【人】 空閑 千秋─売店前にて─ [かけられた声に目を、ぱちり。>>34 周りには今私しかいなかったものだから 男性の声は此方にかけられたものだろう。 黒革の首輪をしたまま、振り返る。 此方は生憎勉強ばかりが得意な身で 仕事柄情報を詰める事が得意な方で。 その声に、姿に。 今この場所に似つかわしく無い記憶がふわりと過ぎる。 一度きり、人々行き交う駅の中。 仕事に疲れたそんな時のことが頭をよぎって……。] ……ミント飴……? [ぽつり。そんな言葉を落とした後。 彼に近づいていってみる。 あれ切り会ってはいないからか 日常に強く結びつくとは思わないまま、 彼の前に立つと袋の中身を軽く掲げた。] (37) 2020/08/14(Fri) 20:25:17 |
【人】 空閑 千秋ふふ、一人酒は先ほどラウンジで。 このお酒は、お供えに使おうかと思います。 ……ここにはね、 優しい幽霊さんがいるんですよ。 [なんて微笑みながら告げて、袋を下ろして 彼をまっすぐに見てみよう。 あのときの悩みは知らないけれど 大事な人とはどうなったろうか。 …この場所にいることと。 消えた指輪が答えなのかと微かに目を細め。] ……貴方は? [一人酒? それとも? 少なくとも今は一人に見えるその姿に、 ほんの少し、身を近づけた。]* (38) 2020/08/14(Fri) 20:25:35 |
【人】 舞戸 黎哉──どこか── 知り合い? ふぅん、そんなもん? [別に見られても構わないけど?というのは男の事情。普通は見られるのは嫌なものなのだろう。 それはきっと本当の自分といつもの自分に乖離があるのだろう。] 好きじゃないやつがここいにいるか? [腕を引かれれば抵抗はしない。 どこへ連れて行くつもりなのかはわからないまま。*] (39) 2020/08/14(Fri) 20:57:02 |
【秘】 空閑 千秋 → 宮野忠左衛門利光中国の、言い伝えですよね。 貞淑でなければ生涯連れ添った夫に 彼岸で共になれない。 妻に操を立てなければ 彼岸で背負いきれない女人の相手を。 ……本当に、そうならば。 望まぬ相手に奪われた娘は、可哀想ですね。 [事件を多く知っている。 人間の汚い部分もたくさん見ているし そうしなければ生活できなかった事案すらある。 だからそんな言い伝え、信じてはいない。 信じてはいないけれど、 処女が重いとはそういう事も含めてだろう。 責任が重い。そして、なにより。 二十代も半ばを超えた処女の自分は より重く思われて仕方がないのだと。 ほんの少し、目蓋を伏せた。 けれど、それも睦言のほんの少しの合間。 頭を撫でてくれる手が心地良くて。 優しく深く交わる口付けに心が震えて。 特に上顎を舌先が掠めたときには ぞくぞくと、ただの口付けであるはずなのに 頭も指先も痺れるような甘さを感じて。] (-45) 2020/08/14(Fri) 21:05:09 |
【秘】 空閑 千秋 → 宮野忠左衛門利光はっ、……ン、ふ……ん、アッ…。 [ひく、と白い喉が反ってしまう。 彼の指に従って自在に変えられてしまう胸の形。 けれどそこに触れてくれるだけで嬉しくて 胸が一杯になる心地がする。 それでも、彼が臍へと唇を寄せれば そんなところまで、と、身をよじると共に ぐうと下腹を凹ませていた。 そして手に感じた、熱。] (-46) 2020/08/14(Fri) 21:05:35 |
【秘】 空閑 千秋 → 宮野忠左衛門利光……女として見てくれる、貴方が良い。 泣きながら一人で過去を断ち切ろうとした 私の涙を拭って受け止めてくれた、貴方が。 ……宮野、利光、さん。 [問われる言葉に返す言葉は、 きっと彼の想像した答えに遠くない。 彼を呼び止める前から心は決まっていた。 日常に戻る前に、枷を断ち切ってしまうことを。 けれどそこに居たから声をかけた。 涙を拭ってくれたから甘えてしまった。 触れて、口付けて、私の形を取り戻してくれたから。 ……最後まで、と望んでしまった。 一人で張子を突き入れるより、 貴方の形を得られるならと。けど。 困ったような笑顔には此方は諦めたように笑った。 熱を持っていても、迷惑だろう。 無理を言って申し訳なかった。 そう、手を引こうとしたのに、だ。] (-47) 2020/08/14(Fri) 21:05:59 |
【秘】 空閑 千秋 → 宮野忠左衛門利光………え? [三途の川。その話を改めて耳にして それは、そういう事なのだろうかと目を瞠る。 彼が生前、女の経験がないようには思えない、 そんな触れ方をしていたから 寧ろ、背負うのは自分だけではないのではないか、とか そんなのは申し訳ない、とか。 つい後ろ向きな気持ちが頭をもたげてしまう。 けれど、それでもだ。 驚いて瞠った目から、ほろり、と 滴がこぼれ落ちていく。 そしてそっとその涙を拭いながら。] (-48) 2020/08/14(Fri) 21:06:21 |
【秘】 空閑 千秋 → 宮野忠左衛門利光有難う御座います、利光さん。 …もし一人で迷う事があるならば、その時は。 [結局、私はその後も何度も迷い続ける。 この旅館に三度も足を運んでいるのがその証拠。 この後何人と肌を重ねることになるのか。 いまは、それは知らないことだけれど。 彼の負担にならないのならば願おうと思う。 母を抱いた、ふしだらで男になりきれぬ女だ。 女だからこそ、女でありたくて。 彼に抱かれたいと、笑みを浮かべて哀願する。 ……男にも女にもなりきれぬままでは嫌だと。 きちんと、女の形にしてほしいと。] (-49) 2020/08/14(Fri) 21:07:07 |
【秘】 空閑 千秋 → 宮野忠左衛門利光え、……きゃうっ!? んあっ、や、そんなところまで….あっ、アアっ!!! [脚の合間に顔を埋められ、 既に潤っていたそこに濡れた舌先が触れて 驚きの声を上げてしまう。 花芯を弄ばれれば敏感なそこのこと、 背を弓形に反らして敷布を握りしめ皺を刻んでしまう。 まだ薄皮に守られていたそこは直ぐにふっくらと熟れて グニグニと弄ばれればたまらず膝頭を寄せて 太腿で彼のことを挟み込んでしまっただろう。 ぬる、と。舌先がひだの奥へと入り込む感覚に 白い首筋をそらして、ふる、と。 そんな場所まで自分が舐められている事が どうにも背徳的で、申し訳なくて。] (-50) 2020/08/14(Fri) 21:07:38 |
【秘】 空閑 千秋 → 宮野忠左衛門利光は、ぁ、………んんんんっ!!! [暴力的とも思える快楽の前に屈して。 彼の髪を乱してしまうように両手を頭に添える。 けれど指先に力も入らず、ただただ喘いでは 物欲しげにひくひくと花弁を震わせてしまっていた。 とろり、とろり、溢れてくる愛蜜。 普段なら感じない場所に感じる吐息、熱、そして。] 利、光、さ………あああっ!! [いやいや、と。涙をほろほろこぼしながら 駄々を捏ねるように首を左右に振ったのは 今はこのまま果てたくなかったから。 女の形にして欲しかったから。 けれど、意図伝わらずそのまま続けられたなら 一度気をやり甘く高い声を響かせてしまうだろう。 もし止めてくれたなら、荒く呼吸をしながらも 彼の熱をせがんで、また手を伸ばし その熱を育てるために撫でさするはず。]* (-51) 2020/08/14(Fri) 21:08:06 |
【人】 和宮 玲──過去の話・可愛いかしら? [>>21寝起きに怒るか…… そんな話を聞けていたら 少し悪戯でもしてあげたくなるけれど そんな状況は共に朝目覚めるでもなければ起こり得ないか。] ……その意外性は 好きな理由になるのかしら? [耳を手で作ったのは 分かりやすくなると思ってやったのだけど 彼に可愛いと思われていれば やはり少し恥ずかしいか。] 走ってるダチョウに? ふふ、それは 自動車の前に立ち塞がるようなものではなくて? [ダチョウの目玉焼きの話が聞けたなら 4人で食べる量だなんて、そんな大きいの? なんてびっくりしてしまうだろう。 それも卒業旅行の学生4人で丁度いい量だから。]* (41) 2020/08/14(Fri) 21:21:14 |
【赤】 美雲居 月子[ 腿にかすかにぴり、とした痛みが走り、 ああそこに花が咲いたのだと言うことは わかるのだけれど。 口内で彼のものを可愛がっていれば、 それの質量と硬さが増すから、 嬉しくなってしまう。 と、同時に蜜壺に奥まで差し込まれた二本の 指が中を擦れば快感にびくびくと震えた。] んアぁぅッ!! [ びり、と痺れて何かが足先から 迫りくるのがわかる。] (*38) 2020/08/14(Fri) 21:25:04 |
【赤】 美雲居 月子[ ハンデをあげよう、なんて言いながらも 止まることのない手の上では、 なにひとつうまくできそうになくて。 一旦こと襲い来る波をどうにか凪に 落ち着かせることができれば、 勝率もあがるというのに。 ぶんぶんと首を振ってはみるものの、 手はなんとか、その箱に伸ばして。 そのうちの一つを指で掴む。 震える膝をなんとか立て、 歯で噛んでびり、とやぶった。 口に加えて舌先でスキンの先端を 抑え、そのまま飲み込むように装着する。 るろ、と舐めあげて、なんとか つけ終われば。体を震わせて、 また、彼の方を見た。] (*39) 2020/08/14(Fri) 21:25:26 |
【赤】 美雲居 月子つけッた、ッ つけ、たからぁっ! あっゃ、も、だめ、あかッん、 ま、って止まって、だめだめ、だめ、 おねが、お願いやからぁ、ッ [ 腹が折れるように跳ねる。 絶頂が上背にまで登ってくる。 ああ、もう、だめ、と 喉を反り、目をきゅっと瞑って。]* (*40) 2020/08/14(Fri) 21:25:40 |
【秘】 空閑 千秋 → 舞戸 黎哉……何のことでしょう? [浴衣の内、胸の谷間奥へと隠したそれ。 上手く脱げれば気づかれずに済むとは思う。 気づかれてしまっても良いかもしれないけれど 隠した手前、なんだかいけないことのような気がして。 ふふ、と笑いながら誤魔化した。 首に薄ら残る痕には気付かずに。 ただ素直に打ち明ける心境になれなかったのは 隠してしまった、後ろめたい、 そんな気持ちが透けていると思えたからこそ。]* (-52) 2020/08/14(Fri) 21:27:18 |
【人】 空閑 千秋……ほら、わたし。 前は女性として、扱われなかったと言ったでしょう。 [それで彼女に慰めてもらったのだ。 女性の部分を愛でてもらって、 少しでも破瓜の時に苦痛のないようにと。 そしてお返しにわたしも彼女の女の部分を愛で返した。 そんな、艶めいた記憶とともに蘇る劣等感。] …男の人を誘って見たの。 でも、周りに人が増えて、 可愛らしい人も綺麗な人も。 だからきっとまた選ばれないかもしれないって、 人が増えてきて怖くなって……。 [ここは、一人の人とだけ肌を重ねる場所じゃない。 そう、知ってはいるけども。] (44) 2020/08/14(Fri) 21:35:55 |
【人】 空閑 千秋…あの時もう、声をかけられなくても 逃げ出したくなってたの。 だから和宮さんのせいじゃないわ。 ごめん、ね? [ただ私が選ばれない事に怯えただけだと、 深く、頭を下げたのだった。]* (45) 2020/08/14(Fri) 21:36:11 |
【人】 舞戸 黎哉──どこか── 婚約者、ね。 普通は「奥様」とか言うところじゃないか? [確かに薬指に結婚指輪はない。 だが、それを言うなら婚約指輪だってしていない。] ま、そういうのは居ないな。 [今は。 もう少し経てばそれこそ「奥様」を迎えることになるのだけど。] ここは初めてだよ、ここは。 [パーティやらクルーズやらに参加したことはあるけど。*] (46) 2020/08/14(Fri) 21:45:02 |
【秘】 舞戸 黎哉 → 空閑 千秋ま、そういうことにしておこう。 [誰だって隠したいものの一つや二つはある。 本心だったり、本音だったり、本性だったり。] (-53) 2020/08/14(Fri) 21:45:19 |
【赤】 卯月 侑紗 ー 向日葵 ー [止めない、という宣告は 救いでしょうか、それとも。 正直に救いを求めて、腿をさらに引き寄せると 彼の指が殊更にゆっくりと中へと押し入って 肉壁を探り始めました。 1本潜っただけだというのに ぐっと内臓を押し上げる圧迫感に きつく眉根が寄ってしまう。 その指が、膣壁を探るように蠢くのが嫌で 私はまたきつく瑛史さんの背中にしがみついて 合わせた唇の間でふうふう、と息を吐きました。] ……んん、う……ッふ、う…… [一本から、二本へ指が増やされて 更に秘部への蹂躙が激しくなった頃……] (*41) 2020/08/14(Fri) 21:47:49 |
【赤】 卯月 侑紗……あッ!! [ぐり、と腹側を抉られて 思わず大きな声が出てしまいました。 びりびり、爪先から震えるような なんか、すごいのが……体を走り抜けていって。 これが、「気持ちがいい」? こんなものに、身を任せていいんでしょうか? 問いかける言葉も形にならずに あ、あ、と母音だけがみっともなく漏れていく。 とめてほしい。 一旦、正気に戻らせて欲しい。 瑛史さんの肩を掴んで、声なく強請っても 膣を押し開く指は相変わらず ずんずんと攻め立てるのをやめてくれなくて。] (*42) 2020/08/14(Fri) 21:48:17 |
【赤】 卯月 侑紗うっ、うっ、ぐっ!んん…んんッ……!! [くる。ほら、すぐ、そこに。] あっ、あっ、あっ、まっ…て……まって……! [目も開けられない。身体が突っ張って、 食い締めた指を、ぎゅうっ、と引き絞って] (*43) 2020/08/14(Fri) 21:48:47 |
【赤】 卯月 侑紗…………〜〜ッッ!!!! [すっごいのが、頭から爪先までを ぴしゃん、と雷みたいに駆け抜けて、 身体に勝手に力が入って…… その一瞬、私の視界は白く染って もう何も考えられないまま 私は腕の中の恋人を、 ただただ強く掻き抱いたのです。] (*44) 2020/08/14(Fri) 21:49:13 |
【赤】 卯月 侑紗[恐ろしい波に飲まれてしばらくは 私は何も動けず……息すら忘れていたでしょうか。 あれは、こわい。 自分に何が起きたのかもわからず 私は瑛史さんの胸元に顔を埋めて 荒く息をついたまま、 はらはらと涙を零しておりました。 だけれど、もし───── 瑛史さんが体を離してしまうなら つい、自由の効かぬ体に代わって 視線だけでもと追い掛けるでしょう。] (*45) 2020/08/14(Fri) 21:49:34 |
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