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【鳴】 忽那 潤もー少し、声抑えよかぁ…… ……俺の、お姫様? [ おひいさんという言葉に首を傾げる 可愛い彼女に、東京の言葉で 改めて囁いてあげる。 もし彼女が声を我慢できないと いうのであれば、 服を脱がせてしまう前に この場所から彼女を連れて 街の中へと出ていかなければいけない。 ] 美鶴さん、これから… もっと触るけど、我慢できる? * (=15) 2021/06/22(Tue) 14:38:00 |
【鳴】 文月 美鶴は、ふぅ…だ、って…… ふぁあああっ! な、に……? [ 恥ずかしくて、止めようとしている私には お構いなしに胸を触られて、 未知の感覚に思わず大きく声をあげてしまった。 くすぐったい、じゃない…ぞくっとするような 感覚に体を震わせて、ささやかな抗議を。 ] (=16) 2021/06/22(Tue) 15:16:06 |
【鳴】 文月 美鶴じゅんさん、が…… さわる、からっ! [ お姫様、と言われてようやく意味を理解した。 そんなんじゃない、とふるふる首を振って 否定して、でもそう言われるのが嬉しいのも確かで 状況も相まって何を考えてるのか 自分でもよくわからなくなっていく。 自分の思考さえわからなくなっているのに 潤さんの問いかけの意図がわかるはずもなく。 その意図は掴めないまま、正直に答えるのみ。 ] もっと……? む、むり、です…… * (=17) 2021/06/22(Tue) 15:17:22 |
【鳴】 忽那 潤だって、なんかあった? [ 可愛い抵抗に撫でる指を止められない。 少しずつ、硬さを帯びてきているのだが 彼女の声の方は収まることを知らない。 耳元で囁いていたら もっと小さな抗議があったことだろう。 それも可愛くて弄る手が止まらなくなる。 ] (=18) 2021/06/22(Tue) 20:03:01 |
【鳴】 忽那 潤触られるのあかんかぁ…… [ 彼女の弁明が聞こえ、無理、という言葉まで 耳に入れば彼は手を止めた。 うーんと考えて、彼女のことを見つめる。 ] よし、美鶴さんお出かけしよ。 [ とはいってもおめかしなんて必要なくて 荷物を持ってタクシーを呼んで乗り込んだ。 そして目指すは多分彼女が言ったことのない 愛し合うための宿場街の近く。 別に彼も慣れているとかではないけれど 彼女が声を我慢しなくていいような スペースが欲しかった。 ] (=19) 2021/06/22(Tue) 20:03:33 |
【鳴】 忽那 潤────── さーて…すごいなぁ。 [ 今回入った部屋は、 ベッドにレースのカーテンがあった。 彼女を寝かせてしまえば、 誰にも見られることはないけれど カーテンを広げて外界の視覚的情報を 減らしてしまおうとした。 押し倒して、緊張しているであろう彼女に 何度か唇を重ね、ほぐせたら良いのだけれど。 ] 好きだよ、美鶴さん。 * (=20) 2021/06/22(Tue) 20:03:50 |
【鳴】 文月 美鶴[ 潤さんは胸を触る手を止めてはくれなくて しかもどこか楽しそう。 私はさっきから恥ずかしい声をあげて 潤さんの顔をまともに見れないくらいなのに。 ようやく手が止まって、 乱れた息を整えてようとすれば見つめられて。 ] (=21) 2021/06/22(Tue) 20:54:22 |
【鳴】 文月 美鶴……どこ、に? [ 返答を貰えても貰えなくても 潤さんに連れられるままついていけば おのずと答えはわかるわけで、 何度も目をしばたたかせて、戸惑いを隠せない。 だって、こんなところ来たことないから。 ] (=22) 2021/06/22(Tue) 20:55:08 |
【鳴】 文月 美鶴 ―――――― 潤さん、私…… [ 潤さんを見上げるような体勢になって 眉を下げて不安げに声をかける。 カーテンのせいでより二人しかいないと 強く実感してしまって、 胸の鼓動がはやくなっていくのが分かった。 唇が重なっても簡単に緊張はとけてくれない。 ] 私、こういうこと、初めて、で…… 嫌じゃないけど、全然知らなくて こんな私じゃ……。 (=23) 2021/06/22(Tue) 20:55:48 |
【鳴】 文月 美鶴[ 小さい声で、それでも目を合わせることも できなくて、顔を背けて。 相手が私が未経験だと察しているかもなんて 思いもせず、面倒だとか思われないかな、って 無知から来る不安も含めて彼にこぼせば、 きゅっと自分の手を握りしめた。 ]* (=24) 2021/06/22(Tue) 20:56:59 |
【鳴】 忽那 潤[ 彼女が彼の方を見てくれなくても そんなに嫌でもなくて、寧ろ初々しさに 胸がときめきを覚えていた。 それは、多分彼が手慣れた女性たちと 付き合っていたせいかもしれないけれど がめつい人よりも、こうやって 素直に反応してくれる人が愛くるしく 思えてしまったのである。 ] (=25) 2021/06/22(Tue) 22:47:11 |
【鳴】 忽那 潤俺のこと、もっと知ってもらう場所? [ なんて言って、タクシーの中で 彼女と手を握り指を絡めていた。 これから、結婚まで視野に入れている人だから 彼としてももっと全部を知って欲しくて。 だから、到着して戸惑いを隠せない彼女が ひどく可愛いなと思ってしまった。 大丈夫、と彼女に声をかけて 部屋まで行けば彼女は少しでも驚いてくれたか。 ] (=26) 2021/06/22(Tue) 22:47:44 |
【鳴】 忽那 潤────── ん?……… [ 唇が離れてから聞こえる彼女の本音。 黙って聞いていたけれど、 死ぬほど可愛いなと襲いそうになった。 よく抑えた理性。 よく耐えたなお前、と褒めなければ。 彼は口元を押さえて、 うんうん、とニヤつきを隠すように 軽く頷きを見せた。 ] (=27) 2021/06/22(Tue) 22:48:12 |
【鳴】 忽那 潤かわええおひいさん。 初めてなら朝が来る前に、 ぐっすり眠れるように 沢山可愛がってあげる。 ……だから、俺のことを見て? [ よしよし、と口元を押さえていた手で 彼女の髪を撫でれば、了承を待ち 初めてならば下手なことをするまいと 服を脱ぐことをうながしてみようか。 ]* (=28) 2021/06/22(Tue) 22:48:45 |
【鳴】 文月 美鶴[ タクシーの中で指を絡めるように 手を握ってもらって 温かさに少しだけ落ち着いた気がして。 部屋につけば、レースのカーテンがついた ベッドが目に入ってきて、 目を丸くして、言葉を失っていたと思う。 ] (=29) 2021/06/22(Tue) 23:40:10 |
【鳴】 文月 美鶴 ――――― [ 潤さんは黙って聞いてくれた。 私はずっと横を向いて彼の方を見れずにいたから どんな表情だったのかは知る由もないけれど。 髪を撫でられて、潤さんの方を見ても やっぱり恥ずかしくて視線はどこか定まらない。 ] (=30) 2021/06/22(Tue) 23:40:55 |
【鳴】 文月 美鶴可愛がるって…いたく、ない? それに、見られるの、恥ずかしいです…… …………小さい、し……。 [ 服を脱ぐのはどうしても躊躇いが出てしまう。 女性的なスタイルの良さなんて持っていないし 男の人が好きそうな体型じゃないなんて 自分でもわかり切ってる。 がっかりしてしまうだろうな、なんて 考えてしまうのは私にとって自然なことで。 下着だって飾りが少ない可愛さから程遠いもので それも見られるって思ったら余計に恥ずかしい。 折角優しく促してくれているのに それを無下にするように、照明の方を見ながら 脱ぐのを拒んでいた。 ]* (=31) 2021/06/22(Tue) 23:42:53 |
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