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【雲】 宮崎暁[ 君を掻き乱すことに夢中になれば せっかく君が何か訴えようとしてくれたのも はじめは聞きのがしてしまう。 声色から溶けでる理性を絡めとって 蕩けた声が限界を示す。 呑まれた君が不安にならないようにと 力強く掴んだ指先が小さな痕を作ると そこでようやく僕は、君の声に気づいて。 ] (D29) 2024/06/29(Sat) 20:56:49 |
【雲】 宮崎暁[ 僕は蜜を吸うのを止めると、 指先を濡らしたまま結月の手を握る。 この先のことへ大きな期待を膨らませた 僕の身体はまだ触られていないのに熱くて 結月がどうするか しばらくは彼女に任せるつもりはあるけれど 戸惑うようならきっと僕は 綺麗なその指を手に取り誘導したことだろう。 (D31) 2024/06/29(Sat) 20:58:04 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁…………? そう?別に謝ることでもないでしょ? [ 誉め言葉なのかな、って思ってたし 別に嫌な気持ちになったわけじゃないから さらりと流してしまう。 別に失礼だとも思わなかったんだ。 ただ、私が褒められるとは思ってなくて その意味が分からなかっただけ。 だから、深く考えることもせずに。 ] (-22) 2024/06/29(Sat) 23:10:07 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁……デートが楽しかったら 自然とそう思うんじゃないかな。 [ 誘える相手が君しかいないから それだけの理由で誘っても、君の願いは叶わない。 君とがいい、だから一緒に行こう、って。 私がそれを言える日が来るって想像出来てなかった。 だって、遊びなんだし。 心を明け渡してしまっても 別れが待っているなら辛いだけ。 最初のうちは渡すつもりも奪われるつもりも …………君の心を奪うつもりもなかった。 ―――そのはずなのに。 ] (-23) 2024/06/29(Sat) 23:10:56 |
【雲】 幸阪結月[ 君しかいないから君と行こう、じゃない。 君と行きたいから一緒に行こう、 に変わってた。君とじゃなければ意味がない。 そんな風に考えるようになってたんだ。 ] (D33) 2024/06/29(Sat) 23:12:02 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 手を握ってみるとか、ちょっとした悪戯はしたけど 私はずっと星ばっかり見てた。 星明かりに照らされてる間は、 君の方、ほとんど見なかったな。 君がどんな顔をしてみてたのか ちゃんと見ておけばよかったって。 別れが近づいてから思い出して 胸がぎゅっと締め付けられる。 お揃いのストラップだって、 最初は気にせずペンケースにつけてたから 少し汚れてしまって。 今思えばもったいなかったかも。 なんて、その時は何とも思ってなかったことが 後になって気になってしまう。 どうして、こんなに変わっちゃったんだろう。 ] (-24) 2024/06/29(Sat) 23:12:53 |
【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 重ねた時間が、増えれば増えるほど 心が君との楽しい時間で満たされてた。 あれほしい、ってちょっと無茶言って いじわるしたつもりだったUFOキャッチャーで 見事にお目当ての物を取ってもらったときは すごいすごい、って目を輝かせてた。 ゲームセンターのバスケゲームでは 夢中になってたのを他の人に見られて お似合いのカップルだって言われたりもしたな。 大した点差じゃないのに勝ったってはしゃぐ君に むぅっとした顔をして見せて 次来た時は勝つから!って言ったり。 日差しの中、いつもなら躊躇いなく詰める距離も この時ばかりは少し恥ずかしくて普段より空く距離。 可愛い、のたった一言にも照れて目を逸らして。 私たちで綴った青春の一ページ。 鮮やかな時間が大切でたまらない。 ] (-25) 2024/06/29(Sat) 23:14:04 |
【独】 幸阪結月[ 好きになったら地獄みたいに苦しい。 わかってたはずなのに、止められなかった。 自覚したくなくて、目を逸らしてたのに 一度自覚してしまえば想いは強くなるばかりで。 ] (-26) 2024/06/29(Sat) 23:14:43 |
【独】 幸阪結月 ずっといるよ、って私は言いたいのに。 ずっといてよ、とは言えないんだ。 沢山の思い出をくれた君が 好きで好きで仕方ないから。 (-28) 2024/06/29(Sat) 23:15:50 |
【雲】 幸阪結月[ 君からもらった愛情に溺れてしまいそう。 甘く鳴いて君の思うままに乱れた姿を見せて 与えられた快感で頭がいっぱいになる。 自分ばっかりじゃなくて、君も そう、ずっと言いたいはずなのに。 理性をからめとられて、蕩けた声を 静かな部屋に響かせてしまう。 大好きな人にされてるから 気持ち良くてたまらない。 これが最後かもしれないから。 甘い快感を忘れないように刻み込みたい。 波に吞まれてしまった私が 大きく息を吐いて呼吸を整えてる間も 蜜は溢れ続けてシーツを濡らす。 ほんとはもう、欲しくてたまらないけど 私だって君に触りたかったから 疼く身体を抑えながら君の方を見て。 ] (D34) 2024/06/29(Sat) 23:17:30 |
【雲】 幸阪結月[ 暁の手をぎゅっと握り返してから どうしよう、って一瞬悩んで。 頬に手を当てて触れるだけの口付けを落とすと 少しずつ手を下へと降ろしていく。 頬から腕を伝って脇腹までなぞったあとは 焦らすように太腿を何度か撫でて。 君の熱に触れてもいいのかな、って 触れるか触れないかの所で戸惑ってたら 優しく君の手が誘導してくれた。 ] (D36) 2024/06/29(Sat) 23:18:19 |
【雲】 幸阪結月[ びっくりするくらい熱い。 あの日、これを私は受け入れたんだ、 そう思うと今でも熱い身体がさらに火照っていく。 最初はほとんど力を入れずに撫でるだけ。 そのあと軽く握ってみたけれど君からしたら じれったい感覚だったのかな。 力加減が分からなかったから 君に教わりながら少しずつ手を動かしていく。 時折痛くないかな、って伺うように 君の方を見て。 それだけでは物足りなくなってしまった私は、 ] (D37) 2024/06/29(Sat) 23:19:09 |
【雲】 幸阪結月[ いたずらっ子のように微笑んで 目を閉じたのを確認すると 触ってた君のものを口に含んで。 さっきされた仕返しのように 暫くは夢中で舐めるんだ。 たとえ君がこっそり私を見てたとしても それに気づかないくらい。 君にも気持ち良くなってもらいたい。 私ばっかり乱されてたから 君の余裕だって奪ってしまいたい。 そんなことばっかり考えながら 止められるまで、君への奉仕を続けてた。 ]* (D38) 2024/06/29(Sat) 23:20:10 |
【雲】 宮崎暁[ 既に繋がりを求めて疼く身体を抑えて ねだる待宵、誘う冬暁。 結月に全てを委ねた僕は彼女の手を 目でそっと追いかける。 最低限鍛えてはいるものの 筋肉質とまでは言い難い身体を 結月の細い指が撫でていき、 太ももに触れられれば もどかしさに身体が震える。 手を誘導したら 僕がこの続きを求めていることも 結月は気づいくれたみたいだから。 ] (D39) 2024/06/30(Sun) 0:42:18 |
【雲】 宮崎暁[ 本当は、結月に言わせたかった言葉なのに。 結月が愛おしいあまりに 僕が先にその言葉を口にしてしまう。 どこまでしていいのかって 僕が逆の立場で感じていた戸惑いを 慣れない結月が感じなくていいように。 言葉にすれば、自分も熱くなるんだって 初めて体感することになった僕はというと 結月の目の前に晒すことになるもっと前に 既に大きくしてしまっていたのだけれど。 (D42) 2024/06/30(Sun) 0:43:46 |
【独】 宮崎暁[ 君のことを本当に好きになってしまってから 僕にはずっと戸惑いがあった。 前みたいな甘いやり取りを繰り返す時も こうして地獄の釜に足を浸している時も 僕にとって君はお姫様で 守りたい、大切にしたい、そんな存在だった。 だから僕はずっと自分が守るんだって 結月の前では気を張ってばかりだった。 それが僕にとって、幸せだったから。 ] (-31) 2024/06/30(Sun) 0:44:07 |
【雲】 宮崎暁[ たどたどしい手つきが 敏感な熱にはかえって鋭利な快感になる。 気を遣ってくれているのだろう 僕がじれったさに耐えきれず 切なげな吐息を零してしまったら 今度は柔らかな手に包まれて だんだんと加減を覚えた手つきに 僕は身も心も籠絡されていく。 君の手で昂る僕はきっと君の瞳の中で 誰も知らないような甘い顔をしていたはず。 ] (D43) 2024/06/30(Sun) 0:44:43 |
【独】 宮崎暁[ 悪友のようなやり取りが、好きだった。 何気なく訪れる悪戯な笑みの応酬。 対等に、自然に、悪意も、他意もなく。 僕が普通になれて 受け入れてもらえた気がしたから。 結月とは友達になれるとも思っていて、 その頃から僕は結月に惹かれて 初めて君に目を奪われたから。 悪戯をされることも からかわれたりすることも 他でもない君だったから 生まれて初めて、嬉しいと思えたんだ。 ] (-34) 2024/06/30(Sun) 0:47:18 |
【雲】 宮崎暁[ 結月の言葉に従うまま閉じた瞼の裏には あの微笑みが魔法のように絡みついていて 指だけでも気持ちがいいのに 口に含まれてしまうと初めての暖かな感触に 腰を浮かすくらい反応を示してしまう。 見えないだけで、敏感さが増すんだと 僕はこの時に初めて思い知ることになる。 条件反射で薄目を開くと ]その時に見えた光景にしばらく釘付けになって それでもまた目を閉じるのは 僕を虐めようと夢中になっている君が好きだから。 (D44) 2024/06/30(Sun) 0:49:05 |
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