【赤】 大富豪 シメオン[この時を互いに待ち焦がれていた。 交わしあった内なる熱と『美』への想い。 情動はいつしか情欲へと変わるのは二人にとっては自然なことだったか。] それは悪いことをしたな。 [甘く食む指はそのままに。 男は笑みを湛えたまま女の瞳を見つめる。 その目に映るのは互いの姿。 互いの熱、互いを食らわんとする獣、それは未だ牙も爪も隠したまま。] (*14) 2022/11/24(Thu) 20:30:02 |
【赤】 大富豪 シメオン[今すぐにでも喰らい尽くしたい情動に抗い、男は女へと触れる。 指の背で頬を撫でればそれが再び首筋を通り、だけど今度は喉元へは向かわずにそのまま下へと降りていく。 指先も掌で鎖骨の形を確かめる様に触れ撫でる。 掌は指先に劣らぬほど熱く、それは更に下へと降りて二つの膨らみに触れた。] ああ、わかっている。 お前も……そうだろう? [服の上から弄るように撫で付ける掌。 小さく円を描くように、それは徐々に圧を増していき、いつしか双丘は男の手によって揉みしだかれる。] (*15) 2022/11/24(Thu) 20:30:36 |
人造生物 ユスターシュは、メモを貼った。 (a21) 2022/11/24(Thu) 20:31:04 |
【赤】 大富豪 シメオン[双丘の柔らかさ、男にはないものを堪能しながら。] よい感触だ。 [男は顔を女へと近づける。 その目をじっと見つめながら徐々に近づいていくと、耳の下あたり、顔と首の境目に唇を押し付けると強く吸い付いた。 チュルと吸う音が女の耳に響くだろう。そして、それは少しずつ場所を変えながら、女の首筋に何度も同じ様に吸い付き、やがて舌を這わせて肌の味を確かめはじめた。 首筋に這う舌はあの時と同じ感触のまま。 いや、今はそれ以上に熱を帯びているし、確かに触れる実体の分だけ女の神経を敏感に刺激するだろう。*] (*16) 2022/11/24(Thu) 20:32:11 |
【赤】 奏者 イルムヒルト[互いに持ち得る己の「美」を交合した瞬間から 情動を、情欲へと変化し。なおも一層燃え広がる火種 体を熱く、昂らせていきながらも 其処には果てしない飢餓がある。 後から後から湧き出るであろう希求を。 互いに孕んでいるのだと知らせる視線が混ざり合い 浮かべた笑みは鏡合わせのよう。 牙と爪。ひとたび振るえばどこまで魂を抉るものになるのかしら。 ひとたび噛みつけば、止められない程啜りあげてしまいそう。 だがそれも美を探求する者のもつ、 喪えばそこで潰えてしまう輝きなれば。 それが望むに任せるもまた、正しいことだと 女は本能で、理解していた。 きっと、あなたも。] (*17) 2022/11/24(Thu) 21:05:21 |
【赤】 奏者 イルムヒルト[即座に欲のまま求めてしまうには孕む熱は激しすぎる。 それでも決して、唯焦らしているだけではないのだと 触れる指が教えてくれる。 1つ1つ、確かめるように私に触れる貴方。 私の手も、逞しい腿からゆるりと上に遡り。 ジャケットを脱ぎ捨てた腰へ。そして背筋へと触れて。] ――ええ。 私も。そう。 [そうなのです。と あの日の幻よりずっと実を伴い、己の胸に服越しに触れる手に 女は燻る熱が燃え広がる前兆を潜ませた言葉を紡ぐ。 下着と、胸を覆う布で隔てているというのに。 その手管1つ1つ1つが体を疼かせ、より官能を刺激していく 形をかえる双丘に、あがる声はリュートの弦が爪弾かれるよう。 己にはないものを堪能するのは女も同じ。 鍛えられ、刃を降りぬく芸術的な躰に触れて。 熱を帯びた男の指に、揉みしだかれて。 また1つ。艶という名の美を女に教えてくれるのだ。 鼓膜を響かせる。肌を吸う水音。 何度も触れる唇の感触が、背筋に甘い痺れを齎す] (*18) 2022/11/24(Thu) 21:05:49 |
【赤】 奏者 イルムヒルト は、 ぁ。 ――― ぁん、 そ、れ。 [やがて唇ではなく、触れるは舌へとかわる。 その動きはあの日に耳の奥を。肌を嬲られたときのよう。 実際は受け取ったイメージ、ではあったのだけど その日斬り結んだものと同じか、それ以上の感覚が 女の雌の部分を煽ってやまない。 刺激にびく、と組み敷く女の腿が震える。 回した腕、背筋に触れる指先に力が入る 身を僅かに捩れば、さらりと長い髪がシーツに散らばり波となり されどそれは拒絶ではなく。誘い水であることを 貴方なら、理解してくださるでしょう?*] (*19) 2022/11/24(Thu) 21:06:05 |
【人】 「怪人」 ファントム彼女の舞いは、今までのように完成されたものではなくて。 粗削りで、完成には程遠くて――それでも、彼女がステップを踏む度、目が離せなくなっていく。 そうして演目が終わり、彼女が振り向けば、ただ黙って手を叩いていた。 (43) 2022/11/24(Thu) 21:14:52 |
【人】 「怪人」 ファントム「お気に召さない事などないさ。 君に、私の歌を聴いてほしかったんだ。 私も、結局のところ君と同じ。 自分の殻を、誰かに破って欲しかったんだ。」 『エリック』が自分の中に残していった最後の一かけらを、吐き出してしまいたかった。 (44) 2022/11/24(Thu) 21:15:15 |
【人】 「怪人」 ファントム「――楽しかったかい? かつての名優が夢に見た大舞台。 君の目指す『美』は、見つけられそうかい?」 かつての『エリック』たちがどのような景色を見たのか。 彼女へと少しでも伝わるといい。 ここには居なくなってしまった彼らの想いが、少しでもあとに続く人たちの手助けになればいい。 その為に、彼女を自らの想い出の中へ連れて来た。 この舞台に立つ高揚と楽しさを、彼女に知って欲しかった。 きっと彼女なら、自分の道を見出してくれるとそう信じたから。 「おいで、リリー。」 手を差し出す。 この世界で伝えなければいけない事は、全て伝えた。 なら、次は現実に還り、向き合うべきなのだから。 この大舞台からの退場を、彼女に促した。* (45) 2022/11/24(Thu) 21:16:35 |
【赤】 影街の魔女 ブランシューー円柱の部屋ーー 通された部屋はいつもの場所だが、感じる雰囲気は毎回異なる気がする。 今回は、新緑の優しい、小川のせせらぎの聞こえる森の中という雰囲気だった。蒸気が程よく満ちて肌を潤わせる温度と湿度。やはりと感心するプロ意識。これもまた美しい。 そう思いつつ、通されたベッドに体を沈ませる。リュディガーも隣にいるだろうか。絵を描く間があるかは彼女次第だが。 「それじゃあ、失礼して…」 ガウンを脱いで側に置き、チューブトップ姿のまま、ベッドにうつ伏せになる。 施術者の視線は気にしない…性的な視線で見ていたとしてもそれはそれとむしろ喜んで受け入れたかもしれないが。 (*20) 2022/11/24(Thu) 21:21:31 |
【赤】 影街の魔女 ブランシュ「ええ、始めてくださいな。……っ、ふう。」 うつ伏せだから、施術者がが何をしているかは見えない。 ただ、オイルが背筋に垂らされると、少々ひんやりとした感触が下から上、腰から首元まで触れ、心地よさそうに一声。 男の手が腰のあたりに触れると、暖かな手で滑らかなオイルが肌に伸ばされていく。自分の渡している魔薬の効果もあって、すべすべとした感触が自分の肌に染み込んで、肌質が変わっているようにも感じた。 「気になる場所ね。強いて言うなら、やはり腰骨のあたりかしら。 座っていることが多いから、腰やお尻のあたりはどうも痛くなりがちで…後は少し肌が乾燥しがち…かしらね。」 うっとりと目を閉じたまま、問いかけに答えた* (*21) 2022/11/24(Thu) 21:29:55 |
【人】 画術師 リュディガー>>22 今日はよろしくね、ブラン。 折角だし、とびっきり『綺麗』に描くよ。 [魔女の店でブランシュと合流し、スカリオーネの店へ。 到着の後、慣れた様子で注文をする彼女に感心しつつも、これから先の事に心躍らせていた。 ……やっと、描ける。 おれが、ひょっとしたら、求めていたかもしれない『美』が。 ] (46) 2022/11/24(Thu) 21:30:34 |
【人】 画術師 リュディガー>>23 はーい、よろしくお願いしま〜す。 [いつもだったら絶対に呼ばれない「様」付けに少しニヤけながら、スカリーとブランについて行く。 以前ココに姉の付き添いで来た事はあるので、待合室のソファーの柔らかさに驚きと懐かしさが少し込み上げる。 今回は、さらにハーブティーまで出てきた。……ブランはいつもこういう対応をされているのかあ、と思うと。普段の彼と自分のやり取りとの差にまた、笑いそうになってしまう。] (47) 2022/11/24(Thu) 21:31:42 |
【人】 画術師 リュディガー>>24 いいよ? [この場になっても、何故そんな念押しするような態度を崩さないのか。そんないかがわしい事をする訳でもあるまいに。 手渡された着衣と共に、更衣室へと入る。ブランとは別の部屋である。] (あれ、下とガウンだけだ。) [肌着の様に見えるので、全部脱いでからコレに着替えろという事だろう。……それにしても下だけでいいのか?と疑問に思いつつも素直にそれを着用する。ピッタリとした素材なのに、裾が広がってるのも、ややサイズが合わない事も気にはなったが……] (そういうモノなのかなあ。) [特段、抗議もなかった。] (48) 2022/11/24(Thu) 21:33:01 |
【人】 画術師 リュディガー>>27 おまたせ〜 [一応この後自分も施術を受けるとはいえ、メインはあくまでもブランに施術を施すスカリーを「描く」事である。クロッキー帳と鉛筆数本を携えて、先に着替え終わっていたらしいブランに声をかけてから施術室へと向かう。 ……ガウン姿でも、いやだからこそ?くっきりと分かるブランシュの『綺麗』な肢体に対して、こちらはガウンを羽織ってしまえば体つきがどうなっているのか、隠れてしまう。 慎重に見れば、首や肩幅、僅かに確認できる胸部の膨らみ方などで判別できなくもないが…… 男がそれに気がついたかは、不明である。] (49) 2022/11/24(Thu) 21:34:41 |
【赤】 大富豪 シメオン[それが誘いならば、喜んで誘いに乗ろう。 例えそれが毒を含む罠であっても、その選択は変わりはしない。 散らばったその長い髪を一房手に取って、それを己の口元へと運ぶ。 鼻を鳴らして匂いを嗅ぐと芳しき女の香り。 また一つ箍が外れていく。 胸元の布に両手を差し入れると、ビリっと乱暴に左右に広げて破り広げた。 そして露わになった下着も乱暴に引きちぎり、その豊かな双丘を晒す。 その光景に男はククっと笑う。 するとおもむろに双丘の片側にしゃぶりついた。 しゃぶりつき、吸い付き、舌で捏ね回す。 もう片方も掌で揉みしだき転がして指先が頂きを弄ぶ。 先ほどとは打って変わる激しい愛撫。 乱暴なほどであるのにその舌使いと指使いは老練なもので、女の感度に合わせて敏感に強弱をつけ、激しい官能を与えていく。] (*22) 2022/11/24(Thu) 21:40:50 |
【赤】 大富豪 シメオン[執拗な責め、しゃぶりつく膨らみは交互に変わる。 まるで女の体を知り尽くしているように。 熱が触れる。 昨夜の演奏のように熱が女に悦びを与える。 それだけでなく実際に男の下と指が女の肌に快楽を刻む。 喰らいながら、育む様に火を灯す。 身を捩って逃れようとも逃れることは叶わない。 男は絶え間なく快感の波を呼び起こし続ける。 休みなく昂らせ高めていく。 そうして漏れ出る女の甘い声は男の獣性をさらに呼び起こす。 それはまるでリュートが奏でた美しき音のように。*] (*23) 2022/11/24(Thu) 21:42:13 |
【人】 踊子 リリー楽しかったわ。とても、ね。 ──私、誰かの望むように踊るよりも、 やっぱり自分の為に踊りたいんだわ。 [ 彼の正体も過去も知らない自分には、 内に秘められた想いまでもは悟れはしないが。 差し出された手を見つめ 名前を呼ぶ声に応じるように、肩を揺らした。 ] ……貴方って。 いえ、──なんでもない。 [ 何者なの、とは口に出せなかった。 そんなことは些末な問題であるようにも思えたし、 ……聞かない方がいいこともこの世にはある。 細い指先が、彼の手を取った。 ] (51) 2022/11/24(Thu) 21:47:31 |
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