王子 シールは、メモを貼った。 (a5) 2024/01/18(Thu) 14:15:41 |
【人】 騎士 エース── 街で聞いた話 ── [朝、うさぎのパイは王子は食べられただろうか。 体調を見つつ街で買い物がてら情報収集していると、 気になる話が耳に入った。 曰く、この近くに"試練の洞窟"なるものがあるらしい。 昔は成人を迎える人たちは必ずここへ赴き、暗い洞窟を一人で進み、奥の祠にある石を一つ取って来る事で、成人として認められたのだとか。 単なる暗い洞窟かと思いきや、 何かと恐ろしい経験をした者たちが多々いるらしい。 が、彼らは詳細を絶対に口にしなかった。 それは、洞窟の主がそうさせているのか、本人たちが語りたがらないからなのかは、定かでないとの事。 そして現在、 祠はあるがその習慣は廃れ、単に冒険者たちが腕試しとして挑む洞窟になっている、とかなんとか] へえ、面白いじゃないですか。 うちのシール様ももうすぐ……明日でしたっけ? 18になるんですよ。 丁度いいんじゃないですか? 腕試しに。 [話を聞かせてくれた店の男に説明してから、 王子の意見を聞いてみる] (86) 2024/01/18(Thu) 20:30:59 |
【人】 騎士 エースまあ、シール様は一人じゃなくて オマケもいますけど。 [一人では行かせる気がない。 王家に伝わる由緒正しい洞窟、とかならまだしも、 そんな得体の知れないところ。 ただ、冒険者たちが生きて帰って来ているところを見ると、 ヤバすぎる所、という訳でもなさそうだったから] (87) 2024/01/18(Thu) 20:31:07 |
【人】 騎士 エース[さて、大人な王子様は気乗りしてくれただろうか。 教えてもらった街道を歩いて目当ての洞窟に辿り着くが、 俺だけが楽しんではいないだろうか。 一見普通の洞窟だ。 暗いと聞いていたが、地面には光る石がいくつも落ちていて、そこまで視界が悪いという訳ではない。 でも、] シール様、お気を付けて。 [言われなくともおわかりと思うが、 形式的にそう声をかけて進む事小一時間……] ……どこまで続くんだ? [なかなか変わり映えしない景色に眉を顰めて、 一旦戻りましょうかと、 後ろを歩く王子に少し下がってもらった時、] (88) 2024/01/18(Thu) 20:31:57 |
【人】 騎士 エース───シール様ッ! [王子の立っている床がまるっと抜けて、 その身体が宙に浮き、落ちる─── その前に王子の手を掴んで引き寄せようとする。 でも、いつの間にか俺の足元も無くなっていて、踏ん張れず、一緒に落ちる事になる。 こんな、音もなく切り取った様に地面が無くなるなんて、魔法の類か。 そんな事を考えている間も、 二人揃ってどんどん下へ落ちていく] くっ……! [周りに掴まれそうなところも無くて、 俺は自由の効かない空中で、掴んでいた王子の手を更に握り込んで、こちらに引き寄せた] (89) 2024/01/18(Thu) 20:33:32 |
【人】 騎士 エース[その細い身体を俺の腕の中に閉じ込めて、 俺の背が下になる様な体勢に持っていく。 どこまで、どんな所に落ちるかわからない。 王子に怪我をさせる訳にはいかない。 例え俺が、死んだとしても] 俺の方が丈夫ですから。 [王子が嫌がったりすればするほど強く抱き締めて、 絶対にこのまま着地する、と決めて、 そして───、] (90) 2024/01/18(Thu) 20:35:00 |
【人】 騎士 エース……ん、……ん? [目が覚める。感覚が戻る。 腕の中には、細くてどこか柔らかい気がする、王子の身体。 背には硬い床の感触……] ……あれ、……どうしたんだっけ…… [落ちていく間に気絶したんだろうか。 でも、こんな硬い床の上にいるのに、 どこも痛くない…… それに、見上げる天井には穴なんてない] (91) 2024/01/18(Thu) 20:36:20 |
【人】 騎士 エース……やはり魔法か…… シール様。大丈夫ですか?お怪我は……? [よくわからない事は、基本的に魔法が絡んでいるんだ。 考えたって、きっとわからない。 まわりの状況よりまず、王子の状態を確認しよう。 王子は起きているだろうか。 俺の上に抱いたまま、ぽんぽんと背を叩いて反応を見る。 しかしこんな数日の間に、こんなに何回も密着する事になるとは。 ]旅を始めたあの時からは、想像すらできなかった事だ。** (92) 2024/01/18(Thu) 20:37:26 |
騎士 エースは、メモを貼った。 (a6) 2024/01/18(Thu) 20:39:34 |
【人】 王子 シール[食事の後は、腹ごなしも兼ねて街へ探索に出る。 本日の天気が良い。花街の通りは今日も咲き誇る花が そこら中にあって、眺めもいい] この街は本当に美しいな。 二日といわず、もっと滞在したいものだが…… [明日でわたしが18歳になるということは、 王城に居る双子の兄も同じように成人の年を迎える。 お年を召した父王の事を考えれば、王子であるわたしが いつまでも放浪しているわけにはいかない。 なので、のんびりもしていられず。 今はまさに、王都へ帰還の途中であった] (94) 2024/01/18(Thu) 21:58:17 |
【人】 王子 シール冒険者が腕試しで向かうとなると、 それなりの準備が必要じゃないか? [宿に戻って武装の準備が必要かとも思ったが、元は成人になる誰もが挑んだ試練なのだから、そこまで難易度は高くなさそうだ。 とはいえ、中には恐ろしい体験をした者がいると聞けば、手ぶらで向かうのは心許なくて] 奥に祠があるなら、魔術語が刻まれた石碑が あるかもしれないな。 昨日買ってもらった辞書を持って行っていいか? あと、成人の儀式なら昨日の花も身に付けたい。 こういうのは、形式が大事だからな。 [昨日は身に付けなかったが、花屋からピンは受け取っていた。 宿の部屋に戻って、まだ咲いている白い花を手に取ると ピンを取り付けて左胸の上に飾る] こうすると何だか、大人になるのだという自覚が 芽生えて来た気がするな…… [簡単に準備を済ませた後、わたしたちはピクニックへ 向かうような軽い気持ちで街の近くにある洞窟へと向かった。*] (96) 2024/01/18(Thu) 22:00:28 |
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