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【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ「そう、シキは島ソトのもんだ。 こんな祭りに巻き込まれなくたっていいんだよ。 でもなんでまた『先生』はシキをこんな所にやったんだろうねぇ? 口減らし? しつけにしては物騒だよね。 ……僕がシキに願うのはね、僕が選ばれるように祈って欲しい。 それと、もし今回失敗した時のために子種が欲しい、孕ませて欲しいってことかな。 僕のママがそうしたように、この血を伝えていって……いつか必ず、神狼を殺す。 シキは余所者なんだから、祭りが終わったら帰ればいいよ」 (-60) 2021/07/26(Mon) 0:24:42 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ隻手で腿を抱え、口で印を愛撫し、 自身を扱いて快楽で痛みを逃がしてやりながら、 徐々に、徐々に、青年を喰らっていく。 男も歯を食いしばる。 情欲に濡れる海が、シキを見つめている。 「ン、ぅ……んん…ッ」 締め付けに肩を竦め、薄暗い灯に傷痕が照らされる。 根元までとはいかず、 途中で止めて、様子を伺い、 傷が引き攣れるのも気にせず、 青年の両腕を、己の背に回させるように。 肌を密着させ、 互いは此処に在る のだと。「だい、ッじょうぶ……大丈夫、だから…。」 耳元で何の保証もない言葉を呻くように呟く。 少しでも相手の力が緩めば、深く深く繋がろうと。 (-61) 2021/07/26(Mon) 0:27:27 |
【秘】 呪術師 リェン → よろず屋 シラサワ「何度も使える手立てではないけれどね。 だからこそ、一度目は防げない」 ひた隠しにしてきた。 誰が遣いの者とも知れぬ島中で、一人小細工を続けてきた。 「なに、使ったのは左方の舞手の受けていた物と似た物だよ。 暗幕、神隠し、言いようは様々だけれど、 対象が言葉を発するまでの数刻ばかり、隠してしまう術さ。 人からも呪いからも結界からも、ね」 見物人を待っていたかのように、 嬉々として種明かしを進めるリェン。 「対象を見失った呪いは宙に浮いたような状態でね、 触媒を挟んでやればに解くくらいの干渉はできてしまう。 ――後は簡単だったよ。 印がなければ、結界からの出入りを妨げる物は無いからね」 シキを連れ出した手順を、 懇切丁寧に仕草まで再現して見せる。 (-62) 2021/07/26(Mon) 0:37:51 |
【人】 呪術師 リェン「狼、おおかみ、大神ね」 言葉遊びだ。 だけれども言葉は、言霊は時に思わぬ作用を引き起こす。 姿無き物に形を、力を与える。 残滓は土着の文化に馴染み、心と行いを染め行く。 「本当に、随分大きくなってくれた物だよ。 厄介な程にね」 どこへやら、羽織を喪った薬師は忌々し気な様子も見せず、 ただ、大きな存在への悪態をついていた。 (11) 2021/07/26(Mon) 0:47:11 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 呪術師 リェン「…ほんまに…俺には出来せんわ。 せいぜいシキはん穴蔵の中で"匿う"ぐらいしかな。」 あぁ、自分との差を見せつけられているかのようだ、 と、シラサワは内心溜息を吐く。 「リェンはんには敵わんなぁ…。 島来て俺の身体診てもろうてるのもあるけど。 "遣い"も"舞子"も皆、神狼はんに逆らおうとしとる。 おかげで神狼はん、おかんむりやで。」 最早、この海眼を持つ男の正体も 分かり切っているのではないか? 見物人と言うならば、この獣の胎の中で 狂気に囚われず立って居るこの男は。 「どうなるんやろなぁ、今年は。」 未だ、リェンの前で装いを外そうとしていない。 (-63) 2021/07/26(Mon) 0:51:08 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ込み上げる快楽の中で喘ぎ続ける。 狼の欲が、己の細い肉体を蹂躙していく。 「っあ、あく、うぅ――ッ!!」 くすんだ暗色に満ちた瞳から、小さな光が滴り落ちる。 汗に紛れたその色は、青年の頬を伝いながら やがて、あなたの躰へとも染みていくだろうか。 「は、ぁ……っう、ぅ……っ」 形だけの言葉、意味の無い言葉。 それは、青年が流す感情の灰汁とも同じもので それでも、この穴倉に蔓延る邪な気から ずっと遠く、清純なものに感じられた。 あなたが成せば、青年はそれに応える。 その抱擁に、青年もまた両腕を広げて。 「シ、ら、ぁ……さ…ん……ッ」 肉欲に溢れた繰り返しが、延々と。 この泥濘の中で、最後の果てを迎えるまで 青年の言葉にならない求めは、続く―― (-64) 2021/07/26(Mon) 1:12:02 |
【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴「――ック、フ、ふふ……」 青年は、嗤う。 「……最初から言われてたことだったけどね。 正直、本気にする方がどうかと思ってたんだよ。 でも、俺があの"穴倉"で味わったものと比べれば 君の"それ"の方が、寧ろ現実味があるくらいだ」 そうして、嗤う。 「俺は、この島が憎くてたまらない。 この島も、この島の掟も全て最悪だ。 今すぐ逃げ出してやりたいくらいだ。 ここを出たら、俺をこんなとこにやった『先生』に この恨みつらみを全てブチ撒けてやるよ。 ……でも、それはまだできない。 俺を"自由"にしてくれた人が言っていた。 だから、俺は島でできることを探さなきゃならない」 幾度も、幾度も、嗤う。 「――それで、改めて思ったんだが。 この俺は、いまの君にとって "必要なもの"を全て持ってると思わないか? ああそうさ、 "お誂え" ってやつじゃないか。俺みたいな、この島に恨みたっぷりな男ってのはな 」 (-65) 2021/07/26(Mon) 1:33:56 |
【秘】 忘れ屋 沙華 → 観測者 ■■■「さて、こんな話でも聞いていたんだろうな。■■■。」 果たして過去に消えた沙華の正体を知る者とは。 観測者 とは。「俺はツケを返す事を決めたよ■■■。」 「俺は【皇狼】、一度神託を受けようが その事自体を俺の名前と共に島人達の中から忘れさせてしまえば 逃れおおせる事が出来た。」 忘れ屋なる人と、沙華なる名前が誰も一致しなくなるという現象を以てしてだ。 「俺は護身に取っておいたこの切り札を、明日能動的に使うつもりだ。」 その日告げられる神託を消し去り、皇狼の号令で上書きする。 よって明日だけは" 神託が与えられるはずだった "という記憶自体をそこいらの島人は"そもそも覚えていないことになる "だろう。「そこまでして俺もただでは済まない、お前もそれを許すか俺にはわからない。」 「でも今なら、やっと、俺は自分の意志で"選ぶ"ことができそうなんだ....。」 彼岸の花を、そっと祠の前に並べていた。 明日はきっと一斉に咲き乱れるだろう、その花弁の全てが、 虚無の塵と焼け終えるまで。 /* 特殊な行動に出るためその認可と相談です。 もし頼めるのであれば最終日開始時のモブ島人の状況としての描写、 上記のような結果のアナウンスをお願いしたいという心がありにけり・・・です。 (-66) 2021/07/26(Mon) 10:38:58 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ「シキ、ン、ッくぅ……!!」 名に名を、抱擁に抱擁を、熱に熱を。 互いに求め、返す。応えが返ってくれば、 相手を弱いながらも男の精一杯で抱き締め、 ずんと根元まで、男の身体相応の熱が青年を貫いた。 零れる涙を男の舌先が舐めとる。 まるで、犬科の獣のように。 「はぁ、……は… んンッ 」奥まで挿入したまま、回すように内部を抉る。 先程指で捉えた箇所に擦りつけるように、 青年に苦痛ではなく快楽を与えようと、 己の快楽は後回しにして、動く。 初めてのその場所を、ゆるゆると熱で開拓する。 時折ずるずると引き抜き、再び入る。 熱のひっかかりが、ナカを擦り上げる。 その時に、かぷりと印に飴のような甘い牙を突き立てた。 (-67) 2021/07/26(Mon) 10:43:11 |
【赤】 忘れ屋 沙華/* ランダムではない襲撃について 詳しい内容ではないけど 観測者 へも相談を送ったよ。投票については、五十鈴に当たりにくくなるようにするなら 俺達2人だけでもランダムを 1:沙華 2:シラサワ で揃えるのはありかもね。 ちょっと罰当たりというか小ずるいかな? (*33) 2021/07/26(Mon) 10:49:06 |
【人】 よろず屋 シラサワ「ほんに百年に一度やなぁ。」 誰しもの思惑が交錯し、火が爆ぜ、 空を彩るは何色の花火なのだろうか。 全員を眺め、男は呟く。 「……責任なんぞ取れんなぁ。」 男は道化、男はなんの力も持たない。 故に、他力本願とするしかなかったのだ。 だから煽り立ての真似事をしていた。 例えそれが、今日に神狼の怒りを買うとしても。 これが道化とされた男の精一杯の抗いだったのだ。 何年か島で暮らして、島民に情が沸いていない訳が無いのだから。 はは、好き放題やらせてもらったよ。 (12) 2021/07/26(Mon) 10:56:30 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* 俺自身はそれでええかなと思うけどな。 いや…むしろ贅沢やな、 こんな道化に使い処がまだあったなんてな。 まぁ最も、二票やと他に当たる可能性もあるけど。 それで■■■や他が納得するんやったらかまへん。 ただ狼陣営はゲームメイクや言うて、強権までは振るえんからな。 質問箱にお嬢様してくるんもひとつの手やで。 (*35) 2021/07/26(Mon) 11:55:49 |
【人】 奉公人 ユヅル「………………。」 奉公人が警策を携えて歩いている。 他の島民に出会っては仕事の捗り具合を聞き、 お疲れ様ですと声を掛けては次に行く。 今のところ軽快な音が響く様子はない。 あの警策はどうしたことか、と事情を知らぬ者達が 遠目に囁きあっているのが見える。 「祭礼の終わりが近づいているからか、 皆々さま一様に仕事に励んでいらっしゃる。 ………良きこと、でしょうか」 宿の遣いがてら運営の様子を見回っているだけなのだが、 当人の真面目顔と手に持った棒のお陰か 歩いているだけで島民の背筋が伸びるというものだ。 (13) 2021/07/26(Mon) 12:05:13 |
【人】 忘れ屋 沙華>>12 >>13 記録係が簿帳へ今日までのあらましを記し終える。 各々の様子をその目に捉えながら、既に全員に"賭けて"いた。 誰がそれぞれどんな出方をするか、如何なる札を見せてくるか。 盤に乗せられ明かされる決着、その瞬間まで分からない。 だが少なくとも 「ふひひ、俺はあれが拝めりゃ心残りももうねえよ。」 茶をすすりながらに、ユヅルの大義をしかと見届けている。 島民達の気張り様が痛快だ、俺がやってもこうまではいかなかった。 「これでこれから起きる結果がどこへ転がれど、 賽を取ったことに後悔するこた無さそうだ。」 ふっと一凛の彼岸花を空へ投げた。 風に乗り、どこへともなく去っていく。 「おい、万屋 」 呟き声を聞いてかしらずか、最早お馴染となった宿敵に一喝する。 「最後の勝負だ。俺の賭け方はもう決めた、 あとは恨みっこなしだぜ。」 汝は半か丁か、白か黒か、人か狼か。 明日の空色、 最後に笑うは誰なりや。 (14) 2021/07/26(Mon) 13:18:18 |
【秘】 忘れ屋 沙華 → 一ツ目龍 モクレン「己がいざという時に、誰の味方をするかというのは 俺の関心事の一つなんだけどね、片目の。」 祭の仕事がひと段落している頃合いにか、様子をみていた沙華が声を掛ける。 神狼の信仰と、島長や島民の思惑と。 その中でも沙華やモクレンはすこしイレギュラーなのだ。 (-68) 2021/07/26(Mon) 13:22:27 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ音を交え、色を交え、ただ只管に。 どこまでも、目前の男から与えられるがままに。 青年は底無しの深みへと身を投げ打つ。 この暗闇に蔓延る全ての爛れを忘れる為に、 自らの身を、別の爛れへと落としながら。 「う、はっ……あぁっ、ぁ……ッ!」 口を衝いて出そうになる言葉の波は 込み上げる快楽に混ざり合い、蕩け合い その全てが、曖昧な音として零れ落ちる。 『う―――ぁ―――!!』 "印"に突き立てられた牙は 甘い一筋の火花を青年の意識へと迸らせ。 度重なる到達によって乱れた意識を いま一度、その迸りへと導いていった―― (-69) 2021/07/26(Mon) 18:06:16 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキシキがおんなになること選んだ故に、 このまぐわいは、長く続くことだろう。 「ん、ぁッく……ぁ、はぁッ」 シキが痛みではなく快楽に染まっているのを理解し、 唇を重ね、はしたなく舌を絡め、二人とも堕ちていく。 枷をした弱き獣は、その枷に引っ張られ、 激しく動くことが出来ず、 故に、ゆっくりと、ずっとずっと、抜き差しが続く。 此処まで来れば、男とて果てたいという欲求が、 この爛れた空間に呑まれて行き、 ぬちぬちと、ぐぷぐぷと、いやらしく乱れた音が響き渡る。 刺激が足りないと、印を甘噛みし、 シキの自身へと指を絡め、飽くなき快楽を与える。 青年が何度果てようと、止められない。 「し、き、……っァ、ッシキ……ッ」 最早二人の有様は、この獣の胎の一部。 獣のように、互いを求め、肉を食い合おう。 甘い甘い赤い果実の、禁断の林檎の飴を。 (-70) 2021/07/26(Mon) 19:23:17 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ「なぁんだ、よっぽど酷い目にあったんだねえ。 すっかり島に染まってるじゃない。 んー、そうだね、できれば僕、シキとは”仲良く”したいなぁ。 恨む なら、その分僕を愛して みない?」 (-71) 2021/07/26(Mon) 21:44:16 |
【人】 左方舞 五十鈴五十鈴はじいっと、その時を待っている。 上の、そのまた上の、更に上の、もう辿れないくらい上の代から、この時を待っていた。 この時のために、この家系は血を伝えていた。 執念だ。 「……僕とあいつ、最後に立ってるのはどっちだろうね? でも、その前に……あいつと勝負もしなきゃ」 (16) 2021/07/26(Mon) 21:48:15 |
【独】 右方舞 戸隠 踊る。躍る。 「……くそ、くそ、くそ。 なんなんだよ」 躍る、踊る。 「なんなんだ、この祭りは、俺は、 俺はただ」 舞い、廻る。 「──くそ」 もう、できることはなにもない。 やがて、来る。 "おおかみ"がくるのだ。 「──せめて、踊ってやる」 できることなんて、それくらい。 だから、舞え。 全身を。 全霊を込めて舞え。 それが何になるか、なんて。 言われなれているんだ、こっちは。 (-72) 2021/07/27(Tue) 1:51:07 |
【赤】 よろず屋 シラサワ/* そういえばこれは提案なんだけど、 『モクレンが居ないのは神狼を出現させる手はずを整えている』 みたいな話にしてみたらどうだろう? 彼が居ない理由になるんじゃないかい。 おそらく人でないというなら神狼の場所も分かるんじゃないかな (*36) 2021/07/27(Tue) 6:15:45 |
【赤】 忘れ屋 沙華/* ほほ。 目的はともかく出現場所に向かってるって扱いは復旧ができた時に合わせやすくて良さそうだね。 構わなければそういうことにさせてもらおっか。 (*37) 2021/07/27(Tue) 13:29:38 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ――果てきったばかりの朦朧とした意識を 飢えた獣が為す、止め処ない攻め立てが刺激する。 鈍く響いていた痛みはとうに消え去り 今はただ、その昏い欲情の中へと ただ只管に、溺れ落ち、溶けていく。 「あっ…っ……ん…ぅ……ッ」 本能のまま貪る仕草、しかし 決して激しいとも言えぬ行為の波打ちは 青年の躰の内へと、絶妙な感触を伝えていく。 「くッ、ぁ…あ…っ、め……ッ!」 何を口走ろうとも。 最早、青年に抗う術は何も無い。 交ざり合う意識は、この身を浸す欲情に身を攫われて 己の意識すらも全て消し去ってしまう程に 延々と、あなたとの快楽に狂って行く―― (-73) 2021/07/27(Tue) 16:04:47 |
【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ押して、引いて、熔けて、混ざる。 下肢は最早互いの熱でぐちゃぐちゃになり、 涙が伝い、獣の食事のように涎を零し、 どちらのものともつかず、獣の胎へと滴り堕ちていく。 「はぁ、は……ン、くッ」 長い長い接合の先、 男の掠れた喘ぎ声が引き攣る。 散々に熱で突き崩した孔に、 漸く吐き出したいと思える程の昂りに至ったのか。 ぐい、と、初めて、男らしい力を出し動いた。 シキの身体を繋がったままに持ち上げ、 体勢を変えてしまうと──。 その身体を己の上へと持ち上げて跨らせ、 予想をさせる間もなく腰を掴み、 重力ごと一気に下へと自身を呑み込ませる。 「んぅ、ぅ──ッ!!」 男の自身で内壁の全てを擦り上げ、 最奥を目指し、熱が勢いよく、青年を満たしていく。 (-74) 2021/07/27(Tue) 16:47:57 |
【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴「――あぁ、本当に酷かったよ。 昨日のことだってのに、本当に最悪過ぎて、 あそこにいた時の記憶が曖昧になってる くらいだ」青年の視点は、何処とも知らぬ処を見つめて。 「 ……仲良く、ね 」自らの投げかけた言葉に対する返事に わざとらしく、思わせ振りなものを紡ぎ。 (-75) 2021/07/27(Tue) 17:06:34 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ「そう、 仲良く 、ね。……僕は神狼を殺して、島に本物の神を作ることを願う一族さ。 今年こそ、本当に生贄が出る。 神狼が降りてくる。 ……その時を見計らって神狼を殺して心臓を食べて、僕がこの島の神になる。 生贄がいらない、本物の善神になる。 ……でもさ、もしも失敗したら、その時は僕と結婚して欲しいな。 男女両方の機能があるけどさ、生まれた時は女だよ。 この血を絶やすわけにいかない。 一緒にさ、この島を……神狼と崇拝派と悪趣味な祭りを呪ってさ、楽しく生きようよ」 (-76) 2021/07/27(Tue) 17:27:01 |
【独】 左方舞 五十鈴「ねえサクヤ、ねえサクヤってば」 床に伏したサクヤは、見るも無残に犯し尽くされ白濁にまみれていた。 優しく優しく、いたわるように抱きしめて、さらしで体を拭う。 「……ねえサクヤ、僕を見て。 僕だけを見て、今だけでいいから。 僕、サクヤのこと大好きだよ。 ずっとサクヤのことが好きだったんだ……だから、ソトで手術を受けてきたんだよ。 サクヤと、ずっと一緒にいられるための手術。 ……ね、サクヤ。 僕のお嫁さんになってよ……」 ぼんやり、どこを見ているのかわからない瞳と一瞬目が合う。 優しく瞼にキスを落とし、唇に軽く触れる。 ……本物の恋人のように。 (-77) 2021/07/27(Tue) 17:36:15 |
【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ「っは……ぅは……っ」 事切れそうになる寸前まで繋がっていた唇は やがて音を立てて離れ、息苦しさと、溢れる熱で しっかりと濡れた息遣いが、青年の口から溢れ出る。 『あっ、ぅ、ぁ―――……ッ!!』 攪拌されていた意識に、その滾りが押し込まれ。 弾ける快感が、青年の細い躰を染め上げて。 「っく、ぅ……あッ、ラ、サワ…さ、ん……ッ!」 激しい交じり合いの中で、あなたを名を呼ぶ。 "それ"を見失わぬようにと、己の爛れた本能のままに。 自らを喰らう"狼"の名へと、 真っ直ぐ手を伸ばすかのように、呟く。 (-78) 2021/07/27(Tue) 17:40:48 |
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