【独】 清掃員 カミクズどぼん、大きな飛沫が上がって。 ごぼごぼと、耳障りなあぶくの音。 ほんの一瞬、背に感じた温度と、水面の明かりが遠くなっていく。 ──入水自殺。 水死体は水に浮く。ありさまもひどいもの。 ああ、見苦しい姿を晒さないといいな、なんて思って。 それから。 (-90) 2022/03/06(Sun) 3:03:16 |
【独】 清掃員 カミクズ──寒いな、と思った。 多分、冷たい水が体温を奪っていく、せいで。 ああ、でも、これは。 多分、寂しいのだろうな、とも、思って。 ごぼり、また一つあぶくが水面へ昇っていく。 肺が必死に命を繋ごうとしても、流れ込むのは水ばかり。 (-91) 2022/03/06(Sun) 3:12:24 |
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