【神】 元弓道 マユミただ連絡を静かに見下ろし、暫くした後。 『梢』 『無理して来ないでね、ではなく』 『来ては駄目ですよ』 『栗栖も、行ってどうするんです?』 文字を入力、送信する本人は酷く凪いでいて、特に荒れた様子も冷めた様子もないのだが。 装飾も柔らかな言葉遣いも何もないメッセージは、ともすれば冷ややかに思われるかもしれない。 (G9) 2022/07/08(Fri) 7:47:17 |
【神】 元弓道 マユミ『遺体を少しでも動かしたら後で警察の人に沢山話を聞かれます』 『警察に連絡をしましょう。もう肝試しは終わりです。何があっても切り上げるのです』 てしてし。指の動きは冷静に。 『周囲に他の方もいますか?居た場合動けそうですか?』 『居るなら明日香や裏道がいる教室に連れて帰って待機させたほうがいいと思いますよ』 『大人の手を煩わせるといけませんし、 きっと後々面倒になりますから』 黙々淡々と文章が送信されていった。 (G10) 2022/07/08(Fri) 7:48:53 |
ネコジマは、タオルの写真を送信してから、既読をつけていない。 (a43) 2022/07/08(Fri) 7:57:34 |
【人】 元弓道 マユミ「栗栖!栗栖!どうしたらいいのですか!貴方は分かりますか?」 「苦しそうです、せめて床に寝かせた方がいいと思うのです」 「×××。泣いている暇があるなら動……、……いえ、拙がやります。無理する必要はありません。こう言う時は動ける人が動くべきです。拙はやれます」 「何故ですか?拙はただ、××が苦しそうだったから寝かせただけです」 「それすらも駄目ですか?拙が××に何かしたとか、証拠を隠そうとしたとか、犯人に見えるのですか?」 「顧問や××と何かあったか?拙は何もしていません」 「皆が困るかもしれない事は、何も」 「………………」 残響が脳髄を掻き毟る。 酷く冷めた息が、唇の隙間から零れ落ちた。 (39) 2022/07/08(Fri) 8:20:30 |
【神】 陽葉 シロマ『そうなんだね、わかった』 簡素な文字列を送信する。 装飾をつけても、きっと今は意味がない。 暫くの間。 『電話、繋がらない』 『何か変だ』 『交番まで直接行った方が早いかも』 (G11) 2022/07/08(Fri) 9:49:14 |
【人】 友達 ネコジマ【屋根裏】 >>a30 猫がどこかへ行ってしまってから、 気まぐれで探索しようと思うくらいにはここには物があって。 そんな中、布に包まれた板を見つけた。 長い辺が身長よりも大きい四角形。 「…鏡?」 ただの板にしては重いそれを、慎重に床に置いて。 布を広げれば、想像した通りのものがそこにあった。 きっと踊り場あたりから外されて、 こんな所に仕舞い込まれていたんだろう。 鏡を覗きこむ猫島は、あの日の猫島。 「は? …………いや、ねぇでしょ」 目をこすったりしてみるけれど、 錯覚とかそういう類のものではない。 それでも、月が眩しいからだとか、そんなふうに理由をつけて、 月明りが直接当たらない場所に追いやったりだなんてして。 「……ああ、そういう」 そうしたら、鏡の中には今の猫島がいた。 納得したように呟いてはみたけれど、 べつになんにもわかっちゃいない。 (41) 2022/07/08(Fri) 10:26:04 |
ネコジマは、「いやどういうのすか」 自分でツッコミを入れた。 (a44) 2022/07/08(Fri) 10:26:14 |
【人】 陽葉 シロマ>>【???】 永瀬の助言を受け、来家と司馬の前に片膝をつく。少女の方へ、先程の様に手を差し出して。 その表情は、きっといつも通りに見える。 「立てる? まずは、明日香達の方に戻ろう」 きっと自発的に動く余裕は無いだろう、そう考えたから。 少年の方にも、「どうかな」と小さく尋ねた。 (42) 2022/07/08(Fri) 10:45:56 |
【秘】 奔放 クリス → 元弓道 マユミ『だから悪魔でいて貰いたいんだろう?』 空想の生き物。それが現実に成り下がったとき。 それでもそれを掴めない時。身近にいるのに、それが何も分からない者。 そんな物語。 相馬栗栖は、一人笑った。 『言えよ』 (-50) 2022/07/08(Fri) 11:13:04 |
【秘】 奔放 クリス → 友達 ネコジマその笑顔を。 尊ぶこともなく。 切り捨てた。 「気持ち悪いな、その顔」 「後押しでも欲しかったの?」 「じゃあ」 「そう言えよ」 それしかない奴の言葉なんか、面白くない。 「それとも」 「こういって欲しかったの?」 「なにをどうやったって」 「結局どうにもならないって」 猫は好きだ。 (-51) 2022/07/08(Fri) 11:24:45 |
ユメカワは、流れていくメッセージをぼんやりと眺めている。 (a45) 2022/07/08(Fri) 12:13:54 |
【独】 かれがれ ユメカワ液晶をぼんやりと眺めて、淡々と流れていくメッセージに目を通す。 ここで誰がどう動いたっていい。もう手遅れなのだから。 もう、このままでは『皆でずっと一緒』は叶わない。 皆の間にその事が確からしいと広まってしまえば、それで良くて。 ──液晶に映った自分の姿。 額に頬に、つう、と血が伝った気がして、反射的にそれを拭う。 触れた手に、ぬるつく赤が付く事はない。 (-55) 2022/07/08(Fri) 12:15:09 |
ユメカワは、頬の辺りを何度か擦った。 (a46) 2022/07/08(Fri) 12:15:17 |
【置】 いつかの ユメカワ────追想。 「──どうしたの、麻弓ちゃん」 たまたま、友達に忘れ物を届けに行った日の事。 まだ自分は中学生で、少し離れた高校の校内は馴染みが薄くて新鮮で。 きょろきょろと知り合いの姿を探している内に、騒ぎの元に辿り着いた。 「何かあったの」 「先生?うん、わかった」 確か、その場から遠ざけられるように、何か頼まれごとをして。 それに素直に頷いてその場を後にしたから、 結局事の次第を知ったのは、もう少し後の事だったな。 (L3) 2022/07/08(Fri) 12:16:12 公開: 2022/07/08(Fri) 12:20:00 |
【人】 かれがれ ユメカワ【廊下】 こういう時、どうするのが正解なんだろうな。 なんてぼんやり思うけど、結局は麻弓の言う事が正しくて。 子どもにできる事なんてたかが知れているから。 事態を把握さえしていれば、現場を見に行く必要は無い。 交番でも何でも、この事を大人に伝えに行くのも 一度皆で合流してから、その後の方が良いはずで。 「…………」 だから教室前の廊下で周りの動きを待っている。 付かない既読の数が増えた事に、どこか不安を覚えながら。 教室の中を覗き込もうとはせず、物音だけで様子を窺って。 何か頼み事であったり、手を引いたり、必要があるようであれば できるかぎり手を貸すけれど、そうでなければ。 明かりを持って、皆で一度、空き教室へ戻る道を先導するだけ。 (44) 2022/07/08(Fri) 12:17:15 |
【独】 かれがれ ユメカワ自分は動揺しているふりなんてできそうにはないから。 不自然だと思われてしまうよな、きっと。 そう思って、教室の中を覗き込みはしなかった。 (-56) 2022/07/08(Fri) 12:17:56 |
【人】 憂愁 ライカ【???】 どう、と問われれば こくこく頷いて、肯定を示す。 元より、それ以外の選択肢なんて思い浮かばないし。 「………、みゆ、き」 早鐘を打つ心臓。 ふらりと廊下へ出れば、見知った顔に、覚える感情は安堵。 「……、」 すぐにでも縋りつきたい衝動をぐっと抑えて、立ちすくむ。 それでも、瞳は、泣き出しそうに夢色だけを映していた。 (46) 2022/07/08(Fri) 12:38:47 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 友達 ネコジマ裏道や明日香はあの空き教室からそう離れた所には行かないだろう。 麻弓と栗栖はそれぞれ連絡に返事を返している。 梢と鹿乃、それから夏彦は近くに居る。 だから一緒にここに来た中で、減った既読の数の心当たりと言えば。 『稔』 『なにかあった?』 『一度皆で最初の教室に戻った方がいいかもしれない』 『来られる?俺、迎えに行こうか』 緊急時だから、文章は短く簡潔に。 それだけを送ったけれど、君から返事は来るかな。 あまり自分から積極的に人と関わろうとしなくて、少しだけ素直になれなくて。 ふとした時に、何処かに行ってしまいそうな君だから。 そうなってしまわなければいいなと、今はそう思う事しかできないね。 (-57) 2022/07/08(Fri) 12:44:10 |
ユメカワは、連絡を送って、周りを見渡した。見慣れた虎柄は──今は何処に居るだろう。 (a47) 2022/07/08(Fri) 12:45:38 |
ユメカワは、そんな事を思った後。ふと聞こえた声。 (a48) 2022/07/08(Fri) 12:46:35 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ力持ちだね、だとか。いつも色んな人と仲良しだ。とか。 たわいないことを話して、少女達の時間は過ぎていた。 傷のことを自分から言わず、ただ目立つ物は一人で転けたのだと。 「キミの保健室に? そんな風になれているなんて。 ボクは果報者だ」 「ねえ、また来てくれよ。寂しい、とかそういうのもあるけど」 「次の約束がしたい、怪我をしたらすぐにみせてね。 治っていくのを見るのは好きなんだ」 たくさんの時間を拘束するわけではない、だけど次にまた。と。 どこか小さなわがままを伝える薬袋は、 甘えるのがほんの少しだけ上手であった。 (-58) 2022/07/08(Fri) 12:47:43 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「――死んでいたんだってね」 ぱたん、ぺたん。静かに響く軽い靴の音。 「麻弓は見たことあった? 誰かの遺体」 トリカイが見つかってから暫く。 貴方と約束通り保健室を探しに二人並んで歩いている。 既に幾つかの時間が経ち、幾つかの教室の報告が済んでいる。 誰かに発見されているかもしれない保健室、しかし探検の気持ちは褪せたりしないだろう。 ただ、起きてしまった事件に話題は塗りつぶされてしまった。 (-59) 2022/07/08(Fri) 12:52:26 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 友達 ネコジマ「ぎゃああああああああああ!!!!」 噛みつかれてビックリしたチャラ男は雄たけびを上げた! ビビったあまりに転倒し、頭を打って再び意識を失ってしまった。 軟弱だ。 (-60) 2022/07/08(Fri) 12:58:01 |
【人】 かれがれ ユメカワ【廊下】 >>46 ライカ 教室の中から、足音ひとつ。 弱々しく名前を呼ばれて振り向いた先。 「……夏彦」 眉尻を下げて君を呼ぶ。 最後にまともに話したのが、あんな形になってしまって。 こうして顔を合わせても、互いにぎこちなくて。 だからどうにも、こんな状況である事にかこつけたように。 厚かましく言葉を吐いて、手を差し伸べるのは憚られたのだけど。 「一緒に戻ろう。きっと皆、待ってるから…」 それでも、今にも泣き出しそうな君を放っておけなくて。 片手に握っていた金属の棒を壁に立て掛けて、 その場から一歩、踏み出して。空いた片手を君に差し出した。 思えばいつも──君に水を向けるのは、自分の役目だった。 (47) 2022/07/08(Fri) 13:09:52 |
かれがれ ユメカワ(匿名)は、メモを貼った。 2022/07/08(Fri) 14:04:19 |
【神】 元弓道 マユミ『繋がらない?そんな筈は』 そこで一度メッセージが途切れる。 『拙も試してみましたが、繋がらないですね』 『ならばメールでと、そちらで父さまにも連絡を入れようとしましたが、何か変です。日本語が崩れている』 メッセージアプリで外部に連絡を入れようとして、文字通り自分達に馴染みのある文字がどこかおかしなものになっていると気付いた。 (G12) 2022/07/08(Fri) 17:03:42 |
【人】 元弓道 マユミ「圏外?ううん、それならどうして拙達だけは連絡が取れているのでしょう」 一度、建物の外へ駆け出す。 防空壕の中でも連絡が届いたのだから、何かの間違いだ。 そう言い聞かせながら電波が届きそうな場所を探す。 * おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません* * おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません* * おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません* 「……」 …… * おかけになった電話は……* (48) 2022/07/08(Fri) 17:08:17 |
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