ手にドアを閉めた] [私を見るでもなく、お医者様を見るでもなく、 どこかに向けられた顔>>D8を見ているとなにも言えなくなる。 それから抱きついて泣きたいのを我慢する数日が過ぎた*] (D15) 2020/10/05(Mon) 23:10:54 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ―― 数日後・怪我人の部屋 ―― [彼と買いに行ったピアノ譜をなぞって 頭の中で鍵盤を鳴らす。 リフルに聞いて欲しい気持ちと、 私も曲を作りたい言う気持ちが混ざって、 何度も同じフレーズを弾いている。] [今日も当たり前のようにお見舞いに居座っている。 お医者様でもない私が役に立つことはなくても、 人を呼んで助けを求めることくらいはできる。 あのときみたいに>>2:D73、リフルの側に居たがった。 そのくらいには気持ちを持ち直したとも言える] 騎士さま、お加減はいかが? [そういって花瓶の水を換えるのだ。 バラの向きを気にする振りをして、彼の顔を伺うのだ] (D16) 2020/10/05(Mon) 23:46:13 |
【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ[話しかけるには塞ぎ込んでいるようなら、 話さずに出て行こうとしたけれど、 今日はどうしても言っておきたい事があった。] リフル、あのね。 ……私、王子様のお話、お断りすることにした。 かわりに頑張って国を支えようって思ったの。 (D17) 2020/10/05(Mon) 23:46:42 |
【秘】 サティ家次期当主 シャーリエ → 使用人 リフル[動いているところを見なくなった 彼の利き手を取って布団から出した] 私の民で居て欲しい そしたら貴方のために頑張れる 大好きよ、リフル あなたの大事な1人になりたい こんなときに欲張りでごめんね [手の甲に口付けを贈って、冷えないように布団にしまう。 病床の彼に聞かせる話ではなかっただろうけど、 これからあなたを守りたいって伝えたかった。 守るから安心してって言いたかった。 一度目の約束は守れなかった>>2:D41のだから、 実績も信用もないんだけど、 気持ちだけは本物だと、騎士の誓いのように唇を捧げる。 あの日は『酔っ払いの話は聞きません』と断られたのだ>>2:D46。こんどはますます膨らんだ本心だけ伝えて、苦笑いをした。] (-33) 2020/10/05(Mon) 23:47:34 |
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