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【見】 役者 トラヴィス>>@14 >>@16 >>@18 >>@19 シトゥラから淡々と紡がれる言葉を、静かに聞き入れる。 ときどき眉を顰めたり、苦笑したり、瞳を伏せたりしながら。 「………ごめんね、シトゥラ」 貴方が拒絶をしないならば、 腕を伸ばして抱き締める。 言葉が足りない自分では、 温度くらいでしか想いを伝えられないから。 「毎日君と会いたい、消えたくない、 ───いつか死ぬ日が来るのなら、君に殺されたい。」 嗚呼、嗚呼。 彼らに許容させてしまうのは、これで最後にしたい。 シトゥラの背を撫でて、 それから片手を離してプルーが入るスペースを作る。 そうして二人ともを抱き締めることが、叶うだろうか? → (@20) 2021/10/25(Mon) 0:06:11 |
【見】 役者 トラヴィス想いを正しく、貴方達に伝えた事はあっただろうか。 嗚呼、そうだ、温度だけじゃなくて、 言葉にしないと伝わらないんだ。 ……伝えたい。 きっと受け取ってくれるから。 「シトゥラ、プルー、」 「………」 「私の特別になってくれる?」 (@21) 2021/10/25(Mon) 0:07:50 |
【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ>>@17 トラヴィス 竪琴を受け取って、まずは両手でまじまじとその全体を眺めた。神経質そうな男の瞳がほんの少しだけ緩む。 それから、一度、二度。試しに唄わせて、何の問題もないことを確認する。薄い唇もまた緩んでやわらかに弧を描いた。 安堵した様子も束の間、対価を求められるような視線を受けてばつが悪そうにふいと顔を逸らした。 「………………コトハ。コトハ・ミズガネ。それが俺の名前。 でも気安く呼ぶなよ、教えただけだ」 竪琴の弦を張り替え、調律まで行った貴方に対する報酬だ。 逃げるように視線を差し出されたカップに移し、一口飲んで唇を湿らせる。 一息ついたところで貴方の仕草に気付く。 こちらの音を待つ姿勢。 ああ、そうして自分の歌を待ってくれる人を見たのはいつぶりだろうか。才能のない吟遊詩人だったから、殆ど縁がなかったものだ。 「い……今、ここで、聞くのか? いや…………いい、けど……いやよくないかもしれないが、う………………」 じめじめとした様子が漏れ出る。視線があっちこっちに泳いでうろうろ。それもそのはず、最後に歌を歌った時さえも思い出せないくらい逃げ続けていたのだから。 (29) 2021/10/25(Mon) 0:10:31 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ手を引かれて、 前へ進みかけていた身体は反転 。視線は 交わりました 。聞かれる内容を、全く予想してない わけではなかったので。 そしてそれが合っているのなら、 見えなくても見ていたいと思うので。 「 ただ、したくなったんですよ。 ……で終わってくれないよねぇ、ふふ 」「 そうじゃないから、こうして聞かれているんだよなぁ 」「 認識はー……概ね合致しているんだろうなぁと思いますよ? 唇で誰か何かに触れる行為はキスと言う。特別な愛情表現のひとつ。 それを相手の唇にすることは、よりいっそう特別で。 …………、 」ため息をつくような間がありました。 「 ……気持ちもなんにも言わないで、 それをしていった悪い男ですよ、──は。 」「 それも二回も 」ナニカ は視線を斜め下へ。 目を閉じて 、開いた時に 捉えているのはあなたの瞳 。 (-60) 2021/10/25(Mon) 0:10:37 |
【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ「 君がどこに在ろうと、──はきっと眩しい君を探すだろう。 ロウでかためた鳥の羽根は、太陽に近付いたら溶けてしまうけれど、 ──は羽根は要らないし、大抵のことの影響は受けない 反則的なヤツですから 」 「 だからこうして、両手で君の手を取れますね 」取っていたあなたの片手を胸の高さへ。 すくうように、両手で包みます。 あたたかい気がしました。 それはあなたの熱が移っただけの気のせいです。 でも、そんな気がしたことにはしたのです。 (-62) 2021/10/25(Mon) 0:13:25 |
【見】 役者 トラヴィス>>29 ミズガネ 大切な竪琴に、 貴方にとって不備のないメンテナンスが出来たか──不安がない訳ではないが、 自信満々、余裕たっぷりに、圧を込めて頷いた。 Wアーティストとしての先輩Wらしく、 まずは自信がなくても、背筋を伸ばして、堂々と。 「おや、教えてくれるんだね。 真名は大切な人にしか教えてはいけないよ? 悪い狼に虐められてしまうから──……」 なんてね、と微笑む。 そうして言い淀み、貴方が視線を泳がせ始めれば、 とん、……とん、……とん。 人差し指で手の甲を叩き、観客を待たせてくれるな、の意。 「……………仕方のない人だね、君は。」 そっと腰を上げ、 僅か前のめりになれば、貴方の頬をするりと撫でて、立つ。 「踊ってあげる、私の詩らしいしね。 音楽は自由だよ、好きに奏でてご覧?」 (@22) 2021/10/25(Mon) 0:42:26 |
【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラああ、ムカつくムカつくムカつく!!! 何でもかんでも知ったふうなあの顔が!! 怖がってなんて、…………、オレをコケにしているのか!? アイツはあんな顔をしたか? あの、腹を空かせて常に眉を下げていたアイツが! 何がアイツを変えた……!? 「怖がってなんか──ない!」 それを証明するためにリーパーは、 そのままあなたをバルコニーから突き落とそうとし── ずるりと、チャンドラを抱えたまま手摺から落下した。 ⇒ (-69) 2021/10/25(Mon) 1:04:04 |
【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラ「……っ」 夜の風が真下から吹いてくる。 中庭に留まる名も知れぬ鳥が飛び立つ。 「ぁ……」 幾多の人間の命を手折った殺人鬼は その時、茫然としていた。 「(死──、)」 「(ぬ)」 (-70) 2021/10/25(Mon) 1:05:17 |
【人】 巫女 ユピテル>>28 ミズガネ 少しだけ息苦しくはあったけれど。それだけ想ってくれているのだと思うとそんな苦しさすら愛おしさになります。 こうしてただ純粋で真っ直ぐな愛情に"離れたくない"なんて気持ちで抱きしめられたのも、ユピテルは初めてですから。 「うん。1日って大切ね。 その日しかない1日の大きさを身を以て知ったから……もっと大切にしていきたいの。もう触れられなくなっても後悔しなくなるくらい触れて、これから沢山幸せにしたい。……あなたが幸せと思ってくれるなら、私、これから何度でも好きって言うわ」 きっと何度触れても後悔しなくなる日なんて来ないでしょう。 それでもそう言わないとずっとこうしていたくなるので、少しだけお姉さんぶってそう言いました。実際の年は、実の所こちらの方が低いかも知れませんが。 「寒くてももう少しここがいいな。 私にとっては数日振りでも、 貴方にとってはもう1年振りくらいの夜空でしょう? ……寒くなっても、ちゃんと温め合える人が隣にいるもの」 ゆっくりと身体を名残惜しくないとは言いませんが、 一度離してから夜空を指差してから、 噴水に腰掛けようと今日も少し冷たい手で誘います。 (30) 2021/10/25(Mon) 1:18:59 |
【人】 死神 ゲイザー>>27 ゾズマ 「もごッ」 手を握られて、少年は慌ててパイの欠片つきのフォークを咥える。 すこし行儀は悪い。 そのままぶんぶんとでも振られたのだろうか。 握る手に金属質の冷たさは無くて。暖かくて。 それはきっと善の一言で形容できるものではないだろう。 パイをもぐもぐと咀嚼しながら、飲み込んで。言葉を吐く。 「あー? ふたつも名前有んなんてややこしいな。 オレはリーパーだけど! じゃあ……ZosmaとAlice。 オマエの名前は”ザラ”だ!!」 それは、夜明けの意味を持つ名。 少年はふたりを粗雑な仕草で合体させ、 「ザラだザラ!」と連呼する。 それから、あなたにそのままハイタッチ。 「ああ。ただいまから、ザラとリーパーは友達になりました!」 (31) 2021/10/25(Mon) 1:20:51 |
【見】 トレジャーハンター プルー (@23) 2021/10/25(Mon) 1:22:48 |
【見】 トレジャーハンター プルー「……ま、いっか」 思考を一旦放棄した。 空けられた場所にするりと入る。 プルーにとってはここが、今の居場所。 「アタシを選ぶなんてお目が高いじゃない。 退屈しない毎日にしてあげる」 背に回した手に力がこもる。 「だから、アタシ達の事もちゃんと見ててよね」 舞台の上から。観客席から。 見えるものが、立ち位置が違っても。 目を向けてくれれば嬉しい。 言葉を交わせたら嬉しい。 いつも通りでもそうじゃなくても。 そうできればそれで、女は満足だった。 (@24) 2021/10/25(Mon) 1:24:00 |
【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ>>@22 トラヴィス 「悪い狼?冗談。 俺は可憐な赤ずきんでもか弱い山羊でもない。虐められるものか」 ぴしゃりと言ったのはもはや反射のようなものだったが、揺れる貴方の人差し指一つでまたすぐにその勢いも萎びていく。 ただでさえ才能がなく自己嫌悪の激しい人間だったのに、埃被る程の遠い記憶になってしまった吟遊詩人として再び人の前に出ることの緊張が更に男を追い詰める。 それは貴方が距離を詰めて頬を撫でた際もろくに反応できなかったほど。 「…………は?え?」 なんて言ったのか。 踊る?自分とは違い、才能溢れるこの役者が? 自分の音色に合わせて? 吐きそうだった。恐れ多いなんて言葉では到底足りない。 ああ、でも。もう後に引けない。 「…………っ」 深呼吸を一つ。 外側だけ触れていた竪琴の弦を……爪弾く。 ええいままよ。 ▽ (32) 2021/10/25(Mon) 1:58:21 |
【人】 吟遊詩人 ミズガネ「さあさあ皆様、御立会い!」 これより歌うは、そんな勇ましい掛け声と共に舞台へ上がる一人の男の物語。 そんな歌い始めと共に、竪琴も本来の役割を果たしだす。 その仮面の下に数多の色を秘めた、長年動きを止めていた螺子巻き人形のような男。 生と死。舞台人と観客。壇上と見学席。 あらゆる境界の上に立つ役者が、螺子を巻かれ息を吹き返し輝き踊り出し空間ごと彩っていく。 魔法使いのようなその男を、吟遊詩人は高らかに歌って伝えていく。 途中声は震え、時折竪琴は調子外れな音が出る。言ってしまえばまだまだ荒削りの未熟な出来だった。 ……それでも、吟遊詩人は最後まで歌い切るだろう。 途中で折れることは、しなかった。 (33) 2021/10/25(Mon) 1:59:27 |
【秘】 浮遊想 テラ → トレジャーハンター プルー「 というか影だけ出せるのも違くない?? それもう明かりをすり抜けてない何かが ないとそこに影って落ちないじゃないか 」「 まあ呼んだのは確かに──の方だから プルーちゃんがそう言うのはわかるけどね!!!! 声のする方と、気配のする方は一致します。 ふわふわ、ナニカ は浮いている。 探る様子に、三歩分程度あなたから離れましたが、 すぐに元の場所にふよふよ。 それからは大きく動かないので、 あなたは ナニカ を探し出せるでしょう。 「 来てくれるか来てくれないか 声が聞こえるか聞こえないか 」「 それ自体が用件なんだから、 そりゃ、素のままをお出ししてないと 意味がないじゃないですかぁ 」一先ず触れたのは、手でした。右手のようです。 骨張り方なんかから、男性のものに思えました。 ナニカ は、あなたの方に手を伸ばしていました。 探されているのが見て取れましたから。 探してくれていましたから。 「 長く居る人がわかってくれる、 ってわけでもないんだよなぁ。 」「 あ、とりあえずイタズラのつもりはないです 」ナニカ は、スンッ。ちょっと落ち着きました。 (-72) 2021/10/25(Mon) 2:11:28 |
【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ>>30 ユピテル ベッドの中で花を愛でる意味合いで「好き」と言ったことは何度もある。 けれど、こんなにも苦しくなるような、たまらなく愛おしくなるような響きを持つ「好き」は初めてだ。 幸せなんて考えたことがなかった。 だって自分は己に纏わりつく現実から逃げることばかりを考えていたのだから。 W沢山幸せにしたい。W 貴方の言葉が心にぽたりと落ちて、音もなく沁み込んでいく。 ……ああ、自分も幸せになっていいんだ。 「…………ユピテル。それはこちらの台詞でもある。俺だってこれから沢山お前を幸せにしたい。誰かの為に沢山頑張って来たお前が、俺の為に寄り添ってくれたお前が、もう苦しいなんて言わなくていいくらいに」 もう一度、貴方の耳元で唇を震わせる。 ──好きだ、好きなんだユピテル。 ▽ (34) 2021/10/25(Mon) 2:18:13 |
【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ>>30 ユピテル 「確かにもう一人で震え凍えることもないから大丈夫だな。 言われてみれば夜空を見たのは本当に久しぶりだ。目に焼き付けるまで見ておこうか。もしかするとまた暫く見れなくなるかもしれないから」 少し冷たい手を握って寄り添うように腰掛ける。 貴方の手が冷たくても平気だ。貴方のお陰で寒さなんてすっかり溶けてしまった。だから、これからちゃんと貴方を温めることが出来る。触れられず苦しい思いをすることだってもう無いのだ。 (35) 2021/10/25(Mon) 2:20:38 |
【見】 役者 トラヴィス>>32 >>33 ミズガネ 「大丈夫、 私が最高の舞台にしてあげる。」 胸を張って、背筋を伸ばして、笑顔に添えるのはウインクひとつ。 一歩踏み出して、広いその間に降り立った。 ───琴の音色が、貴方の声が響く。 時に歌声を交わらせ、手を鳴らし、 時に貴方を立ち上がらせて、くるりと一回転させる。 貴方が舞台へと誘った男が、今度は貴方を舞台へと。 楽しんだもの勝ちだよ、君。 耳元でそう小さく囁いて、詩人と役者の二重奏は奏でられた。 歌い唄われ、踊り踊られ───広間が騒ぎ立つ。 自分の詩だと言うのに、照れる素振りは一切なく、満面の笑みで長い手足を動かす。自分がどうすれば映えるのかを、よく理解していた。 隣に立てば、言葉を交わすよりももっと深く、貴方と言う人間が伝わってくる。 誰かに隣を預けるだなんて………酷く懐かしい感覚だった。 自分を見て、自分に当て書いて、自分の隣で声を上げる貴方はまるで、…… ありがとう、私の理解者よ。 ……… …… (@25) 2021/10/25(Mon) 2:40:06 |
【見】 役者 トラヴィス…… ……… 詩人の詩が終わる頃、 役者はくるりとステップを踏んで動きを止める。 余す事なく動いたのだ、 汗は滝のように流れるし、喉だってからから。 けれどやっぱり、この達成感は……間違いなく自分の好きな感覚だ。 使用人の何人かが足を止め、 自分達へ小さく拍手を贈るだろう。 それに軽く手を振ってから───貴方の帽子を取り上げた。 片手を胸に、もう片手で帽子を持ちながら、背中に回して 「有難う御座いました!」と頭を下げる。 貴方にもそうしろと、視線を投げながら。 それはいつかの昔、 初めて舞台に立った自分に、誰かがしたことだった。 今度は貴方へ伝えていく。……届くだろうか? (@26) 2021/10/25(Mon) 2:42:42 |
【独】 浮遊想 テラPLはこの舞台にめちゃくちゃ拍手送ってるんよ。当方も使用人になります。 あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜8888888888888〜〜〜〜〜〜〜〜 (-74) 2021/10/25(Mon) 2:58:39 |
【人】 吟遊詩人 ミズガネ>>@25 トラヴィス まるでそれは舞踏会でエスコートされているかの如く。 導かれながら踊り、歌を紡いで舞台を巡る。 いつしか緊張は二重奏によって飲み込まれ姿形もなくなってしまった。 昔は楽しいだなんて思ったことがなかった。理想を追い求めて、けれど現実に打ちのめされ。余裕なんて早くから無くしていた。 余計な言葉なんて要らない。 舞台に必要なのは、舞台を彩る詩だけでいい。 言葉じゃ分からない煌めきが、貴方という人間の魅力が、透明な想いがひしと伝わってくる。 舞台の中心──0番に彼。 その隣の1番に、自分。 観客の視線が、感情が、全てが私達に浴びせられて、これ程の高揚感を覚えたのは吟遊詩人の人生では初めてだった。 ………… …… ▽ (36) 2021/10/25(Mon) 3:26:07 |
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