【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「うん? 言って無かったかね。僕ァ人間じゃないよ。では何かと言われると僕は僕だ、と言うしか無いがねェ」 あっけからんとした物言いでキエは言った。今まで誰にも尋ねられなかったから言わなかっただけでキエは此の事実を隠しているつもりは少しも無い。 「…嗚呼、初めて会った時にした話か。 あの鳥はやり続けられたと言うのかなァ、 最期 の方は随分と錯乱していた様だし」キエは故意に結末を誤魔化した訳では無い。其の思考は人間に比べれば神の方がまだ近いだろう。 あの流れで“罰した”のだから当然チャンドラも結末に想像がつくと思っていた。 (-31) 2021/10/19(Tue) 23:17:18 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラひんやりと冷たいものが触れた。 びくりと肩を揺らしながらもすくみ上がったわたしは、やっぱり声を出すことが出来ないでいる。 たすけてとそればかり、胸に沸きあがる。 姿の見えない誰かが、間違いなくそこにいる。 「………テラ……」 たすけて、と言いたかった。それでも声にはならなかった。 掠れた吐息のような音が漏れて、何とか名前のようなかたちを作る。 あなたはここに来ると言っていた。 わたしが耐えていれば、きっと助けにきてくれる。 そして作り物のような声で言うのだ。 どうしたのチャンドラちゃん。怖い思いでもした? 早鐘のように打つ鼓動を聴きながら、わたしは現実逃避をしている。 悲鳴は上げない。怖いとも口にしない。ただ、それだけ。 (-32) 2021/10/19(Tue) 23:29:05 |
【人】 探偵 キエ>>??? >>6音の方へキエの意識が向いた。ひとりでに動くペンに驚きもせず紙面を見つめている。 「なァにが楽しそうなものか! …まァ誰に言っても仕方が無い事ではあるけれどねェ、聞いてくれて嬉しいよ」 デカンタから湯気の上るコーヒーをカップに注ぐ。勿論キエは誰かに何かをする性分では無いので自分の分だけである。返事をする意思はあるのだろうと勝手に決め更に続ける。 「じゃあ、コーヒーが冷めない内に本題へ入ろうか。 とはいえ君が何者か特定するつもりも無ければ縛って引き摺り出すつもりも無いから安心してくれたまえ。 なァ君、 何故ミズガネ君だったんだい? 何をしたのか、どんな手段を使ったのかはこの件に限っては優先度が低い。最も重要なのはミズガネが選ばれた事だとキエは思っていた。しかしもし相手が誰でも良かったのであれば話題は直ぐに変わるだろう。 (7) 2021/10/19(Tue) 23:33:50 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「……? 人間じゃ、ない? そうだったの?」 オウム返ししか出来ないくらいには驚いた。 わたしは『キエ』をまた見つめて。 そして続いた言葉に、目を伏せた。 「……最期。そうなの。そう、だったの……」 落胆した様子がきっとすぐに分かる。 月を愛する同志。生まれる国が違えば、きっとお友達になれたのに。 「それじゃあ、その鳥も規律の犠牲者よ。 ルールを破ったのはいけないこと。 そしてそれで罰せられるのが規律。そうでしょう?」 「……規律を定めるのは、何も人間だけじゃないわ」 少なくともそんな規律がなければ、鳥は今も自由に月を目指していたのだろうから。 (-34) 2021/10/19(Tue) 23:37:03 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ「……うん、そうね。 気にするのに、決め切れない。何かを捨て去る覚悟を持てない。 それでも許してくれる人がいると知った上で、自分が許さない。 いっそ完全に、世界か自分を恨みきれれば、」 どちらかを消してしまえば、別の何かは始まるかもしれないのに。 「楽になれるのだろうに、選べないまま。 ずっとずっと、辛いだけの思考が回っている」 「──苦しいね。 ……苦しいよ。」 ミズガネに何かを説こうとしました。 励ましの言葉か、否定の言葉を投げようとしました。 でも思うのです。己も今それを貰っても、受け取れない。 一番自分が貰って嬉しいのは、何か。 ユピテルにとっては、それが"共感"でしたから。 ミズガネに対してなのか、ユピテルに対してなのか。 どちらにとも取れるし、違うようにも取れる。 緩やかな共感と弱音を零しました。 → (-35) 2021/10/19(Tue) 23:39:55 |
【秘】 巫女 ユピテル → よいが来ない ミズガネ「でも、少し飲みすぎよ〜?」 手を伸ばそうとするボトルを先に奪い取ろうとします。 「……お酒で気を紛らわすのは、私もしょっちゅうするから わかるけど、今日は終えて今度飲み直しに行きましょうよ。 最初に言ったでしょ?数えきれない量のお酒があったって」 「ボトルごとは無理だけど、一杯程度ならいいらしいから。 これから同じが続くなら刺激のある日がないと飽きちゃうわ? だから付き合ってくれない?お酒、飲める子を探してたのよ」 奪ったボトルを手慣れた様に傾けて中の水面を眺めます。 正確にはそれ越しに移る自分と貴方の姿を見つめていました。 「何より。今すぐ紛らわしたいなら、 お酒よりも『仲良く』する方がもっと紛れるのに」 「今こんなに美少女が目の前にいるのにどうかしら?」 口を尖らせてやや非難めいた声。 勿論冗談とばかりに頬を緩めて、ボトルを机に置き直します。 『仲良く』を断られたなら、此方に溺れろとばかりに。 両肘を机につきながら唇の前で両指を絡め、返事を待ちます。 (-36) 2021/10/19(Tue) 23:42:51 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「…? 規律の犠牲者とはまた面白い見方をするんねェ。何故規律が作られるのか知らない訳じゃあ無いだろう?」 月が孤独に覆われなかった事を喜んでいたから、チャンドラは鳥の事などどうでも良いのだとキエは考えていた。反応を見るにそうではないらしい。 「炎に触れてはいけない理由は、火傷から誰かを守る為。 氷に触れてはいけない理由は、凍傷から誰かを守る為。 規律が罰するんじゃあない。理が罰するんだよ」 そしてキエの住む世界に理は存在しない。しかしキエは理という概念を知っているから口にする事はできた。 理解はできないが。 「何故其の国で月に触れる事が禁じられているか、想像がつかないかね。 何故其の国の神が雲で月を隠す程に怒ったのか、想像がつかないかね?」 キエの言葉に苛立ちは微塵も無い。只疑問を顕にしていただけだった。 「わからない」と言えばあっさりと解答が返って来る。勿論キエ自身の、であるが。 (-37) 2021/10/19(Tue) 23:55:12 |
【秘】 浮遊想 テラ → 技術指揮 シトゥラ「 聞こえてるの? そっか 」ナニカ は、 息を吐きました 。どういう心境からかは、わかりませんでした。 (-39) 2021/10/19(Tue) 23:57:51 |
【秘】 浮遊想 テラ → 技術指揮 シトゥラ「 誰。誰、誰なぁ? 誰だろう。 ……死神じゃないのは、言えるかな? 誰かを死に導いたことなんて、ありませんから 」声のする方と、気配のする方は一致します。 ふわふわ、ナニカ は浮いている。 「 椅子? ……いつの話かなぁ。 結構、多分、何回も、何回も、何回も、やりましたから 」「 ──は、ずっといたんですよ? でも、今のこれって、初めてじゃないか。 何かが起きている、って思ったのさ。 」でも、何かが何かなんて、わからないから 「 誰か、何か、わからないかなぁ。って わからなくてよかったんだけど、ああ、 聞こえちゃってるん、だぁ……? 」「 だから、用事ってあるようでないんですよ、シトゥラちゃん 」「 でもそうだなぁ、このよく分からない誰かのこと、どう思ってる? どういうふうに見ていましたか。聞きたいこととかってありましたか? 死神じゃなかったらなんだと思ってた? 何がしたいように見えてた? 」ナニカ は、喋り出すと結構やかましい。 (-41) 2021/10/19(Tue) 23:59:30 |
【独】 探偵 キエ楽しいけど匿名メモってアンカ貼れないから多分このやり取りログには優しくねえんだよな 誰やお前!名乗れ!いや名乗るな! でもこんなエモエモ最高ロールができるのは匿名メモだけ!! サイコ〜〜〜!!!! (-42) 2021/10/20(Wed) 0:01:51 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「……」 キエの言葉を聞いて、わたしは考える。 わたしの理と、その国の理では大いに違う。 月に触れるのは容易くない。 触れたいと手を伸ばすものも少なくない。 そこは同じなのかもしれないけど。 「……わからないわ。 月に触れていい相手は、月が決めるべきよ。 他の誰かが決めるべきじゃない。 それがわたしたち、夜の一族の考え方だもの」 どんな理由があったとしても、月に何の権利もないのならそれは身勝手な規律。 種族や民族が違えば考え方だって異なっていく。 そのことをわたしは、あなたから月の沈まない国の話を聞いた時に、薄々気づいてはいたけれど。 (-44) 2021/10/20(Wed) 0:03:42 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「一つ目、月は寒い。正確には月が浮かぶ高さは、生き物にとっちゃ血潮も凍りつく寒さなんだ。どんなに暖かい格好をしても月へ辿り着く前に凍え死ぬ。 更には自力で降りる事もできない一方的な場所さ。死ねばずっとその高さで漂う事になる。 二つ目、神は其の鳥を愛していた。彼が凍てつき孤独の中、永遠に彷徨う事を是としなかった。彼にも家族がいるのだから、せめて彼等に葬いをさせてやりたかったのさ」 キエは月と鳥どちらの意思にも同意しない。しかし、神の意思は少し理解できる。 「…君は随分と月の気持ちを考えるのだね。優しい事だけれど、だからと言って他者の命を粗末にするのは良くないと思うなァ」 チャンドラはきっとそんなつもりは無かったのかもしれないが、キエには相手の気持ちを決めつけて話す癖があった。 (-45) 2021/10/20(Wed) 0:21:35 |
【秘】 巫女 ユピテル → くるみ割り人形 トラヴィス「……そうね。残酷と思うわ。 私は殺人者の巫女だから。 どれだけ困る人がいるか、出るか、分かった上で、 まだ“誰かを殺す”誘惑を消せていない」 誰を選ぶ? 愛する存在は私がしたくない事を望む。 愛さない存在も私がしたくない事を望む。 「──館の皆は、私を見て、 『館にいる事を否定する子』のように言うけれど。 私、そんな事言わないし、むしろ本当は、 死ぬ事も考えてる子なのに」 砂糖の瓶を開けて、ポトンと落とす。 3個と言っていたのに、 それ以上を入れても見えていない様に、増え続ける。▼ (-46) 2021/10/20(Wed) 0:22:27 |
【秘】 巫女 ユピテル → くるみ割り人形 トラヴィスそうして8個を越えそうになる頃、不意に目を見開いて。 その手を止めて、苦笑して一口飲んだ。 ──感覚が麻痺しそうになる程、甘かった。 「この館から消えてしまうのか、私は来たばかりでどうなるのかわからないから、永遠に傍にいる事はWまだW約束できない。それは誠意がないもの」 「でももし言われている神隠しがW死Wなら。 私は別にそれを受けて構わないし、問題ないし、なにより、」 「トラヴィスにWまた明日Wって言う事を約束し続けるよ」 彼がここまで別離を怖がるのは、推測でしかありません。 でもきっと、別離したことがあるからでしょう。 それもきっと、唐突な。悲しみに暮れるそれを、知っている。 「私は何も言わないで消えたりしない。 消されたって、ここに居るって伝える。 何かあって離れる日が来るとしても、必ず伝えに来る。 突然の別離がどれだけ辛いかは、身をもって知っている」 「何度だってトラヴィスに Wまた明日W って言いに来るわ」だからもしそれが叶う事が、証明の機会があったら。 信じてくれるかな。 私の言葉を、今度こそ。 (-47) 2021/10/20(Wed) 0:27:55 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ「 ──いるけど 、いないよ 」「 ここにいるよ どこにもいないよ 」「 ……まったくもって ひどい奴だ 」ナニカ があなたを抱き締めます抱き締めます寒 いです冷たいです体内に直接冷水を注がれている ようだ動けない動けないでなぁんにも出来ません。 (-49) 2021/10/20(Wed) 0:29:09 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ氷よりもずっと冷たい温度が唇に触れて、 それで それが 最後。 あなたが次に目覚めるのは、 ベッドの上なのでした。 (-53) 2021/10/20(Wed) 0:33:55 |
【独】 掃き溜めの ゾズマキエ、やっぱポルティだよね…… わざきさんかなとも思ったけど タグの使い方がどっちかっていうとポルティな気がするよ ミズガネはなんとなくポルティって感じしない…… (-54) 2021/10/20(Wed) 0:37:31 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ「何、君は悲劇を楽しむのが好きなの? 嫌だな、君が望む展開になったら俺の命はなくなってしまいそうだ」 頭を撫でる手を受け入れながら小さく笑う。 お気に入りが言うのは簡単だ。 そもそも探偵で博識というのなら、言わなくてもたどり着かれてしまいそうだが。 「秘密。 俺の中でひと目で気に入った子と、話して弄り倒してやりたい子と、もっと刺激してやりたい子と居て定まりきってないところがあるからね。兄以外に関しては案外浮気性だったみたい」 (-55) 2021/10/20(Wed) 0:37:33 |
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