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【人】 古城の吸血鬼 ニクスどうしたいのだと思う? その答えを真に知る事が出来れば、 ……君の願いを叶えてあげよう。 ここで生かす事だって、ね。 [ 質問を質問で返す狡猾さ。 彼に掲示したカードは何枚にも及ぶが まだ手の内は明かさぬと手を振った。 狼は少年の言葉が通じるとばかりに 小さく吠えては彼に血の通った温もりを与える。 彼を守るように、または監視するように 少年が拒まぬ限りはきっと離れず傍に。 その様子を見守りながら姿が消えれば、 男は室内の片隅にあるピアノへと向かった ] (677) 2019/04/11(Thu) 22:36:30 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクスねぇ、 今度の子供は私を、■■してくれると思うかい? [ 問いかけに答える声はない。 絵画に飾られた太陽の如きブロンドと 空色の瞳を輝かせる少女は梔子のまま 今日も祈りを捧げるとばかりに鍵盤を叩く。 またそんな寂しい曲ばかり弾くのね ベッドの上に腰掛け行儀悪く両脚を 揺すっていた少女を思い出す ] (678) 2019/04/11(Thu) 22:36:51 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス ―男の部屋― [ 彼の衣装棚の中には彼のサイズに合った洋服が 何着も用意されていることだろう。 普段着から寝着まで揃えられている。 また、葡萄や林檎の果実も籠の中に備わっていた。 男は部屋の支度を終えると自室に戻り 柱時計を開け、短針を引き抜いた。 そうして迷うことなく男の自室右側にある 扉の鍵口へと短針を差し入れ、回す。 カチリと乾いた音が響くと同時にノブを回せば、 むせ返る薔薇の香りが溢れ返った。 少しでも漏れないようにと扉を閉める。 踵の響く音を立てながら跪くのは、 天蓋付きのベットの傍。 陽の光が差し込まない室内は薄暗く、 しかし男はそっと大切なものを扱うかのように 革手袋越しにその手を取った ] (680) 2019/04/11(Thu) 22:37:42 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス――――君と同じ■■の子供が、来たよ。 [ ふわりと笑うまま、瞼を伏せる ] 今度こそ、私は…… きっと。 [ 腐り落ちた眼孔に青い硝子 破れかけた腕に絹の肌 侵された内臓に綿のガーゼ 宝石で飾った純白いドレス 朽ちてくたびに取り繕った彼女に傅いたまま 弧を描いた唇は落とされた ]* (683) 2019/04/11(Thu) 22:38:30 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス ―傍白― [ お腹が空いたわ 憤慨する男は首を傾げた。 その様子に少女はまた地団駄を踏んだ。 人の子は食べないと死んじゃうの そうなのか。 初めて知ったとの様子に少女は頷く。 だから早く用意してちょうだい これではどちらが主人なのやら。 男は言われるままに用意した ] (697) 2019/04/11(Thu) 23:28:58 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス[ しかし初めてでうまくいくはずもなく、 結局二人で分かち合ったのは林檎一つ。 これはこれで美味しからいいわ お気に召した彼女に男は笑う。 でもあなたは普段血を吸うのよね 男は曖昧に表情を崩した。 いいの。最近吸っていないじゃない 男はたった一度だけ頷く。 薔薇の精気だけで生きていける?本当に? 男は口角を上げたまま微笑んだ ] (698) 2019/04/11(Thu) 23:29:54 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス[ そんな莫迦げた伝承を信じた愚か者はだれ 喉の渇きと飢え。 それらから目を背けた代償。 だが、あの日々は男にとって―― ] (700) 2019/04/11(Thu) 23:30:57 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス[ あの赤い薔薇も燃やしてしまおう。 手にかけようとした時、遡る記憶。 私、この花が好きだわ たった一言で伸びた手を下ろした。 人の言葉は、よくも悪くも他人に影響を及ぼす。 それはまるで呪いのように染み渡る。 名前ひとつですら簡単に縛ってしまう。 毎日呼び合っている度にきっと、まともではなくなっていた ] (701) 2019/04/11(Thu) 23:31:21 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス[ あなたの優しさが、あなたの寛容さが、 あなたの偉大さが、罪であり、罰なのだ。 ねぇ、 神様が、世界が、時間が、 私達の大切なものを奪っていくのだとするなら 私はきっと奪われる前に殺すわ。 だから安心しないで。怖がらないで。 私はきっとあなたの事が好きだから。 だから、ね――……? 男を殺したのは彼女達で あなたを殺したのは他でもない私達で 私は今日も誰かを殺す。 あなたは今日も誰かを殺す。 あなたが望んでいてもいなくとも、 私が望んでも、望まなくとも、だ。 言葉というのは、まるで呪いだ ]* (703) 2019/04/11(Thu) 23:32:03 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス ―現在:男の部屋― [ 結局庭園の花は今も咲き誇っている>>684 観るだけに留めているから棘の処理は甘く 白い指に血を浮かせているとは知らぬまま>>685 血を吸っても尚赤い薔薇は熟れており、 その度に苦々しい記憶を思い出す。 男はベッドに飾られた赤薔薇を見つめる。 そろそろ新しい物を用意する必要がありそうだ。 ついた膝を床から離せば立ち上がった。 隠し部屋を抜ける際、もう一度振り返る。 一瞥に留めて、自室へと戻った。 寝台に眠るのは白いドレスを見に纏った白骨死体だけ ]* (706) 2019/04/11(Thu) 23:32:50 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス[ 獣は触れられる度尻尾をぱたりと振る>>684 彼に呼応するよう反応を示していた。 首筋を撫でる人>>686に呼び寄せらるまま>>687 彼の独白めいた一言>>693に耳を欹てる。 眷属の耳には主のピアノの音色は届いていた。 だがそれに対して何かを伝える事はなく、 ただ、一度だけ彼>>704を慰めるように その頬を舐めようと舌を伸ばした。 覗き込まれる眸>>707と見つめ合う。 狼は人の言葉を持たないけれど理解は出来る故、 身支度を整える彼>>708の邪魔をせぬよう しかし小さく主に伝えるよう遠吠えをし、 紅茶を運ぶその傍にひっつきながら 主の場所に向かうのだった ]* (709) 2019/04/12(Fri) 0:07:26 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス ―自室― [ さて。 室内にある机に向かって本を読んでいた頃、 眷属の声>>709がこの耳に届いた ] おや……案外早かったな。 [ 進めていた読者を止めれば本を閉じる。 寓話などに興味などなかったが こうしてまた読み進めてしまっていた。 ノックの音が数度>>708 どうぞと返答を返した。 彼が進むのならば狼もその傍についていく ] (713) 2019/04/12(Fri) 0:17:29 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス茶葉の良い香りだね。 でも、君の部屋に着替えを用意したけれど 着替えてこなくてよかったのかい? [ 未だバスローブのままである彼にひとつ。 用意した衣服のことを示しつつ>>680 ] 足だって寒そうだし、 上着だって君の肩に合っていない。 風邪を引いてしまわない? [ 彼が叶わないというのであれば 強く付け加える事はなかったけれど 首を傾げたまま問うた ]* (714) 2019/04/12(Fri) 0:17:40 |
【独】 古城の吸血鬼 ニクス/* プロ伸びたけどスケジュール変更なしだから体力もつかな。。。 結果的にGW含めるチェーンになるから死んでる。 (-286) 2019/04/12(Fri) 10:13:58 |
【独】 古城の吸血鬼 ニクス/* あなたのそばにいたい。 1.そばにいるよ(死体として) 2.それなら狼をやろう(狼配布芸人) 3.イヤッ死にたいの!(逆上) になってるから考えねば。 (-289) 2019/04/12(Fri) 10:51:40 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス[ 狼は何も語らない。 主をいつまでも見守り続け、 こうした子守を主から任される事も慣れていた。 緊張した面持ちだった少年は>>748 少しずつ氷山の角を溶かすように思えた。 決して暖かくなどないのだ>>749 しかし夜風に当たった少年がこれ以上冷やさぬよう 給仕の真似事をする傍らを離れる事はなかった。 ただ、一つ返事をするよう吠えるだけ ] ( 全く、いつも通り、趣味が悪い! )* (767) 2019/04/12(Fri) 11:48:40 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス[ 緊張を孕む雰囲気は隠されていても 扉越しにも伝わってくるよう思えた>>749 意外に躊躇なく侵入を果たす小柄な少年>>750に 面白そうなものを見るよう目を細める。 大人しく従事する狼にはご苦労と目配せし、 彼が少々不満そうに唸るのを聞いて鼻を鳴らした ] ……薔薇の香りがするね。 [ 男にとっては苦い記憶を彷彿させるものだ。 しかし無知故の気遣いだ>>751 ] 血の通わない化物に茶を出すなんて、 やっぱり君も変わっているね。 [ ありがとうと一言彼に告げる。 無意識に彼以外を含んだ事は気づかなかった ] (768) 2019/04/12(Fri) 11:48:53 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス[ 彼の魂胆は何となく朧気に理解している。 だから彼の言葉>>752を拒んだりしなかった。 彼の言動を責める事もなかった。 届きそうで届かない位置で従順な彼は、 彼の意志>>753を紡ぎ出す。 男にとってその言葉は望んで他ならないもの。 ただ、その後に紡ぐ想像を履き違えていた。 薔薇の花弁が香る紅茶を飲む。 男にとって意味のない茶番を演じた。 ふと、同じ花を纏う少年に瞬きをして ] (769) 2019/04/12(Fri) 11:49:04 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス[ ひとつ落とすのは確信めいた答え。 男の眸をもってして与えられた好意とは異なり、 無邪気で無知で残酷な彼の望みに双眸を眇める。 ならば返す答えは三つある。 その中の一つを切り取るだけだった ] 君の言葉通りならば、 城を追い出された子供に未来はない。 そして願いを叶えてくれるならば 君がこの城に住み続ける事すら許そう。 そういった話だったと覚えているね? [ ひとりを拒む子供の姿は覚えている>>525 つまびらかにするように言葉を続けた ] (770) 2019/04/12(Fri) 11:49:58 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクスセレン。 ……独りを拒む理由はよく分かるよ。 堪え難いものだろう。 [ 一口。茶で唇を湿らせながら唇を開く ] だがね、君はいずれ死ねるだろう。 君が望まなくとも、誰かが望まなくとも。 それは人にしかない素晴らしい特権だ。 また、君達は忘れる事が出来る。 どれ程堪え難い苦痛も やがて薔薇の棘より丸いものになる。 [ 人と化物の違い。 説教など垂れるつもりもないからこそ 男は身勝手に語り続けるだけだ ] (771) 2019/04/12(Fri) 11:50:10 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクスセレン。 君は自分が何故生きているのか、考えた事はあるかい? 私はね、考えて、考えて、考え尽くした。 その結果、行き着いたんだよ。 セレン、私はね、―――― 赦されたいだけなんだよ。 (772) 2019/04/12(Fri) 11:50:27 |
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