情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「苦手でも、 目隠しをしてつれていったんですけど…… 」「俺がちゃんと覚えている、楽しかったと思えていた場所です。 父の運転で、まだ妹は小さくてチャイルドシートでした。俺は少しお兄ちゃんで、迷子にさえならなければ自由に動いてよかったんです」 「カミクズさんは、そんな思い出……なかったですか」 小さな海の生き物達がライトアップされ、二人を水辺の世界へと誘った。 自分達以外は無人の空間には魚たちだけ。 男は所々で足を止め首をかしげる姿から、魚には詳しくなさそうでただただ綺麗なものを綺麗だと水槽の中を眺めていた。 「魚って、酔っぱらって方向感覚をなくすのに……溺れないんですよね……」 (-42) 2022/03/05(Sat) 15:10:55 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ「………?」 あれ、君に人を殺したことがあるって言ったっけ。…無いはずだ。 話したのは共犯者だけだし、口止めはしてないけど彼が言うとも考えにくい。 『心理テストですか?どうして僕に聞くのかわかりませんけど。』 『強いて言うなら、何かの道具じゃないですかね。殺す程嫌いな相手に触りたくないし。』 果たして君が、何を思って何をしようとしているのか知らないけど。 想い人や友人を殺めようとしているのかもしれないけど。 少なくとも、一般的な反応からはズレた返信が返って来る。 (-43) 2022/03/05(Sat) 15:22:24 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「うん、自分でやった。」 シーツを離せば、血だらけの内腿に口紅で書いたようなバツ印が辛うじて見える。そこを抉るような切り傷があった。抉り取るまではいかなかったらしいが。 ………正直君にも見られたくなかったけど、誰か一人助けを呼ぶなら君だった。 冷えた指でガーゼを持って、痛まないようにそっと当てて、シーツの汚れていない部分で上から押さえた。 「バツ印、見つけたんだけど。…色も場所も気持ち悪くて、取りたくて……気付いたらグサッとしちゃった。」 その言葉は努めて平静を装って。 血の付いたナイフがベッドの横に落ちている。自傷行為を続ける気はないのだろう。 (-44) 2022/03/05(Sat) 15:33:29 |
【墓】 清掃員 カミクズ>>+3 薬局 際限なく他者の心に寄り添う事が美徳とは言い難い。 他者の痛みを知りすぎれば、それはじわりと心を侵すもの。 たとえそれが直接の原因ではなくとも。 それもまた、この清掃員の物病みの一因なのだから。 人の痛みを理解しすぎる事は、時に毒だ。 限度を過ぎれば徐々に心が蝕まれ、身動きが取れなくなる。 毒を食らう自由さえない事を、幸福とも言えないけれど。 「……そうですね」 無彩な双眸に、淀みのない言葉に。 少し困ったように笑って、やっぱり独り言のように呟いた。 「でも」 「誰かがそこに居た事を、踏み躙られないように。 それが、その人の望まない形に歪められてしまわないように。 ちゃんと…綺麗にする必要もあるんですよね」 ここではきっと、必要ないのだろうけど、なんて。 ──続き、やりましょうか。話し合いに遅れないように。 掃除が終わったら、ちゃんと手を洗ってから戻りましょうね。 ……あ、そうだ。ユスさん、ご存知でしたか? 手を洗うのは、思ったより時間を掛けた方がよくて。 洗いながら『ハッピーバースデー』を二回歌うくらいがちょうどいいんです (+5) 2022/03/05(Sat) 15:45:20 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ『ツルギくんなら』 『話せるからです』 『他の人に聞けませんよ 人を殺してそうな人他にいますか?』 人を殺してそうな人だと、暗にいっているわけではありません。男の視点には詳しそうな人が居なかったのです。 『ツルギくんは力あるんですね やっぱり刀が扱えるからでしょうか そして、直接手にかけようとすんですね 毒なんて簡単にてに入らないからでしょうか』 『あ、毒でもよかったのか でも俺は医者でもないんで、どれぐらいの量で人が死んで体に取り込まれるとかわからなかったんですよ 図書館で調べればよかったな』 『はじめは斧を握って 次に包丁を握ったんですが 殺せそうになくて 拳銃も使い方がわからない気がして 握ったことがないので』 『なにかを持とうとしたことが間違いだと 今気づいたところなんです』 ただ、一つ一つ己の噛み砕いた考察が続いた。 (-45) 2022/03/05(Sat) 15:51:00 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「そうか」 女の持ち物。鮮やかなルージュ。それで書かれたような印。それはまるで、未だこの青年に母と妹が纏わり付いているようで。どこまで行っても、こんな紛い物の空間にいても、呪いはいつまでも続いていると知らしめられているような気がして。 「……」 腹の底に、何かどろりとしたものが渦巻く。 死んだ者が、俺たち生者にいつまでも纏わりつくなんて。 ……ああ、これは。W嫌だW。 「ツルギ」 淡々とした声が吐き出される。普段通りに近い。けれど、ほんの少し低い声。 「すぐに止血して手当を行う。手当するのに触れてほしくないならそれにも従う」 「だから、もし、許されるなら。嫌なら断ってくれて構わないから。 その前に一度だけ」 「傷の周りを噛みたい」 (-46) 2022/03/05(Sat) 16:03:57 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ『まあ、確かに……俺も心当たりないです。』 君のいう通り毒の入手も扱いも難しい。素手だって大変そうな気がする。だったら身近な、何ならそこら辺にある鈍器を使う、というのが青年の思考だ。 『でも素手よりはラクでしょう。 毒なんてよく知らないし、ブロックとか鉄パイプの方が簡単に手に入るじゃないですか。 何ていうか、気合い入ってますね。』 青年にとって本来殺人とは、計画性のない行為だ。 耐えきれなくなった時、 可能性という誘惑に負けた時、 衝動的にしてしまうもの。そう考えている。だからあの手この手を考えている君に、場違いな感想を抱いた。 自分なら、殺したい程嫌いな相手のことなんか考えたくない。少なくとも君は相手を嫌ってはいなんだろうな、と。 でもそんな人を殺そうとしてるなんて、やっぱり変な人だなあ。 『だったらもう…車で轢くか、高いところから突き落とすか、くらいじゃないですか? 道具使っても無理そうなら、素手じゃもっと無理でしょ。』 言葉で人を殺せることなんて知っている。君ならできそうということも。 だけど自分からは提案しなかった。 (-47) 2022/03/05(Sat) 16:23:28 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 不運 フカワ「 み、見れないじゃないですか…… …楽しかった思い出、ありましたよ。 あった、はずなんです。でも」 並ぶ水槽の中。 名前も知らない魚の、光る鱗を時折眺めながら。 思い出を零しながら、二人きりの静かな館内を歩く。 「それが楽しかったって事は、覚えてるのに。 楽しかったって気持ち、今は全然思い出せなくて。 起きた後に思い出す夢みたいに…景色も曖昧で。 漠然とただ、あの時は楽しかったなって思うだけ…」 あなたがまだ隣に居るなら、どこか縋るように手を握って。 「…思い出の中にはどれも、兄が居て。 だから楽しかったのが、余計に寂しいんです。 生まれた時からずっと一緒だったんです。 僕達は…双子だったから」 水槽の中をゆったりと泳ぐ軟骨魚をぼんやりと目で追った。 双子の兄を失った事。 この制度への激しい嫌悪感の始まり。 それは、二度と元には戻らない欠落で。 だから、誰かを代わりにしようと思った事はない。 (-48) 2022/03/05(Sat) 16:24:04 |
【墓】 規律 ユス>>+5 薬局 困ったように笑う人の声を聞いた。 やはり自分と違うと思った。他人に寄り添える、名残さえも大切にしてくれる人。 ……だから、難儀な人だとも思った。痕跡に安心感を得ながら、同時に胸を痛めるなど。なんだかやめるにやめられない、中毒者のようだとも僅かながらに思ってしまった。 「……」 痕跡を消し始める前に、地面に落とした視線をもう一度だけ上げた。 「……そうですね。死人に口なし。死者に出来ることは痕跡を残すことだけ。 事実を歪めるのも、代弁だとさも当然のように死者になったつもりで何かを語るのも」 柄を握る拳に力が込められる。何故だか心臓が妙に痛い気がした。 「全て生者のエゴだ」 吐き捨てた言葉を血痕と共にモップで乱雑に拭った。それきり、青年は黙々と作業に徹するのだった。 成る程、覚えておきます。手はしっかり洗うことにします。 でも、カミクズさん。 その参考にする歌、誰が言い出したのでしょうね。皮肉だなと思いました。 死んだ人間の、僅かに残された痕跡を綺麗に片付け後なのに。 Wお誕生日おめでとうWと言うなんて。 (+6) 2022/03/05(Sat) 16:29:24 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ『人なんて殺したことないし』 『気合いをいれないと』 『こっちが殺されるんですよ』 花屋の平凡な男は、一人ちがうゲームに入れられた気分である。 『即死が良いじゃないですか 手を伸ばされても引きずられないように 突き落とすは、はい、思い付きました 確実に死ねるように』 例えば、水槽。例えば、 『だから』 『俺の答えは、手放す、になりそうです うまくいくとおもいますか?』 (-50) 2022/03/05(Sat) 16:41:08 |
カミクズは、やっぱりバースデーソングは最後まで歌わなかった。 (c6) 2022/03/05(Sat) 16:57:19 |
ユスは、妹と弟の分はよく歌ったなと思いながらバースデーソングを口ずさんだ。 (c7) 2022/03/05(Sat) 17:06:05 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「ふ、ふふっ……今のフカワさんはまっすぐ過ぎますね。 これはこれで困っちゃいます」 自惚れじゃあ、ないのかも。 忘れられたい。 そう言っていたあなたに隣を歩くことを許されたみたいで嬉しかった。 「私もフカワさんで良かったって思います。 一人じゃ選びきれなかった事がたくさんあったけど、こうして選ばれずにお話が出来ているのはあなたのお陰です」 儚い花が枯れずに居られたのは確かに手心があったから。 手折られる前に鉢の中の移されたから。 見世物になっていたとしてもそれは、ハナサキにとっては悪いものでは無くて。 「ありがとうございます」 様々な事に対しての感謝を述べました。 「あはは……想像に難しくないですね。明日ツルギさんを選ぶのが最後になったらって思います。 些細でも、頭から離れない事もありますから、続くようなら言ってくださいね!」 袖を振り合わせただけでも既にこの程度は分かってしまいます。 機械のように淡々と合理的に話ができる──そんな想定でこの場が設けられているとしたら、この仕組みを考えた人達はきっとロボットなんだと思えました。 (-51) 2022/03/05(Sat) 17:21:35 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「………………」 小さな声は拾われたよう。 聞き逃して欲しくて、でも聞いてほしくて口をついた言葉でした。 「わかりました。 フカワさんの事情もあります。どうしようもない事があるのも理解はできるので。 最後の時に死なないで、とは言いません──言わない努力はします。 その代わり……もし、私が助けが欲しくなったらいいます、ね」 参考になりました! 袖を更にあげてぺこりとお辞儀をしました。 (-52) 2022/03/05(Sat) 17:22:34 |
【神】 園芸 ハナサキ「な、なるほど」 いつもの時間に裁判場を訪れます。 ハナサキは結果を何度も見返して息を吐きました。 選ばれたのは一人だけ。 自分が選んだ人はどうやら別の誰かにも選ばれていたらしい。 どちらにせよ選ばれていた──その事実は毛の先ほど気を和らげました。 (G8) 2022/03/05(Sat) 17:25:28 |
【神】 園芸 ハナサキフカワさんは不在。 昨日居なかった人たちも今日は揃っています。 話し合いを始めようとした矢先。 「エノさんは理解されたいとおっしゃっていましたけど……片が付いたんですか?」 立候補の先へ質問を投げかけました。 (G9) 2022/03/05(Sat) 17:30:21 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 剣道 ツルギ──5日目になってからどこかの時間。 あなた宛のテキストメッセージ。 『ハナサキです! どういう基準で提供意思を決めるか、でしたね。 答えが出たのでお伝えしておこうと思いました。 私は、 選ばなかった事を後悔しない為に選びます 。死んでもいい人を選ぶ。この投票にはそれ以外の選び方があると分かったから、私なりに守りたいものを守ります』 『こんなので構いませんか?』 (-53) 2022/03/05(Sat) 17:36:59 |
【秘】 幸運 ツルギ → 不運 フカワ「ああ………」 君の返答で、その相手になんとなく、察しがついて。 『即死、させられるといいですね。死ぬ側からしても、即死の方がいいみたいですし。 …頑張ってください。死にたくないなら、頑張るしかないですから。』 経験談を挟みつつ、経験者として脳裏で思案する。 大丈夫、これは君の内面へ踏み込むようなやり取りじゃない。約束したわけじゃないけど、一度言った言葉を自分で破るのは良くないと思うので。 「………、ふふ。」 今、君に足りないものは何だろう。 勇気かな? 決意かな? 意志かな? 諦めかな? ───それとも、 背中を押す手かな? 『うまくいくかは、それこそ運次第ですよ。試合も作戦練ったって、負ける時は負けますからね。 まあ、できるだけ考えるに越したことはないですけど…』 愛とか、憐れみとか、そういうのはよくわからないので。その方面は、横に置いといて。 『だから、色々考えたあなたに言えるのはこれだけ。』 結局最終的には、これですよ。 『あなたにも、どうか 幸運 がありますように。』 (-55) 2022/03/05(Sat) 18:01:36 |
ツルギは、「そう、祈ってますから。」傍聴席で呟いた。 (c8) 2022/03/05(Sat) 18:02:22 |
【秘】 不運 フカワ → 清掃員 カミクズ「一緒に来たことに意味があるでしょう」 その手を握り返して、柄でもないが引っ張りながら。 共に、美しく光に照らされている造られた海を歩く。 「俺と逆なんですね……。 お兄さんが欠けた気持ちは ……それは誰にも経験出来なさそうだ」 少しは理解できるかと思ったのに、 半身のような存在が居なくなることはどれほど辛かっただろう。 それを考えて、ツキリと痛んだ胸は誰のためだったか。 「まだ、教えてください。お兄さんのこと。 寂しいのはわかりますが、少しでも君のことを知りたいです」 口を閉じて微笑んで、あなたの寂しい思い出も聞きたがる。 知りたいのだ、その辛さも苦しみも、今一緒に居るのだから。 「あ……そうだここ、上から見られるんです。 バックヤード見学、知っていますか?」 大きな鯨が泳ぐ水槽の前で止まり青の世界を見上げる。 きらめく世界に時間を忘れながら、また手を引いた。 (-56) 2022/03/05(Sat) 18:08:36 |
アクタは、バァン!!!!!!!!!!!!!!!!!! (c9) 2022/03/05(Sat) 18:12:07 |
【秘】 不運 フカワ → 普通 ナツメ『何か をするつもりです』 『後で顔は見せますね』 『やりたいことがあって 無事に帰ってきます、そのときにまた話しましょう』 (-57) 2022/03/05(Sat) 18:12:18 |
【墓】 演劇 アクタ合議の場、その傍聴席。 投票券を手に取る君達が議論をしている最中。 昨日はどこにも姿を現さなかった男が めちゃめちゃ大きな音で扉を叩き、開いて立ち入る。 「籠ってると、息つまる!」 髪はぼさぼさ。目の下にはクマ。 いかにも、締切ギリギリの人みたいな風貌だ。 ど真ん中の空席にどかっと腰を下ろし、 左隣の席へ白紙の紙束をどさどさ置いて占領。 前の席には足を置くし、態度が最悪だ。 ログを開けば、 「は、……はァあああ!!?」 紙束がバサバサーッ!落下! この辺が散らかりましたね。 目をまんまるにして 傍聴席からエノを睨み付けている。 (+7) 2022/03/05(Sat) 18:12:40 |
【墓】 規律 ユス「アクタ。話し合う者たちの集中力が乱れたらどうする。 もう少し静かに」 一瞥し、それだけ冷静に言った。 態度が最悪なのは特に気にしなかった。傍聴席来る人間、限られてるし……スペースは自由に使うといい。 (+8) 2022/03/05(Sat) 18:22:17 |
【秘】 演劇 アクタ → さめざめ ユメスケ議論の後。夜。 きっと君が居ても居なくても、 再び自室にこもって紙束──脚本を生産し続けるだろう。 鍵もかけず不用心に過ごしているので 君が見張ってくれているのはとても有難い話だ。 誰かが来れば、その限りでは無いが 今はまだ二人の空間に、ペンが走る音が鳴るだけ。 (-58) 2022/03/05(Sat) 18:22:48 |
【見】 落涙 ユメスケ 彼は姿はないがそこにいる。アクタの右隣に座ってにこにこ。 アクタが紙を散らかす過程なんかにくすくす笑いはしたけれど、そんな声以外は喋ろうともしないまま。 ただ見ているし聞いている。 (@0) 2022/03/05(Sat) 18:24:39 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス最初こそ、こんな時でも君は平静なんだなって思ってた。 「………ユスなら触られても構わないから、呼んだんだよ。」 本音を言えば、君相手でもまだ怖い。 でも君から与えられるものは全部欲しいから、早く慣れたくて。 「嫌なら…って、お前がしてくれることに嫌なんて、」 窺うように尋ねてくる君が、何だか可愛らしく───… 「……え、ぁ?」 見えていたのは、さっきまでのこと。 (-59) 2022/03/05(Sat) 18:25:17 |
ユスは、静かに行く末を見守っている。 (c10) 2022/03/05(Sat) 18:25:51 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス───噛みたい? 君の全部が欲しい。 だから勿論それも欲しい。でも、それって。 膝をついて、俺の内腿に歯を立てる君を想像する。それだけで心臓がうるさく騒ぎ出してしまって。 思い出しかけた過去に、ほんの一瞬、まだ見ぬ君の姿が勝った。 「な、………なん、なんで、」 ああ、また変な顔してる。 手で覆い隠そうとして、片手が塞がっていることに気付いた。 どうしてかわからないけど、今君の眼を見たら心臓が破裂してしまう気さえして。顔を背けながら、何とか理由を聞いた。 (-60) 2022/03/05(Sat) 18:26:11 |
【神】 美術 エノ「理解はね、されてない。」 「理解してくれそうだなって思った人にも、振られちゃった。」 「でもね、話してて俺、気付いたんだ。」 「俺が欲しいのって多分、理解者じゃなくて。」 「忌憚なく傍にいてくれる人だったんだよね。」 「理解してほしいって、散々言っておきながら。」 「自分のことを一番理解してなかった。」 「まぁ、それは良いんだけど。」 理解してくれなくてもいい。 ただ傍にいてくれれば。 色芽木 絵乃と言う人物は。 理解が必要なほど複雑な精神をしてるわけでもない。 何か後ろ暗い過去や境遇があるわけでもない。 ただ、ぬるま湯がぬるいと泣き喚いてるだけの。 普通の人間であった。 「その人からね、生きてくれって言われて。」 「お願いだから未来を見てほしいって言われて。」 「俺、それで。」 「あぁ、生きたいなって、思ったんだ。」 「そんなに言うほど、未来に希望があるって言うなら。」 「生きてみてみたいって、本気で思ったんだ。」 (G10) 2022/03/05(Sat) 18:37:23 |
【神】 美術 エノ「生きたくて、生きたくて仕方ないから。」 「生きちゃいけないんだよね、俺は。」 支離滅裂な言動を零して。 一つ、息をついた。 オレンジジュースが飲みたいな。 (G11) 2022/03/05(Sat) 18:38:56 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新