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【人】 宮野 利光おや、可憐な女子だと思うたら まれではないか。 [ 岩場に腰を掛けて、けらけらと笑います。 湯船に浸けた足でちゃぷん、と音を立てました。 小さな滴が水面を騒めかせます。 ] 先程からずっと、あの男の背後に居て、 まれのことを見ていたというのに、 ちっとも気付いてくれぬものだから、 まれに瓜二つの娘かと思うていたのだ。 [ くつくつと喉を鳴らして、手で湯を掬って、 ぴしゃ、とまれの顔に向かってかけてやりました。] (11) 2020/09/06(Sun) 1:08:56 |
【秘】 宮野 利光 → 六鹿 稀[ にやりと笑いながらそっと、身体を動かして。 着物からうでをするりと抜けば、 己の肩から腰までは露わになりました。 そのまま、湯船に肩まで浸かっている 彼女に身をぐいと寄せて。 結えていない髪が、湯船を泳いでいます。 流れるようなそれをひとすじ梳いて、 丁寧に耳にかけましょう。 そうして顔を耳元に寄せて、そっと。 ] [ と告げて、またにっこりと笑んで。 ]* (-44) 2020/09/06(Sun) 1:12:55 |
【人】 六鹿 稀そ、れは…!いらっしゃるなんて、 思わなくて、……っ、 きゃっ……! [ 弁明をしていると、その人はいたずらをするように 彼女にお湯をかけてきた。 とっさのことで、目をキュッと瞑ってしまい、 手は自分の顔の前でお湯を避けるように いつのまにか動いていた。 ] 酷いです……! わざとではないのにぃ…… [ むぅ、っとその人を見れば頬を膨らませ 彼女は軽く腕を組むのだった。 ] (12) 2020/09/06(Sun) 5:47:30 |
【秘】 六鹿 稀 → 宮野 利光ま、ぁ……とても、無駄のないお体…… [ あまり目にすることのないその人の体。 不意に露わになれば、彼女は口に手を添えて、 ため息を漏らしただろうか。 ぴくっと、髪を耳にかけられると反応し、 瞳が垂れそうになれば、 それは寸止めにも近いようなもので、 それ以上触られることはなかった。 ] 賢斗さんが、…!っ………… [ 口づけも、何もなく、 彼女は脱衣所に通じる扉が 開いた音を確かに聞いた。 背徳的とは、こういうことなのかと、 密かに思いながら、おかえりなさい、と 彼に声をかけることだろう。 ]* (-45) 2020/09/06(Sun) 5:52:54 |
【人】 六鹿 賢斗[ マットを探すのに、少し時間がかかったけれど、 無事に戻ってきた僕は、 稀の表情に違和感を覚えた。 だって、ひとりなのにほっぺた膨らませてる。 可愛いけれど、 誰にかに向けているような気がして。 気にしなかったといえば嘘になる。 僕の稀の表情は、僕のモヤを大きくする。 マットと桶を露天風呂に持っていけば、 どうしたの、と声をかけるだろう。 ] 髪伸びた?すごく可愛いよ。 [ ちゅっと彼女の髪に口づけを落としてみた。 そのまま、どうしてみたい?なんて、 聞いたんだっけ。 ]* (13) 2020/09/06(Sun) 22:10:24 |
【人】 宮野 利光[ 亭主の戻りを知らせる、扉の開閉音が 聞こえます。 当たり前のようにはっとそちらを向いて おかえりなさいと声を掛けるまれを目にして わかってはいたのにどんと鉛のような重さが 胸にのしかかりました。 彼女は己のことをどのように思うているのだろう、 と馬鹿馬鹿しい疑念がふと過れば、 さらに仄暗い気持ちが腹の底から湧き上がるのを 止められずに。 ] (14) 2020/09/07(Mon) 10:32:02 |
【人】 宮野 利光[ 所詮己は形亡き者、彼女を好いたとて どうにもならぬことくらい理解して居りますし 彼女とて、真に愛して居るのは その男なのでしょう。 …ならば、何故、 何故彼女は夫と俺と 二人に愛されたいなどと… 平安の時代から、女子の心は 得心出来ぬものというのが 常識であるようですが、まさにその通り… ] (15) 2020/09/07(Mon) 10:33:45 |
【人】 宮野 利光[ ぶるりとひとつ頭を振って。 また元のように岩場に腰をかけて。 にこにこと笑う仮面を被って 彼女を見ていることでしょう。 瞬きすら惜しむように、じっと。 * (17) 2020/09/07(Mon) 10:40:19 |
【人】 六鹿 稀んっ、おかえりなさい……! 少し伸びたかもしれないかな? [ 戻ってきた彼が少し濡れた髪をすくって 口づけを落とせば、体を彼の方に近づけ、 少し頬を赤らめながら、顔を近づける。 彼の持ってきたマットを見ると、 少しだけ心が躍る。 誰も見ていないけれど、 自然は彼女たちの情事を見ているし、 その人も、それらに紛れて 今日は彼女を見つめているから。 ] もっと、ご奉仕させて……? [ マットに座った彼に覆いかぶさるために 風呂から上がれば、濡れた体を むぎゅうっと彼に押し付ける。 胸の谷間が鼻に行くように、 優しく、やさしく。 ]* (18) 2020/09/07(Mon) 12:14:55 |
【赤】 六鹿 稀稀、賢斗さんのことが…… 好き、過ぎて……っ、ぁ……! 賢斗さんなし、なんて……ひ、ぅ…… [ 考えられない。 彼の熱が感じられ、彼の吐息を感じれば、 軽くイってしまい、ふるふると 彼女の肩は震えてしまっていた。 彼女は彼が好きすぎる。 メンヘラに近いものがあったかもしれない。 だから、彼の一緒に暮らすかという問いは、 彼女がある意味望んでいたこと。 求めたがりだから、離れているときは 1人で彼の名前を呼びながら 慰めているほど。 ] くらした、ぃ………だ、め…?* (*60) 2020/09/07(Mon) 12:23:23 |
【人】 六鹿 賢斗 ん、綺麗だよ。僕は好き。 [ 彼女が顔を近づけてくれば、 軽く唇を重ねたことだろう。 欲しがっているのなら、してあげないと、 稀が拗ねてしまうからね。 近くに敷いたマットに腰を下ろせば、 おいで、と腕を広げてみる。 彼女は腰を上げて濡れた体を 優しく押し付けるために膝たちになった。 ] は、っ…………きもち…… [ 谷間に唇が触れれば、ちぅっと吸い付いて しっかりと痕をつけていく。 1ヶ所じゃ物足りないから、3ヶ所くらい。 満足したら、彼女が上になれるように 寝転がって、押し付けられたままあとは 彼女にまかせてみる。 ]* (19) 2020/09/07(Mon) 12:46:47 |
【赤】 六鹿 賢斗 僕も、稀以外考えられないよ。 ……また、しっかり話をしようね? [ トライアル同棲生活。 なんていい響きかな。 でも今は、目の前の稀以外 考えてる余裕なんてなかった。 彼女の腰を優しく支えて、 彼女の息が整わないうちに ゆっくりと腰を動かし始める。 まとわりつくこの感覚は、 普段なら味わうことができない。 稀が、嫌がらない子で良かったと 心底思ったのはこのときだっただろうね。 ] 稀、そんなに締め付けちゃ… 離れられないよ?* (*61) 2020/09/07(Mon) 13:37:18 |
【赤】 六鹿 稀 ん、っ………… だぁめ……稀が、ご奉仕するの…! [ 胸に吸いつかれると、そっと彼の頭を撫でた。 強請っているのに、聞いてもらえないのかと 思ってしまった彼女は、 小さく声を上げるのだった。 しかし、彼はそんな意思がなかったようで、 彼を押し倒すような形になれば、 稀は体を少し下ろして、彼の胸元に 口づけを落としていき、 お返しに、と腹部に彼女が痕をつけていく ] なんだか、こんなに痕つけるの 久しぶりだわ……素敵………… [ 赤くなってきた痕をなぞりながら、 彼女は体を起こし、彼の腰に跨って、 水着と水着を擦り合わせていく。 ゆっくりと体全体を前後に動かして 熱を持ち始めている彼の肉塊を 感じることができ、彼女も悦に浸る ]* (*62) 2020/09/07(Mon) 14:21:16 |
【赤】 六鹿 稀 んん、っ……!!ひ、ぁ……んぁ! けんとさ、っ……そんな、はげし、ぃ……! [ 彼の熱が、彼女の中を侵していく。 彼女は顔を横に向けて、瞳を閉じながら 彼の動きに声を上げてしまう。 激しいのに、荒々しくない。 そんな彼の動きに、彼女はきゅんと キツく彼を離せなくなった。 ] はなれちゃ、だめなの…… けんとさんと、ひとつに……ぁっ、ひぅ…! [ ふるりと震え、彼女はまた果てていく。 彼女の下に反っていた腰が少し丸くなって、 ぴくっ、びく、っと顕著に見えてきた。 彼は、流石にまだ果てることはないだろうが、 もし果てるときは、彼の顔を見ていたい。 彼女はそう思いながら、彼の名前を小さく呼ぶ。 ]* (*63) 2020/09/07(Mon) 15:19:47 |
【人】 六鹿 稀 −ある日の話− [ 偶に、若い仲居達と一緒に温泉に入ることがある。 女性同士だから、といろんな話題が飛び交う。 体の話、客の話、性の話。 3:4:3くらいの割合ではあるのだけれど、 ひとつひとつが濃い。 ] 『女将って、どうしてそんなに柔らかいの?』 え、あっ……お風呂上がり、…賢斗さんに、 ボディクリーム塗ってもらうくらいよ……? 「えー!嘘!羨ましい!」 あら……貴方は、旦那さんがいたはずじゃ…… 「こんなところにいるってことは?」 …………うまくいかないの? 「そうなのそうなの。仮初みたいなもの。 書類上だから、あたしがどこで働いていても興味なし」 (20) 2020/09/07(Mon) 15:30:37 |
【赤】 宮野 利光[ ちり、ちり、と 腑の中に燻る、艶羨の 燈 淫らに重なり合う二人は夢中のよう。 口元には笑みを絶やさぬまま けれど目つきは幾分鋭くなっているのが 自分でも分かります。 こちらに目をやる彼女と視線が合うたなら その胸元に咲いた紅い 花 を触れられぬ距離でそっと指差して そのまま己の手の甲から人差し指に 唇を這わせて がり、と歯を立てましょう ] (*64) 2020/09/07(Mon) 15:38:39 |
【赤】 宮野 利光[ ぎらりとした目で見つめながら 上がる口角は何を待つのでしょう。 じんわりと滲む己の血を 見せつけるようにぺろりと舐め取って くつくつとまた喉を鳴らして 彼女を見ていましょうか。 ざぁと時折強く吹く風が、 露天に植えられた木々を揺すって まるで囃し立てるように鳴きました。 ]* (*65) 2020/09/07(Mon) 15:41:30 |
【人】 六鹿 稀 『でもそういうのも大変よね。あたしは興味ないけど』 「ま、別に旦那も別の女いるみたいだし?」 恋愛結婚だったの? 「親同士のあれ。……そんなのでうまくいくわけない」 [ その言葉は、稀の心にちくりと刺さった。 稀も、賢斗も、その道を辿る予定だったから。 だから、今のこの生活は幸せでしかない。 あのとき、告白してくれた彼。 優しくはじめての稀を受け入れてくれた彼。 そして、プロポーズをしてくれた彼。 稀の頭はいつも賢斗で埋め尽くされている。 ] なら、私は……本当に幸せものなのね。……* (21) 2020/09/07(Mon) 15:56:07 |
【赤】 六鹿 賢斗稀は、痕つけるのもつけられるのも、 好きだったねぇ…… [ ふふっと笑いながら、彼女の髪を 片方にまとめてみた。 体ごと動く彼女はとても艶めいていて、 下から眺めるのも、とってもいい。 ] 稀、可愛い顔してる。 ……もっと見せてよ、その顔。 [ なんだか、彼女は眉間にシワを寄せたような。 でも、一瞬のことだったから、 イってしまったのかな、なんて軽く考えていた。 段々と、僕も熱持ってきて、 稀にもっと、とお願いをしたことだろう。 ]* (*66) 2020/09/07(Mon) 16:01:44 |
【赤】 六鹿 稀 ふふふっ…賢斗さん、熱いわ…… っ……! だめ………… [ 何が、とは言えないけれど、 その人の行動が目に映れば、 眉間なかシワが寄ったことだろう。 彼女は、我慢ならず彼の足の間に入り込んで、 正座のような体勢になり、彼の水着をずらせば、 ちゅぅっと先端に吸い付いた。 ] まれの、すきなもの………… まれが、大きくするの。…ね? [ 彼女は、指先でソレに触れれば、 唾液を垂らして潤滑油とした。 口に含むかと思いきや、 水着によって作られた谷間で するりと熱を捉えるのであった。 それはどこか彼がつけた痕を隠すかのような。 ] 賢斗さん、……好き?* (*67) 2020/09/07(Mon) 16:11:53 |
【赤】 宮野 利光[ きゅうと寄せられた眉は、 それは己に向けられた物 奥底に吹き荒れる黒い嵐を どうにか抑え込むように 含み笑いを喉で鳴らせばまた指を ゆっくりと舐め上げて。 胸元の紅い印を隠すように動く彼女と その豊かな谷間で捉えられた 男の物を少し冷やかに見下ろしました。 ] (*68) 2020/09/07(Mon) 17:47:44 |
【赤】 宮野 利光[ ざわと騒めく木々の揺れに 動きを合わせるようにそっと動いて 彼女の背中に音も無く近づいて。 夫を愛して止まぬ彼女を 愛されていると信じて疑わぬ男 と愛する資格さえ無い己 とで挟むように屈んで。 その白く薄い背中に指を伝わせました。 少し窪んでなだらかな曲線を描く背骨に沿って 上から下へと、触れるか否かという 繊細な距離で、そっと。 ]* (*69) 2020/09/07(Mon) 17:54:06 |
【赤】 六鹿 賢斗ん……好きだよ、稀。 [ 稀が、僕に隠れて覚えたこと。 すごく柔らかい彼女の胸を使う奉仕。 僕と離れて暮らしていた頃に、 検索してわざわざ覚えてくれたらしい。 中の気持ちよさもさることながら、 この胸の谷間は異常に気持ちがいい。 ] もっと、出来るよね? [ 笑みを見せながら、少しなびく風を 感じ、彼女に寒くないか、 なんて聞いたような。 ]* (*70) 2020/09/07(Mon) 18:02:57 |
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