【妖】 生贄 セレン何も……今、何も知らないぼくのまま、 あなたを殺してあげるなんて嘘を言えないから。 [ 狼を撫でる手指はきっと震えていて、 堪えたものを溢す音は傍らだけに響く小さな声で。 吐息を混じらせ寝台から滑り落ちた。 目の前の化け物と称する綺麗な主に苦く笑い、 傷の残る掌を差し出すことはもうせずに。 胸の前で緩やかに振って去ることを知らせつつ ] ($8) 2019/04/13(Sat) 3:52:51 |
【人】 萩原 悠人扉以外から入れるなんて ちょっと秘密基地みたいだよな。 [いろんな人があちらこちらから 入るのだから店員も大変だろうと思いつつ、 けれど動じない姿を見ると 慣れているのだろうとも思う。 きっと不本意な慣れなのだろうなと思うと 少々複雑な気持ちにはなるが。 しかし、自分が落ちてきたのに対して 他の人は自由に入ってきているなと 思うと、やはりもう少し違う入店の仕方が なかったのだろうかと思う。 せめてなにか扉くらいあってもよかろう] あんたは最上さんっつーんだな? たしかに雪って間違われそうだ。 でも、男にない名前じゃないだろう。 [彼の名を聞いて、>>0:@63 確かに女性らしいがとは思う。 けれどそもそも本名を名乗ってこなかった 自分が人の名前をどうこうは言えないだろう。 それに、この名前だって。 ……知らない誰か «両親» の付けた名前だ] (38) 2019/04/13(Sat) 3:58:33 |
【人】 萩原 悠人んで、そっちは……田嶋優花さんか。 可愛い名前してんのな。 そんじゃ、田嶋さんって呼ぼうかな。 いきなり名前呼びはアレだし。 俺は、ア……あー、悠人。 萩原悠人って言います。 [名前を褒めるのは、抜けない癖。 ここから優花ちゃんと呼ばなかっただけ まだ進歩している方だろう。 自分の名前を聞かれれば、咄嗟に 源氏名を答えようとして慌てて誤魔化す。 もう仕事はやめたのだから、名乗る必要は無い。 しかしながら本名を名乗るのはなんだか変な気分だった。 それこそこちらは仕事柄、本名を名乗ることなど なかったのだから] (39) 2019/04/13(Sat) 3:58:53 |
【人】 萩原 悠人[そして尋ねたことに返ってきた内容を聞いて 少しだけドキッとした。>>0:587>>0:588 何故その話を持ってきた。 あー、えっと、つまり。 弟クンとそのお友達がラブホに入った 真意を聞きたい、と? それを聞きたいって? [彼女の弟がどんな人物かは知らないが、 やめとけ、そっとしとけ が本音である。利発ではなく、興味本位だったとしても。 男同士でラブホに入って何もないってことはない。 いや正確に言うならば、それじゃ終わらない。 ……と、自分は思ってるし間違ってはないだろう。 弟クンはどうか知らんが、そういう場合 相手側はそれを利用さえしそうな気がする。 何かに理由をつけて押し倒してそうだ (事実) ] (40) 2019/04/13(Sat) 3:59:31 |
【人】 萩原 悠人─ むかしのはなし ─ [初恋は、妹だった。 そう言うと少し変な感じがするが、 あの施設で年下はみな弟と妹だった。 悠兄と呼ぶあの子。 年は10も離れている幼いあの子に、 どうして恋心を持ったのか。 その理由はもう覚えていない。 自分を見ると笑顔になる姿が好きだった。 悠兄と、駆け寄ってくる姿が好きだった。 寂しい時には甘えてくる姿が好きだった。 他にも弟妹はいて、同じように接してくるのに あの子だけは特別だった。 あの子が笑うと向日葵のようだった。 その温かさを愛していた。 ──あの、全てが炎に包まれる日までは。 あの子の悲しい泣き顔と叫びを聞くまでは]* (42) 2019/04/13(Sat) 4:08:27 |
【独】 萩原 悠人[ あの子がきょうだいを失ったのは自分のせいなのに どうして同じように愛していると言えるのか。 そんなこと、出来るはずもなかった ] (-30) 2019/04/13(Sat) 4:11:09 |
【妖】 生贄 セレンここにぼくの居場所がないことは分かってる。 だから、教えてくれる時がくるまでか、 それとも貴方がぼくに価値がないと思う時まで。 ここに……いさせてください。 ほんの少しの間だけでもいいから、 ひとりぼっちじゃない夜を過ごす夢を見てみたい。 [ 要らないと告げられることに怯えはあるけれど。 この双眸も、髪も、特別なものだと説いた古城の主へ。 泡沫だと知る夢から醒める日までの願いを託し、 そっと撫で、狼を誘い、裸足は扉へと滑らかに歩んで ] ($9) 2019/04/13(Sat) 4:20:23 |
【妖】 生贄 セレン……おやすみなさい。 紅茶を飲んでくれて、ありがとう。 [ 扉を開けて振り向き、頭を下げる。 寒さに強張る表情を髪で隠して、悟られないように。 部屋に戻る帰り道は狼任せで先導を任せ、 あとに続く足音はぺたぺたと音を立ててゆっくりと。 上着を借りたままだったと気付いてももう遅く、 それに包まれるようにして誂えられた部屋へと戻る ]** ($10) 2019/04/13(Sat) 4:27:31 |
【人】 リコリス臨時店員 Dante─ヴェーチェルさん>>11─ あ、おはようございマス……っテ。 もう動いて大丈夫なんですカ? [声の主に気付き、そちらを見やると 一人の男性がそこに居ましタ。>>11 確か一度挨拶をした覚えはあるのですガ……。 何という名前の方でしたっケ。 リウビアさんから彼のことを聞かされていたなら、 心配そうに尋ねたことでショウ。] (43) 2019/04/13(Sat) 4:54:55 |
【人】 リコリス臨時店員 Dante 具合が悪くなったらすぐに言ってくださいネ? 酷い時は休憩スペースなり自室で休んだりしても 大丈夫ですカラ。 [ 彼が人間じゃないと知らない僕は 聞いてくれれば休憩スペースの場所も案内すること、 くれぐれも無理だけはしないよう伝えテ。] ああ、そうでしタ。 僕、貴方に名前教えてましたっケ? Dante Cafaroデス。 言いにくければダンテでいいですヨ。 (44) 2019/04/13(Sat) 4:55:19 |
【人】 リコリス臨時店員 Dante ところで、貴方のことは 何と呼べばよろしいでしょうカ? [それを教えて貰えたら、「分かりましタ」と頷いて その名で呼ぶことになるでショウ。 もし口ごもったり戸惑いの反応を見せたのであれば] アー……無理しなくてもいいんですヨ? だけど名前を呼べないのも不便ですネ……。 ────それなら、 「フセさん」って呼んでもいいですカ? しばらく伏せっていたので、フセさん。 [これも反対されたのであれば改めて 彼に呼び名を問うたでしょうカ。]* (45) 2019/04/13(Sat) 4:56:29 |
【妖】 古城の吸血鬼 ニクス[ 出会ってまだ僅かである少年に打ち明ける事は憚られた。 孤独を癒す為に求められているのだろうか。 そんな可能性すらも滲んでは消えた ] 確かめたければ探してみせて。 ただ、よく似てるよ。 君の眸と目の色も声も。 彼女は眠り続けてる。ずっと。 [ 知ったところでどうするのだろう。 彼の言動>>$1に対する理由。 まだ互いに見えない事が多かった ] ($11) 2019/04/13(Sat) 6:13:55 |
【妖】 古城の吸血鬼 ニクス……君の最後の居場所? 君はまだ幼い。 世界の一部分しか見ていないだろう。 決めつけるのは早計だと思う、……が。 私にとってのこの城、か。 全て灰燼に帰してしまいたい場所だよ。 [ 確認のような問い>>$2にはぐらからし ただ、狼を撫でながら問われるものに>>$3 ] ($12) 2019/04/13(Sat) 6:14:10 |
【妖】 古城の吸血鬼 ニクス……どうして、だと思う? どうして、なんだろうな。 君なら終わらせてくれると思ったから。 [ 曖昧な答えを一つ ] 君と俺は、ちがうよ。 おんなじじゃない。違う生き物だ。 君は人を殺したことがないだろう? それくらい、違う。 [ 同じ枠組みで収まり上がるように思え>>$4 男は呆気なくそれを否定した。 男の目に映る彼はどうしたって人であり 彼の賞賛>>$5すらも笑みを浮かべ頭を振る ] ($13) 2019/04/13(Sat) 6:14:31 |
【妖】 古城の吸血鬼 ニクス綺麗ではない。醜い化物だよ。 人の血を吸い尽くす鬼なのだから。 [ 独りが嫌で生きたいから殺してはくれない少年>>$6 知ってどうするというのだろう?>>$7 男は草臥れたまま、乾いた笑みを浮かべた ] ……そうだね。 [ 彼に対して勝手な希望を抱いたのは此方だ。 だとしても切望を叶えぬが彼の願いを叶えよと 望まれて優しくは出来なかった。 この男の余裕など、とっくになかった ] ($14) 2019/04/13(Sat) 6:15:37 |
【妖】 古城の吸血鬼 ニクス君が寂しい時に傍らにいて 君が悲しい時に慰めて 君が恋しい時に愛を囁く そんな、存在になれたらよかったね。 [ 彼の生き死に男が何故関係するのだろう。 男にとっては分からない事だらけで ] 君は俺を知ってどうしたいの? そんな事しなくとも、 君だってこんな風に生きられる。 セレン、君は世界を知らなさ過ぎるよ。 [ それでも彼を窘めるような台詞で 口許に微笑を浮かべて困った顔を繕った ] ($15) 2019/04/13(Sat) 6:16:02 |
【妖】 古城の吸血鬼 ニクス[ その男が僅かに目の色を変えたのは 続く彼の言葉>>$8だった ] 君は、律儀だね。 俺の全てを知った時、 ……君は俺を殺してくれるんだろうか。 [ 自嘲じみた笑みを浮かべながらも 孤独に生きた少年にこのような仕草。 させたのは他ならぬ自分だと自覚する。 その負い目なのかどうかは分からない ] 一瞬の夢が生温い程、苦しい毒となるよ。 [ まるで経験をなぞらえるような調べで ふたりぼっちの夢>>$9を望む少年に 男は初めて憐憫の色を浮かべた ] ($16) 2019/04/13(Sat) 6:16:19 |
【妖】 古城の吸血鬼 ニクスセレン。 君が俺を知る事で何が変わるかは分からない。 だけれど、君が眠りにつく前、話をしよう。 巻き込んだ私が唯一君に出来る罪滅ぼしだ。 [ 男の勝手な事情を少年に押し付けた代わりに 男は彼の願うひとりぼっちじゃない夜を提案する ] それに私にとっても悪い話じゃない。 先の見えない漠然とした生よりも ほんの僅か光る粒を手にする方が、幸福だから。 [ 彼にとっては何気ない発言であっても 人の子により赦される可能性を男は見出し どうしようもなく賭けてしまっていたから ] ($17) 2019/04/13(Sat) 6:16:52 |
【妖】 古城の吸血鬼 ニクス紅茶、美味しかったよ。 薔薇に苦い記憶ばかりだったけれど ほんの少し懐かしい気分だった。 今日はもう部屋におかえり。 君も来たばかりで疲れているだろう。 ゆっくり、おやすみ。 [ その言葉を皮切りに大人しかった狼が立ち上がる。 彼の表情は見えなかった>>$10 ただ、静かに全てを察したように狼は彼に連れ添い 男はゆるりと別れ際に嘯いた ] ($18) 2019/04/13(Sat) 6:17:11 |
【妖】 古城の吸血鬼 ニクス……セレン。 君の気持ちは嬉しいよ。 君は優しい人だと、思う。 それでもどうしても、駄目なんだ。 生きたいとは、思えない。 ……忘れられないんだ。 [ 薔薇の香りが立ち込める場所で 自分の顔を覆って、瞼を閉じる。 扉が閉じられるその時まで ]** ($19) 2019/04/13(Sat) 6:17:45 |
【独】 魔法工学技師 セドラ/* サバクンジャーのお仲間って、作家モデル舞台役者と表舞台民多いしそうでなくても根っこまで明るい子が多いんだよね そう考えると余計にヴィクリーのロルの重みを感じる 村でのことはあまりここに餅込まれてないけどそれでも妄想したくなる民の寝言。 (-34) 2019/04/13(Sat) 6:38:30 |
【人】 幕末のライダー シロガネ そうだよ。松陰先生は、 私や久坂といった、維新の志士たちにとっての。先生で。 大恩あるお方、よ。 きっとその講義を聞けば、虜になるに、違いない。 [などと、恩師を思い出せば小さく笑む 触れた朱色の髪は意外と柔らかい。 撫でながら、ふ、と纏う空気が一瞬変わった姿に 此方もどうかしたか、と言いかけて ―――漫画(ご褒美)へと意識を移し はしゃぐ様子を見れば、此方の抱いた違和もまた 波の間に消えるのだ 凄いんだぞ、トビウオ。速いしな!**] (46) 2019/04/13(Sat) 6:54:44 |
【秘】 幕末のライダー シロガネ → 巨人のアヴェンジャー クガネ[君は英霊であっても成長すると、いうのに 私はいまだ、無垢だと信じ切っている*] (-36) 2019/04/13(Sat) 6:55:06 |
【秘】 幕末のライダー シロガネ → 巨人のアヴェンジャー クガネ[財布に大打撃が来ても、 君が喜ぶならそれでいい いつも通りに、君が楽しそうにしてくれるなら 幾らでも、そう、いくらでも ――とはいえ私は壁ドンなるものを知らないから それがあこがれるというのであるならば 私はきっと漫画から知識を収集するために 頑張って読もうとするのだろう ところで、銀の魂の漫画に関して 着用している着物に着眼点を向けたものの じっくり読めば多分、ハマりそうだ] (-37) 2019/04/13(Sat) 6:55:23 |
【秘】 幕末のライダー シロガネ → 巨人のアヴェンジャー クガネ ……。 [何も。そう、何もないんだと 自分に言い聞かせて。慾を沈めて 幾ら沈めても。幾ら波間に隠しても 魂が共振するのを今だけは、忘れて 私は自分に言い聞かせる*] (-38) 2019/04/13(Sat) 6:55:45 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新