【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙[行き交う人の流れを見ながら 俺はぼんやりと考えを巡らせる。 あの子は足が綺麗で柔らかそう。 あの子は肌が白くてシミひとつない。 あの子は……ああ、ホテルの従業員か。 これから重ねる肌を思えば まるで塩水をたらふく呷ってしまったように じん、と喉が渇いた。 そうしてやがて、一人の女と目が合って 向こうもぺこりと頭を下げる>>75 季節感にそぐわない長袖とパーカーは 見ていて暑くなるようだけれど、 反面、擲つように露出された形のいい脚。 ─────(85)1d100点、と値踏みして にこり、と笑い返そうか。] (98) 2021/07/02(Fri) 11:23:56 |
【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙ふふ、今日は多分みんな「待ち合わせ」ですよ。 なんたってホテルひとつ貸切ですから。 [だからここにいる以上は きっとこの子も同じ目的なんだろう。 腰をずらして隣のスペースを空けると 俺は膝の上で指を組み合わせながら 唇を片方上げて笑みを浮かべた。] 君も会えたんですね、「いい人」に。 [迷い込んできたアリスじゃないなら きっとそうでしょう?って 内緒を共有するみたいに声を潜めて。] (99) 2021/07/02(Fri) 11:24:20 |
【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙[もし、こんな可愛い子が 俺の願い人ならば…… 一夜の恋人になれたなら。] いいなあ、君の「いい人」が羨ましいや。 [そう、口元だけで微笑んで] 僕も、「いい人」待ち。 ……なんだか、寂しくって、ついね。 [組み合わせた指の間に、日焼け跡の残る 左手の薬指をそっと隠した。 疚しいわけじゃないんだけど 大っぴらにするのも、なんか違う気がして。] (100) 2021/07/02(Fri) 11:31:17 |
【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙…………君の願いは、なんですか。 [名前を聞くのも、ここに来たわけを聞くのも なんだか違う気がして、俺はそう尋ねよう。]* (101) 2021/07/02(Fri) 11:33:36 |
リカちゃんパパ 敷島 虎牙は、メモを貼った。 (a2) 2021/07/02(Fri) 12:28:39 |
【人】 神原 ヨウ───303号室 ……少しだけお調子者になってるかもだけど? [>>94直ぐに分からなかった事を言われたが 彼女のコロコロと変わる表情を見れば冗談だったり、軽く受け止めてることが分かりやすい。昔はここまででは無かったと思うが、もしかしたら昔からこんな風に明るい性格だったのかも。] そんなに小さかったかなぁ? 奈々さんもほら、これぐらいだったと思うし。 [>>95彼女が空いた手で身長を示すなら オレも同じように空に手をやって、昔のオレから頭2つ分ぐらい高いところに手を置いた。 奈々さんも身長伸びたね、なんて軽く笑ってみたが 自分よりは伸び幅は小さかった事だろう。何せ8歳も彼女は年上だったのだから。] え゛?! [>>96>>97間抜けな声が出てしまったのは その質問に切り込まれるとは思ってなくて。 目の前の女性がそのまま初恋の人なのだから、その始まりを語らうのは顔から火が出そうな程に恥ずかしい。 よいしょと距離を詰める彼女に緊張を更に強めつつ あ、なんか良い匂いがする……と余計な思考を脇に置いて 目線は彼女の目……は難しくて首元のあたりに。 肩が剥き出しで改めてどきりとして、これはどこに目をやっても緊張するだろう、と目を閉じて思い出すように語る。] (102) 2021/07/02(Fri) 12:34:33 |
【人】 神原 ヨウ子供の頃の記憶って曖昧で 小学校低学年の記憶も忘れてる所があるし まして幼稚園の年長とか覚えてないことの方が多いんだけど 奈々さんの事は覚えてて だからマセた話なんだけど …初めて会った時からだと思うよ。 子供だったから、自分が好きだと思ってれば 相手に伝わる、なんて思ってたみたいなんだけど。 [>>97理由を付ける事は出来るけれど 子供の頃の自分は単純に、彼女を見て、そして好きになったと。 それは見た目だったかも知らないし、他の何かだったかは分からない。 それでも記憶にはっきりと残ってたのが、恋をした証になっていると思う。 顔は少し忘れてしまっていたけれど、それは目を瞑ってほしい。 言い終えて、そっと目を開いて彼女の様子を伺う。]* (103) 2021/07/02(Fri) 12:35:05 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[目が合ったその人の言葉にぱちり、瞬き。 >>99 えっと……って思い出すような素振りをみせて かしこまっていた表情をふにゃっと緩めた。] なんだ、よかったぁ。 えへへ、ごめんなさいジロジロ見ちゃって。 [途端に軽々しい喋り方をして、 彼の隣に開かれたスペースにも軽々しく腰を下ろす。 目的が同じだったら、きっと心配の必要もなくて すらりと伸びた指が組まれるのを眺める。 それから遠慮のかけらもなくその人の顔を見つめる。] たぶんね?どんな人かわかんないけど いい人だったらいいなぁ。 [落ち着いた大人の男性。 だけどきっと、それだけじゃないって思うのは ここに来ているから、なんて理由ではなくて 「羨ましい」なんて口にしてみせる軽さのせいでもなくて。 感じたのはもっと直感的な何か、 危険な香り……とかたまに聞くやつ。] (104) 2021/07/02(Fri) 14:59:30 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里ふふ、お揃いですねぇ。 お兄さんみたいな「いい人」、だったら うれしいんですけど。 [隣に並んで、それでも目を見て話そうと思ったら 自然と彼の方へ距離を詰めていたかもしれない。 パーソナルスペースなんて忘れてしまった悪い癖、 願いと聞かれて一瞬だけ観葉植物へ視線を泳がせ >>101] (105) 2021/07/02(Fri) 14:59:56 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里愛を探しに、みたいな? わざとらしい猫撫で声を奏で、小首を傾げて 浮かべた笑みはうっすら唇に。 ――そうして、お兄さんは?と出掛かった言葉。 踏み込みすぎてしまう気がして引っ込めた。 だってほら、この人が「ちゆの」じゃなかったら悲しい。] (106) 2021/07/02(Fri) 15:03:39 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里……あたし、真白千由里。 「ちゆ」って呼ばれてます♡ [そのくせ名前だけはちゃっかり伝えてしまった。 羨ましいって言葉の通り、彼の印象に残ればいい。 そう、今日じゃなくても忘れないくらい。*] (107) 2021/07/02(Fri) 15:05:51 |
【人】 OL 奈々────受付嬢のお話 [ 彼女が企業の顔である受付嬢になったのは 入社して、1年後くらいのこと。 総務部に所属し、様々な部署と関わりをもち 1年で広く浅く会社の仕組みを覚えた。 本当は、受付嬢になるつもりなどなく 毎日オフィスカジュアルな服を選ぶ楽しみを ひとり、かみしめていたのだ。 ひょんなことから、受付嬢がひとり退職すると なぜか彼女に白羽の矢が立ち、 あれよあれよで受付嬢として現在に至る。 ] (108) 2021/07/02(Fri) 15:30:15 |
【人】 OL 奈々顔と名前を覚えるのが早いだけなんだけどなぁ。 [ 特別、彼女は多言語話せるわけでもなく、 たまたま記憶力が良くて愛想が良かったから、 ポストに入れられてしまっただけ。 そうとはいいっても、 受付嬢だけでは最低限しかいただけないので もう一個くらい業務を増やしてもらおうと、 受付嬢に慣れたあたりに上司に頼めば 与えられたのは、チーフ職。 (昇格試験を受けろなんて面倒だったわぁ) つまり、シフト管理と新人育成。 それだけで、今までよりは幾分生きやすくなった。 その頃あたりだったか。 会社を訪れる人々から名刺をもらい、 食事に誘われ、なかなか高価なものを プレゼントとして渡されるようになったのは。 ] (109) 2021/07/02(Fri) 15:38:52 |
【人】 OL 奈々……どうしましょ。 もらわなかったら一方的に怒られそうだわぁ… [ ピアス穴はあけていないので、 イヤリングを頂いてしまえば、 きちんと1回はつけて業務に挑む。 とはいっても、くれた本人が来る日だけ。 物欲もそこまでないので、 いつも何がほしい?と聞かれても 特に何もないの、なんて答えばかり。 たまに「新しい携帯にしようかと…」って 言ってしまえば、プライベートで会う時に なぜか渡される。 なぜほしいものがわかるのかはさておき、 そういうものはありがたいのでしっかり使う。 ] (110) 2021/07/02(Fri) 15:39:58 |
【人】 OL 奈々こうじゃないのよねぇ…… [ そうロッカーで呟いていると、 耳に聞こえてしまったのか、彼女の後輩が 何があったのか聞きたそうに視線を向ける。 彼女は派遣社員で、それこそ玉の輿を狙って 受付嬢一択で働きに来ている。 いろんな意味で、立場を変えられたら お互いにメリットばかりだったなぁ、と またふふっと笑ってごまかす。 アオハルを求めて、彼女の乾いた人生は 一日一日とさらに過ぎていくのだった。 そう、数奇な運命によりまた彼に会うまでは。 ] (111) 2021/07/02(Fri) 15:40:35 |
【人】 OL 奈々───303号室 お調子者?いいじゃないの。 昔はもう少しおとなしかったイメージがあるから 明るい子に成長してるみたいで 私今、すっごく安心しちゃったわ。 [ ふふふ、と彼が冗談を受け流しているのを見て 口元の笑みを締めることができなくなった。 どうしてそんなにかわいいのか。 彼女の心の中には、白羊が黒羊に変わる瞬間を 待ちわびている感情がふつふつとわきあがる。 ] あら、私もう少し高かったと思うけれど? ヨウくんまだ身長が低かったから、 覚えてないってことにしておくわぁ。 [ 少しむぅっと頬を膨らませながら、 彼女は笑って会話を続けていく。 けれど、彼の成長にしてみれば スズメの涙くらいの成長でしかない。 彼女はすでに成長が止まりかけだったのだから 致し方ないといえばそうなのだ。 ] (112) 2021/07/02(Fri) 16:15:44 |
【人】 OL 奈々ふふっ、そんなに緊張しないで? 思い出話を、聞かせてほしいだけなの。 [ 距離が縮まって、彼女の白くて陶器のような 肩から指先がさらに視界に入りやすくなった。 彼女は脚を組んで更に体を傾けただろう。 けれども、彼は視界を閉じて 昔を思い出しながら質問に答え始めた。 ] (113) 2021/07/02(Fri) 16:16:08 |
【人】 OL 奈々うん……うん、………… 本当に一目ぼれだったのね……… [ 彼の一言一言に、相槌を打ちながら 話を聞いていると、様々な感情が沸き立った。 それは慈愛のような、感謝のような、 言葉では表しにくい感情で、 彼女は彼の話を聞いて彼の人生の一部分に なっていた彼女自身のことを恨めしく思う。 なぜなら、それは高校生だった彼女だから。 ] 好きだと思っていれば、伝わる…… かわいい… でも、ヨウくんの宿題見てるとき だぁり…なーりん、熱い視線感じてたかも。 その視線の意味は分からなくて、 ただ年上でちょっと成熟しかけの女の人に 興味があったくらいなのかなって、 その時は思っていた気がするなぁ…… (114) 2021/07/02(Fri) 16:17:33 |
【人】 OL 奈々[ 過去の、小学生の彼はかわいらしくて、 学校帰りに宿題を見てあげることも多かった。 だからこそ、距離はとても近くて ひとりでしっかりとけたなら よくできました、ってご褒美に何かあげていた。 それから大人になって出会ったふたりなのだから また、関係性というのは変わっていくと 彼女は期待をしてしまい、目を開いた彼の頬に そっと手を添えて、その言葉をねだる。 ] (115) 2021/07/02(Fri) 16:18:16 |
【人】 OL 奈々お姉さんがフリーなことは、 最初に聞いてしまってるでしょう? [ 焦りが出たような気がしたけれど、 まずはゆっくりそこから教えてほしい。 彼が何を求めてここに来たのかは、 あの質問でなんとなくわかったのだし、と 頬が少し赤くなっている彼と視線を合わせて。 ]* (116) 2021/07/02(Fri) 16:19:37 |
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