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【人】 巡査部長 鬼走>>3:@14 【海の洞窟】夜長 「因果関係と迷子は知らんが……正直全部信じ切ったとも言えん。だが晴臣が誰かに渡す……も、ないな。奪う必要性だって話を知らなければただの壊れた時計だ。……はぁ」 ますます持って、彼が7歳児の晴臣の大きすぎる姿。としか言えなくなった。否定しようにも肯定しようにも滅茶苦茶である。とは言え悪意や害意のようなものは今まで関わって来て一度も感じなかったし、それどころかまるで違和感がない。この淡々とした無表情っぷりとこの空気感は自分と和臣と、晴臣なのも知っている。 「大人になりたくてそんなになれる奴がいるか。と言いたいが、もう原因を解明とかそんな段階じゃないな。雪子に電話、……も繋がらないのか」 この時ばかりは田舎の不便さを恨んだ。村を出て16年。こんなにも電話が恋しく、こんなにも雪子か和臣と話をしたいと思う日が来るとは思わなかった。 「……仕方ない。今の所はお前が「晴臣」なのは信じる。一つ気になったんだが、お前はどうしたいんだ晴臣。俺が説明した所で信じる奴がいるかすらわからないが、まあ0とは言い切れない。お前は「晴臣」としてみんなと接したいのか。それとも和臣と勘違いされたままで構わないのか」 (9) 2021/08/15(Sun) 9:13:28 |
【神】 巡査部長 鬼走>>3:108 【夜の河原】御山洗 「それならいいが、明日また大丈夫じゃなかったら小突かれるぞ。それに買いかぶり過ぎだ。そう思ってくれること自体は喜ばしいが俺も普通に間違える事はある」 照れというと少し違うのだが、そこまで素直に伝えられて平然と、してはいるのだが内心思う事はあるのは確かだ。ここでもっと顔に出れば印象も変わるのかもしれないが。 「誰にだ。思い出は、ずっといい物だったんだろう」 ずっと静かに聞き続けて、悩んだ末に聞くべきか迷った問いを言葉にする。御山洗が自分のせいで自分が原因で、更に恐れてる原因を尋ねるべきなのか。その結果余計に傷を負わせるかもしれないと言うのに。それでも、ここで「そうか」と言って聞き流して明日を待つ事は、鬼走と言う男にはできなかった。 (G1) 2021/08/15(Sun) 9:22:14 |
【神】 巡査部長 鬼走>>3:113 >>3:a51 宵闇【3日目 夜時空】 「説教臭いのは否定しないが、説教をさせている奴らのせいと言うのは言い続けるからな。そう見えるものか?わからんが、妻は作る予定はない」 随分ときっぱりと言い切った。少なくとも昔に結婚願望があるともないとも特別口にはしない程度の興味の男なので、ないと言い切る方が珍しく感じたかもしれない。 「合意の上で付き合ったなら……いやそれでも愛想をつかされるのも程々にしろ。意図しないで経験が生かせるならまだしも、創作物の道具にしてるように聞こえるのはさすがに問題だろう」 口を出さないと言いつつ結局出している。最も言動が言動だったので思わず顔を顰めてしまったのだが。適当さに違和感を覚えども、成長と人生経験の結果なのかわからない。話を本題に持ちかけて来る。 「2年は一瞬で過ぎるぞ。村での暮らしが一瞬で過ぎた様に。……話と言ったな。ハッキリ言うと何人かの様子に違和感を覚えた。お前もだ翔。だから話に来た。昔に比べて随分適当になった事もだが……別の何処かを見てないか、お前」 (G2) 2021/08/15(Sun) 9:38:34 |
【神】 おかえり 御山洗>>G1 鬼走/三日目 夜の河原 明日は祭りもある。昼頃から屋台が建ちはじめて、みな明るい顔をしているだろう。 そこで煮えきらない顔をしていては訝しまれる。こくりと、頷いて承諾はした。 買いかぶりすぎだと言われても、御山洗にとって鬼走は信頼できるひとだった。 ずっと昔から自分たちや他の子供達を見てきてくれた、まだ大人でも子供でもなかった人。 集落を離れてしまうその時まで、ずっと迷惑を掛けもしたし、世話になった。 もっと年の離れた大人達よりも話しやすいこと、接しやすいと思うことはたくさんあった。 心の中に抱えた不安。忌避するもの。恐怖の理由。 長い沈黙のあとに、ふ、と気が緩んだように、小さな声を河辺の岩に染み込ませる。 それは只々の些細なことではなく、今までの何もかもを壊す大きな刃だ。 「……俺は、ずっと、」 (G4) 2021/08/15(Sun) 12:08:07 |
【秘】 花守 → 巡査長 清和そうあろうとした(清和瑠夏)の仮面の下に隠した 瞳の色 を自分は知った。それは本性の一部に過ぎないのだろうけど、それを知った上で誘って煽った。 ここから先は誰にも知られない二人だけの時間、仮面を着けたままでも、脱ぎ去っても、どちらでも良い。 くつくつと笑う背中をヘルメットで小突いた。 「べつに面白くないんだけどっ」 偽りの自分を、それとわかっていても見てくれる人。 偽らざるとも、それでも良いとしてくる人。 そんなものを求めるのは、単なる我儘だろうか。 都会で息苦しさを感じるたび、郷愁に駆られた。 不平や不満はあったけれど、求めていたものがあった気がするから。 「オトナって大変だよね、生きづらくってさ。 寂しくなりたくないだけなのに、そんなのも難しいし」 (-42) 2021/08/15(Sun) 14:27:06 |
【墓】 枠のなか 卯波「じーちゃんばーちゃんいってきま〜す!」 紺色の浴衣の上からカーディガンを羽織り、 上機嫌で家屋から、下駄をころころと慣らして出てくる。 首には勿論、大事なインスタントカメラを引っ提げて。 「男前になった?ふふ、お世辞を言っても何もでないよ、おじさん。屋台は……あっちですね?ありがとうございます!」 手持ち花火セットを受け取って、 いざ祭りへ。みんなもう居るかな、と逸る気持ちは、そのまま急ぎ足の歩幅に映っている。 ずっと遊んでばかりだからか、 一日一日過ぎるのが早い気がする。 時を数えるのも、忘れてしまったみたいだ。 (+8) 2021/08/15(Sun) 14:28:05 |
【人】 少年 編笠「……?」 夏祭りに向かう道――。 小さな自分の背中を見つけた。 親から与えられた千円を握りしめて、 楽しいはずの祭りに向かう子供の自分がいる。 それは初めてで、最後の、独りだけの祭りの記憶だ。 結局その千円は俺の小さな手に握りしめられたまま、 親の財布に戻っていったことだけは覚えている。 どんな食べ物だって。 どんな遊興だって。 みんながいなければ、何の価値もなかった。 みんながいなければ、何の意味もなかった。 ……大丈夫だよ。 その小さな自分の、俯いた頭に触れる。 優しく、安心させるように、静かに。 幻影のそれに触れられるわけはないけれど、 何も言わなくても伝わるように。 ……――俺が絶対に、助けてやるから。 (10) 2021/08/15(Sun) 15:04:58 |
編笠は、ずっと皆で。――この祭りに来たかった。 (a1) 2021/08/15(Sun) 15:06:20 |
【墓】 夕凪夕凪は、声をかけました。 「青嵐くん、お祭りにいったら今日は何食べたい? お腹壊さないようにするんだよ」 話を早く区切って、誰かの元へ。 「茜ちゃん浴衣は着る? 着付けして欲しかったら夕凪に任せてね」 せわしなく、何かに焦っているようにまつりを楽しみにしている。 「……卯波、あのね。 夕凪たちの写真もっと撮って欲しくて、あれ?」 ずっと続くと、楽しいと思っていた世界にひびが入ってしまったような気がして不安で仕方が無い。 だから、できる限りのことをしようと思った。 「……大きくなってる? う…うん? ……前よりも、ずっと。 お世辞じゃないよ、素敵だと思う……」 ここにみんなでいたいという祈りは、間違っているのかな。 夕凪たちは、閉じ込めたいとでも、おもっているのかな。 だんだんと変わっていく皆の心に、亀裂は溝を深めていった。 (+9) 2021/08/15(Sun) 15:41:03 |
【独】 夕凪チリーン……風鈴の音が鳴ります。 数年前、夕凪たちがまだ、大人になる前のこと。 よく、みんなのことを思い出しては話をしました。 「夕凪、青嵐のこと好きだったの!?」 「からかわないで、小さい頃の話よ。 小学生だし……ちょっと笑顔が素敵だなって。 イケメンになってるか、可愛い彼女がいると予想しているわ」 「どうだろう、僕は青嵐は女の子に振られやすいと思うけどなあ」 「そんなこと言わないの。 でもどんな子がタイプになるんだろうね。 お料理上手なことかかな、そういうのは気になるかも」 (-43) 2021/08/15(Sun) 15:44:30 |
【独】 夕凪「編笠に会いたい〜!」 「夜凪は編笠くんの事本当に好きよね。 私も一緒に遊んでいて楽しかったわ」 「僕たちに頑張って着いてきてくれるところとか。 やっぱりみんなをよく見てるところが好き。それに面白い」 「面白い、か、わかるわ。 いっぱいお話ししていたくなるのよね……今元気かしら」 (-44) 2021/08/15(Sun) 15:45:47 |
【独】 夕凪「将来の夢って、ちゃんとあった? 夕凪」 「私は、あんまり考えてなかったわね。 絵は描き続けたいって思っていたかしら。 だからコンクールで賞をもらったときも、仕事にするかなんて何も考えてなかったわ」 「ふーん、……あの涼風どうしただろうな。まだ書いてるのかな」 「そうね、二人で応援していたものね。 書いていたら、どんな話書いているのかな。 恋愛小説かな、それとも冒険譚かな」 「(官能小説とか書いてたらどうやってコメントすればいいんだろうな)」 (-45) 2021/08/15(Sun) 15:48:11 |
【独】 夕凪「蝉の鳴き声やっとするようになったねー」 「都会じゃ少ないから仕方ないわよ。 蝉と言えば髪置くんがたくさんの蝉の抜け殻撮ってきたの覚えてる? あれ面白くってしばらくお腹が痛かったわ」 「髪置本当に何でもしたからなー。 ……一体今どうやって暮らしているんだ?」 「さあ……連絡取れていないから。お母さんに聞いてみようか。 私は彼が楽しいのが一番だと思う。 あんまり窮屈な生活を送っていて欲しくないわね」 (-46) 2021/08/15(Sun) 15:49:45 |
【墓】 枠のなか 卯波「時任の さん、どうかした?」 最初に境内に訪れた時と比べて、 ほんの少し背が伸びて、髪も伸びて。 こころなしか、体格もしっかりしている。 卯波は確かに、田舎でみんなで居られたらどんなにいいことだろうと思っている。 だけどそれはまるで、もっと外へと飛び出そうとする、子どもの、眩しい成長のような── 「勿論、写真は沢山撮りますよ! フィルムはいっくらでもあるから、寧ろみんな俺が撮りすぎてイヤになったりしないか不安だな。 ……ふふ、皆の着物や浴衣、今から凄く楽しみ」 そう笑う顔には、他でもなく卯波少年の面影を色濃く残していていた。 (+10) 2021/08/15(Sun) 16:03:18 |
卯波は、行く道で編笠にも「晶兄〜!」だの声をかけた。 (c8) 2021/08/15(Sun) 16:07:20 |
【置】 学生 涼風拝啓 朝顔の花にも名残惜しさが感じられる頃となりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。 貴方へ送る手紙も、いつのまにか片手で数えられる分をゆうに超えていましたね。頓挫せずに続けることができてほっとしています。 (中略) 芸術とは何のために存在すると思いますか? 人がただ生きるのであれば労働を続け、得た対価で命をつなぐ為の食べ物を買い、適度に体を清潔にして必要な睡眠をとればいい。けれど、決してそうはいかない。 「芸術は、それによって一層幸せになれる人のために存在した。」「芸術は人間の仕事を幸福なものにし、休息を豊かにするのである。それゆえ、真の芸術とは人類に対する純粋な祝福である。 」「芸術の目的は、仕事に創造の喜びを与えることで労働にかけられた呪いを破壊することにある。」 多方面で活躍したとある人物が提唱したものです。深い話を始めるともっと長くなりますから、かい摘んで言うとこのようなものになります。 きっと人によって結論は様々です。私も話すと少し長くなりますが、ひとまずはこれだけ。 小説、絵画、写真、音楽……芸術の分野は多くありますが。 芸術とは多くの人の手に届きやすい位置で、見えないものをすくいあげて伝える為に存在するのだと思っています。 感情、記憶、希望……見えないものは様々。 貴方は何を伝えたいですか?私は── (中略) 敬具 20××年 8月××日 涼風薫 (L6) 2021/08/15(Sun) 16:13:16 公開: 2021/08/15(Sun) 16:30:00 |
【置】 学生 涼風 家か、或いは関係者に渡したのか。 手触りのいい和紙の便箋がとある人宛に送られた。 『髪置くんへ お祭り行くでしょ?行こうね! 追伸 いちご飴とりんご飴、どっちが好き? 今度は私が奢ってあげるね そうじゃなくても、あとで君についていって遊ぶところを眺めたいな。 』君がいきいきと動くところを見るの、好きだもの。許してくれる? ほっそりとした字で、ガキ大将のような無茶振りが書かれている。 文章の内容に従うも従わないも自由だ。そもそも、海原のようにおおらかで自由な貴方はいつ気付くだろうか。手紙を書いた人物は、きっとどう転がるか分からない結果さえも楽しみにしているかもしれないが。 (L7) 2021/08/15(Sun) 16:21:50 公開: 2021/08/15(Sun) 16:30:00 |
【秘】 巡査長 清和 → 花守ずしん、と背中に感じる、少し重くて硬い感触。 バイクに乗っているというのに、やんちゃで困るなと思いながらも。 「ははは、悪い悪い……へそ曲げないでくれよ?」 なんて、いつものように軽い謝罪の言葉を返す。 万が一、へそを曲げられたとしてもこの状況では逃げられまい。 こんなやり取りも、いつまでも続けばいいのになと思う。 懐かしくて、面白くて、暖かい。だからこそ、大切に思った。 「……しかしそれが、"オトナ"になるってことなんだろう。 寂しくっても、生きづらくっても、飲み込んで生きていく。 そうする上で何を拠り所にするのか、しっかり持っとかないと…… まあ、寂しさや生きづらさをなくそうとするのも、選択のひとつだが」 都市開発が始まって、いつまでも田舎には残っていられなくなった。 寂しさと生きづらさを飲み込んで生きていくことを、清和は選んだ。 ならば、清和の拠り所とは? 「……遠いな、まだまだ」 ふ、と漏らすように呟く。どれだけ走っても街灯りは遠くのまま。 当然だ、ここは"田舎"なのだから。"都会"になど行けるはずがない。 (-47) 2021/08/15(Sun) 16:57:06 |
【神】 影法師 宵闇>>G0 清和【2日目 ピアノ勝負時空】 「──やる気満々じゃないか」 どうぞ、と言うが先に清和に押しのけられた。 斜め後ろの壁に寄り掛かって、その音色を聴く。 男には今やあの頃のように闘争心も、熱意もない。 ないが──不思議なくらい"あの頃のままの演奏"が 記憶を呼び覚ますように、まっすぐと耳に響いてきて 純粋で、楽しんでいた気持ちを思い起こすようで 『おい、呼子鳥。それえこひいきって言うんだぞ』 『負け惜しみか、カケル?』 『違う、母さんは俺のほうがすごいって── そうだ、今度はアキラにも聴いてもらう!』 記憶の断片ようなものが、すぐそこに見えた気がした。 男は笑った。楽し気に、けれどどこか遠くを見るように。 → (G5) 2021/08/15(Sun) 17:10:42 |
【墓】 青嵐「そっか今日夏祭りか」 並ぶ屋台を見て一言。 生憎水着も持ってこない男だから 浴衣なんてあるわけないのでTシャツで失礼。 夏祭りならみんな来るんだろうな。と期待に胸を膨らます。 「なーおじさんもうやってる?たこ焼き食べたいんだけど」 (+11) 2021/08/15(Sun) 17:18:08 |
【神】 影法師 宵闇>>G6 清和【2日目 ピアノ勝負時空】 「プレッシャー」 ぎゃふんの"ぎ"はもらっている。残りはくれるのだろうか。 自分の番となると、はは、と笑い声交じりに一言。 ピアノの前に座って、一音だけ鳴らして、深呼吸。 寸前のおどけたような態度はなりを潜め 瞬き一瞬、鍵盤を見つめる瞳が真剣になった。 沈黙。カチ、カチ、とメトロノームのように 時計の針が時を刻む音を何拍か聴いて──演奏が始まる。 それは、青臭くて、がむしゃらとも言える10年前の 演奏の面影は消え失せた"プロ"の演奏だった。 ひとつひとつの音を無駄にしないように丁寧に指を動かし 流れるように、けれどしっかりとビートを刻むメロディ。 愛でるように優しく、盛り上がるところは激しく。 ──この曲は、これが弾けたらかっこいいだとか一人前だとか 少年の自分が言っていた曲だ。これを完璧に弾けるようになるのが夢だった。もうあの頃の演奏、あの頃の気持ちには戻れない。 そして、夜が訪れるように、演奏は終わる。 男は余韻に浸っているのか、なにも言わない。 清和の言葉を待っている。 (G7) 2021/08/15(Sun) 17:20:24 |
【秘】 青嵐 → 君ぞ来まさぬ 百千鳥/* 秘話失礼いたしますわ! 襲撃先アンケートですけれども涼風ちゃんくんとか如何かしら、と思いましてよ! ただ基本はわたくしより他の方優先で大丈夫ですわ! よろしくお願い致しますわね! (-49) 2021/08/15(Sun) 17:23:46 |
髪置は、全速力で記憶に残っていた"らしい"涼風の家を訪れて、呼び鈴を鳴らしまくった!!! (a2) 2021/08/15(Sun) 17:26:11 |
青嵐は、みんなを待ちながらたこ焼きを食べている。 (c9) 2021/08/15(Sun) 17:26:14 |
【秘】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 → 青嵐/* アンケートにご協力ありがとうなのじゃ! 実は本日のアンケート結果、二人とも同じ人なのじゃ これは……やるしかないのじゃなあ……! (-50) 2021/08/15(Sun) 17:32:28 |
涼風は、笑いながら立ち上がる。傍にいたおばあちゃんはころころ笑っている。 (a3) 2021/08/15(Sun) 17:36:32 |
【人】 学生 涼風>>12 髪置くん! 「はーあーいーっ!」 どたばた。どたばた。からん。ころん。 忙しなく廊下を走る音。その数秒後、下駄が鳴る。歌うように軽やかに。 柔らかな象牙色の浴衣に黒の兵児帯。朝に着た母の着物と色合いは少し似ているが、こちらはれっきとした男物の浴衣だ。 長い髪を編み込んで髪を短く見せた少年は満面の笑みで飛び出した。 「ふふっ。来てくれるって信じてた。それじゃあ行こっか。 モモには先に行っててって言ってあるし、他の人もきっとお祭りに行ってると思う。きっと賑やかだよ」 そう言って当然のように自転車の後ろに座った。今日はお祭り、無礼講。警察に籍を置く皆さんが帰省しているが、バレたらその時謝ればいい。涼しげな顔で、悪どいことを考えながら。 (13) 2021/08/15(Sun) 17:36:54 |
【独】 学生 涼風だめだいちかわつよしさんのルヴァに狂わされた時みたいに毎秒髪置に狂い始めてきた 髪置喋るたびに胸が苦しい これは…………心不全……? (-52) 2021/08/15(Sun) 17:38:56 |
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