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【人】 狐娘 レイ[その日は唐突に訪れた。 いつものように一人で村を抜け出して泉に向かえば、先にロンが待っていてくれた。 花冠の作り方が上手くなってきたことを褒めて、また母に新しい花を摘む。 レイの力ではびくともしない石を簡単に削るロンの力は凄まじく、彼がその力を見せる度にすごいわ!と感嘆の声を上げた。 彼の力は大人でさえも敵わないかもしれない。 透明の石に花が閉じ込められていく様は不思議で、まじまじとその光景を見つめた。 出来上がった指輪は、彼の力が込められた、わたしの好きな花が添えられた可愛らしいもの。 お伽噺で読んだみたいに、指輪を小さな手に嵌められて。 まるでお姫様になったような気分で高揚した。] わぁ……、わたしにくれるの? ふふ、きれいね。すてきね。 ロンは「おうじさま」みたいね。 [くふくふと花の咲いた手を口元に添えて笑っていれば、背後から声がした。] (66) 2021/12/02(Thu) 21:46:22 |
【人】 狐娘 レイ『レイ、そいつから離れろ!』 [何が起こったのか分からなかった。 茂みから飛び出してきたのは兄と、数人の村の子供。 ロンを取り囲むようにして、私をロンから遠ざける。 兄たちはロンに罵声を浴びせ、石を投げつけ、木の棒で彼を殴りつけた。] やめて! ロンにひどいことをしないで! ロン、……――ロン! [止める声も虚しく、貰ったばかりの指輪を外され、 引きずられるようにして村に連れ帰られた。 後で分かったことは、ロンがヴィスの一族の子であること。 気立ての良い兄が唯一顔を顰める一族の子であること。 そしてわたしは一人で泉に向かうことを禁じられた。 それから、なんとか兄を煙に巻いて泉に訪れても。 二度と、ロンの姿を見ることは叶わなかった――。 ] (67) 2021/12/02(Thu) 21:47:33 |
【人】 光の尾 マンユゥ[マンユゥはすっかりこの世の終わりのような顔をしていたが 向こうは向こうでひと悶着あったとは勿論知る由もない。>>54>>55 もしも神様がいるなら何とかしてください、 なんてあの日夜に祈りを捧げた流星が 実はまだ見ぬ未来の夫の魔法だったなんてことも。 ともあれ、ヴィス族の一行と共に 新しい居住区らしき地までやって来た。 周囲には転々と新しく作られたばかりの家が並ぶ。 ここが今日から新しい住処になる、なんて 聞かされていてもまだ実感はなかった。 手伝いの男衆が積み荷を降ろし、 てきぱきと儀式の準備を整えていく。 婚礼装束が汚れても事だということで 手伝いを申し出ても断られてしまい 出来ることと言えばただぼうっと見ているだけだ。] (68) 2021/12/02(Thu) 21:47:50 |
【人】 狐娘 レイ―― 婚儀の日 ―― [婚儀の参列はやがて新しい村へとたどり着く。 村の中央には広場があり、作られて間もないだろう家々が広場を囲むように点々と建てられていた。 手伝いの者たちが各部屋へと荷物を運び始める。 手伝いをかって出たものの、 婚儀までにはもう少しあるからと休みを言い渡されてしまい、辺りを見回していれば、川からも大仰な荷物が運び込まれていた。 その荷物の中には、紐で縛られたままのジャヤートもいて。>>56 その光景にくすりと笑ってしまう。 奔放な彼のこと、またお父上と揉めたのだろう。] また一段と大きな荷物ね、ジャヤート。 ……今度は何をしたの? [荷物の端に佇むジャヤートの前に腰を下ろして、話し相手の一つにでもなればと声を掛けた。*] (69) 2021/12/02(Thu) 21:49:58 |
【独】 狐娘 レイ/* プロは他のペアの方ともお話するの推奨と見かけたので話しかけてみたけど、まずかったかなぁ……申し訳ない。 マンユゥちゃんが来たらささっと抜けよう、そうしよう。 (-10) 2021/12/02(Thu) 21:59:22 |
【人】 光の尾 マンユゥ[改めて、自分以外のヴィスの民を見遣る。 自分を含めて女が二人、男が二人。 ということは向こうも同じ比率だと言うことだ。 流石に和平を謳う儀らしく、 男女同数に揃えたのだろう。 男性陣とも同じくらいの年頃の筈だが、 2人とも幼い頃に遊んだ顔ではない。 1人は村の中で大人に混じって 力仕事をしているのを時折見かけたが>>5 話しかけようとすると周囲の大人に 何故かやんわりと遠ざけられた覚えがある。 1人はぶかぶかの衣装を着ており 少年と言っても差し支えないような見た目だが>>56 この儀に出される限りは成人…なのだろうか。 彼らは一体何を思っているのだろう。 そわそわと落ち着きなく周囲を見回しながら 所在なくその場に佇んでいる。*] (71) 2021/12/02(Thu) 22:00:09 |
【人】 コン………今頃、どうしているのか。 同じように、移動しているんだろうな。 [ 親に此度の婚礼の話を出された時、 逃げ出すことももちろん考えた。 けれども、コンとていい歳した大人だ。 逃げ出したところで生きていけないことくらい すぐに理解をして、受け入れた。 婚姻を結ぶ相手のことを愛していけるのか、 違う女のことを考えている男を許してくれるのか。 好きになってしまった人間がいれば そういうことを考えてしまうのではないかと 改めて道すがらに思ってしまう。 用意された装束に袖を通して、 新しい住処のあるお互いの中間地点まで 移動するこの時間は、まだ苦痛。 ]* (72) 2021/12/02(Thu) 22:00:54 |
【人】 末っ子長女 シャーレン[ヴィス族の歴史ある家の生まれではあるが、リル族への偏見はなかった。 昔、リル族とヴィス族に分かれる前はアルステラ族と呼ばれていた事も知っている。 元は同じ一族であったのだし、生まれが違うだけでなんだと言うのか。 偏見がないのは書物から得たたくさんの知識や、両親からの教育のおかげと言えるかもしれない。 しかし、リル族に偏見がないからと言って見ず知らずの男性と結婚が出来るかと言われれば否。 少しづつ育んでいた愛が、華咲く前に散らされてしまうのだから尚更] お父様、お母様、お兄様…。 この家の一人娘である私が、いつか嫁がなければならない事はわかっていましたし覚悟していました。 けれど…わたし、私は。 見ず知らずのリル族の男性と結婚しなければならないのですか? [悲しそうな顔をする家族。 こんな事を言っては困らせてしまう事もわかっている。 それでも思わずにはいられなかった。 相手だと告げられた名前は知らぬもので。 あの人だったらよかったのに、そう思わずにはいられなかった] (73) 2021/12/02(Thu) 22:05:10 |
【人】 末っ子長女 シャーレン―婚姻の儀の日― [荷物は自分自身でまとめ、荷台に兄たちが運んでくれる間。 婚礼用の装束に着替え、母に化粧を施してもらう。 もう生まれ育った我が家に帰る事は出来ないからと、母にお願いしたのだ。 両親や兄たちはこの家を離れる事は出来ない。 だからこそ、選ばれたと告げられた日から家族との時間を大切にした。 それもあと少しで終わってしまうのだけれど] お母様、ありがとう。 もうこうして一緒に過ごす事も出来なくなってしまうのは悲しいけれど…。 私は大丈夫よ。 心配しないでね、お母様。 [悲しみを隠して、安心させるように笑みを浮かべる。 そうして選ばれた者たちの元へ] (74) 2021/12/02(Thu) 22:06:41 |
【人】 末っ子長女 シャーレンあら、マンユゥ。 貴女も選ばれたのね。 マンユゥの花嫁姿が見れたのは嬉しいけれど、お互い気が重いわねぇ…。 つらくなったらいつでも私のところに逃げて来ていいからね。 無理はしちゃダメよ? [声を掛けられ、視線を向ければ昔は物語を読み聞かせたりした妹のような彼女がいた>>35 白い花飾りも装束もとても似合っているけれど、こんな形で見ることになるとは。 弱音を吐く彼女に声を掛けながら合流地点へ向かったか*] (75) 2021/12/02(Thu) 22:07:13 |
【人】 翠眼 ユンチェ よっ、こい、しょっ [だぼだぼな衣装を垂らしながら、運動神経とは縁が無さそうな体捌きで荷台に登る。 ここでなくともユンチェの席がどこかにあったかもしれないが、裾を持ち上げたままの移動を早々に諦めたため、目の前のを選択した次第であった。 さして多くはないユンチェ用の荷物に囲まれながら適当な所に座れば。] これだけ大きな行列で、花嫁花婿もいるのに、相手違うんだもんなぁ…… [森の奥では木々のざわめきをもたらしていた風を肌で受けながら、族長以下今回の関係者が織りなす列を見やれば。 ごくごくたまに村に出たときに偶然見かけた婚礼の行列を思い出し……あれよりもっと人数が多いし、ついでに言えば花嫁と花婿の人数まで多い行列なのに、あの時のような華やかさが感じられなくて。 リル族についての偏見がどうこうあるほどまずヴィス族との関わり合いが薄いのだが、一言で表すなら異常な事態なのは感じ取れた……だからこそ、ユンチェまで指名されて、そして自分がこうしてここにいるのだろう。] (76) 2021/12/02(Thu) 22:12:30 |
狐娘 レイは、メモを貼った。 (a13) 2021/12/02(Thu) 22:13:21 |
【人】 末っ子長女 シャーレン―数年前のこと― [ストール片手に飛び出したはいいものの、普段散歩に行く場所から更に離れリル族が住む場所へ近づいた頃には道がわからなくなっていた。 顔が見えないように持っていたストールで隠す。 シャーレン自身に偏見はなくとも、リル族の者は偏見があるかもしれない。 ヴィス族だとわかった時に何かあってはいけないと顔を隠したまま海の見える場所までなんとか辿り着いた] あれが…海? 湖や川とは本当に違うのね。 とても…広大だわ。 海の水はしょっぱいと書いてあったけど本当かしら? それに、あそこにあるのってなにかしら。 [好奇心からキョロキョロと辺りを見回していた時。 後ろから声が掛かったかもしれない>>63] (77) 2021/12/02(Thu) 22:19:59 |
【独】 狐娘 レイ/* シャオロンくんの幼い頃の拙い話し方と今の擦れた感じの話し方のギャップがいいな〜。 まるでぎゅってしてっていうのがはちゃめちゃに可愛い……。 どうやって大人の彼と縁を結んでいこう、迷うな……。 (-12) 2021/12/02(Thu) 22:22:49 |
【独】 狐娘 レイ/* ……と、ここまで考えてシャオロンくんも現軸で話しかけようとしていたのなら私の動き相当軽率だったのでは……!? ペア村のペア村以外の方とのお話難しい……!! やっぱり話しかけない方が良かったかな!? (-14) 2021/12/02(Thu) 22:25:35 |
【人】 翠眼 ユンチェ……わ。 [荷台に揺られているうちに、本来能天気なのにあまり良くない方向へ物事を考え始め、伝え聞いたユンチェの妻となる女性について思い巡らしかけたところで、目的地に停泊する船に目を見張った。] うーん…… [正直、好奇心は刺激されるが……どう考えてもあれはリル族側の船だ。 こうして婚姻が結ばれることになったにせよ、ヴィス族にとっては敵陣地のようなもので、敵意が希薄な自分でもなかなか近付こうという気はしなかったので、荷台の上の物が降ろされるときに一緒に下車するまでに留まって。] (78) 2021/12/02(Thu) 22:27:20 |
末っ子長女 シャーレンは、メモを貼った。 (a14) 2021/12/02(Thu) 22:30:14 |
【人】 御曹司 ジャヤート―― 数年前:海の上で ―― [海で見える魔物には様々なモノが居る。 元の姿をしたものもいれば異なる姿となった魔物もいる。 小さいものは魚サイズであるが大きなものになると帆船程度には大きくなる。 亀であるもの、鯨であるもの、蛸や烏賊であるもの。 どれも帆船を餌のように、遊び道具のように襲いくることが多い。 空を翔ける一筋の蒼状。 蒼い波動を纏ったジャヤートが波乗り板に乗り空を翔ける。 軌跡を複雑に描きながら帆船の行く手を遮る鯨の魔物に向けて突進していき魔力を噴出して波乗り板を回転させはじめていく。 回転する波乗り板は波動を刻み刃とする。 弧を描く軌跡はそのまま大型の刃物となりて――] (80) 2021/12/02(Thu) 22:33:19 |
【人】 御曹司 ジャヤート アウラァイェンスラァァァァッシュッ!! [ジャヤートは最後に波乗り板を蹴り出すと宙に飛んだ。 波乗り板は回転する刃となったまま不気味なほどにあっさりと鯨の魔物を切り裂きブーメランのような軌跡を描いて飛んでいたジャヤートの足元まで戻りその上に降り立った。 吹きつける風に荒れた髪を指を櫛代わりに撫でつける。 鯨の魔物は棄てる場所がほとんどない。 油は様々な使い道があるし肉は食用となり骨は材料となる。 そう、なるだけ綺麗に倒したいものなのだ。 だから稀に怒られる時、大体大技で無駄な創をつけたときであり今回もそうであった] (81) 2021/12/02(Thu) 22:33:23 |
【人】 御曹司 ジャヤート[怒られたジャヤートが陸に上がると大体向かうのは>>62コンの果物売り場だった。 何度も怒られているがこればかりは一向に直りはしない。 親父が見てなければ褒められるのとやはり見た目で格好いい倒し方の方が格好いいからだ。 怒られるのは仕方がない。 けれど気持ちが良いものでもないから新鮮な果物を食すに限る。 手に持つ袋に鯨の油や肉、アンバーグリスを小分けにして入れて物々交換を強請るのだ。 自分たちは商人である。 港で買い付けを行い、違う港で売る。 物を作る投資はするが自分たちで物を作ることはなく。 作り手とのコネクションというものは大切にし育て作りあげる意志を高く買っていく。 未だに商売人ではない身分。 物々交換を持ちかけてはどう返されたか。*] (82) 2021/12/02(Thu) 22:33:31 |
【人】 シオン[>>36視線を遣っていればレイが視線を上げたので、不自然にならないように前を向いた。 >>14道の隣を流れる川を、船が遡って行く。ジャヤートの家の家紋が描かれた白い帆が風を孕んで翻る。ジャヤートはこの度の婚姻を嫌って逃げ出そうとしたらしい。 マストに吊り下げられた蠢くものがなにか、気づいているからこそ、目視で確認したくはなかったからそっと視線を逸らした。 >>70逸らした視線の先、物憂げな表情のコンが見えた。心ここに在らずといった風情。彼も、此度の婚姻に思うところがあるのだろうか。 いつからかその顔を仮面で覆って、どんな顔をしていたか忘れてしまっていたけれど、久方ぶりに見て小さい頃を思い出した。記憶にあるのは笑顔ばかりだったとおもうけれど。 コンもジャヤートも女よりも歳下であるから、婚姻相手として意識したことはなかったが、弟のように思っていた。 ふたりも、幸せになって欲しいと思う*] (83) 2021/12/02(Thu) 22:37:17 |
翠眼 ユンチェは、メモを貼った。 (a15) 2021/12/02(Thu) 22:39:06 |
【人】 怪力 シャオロン[「結婚」という言葉と、その意味を知ったのは何時だっただろう。 恐らく「女」の身体を教えたどこかの家の嫁だった。 「旦那」と「結婚」しているから、こうしていることは誰にも言ってはいけないと言われた。 出て来た単語に何処か聞き覚えがあるような気がしたが、気の所為だろう。 それを知る機会など他になかったのだから。] レイの「だんなさま」になることが、「かぞくになる」ってことか? ふーん……。 [花よりもきれいに微笑んだ彼女>>65のことは、思い出せなかった。 「おうじさま」という単語は、22になった今でも他に聞く機会などないまま。>>66] (84) 2021/12/02(Thu) 22:40:19 |
【人】 怪力 シャオロン[彼女のことをすっかり忘れている小龍は、自分の番となる「澪」の文字を見ても全く心が動くことはなかった。 名前と歳だけ知っていて何になるというのだろう。 それを聞いても聞かなくても相手を変えられる訳でもなければ婚姻自体が取り止めになることもないのに。 候補者は一緒に合流地点に向かう。 似た年齢の男女とあれば、狭い村の中では幼馴染という関係であるのがふつうかもしれないが、小龍は同年代と離されていたので、近くにいる彼等のことをまるで知らない。 そして、今から知っていこうとする積極性も持ち合わせていない。 ぶすっとした顔のまま、流れに沿って移動していた。*] (86) 2021/12/02(Thu) 22:41:35 |
【人】 光の尾 マンユゥ―合流前・シャーレンと― うぅぅ、ねえさまぁ…… わたしだってねえさまの花嫁姿楽しみにしてたんですよぉ ねえさまには心通わせた男の人と結ばれて 幸せになってほしいと思ってたのに……… [幼い頃、彼女に読んでほしいとねだったのは 素敵な恋の物語が多かった。 子ども心にいつかわたしも こんな恋がしたいと心を躍らせたものだ。 彼女に想い人がいるのだと聞いたことはあったか、 なかったとしても婚姻に思う所はあるだろうに 気丈に慰めてくれる彼女に甘えて弱音を吐く。>>75 こんな調子では同族の青年に 憐憫じみた視線>>41を向けられるのも 無理からぬことであろう。] (87) 2021/12/02(Thu) 22:48:56 |
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