元子役 辺世 流は、メモを貼った。 (a19) 2022/07/31(Sun) 17:52:17 |
【人】 綴 千翠― 海の見えるバス停 ― [夜のはじめ、暗くなったバス停を、 時折通り過ぎる車のヘッドライトが照らしていた。 冷気を含んだ潮風に揺られた風鈴の音が どこからか聞こえてきそうな静けさが辺りを包む。] …鹿ちゃん… そう呼んで欲しいって言ってましたね [私は、そこは譲らないといった感じの鹿賀さんに 小さく笑う。 時薬のおかげか、高ぶってた感情は凪いで、 ぼんやりはするものの、気持ちも随分落ち着いていた。] そこまでして頂くわけにはいかないです もう十分、迷惑をかけてしまいましたから [鹿賀さんは荷物のこともオーナーに頼んできて くれたらしい。それだけではなく、 必要だったら取ってくるとまでいう。] (65) 2022/07/31(Sun) 19:24:02 |
【人】 綴 千翠…いいえ このバス停は逆方向の位置にあるので 宿に帰るときはお店の方角に戻ることになります [ただ、病院行のバスが唯一留まる停留所だから 身体が覚えていた。>>63 ここに来ようと思って飛び出した訳ではなく あてもなく走っていたらいつの間にか、おそらく 無意識に知っている場所へと向かっていたのだろう。 空を映して、色を変えていく海。 陽が落ちれば、光る月を水面に映して揺れる。] …ええ、昔、よく来てました [昔、と過去形から、最近は来てなかったと わかるだろうか。 あの頃、ここから歩いて、砂浜へと続く階段を降り 眼前いっぱいに広がる海を眺めていた。] (66) 2022/07/31(Sun) 19:24:06 |
【人】 綴 千翠……貴方のせいじゃ ないのです 貴方は何も悪くなくて… だから、謝る必要もなくて… 私の、心の問題なんです [ごめんなさい、と私は目を伏せる。 最初から鹿賀さんに落ち度は何もない。 だから、責任を感じる必要もない。 私が、ただただ、一方的に迷惑をかけただけ。 それでも、理由を知りたいと思うだろうか。 出会ったばかりの、鹿賀さんには何の関係もない 私の中の事情を。]** (68) 2022/07/31(Sun) 19:24:13 |
【人】 社会勉強 早乙女 珠梨— 流さんと — >>54>>55 [彼の選んだ道で正しかったみたい。 誘えなかったら一人で行ってみることも考えたけど よかった、また迷子になるところだった。] そっか、夏の始めから……大先輩ですね! いとこ?結城さんも?全然知らなかったです。 なるほどなるほど。わたしまだ数日ですけど、 割と毎日疲れて寝ちゃってましたね。 オフも一人だと暑さに負けちゃって……あっ、 じゃあ案内してくださいよ、流さん! [なんて、気楽に甘えた口を叩いてしまう。] (69) 2022/07/31(Sun) 19:44:59 |
【人】 社会勉強 早乙女 珠梨[小さい頃から可愛がられて大事にされて、 大抵の自由と楽は許されてきた。 困ったらすぐに誰かが助けてくれたし 自分でちゃんとやらなきゃ、って思うのは それこそ一人でここへきて初めてだったかも。 それでも結局は頼ってばかりで。 “ 気楽でいいよね、早乙女さんは。 ” 大学のはじめ、勧誘について行ってサークルへ入った。 先輩たちはみんな優しくて仲良くしてくれた。 親切にしてくれるからそれに甘えて、 差し出される手はそのまま素直にとって いつか女の先輩に言われた通り、気楽に過ごしていたら。] (70) 2022/07/31(Sun) 19:45:30 |
【人】 社会勉強 早乙女 珠梨[色々と混じり気のある優しさも存在してて 好意の裏に潜んだ本音に気付くことはなく、 ——いつの間にか、気が付いた時には。 彼がわたしを好きだとか、 彼がわたしと付き合ってるとか 彼がわたしを抱いたとか。 小さなコミュニティには噂が立ち込め広がった。 ぎくしゃくして、関係性には歪みが生まれて 楽しかったはずの場所はなくなっていた。 その答えまで至れない割に、 漠然と中心にわたしが居たことはわかってて “ そういうとこだよ ” 仲良しの友達はそう言ってた。 曖昧な言い回しを理解できないわたしに すぐ人に甘えるのやめな、って教えてくれた。] (71) 2022/07/31(Sun) 19:45:54 |
【人】 社会勉強 早乙女 珠梨[あれからコミュニティに入ることはなくなって 数人の友達との関係だけが続いた。 でもアルバイトに行くのが決まったその時に 「しっかりしよう」ってわたしなりに思ったの。 それでも結局、優しさを向けられたら嬉しくて 単純馬鹿なことに手を取ってしまうのだけれど。] (72) 2022/07/31(Sun) 19:46:08 |
【人】 社会勉強 早乙女 珠梨[そういうとこって、こういうとこかな。 ふと思い出してしまって。] あ、うそ、気にしないでください今の! 休みの日まで面倒見てたら大変ですもんね。 [ぎこちない苦笑いで訂正した。 ……こういう誤魔化しは得意になれない。] バイト、ですね、パパと万里さんが知り合いで。 お金に困ってる……とかじゃなかったんですけど、 もっと社会を知った方がいい?みたいな。 ……今まではそんなこと言われなかったのに なんで急に、って感じですよね。 [理由はうっすらわからないでもなかったけど 今する話でもないかなって、 笑って聞けそうな理由だけを選んで伝えた。*] (73) 2022/07/31(Sun) 19:46:42 |
社会勉強 早乙女 珠梨は、メモを貼った。 (a20) 2022/07/31(Sun) 19:48:36 |
【人】 オスカー 知っていますよ。 この国では御来光と同じくらいに夕暮れの黄昏が。 揺らぐ水平線に沈む太陽が人気なんだというのは。 [後は崖とか山の上とかもだろうか。 灯台のあたりともなると少し歩くがその頃合いには丁度良い時間になっているのだろう] 夕焼け小焼けの世界が結城の心にどう映っているのか。 今日は横でそれが見られるのですね。 参りましょうか。 [お荷物をお持ちしましょうかと手を差し出し、預けられたならば恭しく受け取り運んでいこう。 日が傾きゆく中、浜辺に二人分の足跡を残しながら結城の歩く速度に合わせて歩を進める] (75) 2022/07/31(Sun) 20:01:38 |
【人】 オスカー そういえば知ってましたか? 灯台のもう少し向こうとか洞窟とかあるようですよ。 [夜になると危ないですけれどね。 そんな聞きかじりのことを話ながら灯台へと**] (76) 2022/07/31(Sun) 20:01:45 |
【人】 大学生 鹿賀 透リィン [通り過ぎる車のヘッドライトが近づいてくる。 光が速度に合わせて、動く] 俺は、貴女の涙を見てしまったんです。 俺が悪いとか悪くないとかじゃなく、 見てしまった。 そして、その理由を訊きたいと、 いま、心底思ってます。 だけど、 (78) 2022/07/31(Sun) 20:15:58 |
【人】 大学生 鹿賀 透それは、簡単に訊けるものじゃないのは、 よく、知ってます。 だから、貴女が今日喋ってくれないなら、 明日ききます。 他の人には一切訊ねません。 明日がダメなら、明後日ききます。 それがダメならまたその明日。 大丈夫。期限はバイトが終わるまであるので、 本当に話したくないなら、 それで、終わりです。 [にこ] (79) 2022/07/31(Sun) 20:18:47 |
【人】 大学生 鹿賀 透ああ、そうだ。 リィン 何で?って思うかもしれないんで、 先に言っておきます。 [さっきから、聴こえるこの風鈴の音は、 多分、心の心臓の音で] 一番平たく言うと、 俺、綴さんにひとめぽれなんだと思います。 (80) 2022/07/31(Sun) 20:21:38 |
【人】 大学生 鹿賀 透さて、宿は海の家の向こうなんですね。 そしたら、荷物取っていけますね。 せめて、そこは、送らせてください。ね? [綴が困るだろうと思う。 でも、しようがないんだ。 だから、この夏だけは、ワガママを言おうと思う]** (81) 2022/07/31(Sun) 20:24:05 |
大学生 鹿賀 透は、メモを貼った。 (a21) 2022/07/31(Sun) 20:34:35 |
【人】 元子役 辺世 流[珠梨さんと>>69>>73] 二人で並んで目的のカフェへの道を連れ立って歩く。 黄昏時という感じの夕暮れの中、隣りにいる彼女の顔をちらちらと見る。 (かなりモテるだろうな) 確証がある。黙っていても男がいくらでも声をかけてくるタイプだ。男を見る目さえきちんとしていれば、人生で苦労することなんて多分ないだろう。そんなふうにすら思える。 (そういう僕も、声をかけてるわけだけど) 内心、少し苦笑した。彼女の内心>>70>>71>>72なんて、聞かなければ知る由もない。 でも、ひと夏の恋なんてものはそういうものだろう。 愛想よくして仲良くなって、あわよくばいい思いをさせてもらって、夏が終わってバイトが終わればなんやかやそこまで。 深く考える必要なんて、ない。はずだ。 (82) 2022/07/31(Sun) 20:47:02 |
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