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【秘】 諦念 セナハラ → 遊惰 ロク共犯者にだけ話したことがある。 ニエカワを救助まで生かしたいなら、 全員分の食糧を掻き集めなければならないと。 薬だけで病は治らない。 それには体力が必要で、その体力を維持させるには食糧が必要だ。 「……言わせんですか、それを」 言わなければ。 肯定しなければ。 「…………そう、ですよ」 絞り出すような声で、漸く、一言呟いた。 天秤が傾いた方を優先した。 ただ、それだけ。 技師が亡き今、自分が一番年嵩だ。 たとえ大人と呼べる歳だろうと、 貴方だって男からすれば子供である。 あの少年一人の未来と命は。 貴方達全員の未来と命より、ずっと軽かった。 (-84) 2021/07/09(Fri) 11:26:02 |
タマオは、「あ、リョウクンお話出来ていて嬉しそう。よかったー」みたいなことを考えた。 (t6) 2021/07/09(Fri) 13:32:43 |
タマオは、気付かれない内にそっと去った。 (t7) 2021/07/09(Fri) 13:33:13 |
【独】 流転 タマオ死んだら先生(アユミさん)にもまた会えるんだみたいに言っていたし、くっついて歩いていたセナハラさんとも多分お話したいよなーって思っていたら現場に遭遇したので、そっとしておきました。 (-86) 2021/07/09(Fri) 13:41:22 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「あンな死に方選んだ訳を聞いてンだが―― ……。…………、―― ぇ、? 」初め、囁かれたそれこそが答えだとは思わなかった。 だから変わらぬ調子で言葉を紡いで、不意に途切れて。 沈黙の末、小さな声が口から洩れた。 半ば呆然とした様体で、死んだ男の顔を見る。 左の耳朶、光る飾りは妙に浮いていて。 ――死人ってのは、 死んだときの恰好で現れる決まりなんだろか。 そんな場違いな事を片隅で考え乍ら、 よく回る筈の口は、短く。問い掛けの形に動いていた。 こと 「……そンな理由で?」 (-87) 2021/07/09(Fri) 14:26:51 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「はい。 無駄な、足掻きでしたね、思いついた頃には。 誰かが誰かのために望む死が他にあるのならば、 あなたは残る可能性がありました。 今となっては、わかりませんが。 私は、生きるよりも大切なことはあると学びましたから。 あなたが望んだことどおりに運ぶ可能性もありました。 私は、あなたが望んだ通り、 子供たちのために死ぬ大人ができたと思っています。 取引通り、食事と一緒に。 他の荷物は渡せませんでしたから、遠くへやりました。 まだ、疑問がありますか。 生前からいっていたとおりです」 問いかけを繰り返している自覚がある。 死因に関しては、自分は一切関わっていなかったから、……それを気にしているのだろうか? 「首を切り落とされていたことに関してですか? ……、……。 あれは、痛いのも、苦しむのも嫌でしたから」 本当は、理由はたくさんある。 あえて告げていないものもある。 それを生きている目の前の青年に言うべきかを迷い、呟いた。 二度と会えないはずだったのだから。どうせならば。 ▼ (-89) 2021/07/09(Fri) 15:03:17 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「死にたく、ありませんでした。 一人で、……自分の意思で死ぬのが怖くなりました。 このままでは取引ができなくなると思い、 死に方を教わって、手伝ってもらいました。 私の飢えは空腹ではありませんでしたから。 このままでは約束を違えて、生かそうとしたでしょう。 だから、殺されました、殺してもらいました。 最後にほしかったものも、あなたから貰えましたから。 後悔は、ありません」 (-90) 2021/07/09(Fri) 15:05:07 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラ「……それなら、」 あなたの前にすとん、と膝をついた。その表情は硬い。 人を殺したくないのは、そうだ。 増してや、信頼していた人ならなおさら。 「やったこと、あるよ」 両手を伸ばす。恐る恐るといった風に あなたの首に温い指が、手のひらが、触れる。 あとは力を込めればいいだけなのに、指はまだ動かない。 「…………」 それはあなたの言葉を待っているようにも 躊躇っているようにも見えた。 (-91) 2021/07/09(Fri) 16:06:29 |
【赤】 被虐 メイジ刺し殺そうと思った。 ──最初は、身を守ろうと刃物を取った。 本当は、話がしたかっただけだった。 けれど、暴力に屈するばかりだった無力な少年に 確実に、急所を狙う力なんてなかった。 逃げるのに十分な傷だったことなんて、気付ける頭脳もない。 父親 ああ、脅威がまだ動いている、息をしている。 また"狼"が牙を剥いて来る。 ──次は殺されるかもしれない! ぼろぼろの壁際に寄り掛かる男 刻まれたふたりの子の名と数字。 かつては、幸福の記憶が染みついていたであろうボロ家 恐怖の感情に支配された少年は、牙を剥いた。 ……動かなくなるまで、恐怖が、消えるまで。 この手で、首を絞めて、息の根をとめてやった。 もう誰もいない空っぽの空間。 この嵐と共に沈んでいくことを、願った。 (*7) 2021/07/09(Fri) 16:55:34 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ「……殺したくないけどね、それ以上に死にたくないんだ」 あなたの言葉に応えているようだったが その実、独り言だった。 「生きてたら、オレにもさ、いつか、…… 幸せな未来あるかもって夢見てしまうんだ」 誰も聞いていないとわかっていながら ただの独り言をつらつらと。 (-92) 2021/07/09(Fri) 16:57:44 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 被虐 メイジ「……なれるよ。 アキラなら大丈夫……生きてればちゃんと幸せになれる」 病室のベッドに寝転がって二人で話をしたことを思い出す。 いまはなんだか、その時の雰囲気に似てる気がした。 あの時と違って、お互いの声は届かないけれど。 「俺……アキラには生きててほしいんだ。 俺を殺して、その肉を食べてでも。 最後に話した時……もし"食料"にしていいかっていわれたら……俺はいいよって言ったと思う。 それで好きな人と友達を助けることができるなら……こんなポンコツな体でも、生まれてきた意味あったなって思うし …………だから、できるだけ頑張って生きてほしい」 (-93) 2021/07/09(Fri) 17:38:36 |
【秘】 諦念 セナハラ → 被虐 メイジ教えるだなんて白々しい。 本当はただ死にたくて、 死ぬ勇気も無いから、殺されたいだけだ。 「じゃあ、復習になりますね」 首に触れる子供の手に、自らの手を重ねる。 喉の両側から、軽く力を与えた。 「……ここ、脈打ってるのわかりますか。 この辺りを両側から押し込んでください。 気道ではなく、脈から絞めると容易です」 微笑んだ、筈だった。 笑うのは得意な筈なのに、自信がない。 (-94) 2021/07/09(Fri) 18:00:31 |
【秘】 遊惰 ロク → 諦念 セナハラ「……そうかい」 突き飛ばす様に胸元から手を離す。 沈黙の長さ、答える語調。 何より雄弁なそれらを前にして、虚しさが胸に広がる。 これは、余談だけれども。 女の医者――技師と、話をした時のこと。 男は、薬が足りてンなら大丈夫だなァ、と思った。 食う人数を減らすことをとうに決めて、行動に移していたから。 それで足りると、愚かにも信じていた。 その間違いは正されず、今もまだ、信じた儘でいる。 ダラリと手を下ろして、独り言ちる。 熱を失ったあの子との会話。尽きぬ悔恨。 「……おれァ、あの子に。 自分の分まで生きてくれなんて、言われたくなかった。 自分のこと、……ッ、“食料”なんて、 そンなひでェこと、……言わせたかなかった」▼ (-95) 2021/07/09(Fri) 18:08:55 |
【秘】 遊惰 ロク → 諦念 セナハラ ベッドの上、シーツに包まれた死人を見下ろす。 眼前の医者を詰る言葉は―― そっくりその儘、この男自身にだって言える事だった。 手酷いエゴだ。 己が望んだ男の死体を前にして、 その死を弔うより先に、喪われた別の生を悼んでいる。 「――“仕方なかった”だってよ、お医者サン」 目を逸らす様に、雨戸の閉まった窓を見る。 雨の音が、ひどく煩い。 「仕方なかったンだと。長くはねェのわかってて、 どうせ死ぬなら、みんなが助かる方がいいってさ」 誰の言葉とも明言せず、そう告げた。 あの子は恨んじゃいない、なんて真っ直ぐには。 恨み言を吐き散らした口では到底、伝えられなかった。 (-96) 2021/07/09(Fri) 18:15:09 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ「リョウが生きてたら、なんて言ったかな」 病室のベッドに寝転がって二人で話をしたことを思い出す。 この嵐がなければ、きっとああやって語り合う相手なんて いなかっただろう。 ほんのわずかな時だったけれど、嬉しかった。 あれが、今でなければよかったのに、と思ったこともある。 「ウソなんて、つかなくてもよかったのかな。 わかんないや……もう死んじゃったんだから」 ああしていれば、こうしていれば、一人でいるとそんな ことばかりが脳裏に駆け巡っていく。 「勝手に食料にしたからには、ちゃんと食べるからね」 なにもない空間に語り掛けながら、悲し気に、薄く笑った。 (-97) 2021/07/09(Fri) 18:20:42 |
【独】 被虐 メイジ (-98) 2021/07/09(Fri) 18:28:19 |
【秘】 諦念 セナハラ → 遊惰 ロクその言葉に顔を歪め、強く首を振った。 まるで死者から直接聞いたかのような言葉が、心の傷口を開けていく。 「──……ぁあ、五月蝿い 五月蝿い!! 作り話なら結構だ!さっさと出て行け!!」 肯定されるのが何よりも苦しい。 自分が殺した人々が、最初から存在しなかったように思えてしまう。 否定され、人でなしと罵られる方が何倍も良かった。 男はずっとそう言われながら、これまで生きてきたのだから。 (-99) 2021/07/09(Fri) 18:50:52 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 被虐 メイジ「……ありがとう」 食べてくれるという言葉に嬉しそうに笑った。 全部本当の事を言ってほしかったのは本音だけど、彼にも事情があったのだろう。 嘘をついたことも、殺したことも、責めるつもりはない。 もし、また言葉を交わせる時が来たら色々聞いてみたいな…… そんな事を考えながらふわりと隣にいた少年の気配は消えた。 (-100) 2021/07/09(Fri) 18:57:46 |
【独】 流転 タマオ>>ニエセナ あ〜〜〜しあわせそう〜〜〜〜〜〜〜よかった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(※墓下差分が続くのを見ながら (-101) 2021/07/09(Fri) 20:08:36 |
【秘】 被虐 メイジ → 諦念 セナハラ教えてもらいたくなんてない。 あなたに死んでほしくだってない 殺す勇気のほうが、死ぬ勇気よりもあるなんて嫌だった。 「……こわい……?」 (……嫌だよ) ゆれる、大きな瞳があなたを見つめている。 問うたところで何になるというのか 脈打つ鼓動が、体温が、手のひらに伝わってくる。 嗚呼、これをまた、自分が生きる為に 止めなければならないのか。 「大丈夫だよ、オレちゃんとやるからさ」 (──本当に嫌だ) メイジは笑う。道化みたいに。 震える手に、指に、じわりと力を込め── 「……じゃないと、ただ苦しいだけでしょ」 (でもね、勝手に死なれるよりは、いいかなって) 腕をぐ、と強く押し込んだ。 メイジが出せる限りの力を出した。 ──でもきっと、前にやったようには、強くできなかった。 (-102) 2021/07/09(Fri) 20:09:27 |
【独】 流転 タマオ・肩書“流転” 一か所に留まらず、あちこちをうろついているので。何かに疑問を持たれて考えられてしまうと認識改変が解けるため、長居がそれほどできないのだわ。今回で言えば、“玉青”姓が他にいないのだとか。何かおかしいを考えられる前、且つなるべく長く、でちょうどいいくらいが一年程度。 (-104) 2021/07/09(Fri) 20:19:29 |
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