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【人】 キミの ポルクス と カストル>>20 「わ〜やっぱりオレたち許されない!? やっぱり 結構、かな〜り悪くてヤバい奴だから!? 」『 カストルお前 自覚。視野狭窄。 自然に育ってしまった悪い子ら。 己が悪性にあるものだと知っていて。 また厄介なことに。良心、善というものを何となく知っていた。 『いや、ボクも、うん驚いたけど』 そういう意味じゃない?! ああ、ぐだぐだがすごい。 カレらは驚くほどそのままで。 この双子は本当に、文字道理。見ない振りではなく。 最初からごく少数のものしか、見えていなかった。 だから、今日も団長の言葉で一喜一憂できるのだ。 (23) 2021/05/28(Fri) 23:17:39 |
【墓】 籠絡 イクリール>>+21 >>+22 ルヘナ シェルタン 「ええ、そうね。 わたし、いつかあなたともお話したいと思っていたのだけど こんな形でそれが叶うとは思わなかったわ。」 こんな形、とは言うものの イクリールの表情に憂いや陰りの類は無く、 ただいたずらに笑っただけだった。 イクリールには、各々の事情を追及する意思はない。 少なくとも、今この場では。 誰かがそれに触れようとしない限りは。 「……そうね。 わたしも、会いに行きたい子がたくさんよ。それに… …どうかしら。わたし、食堂には行かせてもらえなかったから 他の子がどうなっているかは、わからないわね…」 それから、シェルタンへ向けた言葉と それから彼自身の言葉に、それだけを呟いた。 そこにある意図に気付いているかは、定かではない。 (+23) 2021/05/28(Fri) 23:22:53 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ「……だから、言ってるじゃんか! オレは……メレフを、置いていけないって……!」 涙が滲む。全てが無駄だ。 何をしても無駄だという気持ちが、 身体に染み付いてしまっている。 笑われる。周りの大人たちが笑う。 悲劇を指差して、嘲笑する奴らがいる。 やはりそうだ 「……オレだけでよかったのにッ!」 自分を掴んでいる大人が、 身に纏う僅かな布さえ奪おうと、手をかけた。 (-48) 2021/05/28(Fri) 23:28:19 |
【人】 キミの ポルクス と カストル『あの、ルヴァ団長。 お尋ねし損ねたんだけど試験って何だったんですか?』 「あとオレら園芸部だし。ちょっとだけなら融通するぞ。 そのかわりちょっと手伝ってくれると助かる。」 二人の得体も知れない怪物性は、あなたの味方になるでしょう。 (24) 2021/05/28(Fri) 23:28:28 |
シェルタンは、身を守る僅かな盾すら奪われる。隠すものはもう何もない。 (c22) 2021/05/28(Fri) 23:30:07 |
【人】 御曹司 ブラキウム>>22 サルガス 「いただきます」 あなたはブラキウムのいつもの尊大な臣下に向ける態度がだんだんと薄れていることに気付くだろうか。 ブラキウム自身はまだ気づいていない。 根拠のない当たり前に、疑いや不安を覚える事なんて無かったから。 「人気者は忙しいね。倒れたりしちゃだめだよ。 こんな時こそいつも通りご飯も食べないといけないし、授業にも出て、ちゃんと寝るんだ。 君が……いや、なんでもない」 有象無象のことは分からないから、口を噤んだ。 「ちゃんと"お願い"を聞いてくれたんだね。嬉しいよ。 僕は果物がだいたい何でも好きなんだ。 このマスカットも美味しそうだ」 ブラキウムが持ってきたのはまたりんごだ。 今日は青りんごである。 もちろん一緒に真っ白なナフキンに包まれた果物ナイフも取り出した。 マスカットを一粒ずつ、房から切り離して皮に切り目をいれて皿に盛って食べるように促した。 (25) 2021/05/28(Fri) 23:32:01 |
【墓】 寡欲 ルヘナ>>+22 >>+23 「ああ、そういう病気なんだよ。 知識を食っても腹が膨れるから食事が腹に入らなくて。 ……上手く使えば飲まず食わず眠らずで数日は動けるし、 夜の見回りに申し出たのもそれが理由だったんだけどな……」 詳細を告げていないため、各所を曖昧にして語る。 "食欲"を満たして安心した理由については 問われない限り応えないだろう。 そういえば、夜の見回りはもう、できないな。 「食堂、今の時間なら行ってもいい気がするけど。 ……イクリールも何か食べるのなら今から取りに行こうか? 俺もある程度の飲食を確保しておきたい、 ついでにだったら持ってこれるさ」 (+24) 2021/05/28(Fri) 23:35:34 |
ルヘナは、首元の衣服を整えた。 (c23) 2021/05/28(Fri) 23:38:00 |
【墓】 水面に映る愛を シェルタン>>+23 >>+24 ─── この立場になっても、まだ秘密がいくつもある。 隠しているつもりでなくとも。仕方がないことだ。 「オレは暫くは演奏してるつもり。 無視されるんならいっそ、うんと騒がしてやるよ。 石の一つでも投げられたら儲けもんだ」 自分から顔を合わせづらい相手だっていることだし。 「病気、な……それが良くなったら、 このギムナジウムから出るってことになるんかな。 ……今すぐ出るって運びになったら困るけど」 (+25) 2021/05/28(Fri) 23:41:40 |
【人】 小さな心 サルガス>>3:25 ブラキウム 「にんきものなんかじゃないよ。ぼくが、みんなと……なかよくしたいだけ。 ほんとは、ちょっと気が引けていたけれど。みんながぼくと同じにされるの、いやだから……」 誰彼と構わず降りかかる頼み事。からかい、転ばせ、背中の張り紙。 それらは、けれど、大人など関係ない。根拠のない。いたずら心。 それは、貴方と話す朝食の時間からは廃絶されたものだから。今は、少し気が楽だった。 「そうなんだ? やっぱり、あまいものいつも食べられると、いろいろ知ってるね。 ぼくはこっちに来てから食べるものばかりだから……。 実は、ここに来てはじめて出てきたくだものが、このしろぶどうだったんだよ」 干してもいない、絞ってもいない。まるのままの新鮮な果物! これがどれだけ珍しいものか、もともと育った土壌が違えば感覚も違うかもしれない。 さりげない心遣いで食べやすくされたマスカットと、いつもの糖蜜パンを見比べて。 遠慮とか行儀とか、色んなものと葛藤して。 皿にころりと並んだマスカットを一粒大事そうに掴んで、口の中に入れた。 皮だけつまんで、透き通った実を噛み潰して。わっと広がる甘みに目を輝かせる。 「おいしい!」 (26) 2021/05/28(Fri) 23:43:17 |
【秘】 寡欲 ルヘナ → 御曹司 ブラキウム「そうだな、大変だな……お互いに。 大変なことはこれから山積みだ、頑張っていかないと。 情報に関しては多少の危険もできる立場のはずだから安心して、 ……ダメだったら運が悪かったと思ってもらえれば」 まるで今日連れて行かれる人間が分かっているかのような口調。 「他に、か。どちらを聞いてもあまりいい気分をされないかも、 という危惧はしているが最後にひとつだけ。 ふたつの質問をするから、ひとつだけ答えをくれ。 ひとつめ、お前の病気について聞かせてもらえるか? ふたつめ、ブラキウムは俺のことを好きになれそうか?」 (-49) 2021/05/28(Fri) 23:48:57 |
【秘】 空回る思い メレフ → 寡欲 ルヘナ「ああ、こちらこそ……、…悪いな、これで構わないか?」 握手を拒否するのも不自然だろうかと、意思表示のために一度握って すぐに離した。 「同じ能力を持つ者もいるのか…ん、悪い。聞き取れなかった。もう一度頼む」 聞く限りはかなり便利そうではあるが…1日かかるという点が少し気にかかった。 もし精査の前にいなくなってしまっては、活かすことも難しいのではないかと思ったのだ。 (-50) 2021/05/28(Fri) 23:49:52 |
スピカは、自分の手首をカッターナイフで切ってみた。 (c24) 2021/05/28(Fri) 23:53:40 |
【墓】 籠絡 イクリール>>+24 >>+25 「ううん、わたしは大丈夫よ。 朝食は寮まで『せんせい』が運んでくれたもの」 至って当然の事のように、何でもない事のように イクリールはそう言ってのけた。 大人を恐れる素振りを見せないのは、やはり変わる事は無い。 イクリールの噂は、二人は聞いた事があっただろうか。 「でも、そうね。 それならわたし、暫くシェルタンと一緒に居るわ。 だから、もしルヘナがよかったら あとで温かい飲み物を持ってきてくれるかしら。」 二人の分と、それからルヘナの分。 今日はなんだか冷えるから、と柔らかく微笑んだ。 『病気』に関しては、触れなかった。 (+26) 2021/05/28(Fri) 23:54:02 |
スピカは、痛みに顔を顰めた。 (c25) 2021/05/28(Fri) 23:55:39 |
スピカは、すぐに傷が塞がるのを見て、嫌悪を示した。 (c26) 2021/05/28(Fri) 23:56:39 |
【秘】 空回る思い メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「だから、大丈夫だって、言っただろ…っ…!お節介焼くのも、大概に…… クソ、離せこの…、っが………!?」 気持ちが悪い。勢い任せに手を振りほどき まだ手に持っていたナイフを振り向きざまに振り上げる―――が、その隙だらけになった腹を思い切り踏みつけられた。 息が詰まり、手から武器が零れ落ちる。 「ぐ、げほ……!?ぁ……何……っ、てめえ、何を……」 腹を踏みつけられた"大人"は、そのままひざを折って体勢を低くしていく。 マフラーを手に取ると、少年の細い腕を頭上にまとめて縛り上げてしまうだろう。 苦痛に顔を歪めるメレフの顕になった首元には、首を絞められたような赤い痣が残されている。 (-51) 2021/05/29(Sat) 0:10:59 |
【置】 空回る思い メレフ朝食時。 自室のベッドに身体を投げ出して、目を閉じている少年の姿がある。 その服は乱れ、土や乾いた赤黒い液体で汚れており シーツを少しばかり穢している。 外れた手袋の下は、傷だらけで肉がこそげ落ちているようだ。 意に介さず、時折寝返りを打っては体の痛みに顔を顰めている。 「姉さん、―――、こんな思いを、してたのか……? ……大丈夫だ、ぼくが、全て終わらせる……もう、こんな目には、誰も―――遭わないように」 誰かの台詞 が移ったような、そんなことを掠れた喉で呟いて。朝食はおろか、今日は授業にも出てこないだろう。 (L0) 2021/05/29(Sat) 0:18:50 公開: 2021/05/29(Sat) 0:20:00 |
【置】 小さな心 サルガス 新学期の空気。秋風。サルガスがここに来たのは、それからもう少し遅れた頃だった。 サルガスの家は、多くの裕福な生徒達と比べるとずいぶん"ふつう"だった。 平民の子で、小さな頃から仕事を手伝って。どちらかといえば窮していたかもしれない。 高名なギムナジウム、そこから排出される医学の見地。それは薬学だけでは追いつけなかった。 同じくらいの尺度の人々には評判はよかったけれど、高貴な人々の寵愛など、とても。 小さな頃は、家に居た頃は。何もさせてはもらえなかった。 動けば、叱られた。手伝おうとすれば、たしなめられた。 病室のようなベッドから飛び出し、自分のことをしようとすれば、ひどく怒られた。 家のことはさせてもらえなかった。わがままを言うたびに、嘆かせ、泣かせてしまった。 父も、母も。弟達も。弱りきった小さな体を、ずっと大事にしてた。 とくとくと、律動する鼓動。漲る血のままに動けば、体は消耗しすり減ることを。 医を齧った父も、母も。わかっていたのだ。 文字より先に数字を覚えて。遅れて読み書きを自分のものにして、本をたくさん読んだ。 少しでも、父を楽にできますように。少しでも、母を楽にできますように。 それがやくだつとき、自分が働けるときなど、訪れるかもわからないのに。 だから。ギムナジウムの誘いは、天啓のように聞こえていたのだ。 ひそやかにされた真の姿など、中流までは下りてこなかったのだから。 (L1) 2021/05/29(Sat) 0:21:04 公開: 2021/05/29(Sat) 2:00:00 |
【秘】 寡欲 ルヘナ → 空回る思い メレフ「……ああ、悪い。嫌なことをさせたか。気が利かなかった。 勉強させてもらったよ、次からは大丈夫だ」 一度でも握って貰えたのなら充分。 わざわざそうしてくれたことに意味がないとは思えない。 「――イクリール。あの子も俺と同じ力を持っていて…… 俺から見た立ち位置としては、 対立 になる。……あんな子と敵対したくないんだがな……」 彼女とは手を取り合えない、とそれだけを端的に告げる。 どちらがあなたにとっての味方だろうか。 「……少しでも情報を残せるように善処はするが、 それより先に俺が連れて行かれるようなことがあったら、 後のことは頼む。……色々と」 (-52) 2021/05/29(Sat) 0:22:55 |
メレフは、深夜の森で、マフラーを奪われた。 (a22) 2021/05/29(Sat) 0:23:08 |
ルヘナは、人目を憚らず食堂へと向かう。 (c27) 2021/05/29(Sat) 0:26:33 |
ルヘナは、食堂に向かう途中、一度だけ園芸部のほうへ視線を投げかけた。 (c28) 2021/05/29(Sat) 0:27:38 |
【秘】 盲目 ブラキウム → 籠絡 イクリール「はーっ……はーっ」 無意識に荒れた呼吸が漏れる。 いっそこの口を二度と聞けないようにしてやればマシになるだろうか? いいや、でも殺すなんて。 殺すのは違う。 僕は人間だ。 こころのない怪物なんかじゃない。 そんなことがしたい訳じゃない。 「僕は」 背を伝うあなたの手の感覚が嫌というほどわかる。 神経を触れられたみたいに頭が痺れる。 言葉を聞くたびに見せかけの言葉が紡がれずにほどけていく。 「君が嫌いなのかもわからなくなってきたよ」 もはや右手はあなたの髪にしがみつく様に、左手の銀は空を切っていた。 あなたの腕の中で御曹司のブラキウムのかけらが零れ落ち始めた。 今度こそあなたの答えを聞くために。 もう何も知らない子どものままでは居られなかった。 (-53) 2021/05/29(Sat) 0:31:18 |
【秘】 盲目 ブラキウム → 籠絡 イクリール「……お母様は誰にでも優しかったんだ。 僕はお母様が好きだった。 こんな人になりたいと思っていた」 けれど、金と権力の絡む家はそんな平穏なものではなかった。 たくさんの顔を使い分けて、ブラキウムの望む顔を望んでもいないのに見せていた。 誰にでも変わらずそうすることが気持ち悪かった。 いい人だと多くの人に言われるのも恐ろしかった。 自分はこの女の……娘なのだと思って何度も泣いた。 だから君は僕のなりたかった姿で、なりたくなかった姿なんだ。 そこまで語って息を吐いた。 結局はブラキウムの相反する印象があなたの仮面を白く染め上げていただけだ。 まさしく病的なフィルターにふさわしい。 もしかすると今は違うかもしれないが、今はあなたの顔はうかがい知れない。 (-54) 2021/05/29(Sat) 0:32:06 |
【秘】 寡欲 ルヘナ → 幼い スピカ本来なら授業を受けている時間、誰もいないはずの寮。 自分やシェルタン達のように出歩いている者以外なら、 恐らく『いなくなった子供』しか残っていないはずで。 だから。人の気配には気付きやすく、 足は自然と扉の前まで進み、止まってしまった。 「……スピカ? 『いなくなった』ルヘナだ、俺の声は聞こえるか?」 /* 実はお話チャンスを探っていたのでこそこそ。 ツリー等に余裕があるようでしたらお付き合いいただけると嬉しいです。 (-55) 2021/05/29(Sat) 0:43:42 |
【秘】 空回る思い メレフ → 寡欲 ルヘナ「言ってなかったぼくが悪い、気にするな……ちょっと苦手なんだ、人に触れるのが」 あの2人にはもう伝えたことだ。君には伝えてもいいだろうと、こともなげに。 「……イクリール…ハンカチを探してたあいつか。 対立……そうか、大人と繋がっている可能性がある……ってことか。せんせいとやらを信用しているような言い草だったからな。ありうるだろうとは思っていたが」 覚えておく、と頷いて。 「……ああ、頼む。 逆にぼくに何かあったら、お前やあのお節介焼きに頼むことになると思う。……お互いに何もなければいいけどな」 (-56) 2021/05/29(Sat) 0:43:57 |
【秘】 寡欲 ルヘナ → 空回る思い メレフ「なるほど、理解した。……理由については聞かないでおくよ」 誰にだって触れられたくない一面はあるし、 日常生活で当たり前に起こり得るそれが苦手ともなれば 自分以上に生き辛いはずだ。 「俺から進言するのもアレだし疑ってほしいわけではないけど。 ……メレフ。お前は俺を疑うことも並行して行うべきだ。 団結を阻止するために紛れ込んだ狼かもしれないんだぞ」 まあ、別に、自分は貧弱な本の虫だし。 彼の手にかかればすぐに 無力化 できてしまうけど。「それとメレフに何かあるとか冗談でもやめてくれ、 シェルタンもだし……サルガスもとても苦しむ。 ……俺も嫌だからな、お前が連れて行かれるのも、死ぬのも」 協力関係になったから、というだけではない。 己の意見を主張できる能力は誰かを率いる際に上手く働く。 そしてそれ以上に、見知った人間のことだから。 (-57) 2021/05/29(Sat) 0:59:57 |
サルガスは、お昼休みは教員棟の構造を調べるらしいです。 (a23) 2021/05/29(Sat) 1:01:32 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 寡欲 ルヘナ「自分が巻き込まれたら元も子もないよ。 相手はこちらの事情なんて汲んでくれない。 まずは自分から、さ」 頼むよ、と釘を刺した。 「ひとつめにしよう。 ふたつめはまだわからないから、きっと期待に添えない」 あなたの質問には即答。 「僕は全ての人間の顔がぐちゃぐちゃに落書きをしたような仮面に見える。 こうして話している君の顔もそうだ」 (-58) 2021/05/29(Sat) 1:04:33 |
【秘】 籠絡 イクリール → 御曹司 ブラキウム乱れた呼吸に上下する背を撫ぜる。 悪夢に、或いは他の何かに怯える子どもにそうするように。 どちらが上で、どちらが下だとか。そんな話ではない。 ここに居るのは、ただの二人の子どもなのだ。 「ブラキウム。」 あなたが話し終えて、一つ息を吐いて。その後に イクリールは、変わらず優しく語り掛ける。 「話してくれて、ありがとう。 そういうことならわたし、あなたに無理に わたしのこと、好きになってほしいとは言わないわ。」 ただ、訥々と。 あなたに最も正しく伝わる言葉を探すように。 「けれどね、もう一つだけ聞かせてほしいの ブラキウムは、『お母様』になぜそうするのか ちゃんと向き合って、聞いてみたことはある?」 (-59) 2021/05/29(Sat) 1:13:03 |
【秘】 空回る思い メレフ → 寡欲 ルヘナ「助かる。楽しい話でもないからな」 ちょっとした気遣いに感謝するばかりだ。 「全員を全員、信じ切ってるわけじゃない。安心しろよ。 ぼくはそんなに考えなしに見えるか? ま、仮に狼なら好都合だ。ぼくは "その場で狼を地獄まで道連れにしてやる" だけだからな」むしろそうあってくれればどれだけ楽だろうかと思わなくもないのだ。 探すのだって、疑うのだって、労力がかかる。 「……ぼくより、お前達がいなくなる方が苦しむ人間が多いんじゃないのか。 悪いけど、ぼくは―――自分のやるべきことのためなら、死ぬことだって選択肢の一つだ。……連れていかれるのは御免だけどな」 どいつもこいつも、どうして自分なんかの心配をするんだ?と、本当に困惑した様子でいる。 自分一人がいなくなったところで、世界がなくなるわけじゃないだろうに。 (-60) 2021/05/29(Sat) 1:14:02 |
【秘】 籠絡 イクリール → 御曹司 ブラキウム「もしまだなら、聞けなくなってしまう前に一度だけ 今すぐじゃなくていいの。聞いてみてあげて」 もしかしたら、本当は。 何処かにわかり合える理由があるのに、その機会が訪れなかった それだけの話かもしれないから。 「たとえあなたが、わたしのことを嫌いでも。 わたし、やっぱりあなたのことが好きよ。 だから、かなしい思いはしてほしくないの」 既にちゃんと話をした上でわかりあえなかったとか、 それともブラキウムが嫌なら、それは仕方のないことだわ。 無理にそうしてほしいわけじゃない ただの、わたしからの『お願い』よ。 そう言って、もう一度 慈しむようにブラキウムの背を撫でた。 (-61) 2021/05/29(Sat) 1:14:52 |
【秘】 寡欲 ルヘナ → 御曹司 ブラキウム「ああ、確かにそうだな……ありがとう。 ……夜の見回りはシェルタンも一緒だから大丈夫だと思うが、 一応明日以降は相談してみるよ」 協力者に頼まれたのならばできる限りそれに応えたい。 そうしてあなたの告げる症状を聞くと、一度、瞳がきらめいて。 けれどすぐに、舌がちらつきそうになるのをそっと抑えた。 「なるほど、……個人の認識が困難になるのは本当に、大変だ。 俺の顔がせめて覚えやすいものだといいんだが」 お互いに大変なんだな、と呟くように感想を漏らす。 「事件へのスタンス、今後の方針…… これ以上は情報が集まり次第かな。 有意義な時間をありがとう、ブラキウム。 この礼は近いうちに返そうと思う、何か考えておいてくれ」 (-62) 2021/05/29(Sat) 1:16:12 |
【人】 小さな心 サルガス>>3:27 ブラキウム 「うん。……明日も、ブラキウムといっしょに朝ごはん食べられたらいいね。 くすりになるようなもののことはわかるけど、こういうのって、わからなくて。 ぼく、すっぱいのより、とろとろ甘いやつのほうがいいなあ」 マスカットを食べて、時折思い出したように元の食事に手を伸ばして。 味の違いで新鮮に感じる果物を味わったり、いつもより甘く感じない牛乳にむうと唸ったり。 こんな朝でなければ、いつもの風景。努めて、いつもどおりであることを確かめるようだ。 聞こえた声に顔を上げて、けれど、その意図をうまく捉えきれなくて。 悩みはてながらもちらりと目をうつした、つやつやの青りんごに目がいった。 マスカットの皿を相手の方に少し返して、二人で手の届く位置に置いてみて。 「ブラキウムも、おいしい?」 (28) 2021/05/29(Sat) 1:21:00 |
【秘】 寡欲 ルヘナ → 空回る思い メレフ「考えなしには見えないが、積極性と自制に難あり……かな。 積極的に動きすぎるし抑えもきかないように見受けられる。 まあそういう点があるからこそ声をかけたんだ、 俺には長所に見えているから気にしないでほしい。 ……お前に殺されるのは痛そうだ」 結局、自分がどちらに属する人間なのかは口にしない。 けれど、先程交わした握手の意味を踏みにじるつもりもない。 「苦しむ人間の大小は関係ないし、度合いの比較も無意味だ。 他の誰もが特別気に留めることもなかった事柄で、 たった一人 激しく苦しみ命を賭けて抗う人間の存在 を他ならぬお前自身がよくよく知っているはずだろう。 ……誰が欠けようとも見える景色は変わる。 それはとても痛くて苦しい事なんだよ」 (-63) 2021/05/29(Sat) 1:34:33 |
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