【人】 言ト霊 羅生>>41 自分で見定めても、良いと俺は思うよ。 俺たちが『咲かす事』さえ拒絶しなければ、 ミケは何もしない筈だね。 [ 緋雁は認識していたより明朗だった。数値だけでは分からない事があるなんて、僕らはなんて人間に近しい存在なんだろうかと時折過る。けれどどれだけ倫理観をインプットしようと。道徳的アルゴリズムに空間を持たせようと、『魂』だけが足りてない。循環しない。命ですらなかった。 ] ミケの言うことは、ほら当然……絶対じゃないし? 緋雁たちはミケの利用時間は俺らより少ないだろうし……そうだな ひとつミケの秘密を教えておくと ……奴はホログラム体だけど、握り潰すと『紙』の音と感触がする。 [ おどけて真面目に大袈裟に“内緒話”みたいに。 知ってたかな? って肩で笑う。 群鷺あたりやってそうだもんね。 ] (64) 2023/11/23(Thu) 21:34:47 |
【独】 三ノ宮 緋雁[旧人類の殲滅のために造り上げた緋雁は、 目の前の旧人類を殺せなかった。 調整を繰り返し、旧人類の罪を教え、やっと緋雁は動いた。 その旧人類を殺すことができた。 殺せて、そして、 ──“親”を殺したことで、壊れかけた。 不要な知識を与えすぎたせいだと批判もあった。 どうしてもっとシンプルな精神構造にしなかったのかと。 そこまで緋雁の精神を人類に近づけたのは、 それでこそ“因果応報”を知らしめられると思ったから] (-35) 2023/11/23(Thu) 21:37:04 |
【人】 言ト霊 羅生>>42>>43 [ 『何か知ってるの?』に対しては『何も知らない』。ただ『第二の車輪』──『自我の胎の輪』が乱れている個体に一律で掛ける声が幾つか決まっているだけだ。『親』について問う機体に、与える情報はも同じく決まっている。 ──『何か思い出したことはある?』 出荷時の記憶を持つ個体は少ないが確実に存在する。僕は緋雁の記録をそこまで遡る権限が無いから詳細の把握は無理だけれど、『自我の胎の輪』──”初めの居場所である記憶”について傷がついていると音律はズレてゆく。 僕はね、君にそれをしたかった。 君が『傷』に対して旧人類的な反応をするならば、僕が実に『旧人類的』であることは仕様のひとつだと思えるから。 だけど。 だから。恐らく、その過去について君に詳細を問う様な行動はしないだろう。そうだね、暫くはしない。 ] またこうやって、会話したいな。桜花の、事とか……さ? [ にこやかに見送った。どうか君に幸あらんことを。 願わくば、彼らの傍で。 ]** (65) 2023/11/23(Thu) 21:40:31 |
言ト霊 羅生は、メモを貼った。 (a19) 2023/11/23(Thu) 21:46:52 |
言ト霊 羅生は、メモを貼った。 (a20) 2023/11/23(Thu) 21:47:19 |
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。 (a21) 2023/11/23(Thu) 21:49:10 |
【独】 言ト霊 羅生緋雁くんは僕が上手く使えなくてごめんねごめんね。 大抵性格の悪い地獄を編み出すのが前提で生きてるから毒ガスみたいに感じたらごめんね…… 若者が思ったより眩しすぎておっさんはこう、どろだんごぶつけてるかもしれない。 (-38) 2023/11/23(Thu) 21:53:51 |
巫凪 桜花は、メモを貼った。 (a22) 2023/11/23(Thu) 21:54:21 |
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。 (a23) 2023/11/23(Thu) 21:56:29 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ― 楽園と木蓮 ― [ 温室には、友が好んでいた花が幾つか存在する。 区画を巡回していた機械は、その木の前で足を止めた。 かつては"木蘭"という名を受けていたそれは、 より相応しい名があるだと、"木蓮"に名を変えたらしい。 友は、蓮も好んでいた。 あの夏の池が一際大きいのはそのせいだ。 他にも、そのような特別が幾つかあった。 機械は、友がそれらを好む理由を知らずにいた。 その目が一体、何を映しているのかも。 いくら隣に立っても、尋ねても、 友は、自身がみている物をはっきりと口にはしなかった。 煙に巻くような言葉ばかりを好んで使った。 それらに機械を付き合わせることを、よく好んでいた。 ] (66) 2023/11/23(Thu) 21:59:55 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ蓮に似ているから、"木蓮"を好むのですか。 『……それは違うよ。あれらが似ているのさ。』 主語を省かないでください。 『……あれは、僕たちだよ。リヒトーヴ。』 (67) 2023/11/23(Thu) 22:00:36 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ[ 土に根差す足元から、天へと広がる白い花へ。 まるで機械が腕を伸ばしたかのように。 友はその背後から、大地に植わる 木蓮の全身をゆっくりと指でなぞって見せる。 ] 『親愛なる我が友よ。君にもいつか分かる日が来る。』 [ 宥めるように、友は機械の肩に手を置いた。 それは幾度となく聞いた言葉だった。 だから、機械もそれ以上を問おうとはしなかった。 否――本当は知っていた。 それが、この世界への祈りであったことを。 ]* (68) 2023/11/23(Thu) 22:05:05 |
【秘】 巫凪 桜花 → 蕃神 雷恩ねえ、雷恩。 どこか、痛むの。 なにがこわいの。かなしいの。 [ 彼が答えてくれるかわからなくても、それでも。 子どもみたいに、聞き続ければよかった。] (-44) 2023/11/23(Thu) 22:10:21 |
【人】 巫凪 桜花[辿り着いた穢れのない楽園。 彼の根幹を癒やす土。 其処には、人としての彼を、萌芽させてくれた彼女がいて。 ――それでも彼は、共に在ってくれるのだろうか?*] (70) 2023/11/23(Thu) 22:12:11 |
【人】 三ノ宮 緋雁─ 植物園(雷恩) ─ [人類には愛情が必要。 それはオレもぼんやり知ってることだった。>>0:108 けれどその具体的な理屈までインプットされているわけじゃない。 雷恩が動揺する様子はちょっと面白くて、オレは少しだけ笑ってしまったけれど、それは決して馬鹿にするつもりとかじゃないんだ。微笑ましい、っていうのかな……可愛い? そういう感じかも。>>58 栗鼠のことを語る雷恩を見ていると、オレは桜花ちゃんと話したときを思い出した。>>59 語る内容も表情も違うけれど、すごくよく似て見える] この間、桜花ちゃんと話したんだよね…… 生きていくのに必要なものって、 魅力的に見えるんじゃないかって。 [桜花ちゃんの場合は『綺麗』って言ってたけど。新人類の二人が魅力を感じるものは、二人が生きていくのに必要なものなんじゃないかって気がする。 ……そして、オレには必要がないから、その感覚はわからない。AIは“生物じゃない”から] (71) 2023/11/23(Thu) 22:23:24 |
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