情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【秘】 王として リアン → 司書 エルナト「気付かなくて当然だ。気付かせないようにしていた。 気を張って隠していたんだ」 演劇用の化粧と仮面を利用して。そして、徹底して風呂には一人で入るようにしていた。 王である自分が、誰かに不安を覚えさせないように。 化粧の下は、どこまで行っても黒に染まっている。 左頬の化粧の下には、まだ陶器のような白い肌が見えるのだが。 右側は、もう。 ▽ (-53) 2022/05/07(Sat) 1:40:09 |
【秘】 優位 リアン → 司書 エルナト「はは……!面白い事を言うな、エルナト」 君の言葉を聞いて、思わず笑みが漏れる。 君が、王である自分を"下に見る"等とは思わなかったからだ。 抱き締められることは拒まない。 だが、君が首に手を回しても。 自分の方へ顔を近付ける事を許さない 。頬を掴み、顔を固定するようにしてやる。「口付け等、貴様には勿体無い。 体液が欲しいというのであれば直に与えてやる。 王の施しだ。有難く受け取るといい」 その体勢のまま、親指で君の口を開かせる。 隙間に、垂らした唾液を落としてやる。"これで十分だろう"と言わんばかりに。 (-54) 2022/05/07(Sat) 1:52:02 |
【秘】 ライアー イシュカ → 月鏡 アオツキ「相変わらず何考えてんのか分かんねえ顔だな…… 僕のせいにするな。素直に食べたいって言え」 怒られるか小言の一つくらいは覚悟していたのだが。 踊る程あっさりで、かつこの言葉と表情のちぐはぐさに違和感を覚えないのが、今イシュカに見えているアオツキと言う存在だ。 悪態を吐きつつ厨房に入った途端足を止める。 今は誰もいない有り触れた厨房の光景を見て目を細め、呟く。 「結局、全部無駄になったな」 あの日いた貴方ならそれが何を指しているのか、 失踪した日時を考えると明白で。 男だけでなく同室者の生徒すらも失踪していたのだ。 あの日のケーキが数日不在の部屋に置かれ続けていた光景が 浮かんでもおかしくないかもしれない。 いずれにせよ足を止めていた時間はほんの僅かで、 貴方の後に続いて部屋に向かい、席に座るだろう。 「……薄々想像ついてる癖に」 何をされたか、と言われた瞬間に緊張で両手を握り締める。 視線が落ち着かず思い出した記憶だけで ここまで体が強張らせ、顔色を変える程に恐怖が隠せない。 「…………そっちも気付いてるだろ。 治った、のかはわからない、けど、 ……これが、"まとも"な状態って、 ……思いたくない」 (-55) 2022/05/07(Sat) 1:59:19 |
【秘】 司書 エルナト → 優位 リアン随分周りをよく見ているのだろうな、と思った。 やはり王という自認がそうさせるのだろうか。 あるいは元から面倒見のいい性格なのかもしれないが。 「疲れるんじゃない、隠し事をするのって。」 「他に知ってる人はいないの?」 流石に同室の人に隠すのは大変な気もするし、 多少は知られているのかもしれない。 それでもきっと、多くの人は君を、見た目麗しい上級生くらいにしか思っていないだろう。自分もそうだったし。 それらの努力も全て王であるためというならば、 それはもはや、執念にも近いものだな、と思った。 「そんなに王であることが大事?」 広がる黒に、これ以上ここで暴いて、 誰かが通ったら困るだろうと、指を止めて。 ▼ (-56) 2022/05/07(Sat) 2:13:30 |
【秘】 雛鳥 エルナト → 優位 リアンそれから、"王への嘆願"が、笑い飛ばされたことに。 少年は少しだけ、泣きそうな顔をして。 ご馳走が乗ったお皿を下げられたみたいな気分。 でも、その後の行動に。 "王からの贈物"に。 「…ん……ちょうだい…………?」 舌を出して、受け止めるように。 垂らされたそれを、口の中に運んで。 ぬちゅ、と口の中で転がして、絡めて。 君の顔を、とろんとした目で見つめながらずっと、そうして。 それからようやく、こくん、と喉を鳴らして飲み込んで。 はぁ、と漏れた熱い吐息は。 すこしばかり君の香りに染まっていた。 「ねぇ、もっと……もっと欲しい…………」 上気した顔で、尚も求めるように口を開いて待つ少年は。 さながら、雛鳥のようにも見えるだろう。 (-57) 2022/05/07(Sat) 2:21:07 |
【秘】 月鏡 アオツキ → ライアー イシュカ「気付いていても、私は完全には教わっていないんですよ。 全部又聞きでしたし、 ――この日まで私にその手が来る事がありませんでした」 「だから、イシュカがそんなに怖がってるのを見て ああ、やっぱり、よくないことがあったんだなって思います。 ……なくなっていたと信じたかったんですけどね。 変わっていませんでしたか、やっぱり」 グラスを差し出して、お酒をつぐ。 瓶ごと飲んでしまわないように、少量から。 差し出してさほど取り乱さないことに安心をする。 「まとも…… すみませんね。 元のイシュカがどうであったかもわからないんです。 君は自分の"病気"をどう自覚していたのか教えて貰って良いですか? もし、教えていただけないなら先生方に詳しい事を聞いてきます」 「悪化してる可能性もありますからね。 私が感じる正しそうなことを教えてあげましょう。」 (-58) 2022/05/07(Sat) 2:28:54 |
【秘】 冷静 フィウクス → 月鏡 アオツキ「 勝手にすりゃいいさ 」返答はどこまでもそっけなく、突き放すようなもの。 それでもこれは、確かにあなたへ向けた肯定だった。 「あんたがどうしようと、俺は勝手にする。 その責任をなんであんたに負われなきゃならない? 不確定要素になりかねないのは互いに同じ事だ。 だからこそ公平に。 あんたの手を取れると思ってる」そこに義務や責務なんて無くて、結局はただそうしたいだけ。 そうしないと自分が気に食わないというだけ。 あなたもこの気難し屋も、きっとそう変わらないはず。 全てはたったひとりの人間の、今は些細なはかりごとだ。 "それでも"手を伸ばそうとする事は、無価値な事だろうか。 「俺が"生徒"だから、あんたが"先生"だから。 だから助ける、助けられるなんてのは。 その方が俺にとっては余程信用がおけない。 互いの立場が変われば成立しなくなるような協力関係は脆い」 (-59) 2022/05/07(Sat) 2:29:41 |
【秘】 冷静 フィウクス → 月鏡 アオツキ「あんた達が役を被る事を否定するわけじゃない。 建前の必要性を理解できないほどガキじゃない。 その上で今は、 あんたのその言葉が本音だと信じてもいい。 」あなたの言葉は信じている。 紛れもなくあなた自身の心よりの言葉だと信じている。 それでも今はまだ、心底信じられる未来なんて無くて。 わかる事と言えばここには救いたがりが多いという事だけ。 誰にもどうすれば誰も彼もを救えるかなんてわからない。 自分だってどうすれば救われるのかなど未だわからない有様で、 "それでも"それを探す為の猶予を稼ごうとしている。 今はそれが見付かるかさえわからなくたって。 何を以て『救われた』とするかなど、価値観次第でもあって。 生きていれば考え方が変わる事もあるだろう。 「それでもあんた達を心底信じて、目指す所を共にする為には あんた達の事を知る必要がある」 「何も今すぐじゃなくていい。 だが、 あんた達までここから居なくなる前には 。」 (-60) 2022/05/07(Sat) 2:30:29 |
【秘】 直視 フィウクス → 月鏡 アオツキ「教えてくれなきゃわからない。 きっと俺にはいつまで経ってもわからない。 何も教えないなら、ここの大人とそう変わらない」 片側だけの視線があなたの手を一瞥して、 その後は透明な瞳をただ真っ直ぐに見据えている。 懐疑や怒りに歪められたものではなく、 ただ冷たく透徹した色をして。 「そうは思わないか?」 どのような形であれ穏やかな様相を呈する事は病が許さない。 だから同じように微笑みを返す事はできないけれど。 あなたの伸ばした手は、決して振り払われはしない。 (-61) 2022/05/07(Sat) 2:30:57 |
【秘】 雷鳴 バット → 高等部 ラピス他人のことは、他人が説明してくれるから。 自分のことよりもなんだか深刻なもののように感じられたのだ。 人それぞれの状況に、程度問題の差などないのだろうけれど。 ぱち、ぱちと目を瞬かせる様子は眠りにつく畜獣のよう。 甘やかな膚の香りと、つややかな指の触れる感触が。 どうしても、ひどく、――に思えたから。 ざら、と舌が指先を這って。 かりと、尖った歯が白い指に立てられた。 (-62) 2022/05/07(Sat) 2:36:15 |
【秘】 優位 リアン → 雛鳥 エルナト「昨日までは、誰も知らなかった。同室の彼とはここ最近までお互いに干渉しないようにしていたからな。 なるべくなら隠しておきたいものではある。気持ちの良いものでもないだろう」 君を含めて、3人だ。たったそれだけの人間しか知らない話。 醜いものに対して人間は態度が変わるものだ。こちらがどれだけ努力しようとも。 「大事だな。 元々そのように育てられたということもあるが、何より自分の気を緩めないためという理由もある」 王であることは、権力のある立場にあることと同時に プレッシャーを常に与えられる立場に就くということだ。 日頃から模範であり、善くあるための努力を欠かさないように。 そういった思いを抱えて。 王で有り続けることを望んでいる。 ▽ (-63) 2022/05/07(Sat) 2:45:36 |
【独】 神経質 フィウクス/* 何らか"感情"抱いてしまうと不機嫌になっちゃうから ちょっと冷たいくらいが普通の人で言うところのニュートラルな精神状態になるんですよね。 わかりにくいね〜 ややこいね そんでもって共謀者その一、なんかしとるね。(肩書きを見る) (-64) 2022/05/07(Sat) 2:48:28 |
【秘】 王 リアン → 雛鳥 エルナト強請る声を受けながら、口の中に溜まっていた唾液を与え終えると。流石に何度も、すぐに与えられるものではないから 一度手を離し、自分の口元をハンカチで拭う。 「欲しいのなら、与えてやる。 舐め取ってみせろ。まさか、垂らさないと飲めないなどとは言うまいな」 腕を捲り、傷と痣で埋まりきっている肌を露わにする。 裁縫用の裁ちバサミを取り出せば、一度息を吐いて―――吸ってから。 自らの腕に思い切り突き立てる。 歯を食いしばり、苦悶の声を飲み込んだ。眉を寄せたままハサミを抜き去り、君の目の前に 腕を差し出す。 ぼたり、ぼたりと零れ落ちる鮮血が床を汚していく。 白いブレザーにも、赤が飛び散り 良く映える事だろう。 (-65) 2022/05/07(Sat) 2:55:51 |
【秘】 ライアー イシュカ → 雷鳴 バット「……兎は馬鹿じゃねえけど、賢くもない。 普通は逃がしただけなら怯えはしないだろ。 悪意を持って逃がしたとしても気付かない。……」 追及されないのを幸いとばかりに淡々と。 己が気にした所ばかりを逆に尋ね続ける。 弱みを突かれないならまだいつも通りらしく振舞えはする。 最もそのいつも通りは大多数の人にとっては不快だろうが。 「ちなみに僕、他の教師に聞く事もできるが。 その答えはそのままでいいわけ?」 完全なカマかけだ。見る人が見なくてもわかりやすい程に。 男もただの実習生だ。詳細な話を聞ける保証なんてない。 暫し貴方から目を離さず、錯綜する答えが纏まるのを待つ。 意外にも怒気を帯びていない白群が射抜き続ける。 もし答えがなかなかでないなら、 待つ合間に以下の下記の言葉をかけていただろう。 「……別に。執拗に話しかけてこないならいい。 それに嫌なら言われなくてもこっちが去ってる」 (-66) 2022/05/07(Sat) 3:35:44 |
【秘】 神経質 フィウクス → 雷鳴 バット「俺はこれまでに一度もお前に遠慮をした覚えは無い。 お前の事は……別に、そういう奴だと思ってるだけだ」 自分に誰かを特別慮る余裕はそれほど無いし、それに。 もし仮に、言いたい事があるのに言わずに黙っているだとか。 何か煮え切らない様子であれば、それは少しは気に障る事だろう。 けれど大抵は、恐らくはそういうわけではなく 単に互いに話す事が無ければ無理に会話をしようとはしない。 これまでの付き合いの中でそういうものと認識している。 それは今に至ってもおおよそ変わりなく。 それが自分にとっては不都合ではないから良いとしている。 きっとこのどこかいびつで遠回しな接し方を、 心地悪いとは感じず、そういうものとあなたが受け取るように。 「………これから、か」 これから、卒業まで。 自分と比べれば、あなたに与えられた猶予は長いだろう。 けれど、と思ってしまうのは、きっと悪い癖だ。 そんなふうに思って、同じように一度部屋へ視線を移した。 そうしてこの部屋を貸し与えた者の事を思い返す。 きっと、大丈夫だ。 (-67) 2022/05/07(Sat) 4:37:51 |
【秘】 不明 フィウクス → 雷鳴 バット「俺は……この病を治したいとは思わない」 「治さないまま外で生きていけるとは思ってない。 だが、結局、この病を治そうと治すまいと。 俺にはもう外に居場所は無いんだ。 だからこのままこの場所に居られるなら、それでいい」 フィウクスもまた、誰にも自分の正確な病状を教えていない。 あなたとまったく同じではないけど、少しだけ近いような理由で。 知らないから教える事ができない。 自分の正確な病状を知らない。教えられていない。 他ならぬ自分自身の事だというのに、 教えられていないからいつまでも自分で自分がわからない。 「おかしな考えだと思うか?」 あなたがフィウクスという人間を理解する事が難しいように。 フィウクスがあなたに歩み寄るのも難しい事だった。 少なくとも、『普通の人』のようにはできなかった。 自分を正しく見る事もできなければ、 誰かを正しく見る事もできはしない。 そんな、どこまでも不自由でいびつな在り方を強いられても。 今となっては、この病も確かに自己を形成する一部だった。 だから今更になって手放す事は難しくて、けれど。 そんな自分の居場所を作るには、外の世界は広すぎる。 (-69) 2022/05/07(Sat) 4:39:56 |
【秘】 共謀者 フィウクス → 王 リアン「────、」 不意に腕を引かれて、反射的にそちらを見て。 結ばれた握手の形にひどく苦い顔をした。 形だけでも笑みを返す事のできない自分が。 心にもない返答しか返せない自分が。 それらへの自己嫌悪が苛立ちとなって内に向いた。 「………馬鹿が」 「気が逸ってしくじるなよ」 案の定不機嫌そうに、なんとも回りくどい返答だけを返して。 手が離れれば、今度こそ何処かへ向けて歩き出した。 心で、言葉で、態度で応える事のできない自分には。 結局のところ、行動とその結果で応えるのが精一杯だ。 (-71) 2022/05/07(Sat) 5:17:29 |
【秘】 高等部 ラピス → 雷鳴 バット「………?」 「??」 大型犬のような仕草が可愛いな、とぼんやり考えていたから、続く行為の理解がすぐには追いつかなかった。 まず歯が立てられる感覚への驚きで反射で肩が跳ねて、 それからぱちくりと目を丸くして手を見る。 一体どうしたというのだろう。 困惑の色が強い視線が向けられている。 (-72) 2022/05/07(Sat) 5:22:45 |
リアンは、フィウクスの手を 今度こそ掴んだ。 (a15) 2022/05/07(Sat) 5:43:08 |
フィウクスは、その手を──今度は振り払わなかった。 (a16) 2022/05/07(Sat) 5:48:18 |
【置】 神経質 フィウクス随分と久し振りに生家への手紙を認めた。 この10年来、家族とは殆ど他人のようなものでこそあれ。 ここに居る為の頼み事であれば 大抵は聞き届けられた。それほどまでに彼等は戻って来て欲しくないんだろう。 あの場所の、唯一の恥とも呼ぶべき自分という人間に。 だから、これも、きっと。 何らかの形で聞き届けられはするんだろう。 (L0) 2022/05/07(Sat) 5:50:20 公開: 2022/05/07(Sat) 6:30:00 |
【置】 神経質 フィウクス… …… ……… …………だからどうにも私には、 人生の半分以上を過ごしてきたこの場所で この場所をもう一つの家として生きていけるような、 卒業とはまた別の選択肢が必要なように思うのです。 叶うなら、私はこの場所で生きていきたいのです。 先生方の配慮や尽力も虚しく、 今やこの10年間を無益に過ごして来た私には 過ぎた願いとは思いますが──── (L1) 2022/05/07(Sat) 5:52:22 公開: 2022/05/07(Sat) 6:30:00 |
【秘】 恋の呪い シャルロッテ → 中等部 バラニ瞳にいっぱいに涙を溜めているのを見ると、拭ってあげたくなるのだけれど。抱きしめたくなるのだけれど。 今はきっと、触れようとするのは逆効果だろうな。 少■は膝の上で、手持ち無沙汰な指先をもごもごと絡ませている。 「……だいすきだから知られたくないこと」 少■はあなたから目を逸らさない。 「実はね、私にもあるよ」 「だいすきだから知られるのが怖くて、知られたら嫌われてしまうかもしれなくて。 それでも、いつか言わなきゃいけないこと」 「……バラニは、隠したい秘密を知られたら、どうなると思う? 知られることの、その結果訪れることの何を怖がってるんだろう」 それは、上級生のお姉さんが少■に言ったことの繰り返し。 秘密を知られてどうなるかは、知られるまでわからない。 もしかすると、思ったほどに恐ろしいことでは、ないのかもしれない。 (-73) 2022/05/07(Sat) 7:05:58 |
【赤】 童心 クロノ「………………、」 どうして、と言いたかったけれど。 なんで、と問い掛けたかったけれど。 口を噤んで俯いて、頷いた。 昨日の自分の様子を見て 負担を掛けさせまいとしてくれてるのだろうか。 あなたがひとりで罪を負おうとしてるんじゃないか。 また失敗されては困ると思われているのだろうか。 大人から、頼まれたことをやれない子供だと罰されないか。 あなたに、役に立たないと思われてるんだろうか。 ううん、そんなことは無いと思うけど。けれど。 後暗い不安が消えなくて、あなたの顔が見れない。 「…………じゃあ」 「また、夕方…………」 「教えて、ね?」 出入扉へ足を向け、 返事も見ないまま、退室しようとする。 次の標的は、標的を。私は知らない方がいいんでしょう? わかったよ。 ……ちゃんと、わかってるよ。 (*14) 2022/05/07(Sat) 7:42:37 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 王 リアン「そこは長年の王としての勘で戦って貰って……おや。 また、疑いましたね〜? 将来も誓っていたんですから、もういませんけれど」 この話はここまでにしましょうと話を切る。 アオツキが態々こんな冗談を言えるようには見えないが、如何せん裏に含まれていそうな感情は顔に出なかった。 「よくおわかりですね〜。そんなところです。 まったく……生徒にこんなことを考えさせているなんて、 私も少し口が悪くなりそうになりましたよ」 「さて、そんな"病気"が存在したなんて……初めて聞きました。 善悪は君の心が決めているんでしょうか……? そうでなければ、今頃真っ黒ですよ」 君のような心の持ち主が、こんな"仮面"で生き延びられていたなんて。贔屓せずとも、既に酷い状態になっていることがわかる。動ける程度でよかったと思うほどに。 「君は進行を遅らせるべきです。 何よりこれ以上酷くなれば君が動きにくいでしょう」 (-74) 2022/05/07(Sat) 7:50:33 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 王 リアン事情こそ知らないが、その痣に指を這わせる。 痛みを与えぬように、優しく触れて。目を細めた。 「夜に抜け出して下さい、お酒飲んでみますか? 食事を残して下さい、……わ、悪いことです。 あまり許されないこと探し、私も手伝いますから 君たちが暮らしやすい学園を作る為にですよ。 だから、動けなくなったら知らせて下さいね。 私たちは君の味方です。 今日はこの後は休んで…… 少しぐらい悪いこと考えてみるように」 (-75) 2022/05/07(Sat) 7:52:08 |
【鳴】 月鏡 アオツキ『実習生、貴方の担当していた生徒の話です』 ―――――――― ―――― 「今なんと言いました?」 バレンタイン君を治療している? 「どうして」 「どうして、治療のことを私に伝えなかった!」 「彼は、――――」 (=0) 2022/05/07(Sat) 9:21:16 |
【鳴】 月鏡 アオツキ自分はまだ彼の役に立てていないのに。 先生と慕ってくれた彼に答えられていないのに。 彼は、簡単に治るような病ではなかった。 時間をかける必要があった。 突然"正常"をに合わせられるような治療をしていいものじゃない。 現に彼が望んでなんていなかったじゃないか。 「……教えて下さい、彼に怪我をさせていませんか」 「彼に無理を強いていませんか? 彼は望んでいたんですか、彼は泣いていませんでしたか」 (=1) 2022/05/07(Sat) 9:22:43 |
【鳴】 月鏡 アオツキ「彼は、」 人の不幸の形は様々で、人の幸福も様々だ。 それでもどんな生徒にも幸せをあげるために、ここにきたのに。 「彼は、昼寝が出来るようになっていますか?」 求めた答えはいつまでたっても返ってこなかった。 (=2) 2022/05/07(Sat) 9:25:25 |
【鳴】 月鏡 アオツキ『この場所にとって、彼にとって理想的な処置をしました。 経過観察は怠らないように』 最後まで冷たく帰ってきた事実は治療が正しく行われたことだけ。 少しでも縋って、信じていたのが間違いだった。 もしかしたら、非道な治療はもうなくなったと。 そう思いたかった。 「ああ出来ないんだ」 其れでは、と立ち去る声を追うことも出来なかった。 立場も何もかも至っていない自分が、 起きていることを止めることなんて出来なかったから。 (=3) 2022/05/07(Sat) 9:27:42 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新