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【秘】 剣道 ツルギ → 演者 アクタそして、声量を落として。 「……お前は普通かもしれないけど。」 「だからこそ、みんなが共感できるものが作れるだろうから。」 「あんまりおかしくなるなよ。」 君がどんな道を歩もうと、知ったことではないけど。 どっちでもいいんだけど。 どうせなら健やかな方がいいし、夢は叶った方がいい。 結局こちらの青年は、応援を受け取らなかった。 (-67) 2022/03/11(Fri) 10:37:48 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ「ああ。ありがとう」 軽々しい祝福を淡々と受け取った。 「嬉しそうな顔か。俺の反応を随分とよく気にかけてくれた、かつ俺の勝利に賭けてくれた何処かの後輩が泣き咽び喜ぶ姿でも見せてくれたら考えるかもしれないな」 感情を出したかと思えば、自分の意見を言ったかと思えば飛び出してきたのはそんな意地の悪い話だった。 意地の悪い話を出す程度には、嬉しそうな顔をすると言うのは青年にとって難しいことだったのかもしれない。 本来こんな腐った性格だったという可能性もあるけど。 (-68) 2022/03/11(Fri) 10:43:58 |
ユスは、差し出されたボトルを受け取って一口コーラを飲み、またなんてことない様子で返した。 (a24) 2022/03/11(Fri) 10:47:21 |
【秘】 共犯者 ツルギ → 規律 ユス--------------------------✂︎-------------------------- 花見客で賑わう河川敷を見て。随分遠くまで来たな、と思った。 地元はまだ雪が残っていたし、桜も蕾だったから。 卒業式と入社式の間。卒業生の春休みは、在校生より一足先にやって来る。 学生でも社会人でもない数週間を、俺たちは人を殺すために使う。 こんな有意義な休日は初めてだ! ───強盗殺人に偽装して殺す。 俺の拙い発案を、君は計画という形にしてくれた。しかも俺の希望まで汲んでくれて。 久しぶりだから上手くできるかな、なんて心配と。 嫌だけど頑張ろう、という気持ちと。 君への期待で、胸がいっぱいだった。 ……修了式の日だから、学生は昼過ぎに帰ってくる。君の母親は今日早上がり。 だから弟と妹を先に殺して、その後に帰宅した君の母親を殺す。 それが君の提案だった。 普段なら誰もいない時間帯に忍び込んだ空き巣犯が、偶然帰って来た家族を口封じに殺す…っていうのは珍しくないらしい。 まあ、その空き巣って俺なんだけど。 金品とかは売るとバレるらしいから、俺が地元で捨てることになってる。 (-69) 2022/03/11(Fri) 11:00:07 |
【秘】 共犯者 ツルギ → 規律 ユス部屋の中なのに軍手とスニーカー。何から何まで全部量産型の、購入店舗が特定されにくい服装。…を、地元で買ってきた。全部、君の助言通り。 昼下がりの一軒家。 その一室で、子供部屋から調達した金属バットを片手に息を潜めて。 一足先に帰宅した君の弟を襲った。 今日は親に内緒で、三兄妹だけでランチに行く予定だったんだよね。桜がよく見える小さなお店にさ。 男の頭へ振り下ろす。 男の頭へ振り下ろす。 男の頭へ振り下ろす。 誰にだってできる、簡単な単調作業。だけど最初は誰だってやり方がわからないから、俺がお手本を見せることにしたんだ。 ……その内弟は動かなくなった。それでも念を入れて追加で数回。呼吸が無いことを確認してから、立ち上がって君を振り返る。 次は妹。弟よりも、きっと簡単だろう。 あちこちへこんでしまったバットを君に差し出して。 「 お前と 妹さんが逃げないように手伝うつもりだけど。実戦、できそう?」 断らせるつもりなんてないけど、一応尋ねた。 (-70) 2022/03/11(Fri) 11:01:12 |
【人】 不運 フカワ>>15 ツルギ もう少し、知りたいと思ったが。 これでも十分だろう。最悪、その死の向こう側の世界まで彼らは共にいる、何となくそう思ったから。 そこがどこであろうとも、関係ないことはそうであった。 「旅行の計画…バッチリ、ですね。 そんなについてきてほしい、という気持ちは、 お気に入りっていうやつではあるんでしょう」 生きながら、いきたい場所。『さぞやそれは美しい景色なのだろう』、そんなことを考えながら背中を見つめた。 「俺からすれば仲良し、で、恋人や家族よりも…… 本当に信頼ができたら嬉しい人、で、 裏切ってほしくない人、……みたいな」 「いつかそのときが来たら、……"うまくいったか"。 俺にも聞かせてください。 聞いてみたかったんです、 その理解の先を、他の人の口から。 楽しみにしていますね、ツルギさん」 声は比較的楽しそうに、愉快そうに。 君の前では素直になんでも言えた男は、そのまま見送っただろう。 (16) 2022/03/11(Fri) 12:17:32 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス>>-68 「本当に? 本当にそう思ってます?」 「17歳の男が人目も憚らずさめざめと泣くところ見たいですか?」 僕は見たくねえよ。 「あれですよね。僕、真面目で感情のない堅物の人だと思ってたんですけど。先輩って」 「意外と意地わ……じゃなくてユニークですよねー」 危うく先輩に向かってド失礼発言かますところでした。褒めています。 以前からそうだったのか、ここに来てから多少変わったのかは僕にはあまり分からないけれど。 面白い人だな、と。 そう思ったんだ。 (-71) 2022/03/11(Fri) 15:25:51 |
【秘】 規律 ユス → の名残 カミクズ 電子が見せる仮初の夢。全てが水に溶けて混じりゆくまでの、泡のようなほんのわずかなモラトリアム。 墓石は死者の為に在るわけじゃない。生者の為のもの。 それは、遺された者の整理をつけるためのもの。それは、死者を、死者の残したものを、忘却の彼方に流されないようにするもの。それは──。 『夢の続き。 ……ふむ。それならば、受け入れられます』 夢自体曖昧なものなんて決して何か強く思うところはないけれど。 人間なんて不完全な生き物がはっきりと断定できる物事など、大して多くないのだ。 柔らかな空白が生み出す死者の痕跡を青年は静かに拾い上げていく。紛い物の世界の中でも感情は本物であると知っているから。 ▼ (-72) 2022/03/11(Fri) 16:45:36 |
【秘】 規律 ユス → の名残 カミクズ『そうでしたか』 『いいと思います。カミクズさんがそうしたいのなら』 『月並みの言葉ですが、したいことをするのが一番だと思います』 人からすれば、そんな理由で、と思われてしまいそうなもの。 けれどそれでいいのだと青年は思う。あらゆるものの価値は人によってがらりと変わるものだから。 ただ、少し考えて言葉を続ける。 『自分を放っておいてどこかに行けと言いますが』 『貴方を強く想っているから、そう出来なかったんじゃないですか?』 本当のところはどうか分からないけれど。 『だから、何処にも行けず貴方の傍らで泣いていたんじゃないでしょうか。 俺は貴方のこともWあの人Wのことも、何も知らないので安直な予想しか出来ませんが』 ▼ (-73) 2022/03/11(Fri) 16:45:57 |
【秘】 規律 ユス → の名残 カミクズ『…………成る程』 『成る程』 噛み締めるような反応。次のメッセージが送信されるまでに少し時間がかかった。自分の中にある考えをまとめるのに手間取ったからだ。 『俺は今までずっと心中する気持ち、理解できませんでした。 死ねばそこで終わりだと思ったから。死んだら何もない。自分には関係のないことだと』 何もなく、何も感じないのならば、生き続けることになった相手が何をしようと相手の勝手ではないかと。 『……自分のものが自分の手の届かないところで、自分の知らないところで珍しい景色を晒し続けるのは確かに嫌だ』 人間なんて不完全な生き物がはっきりと断定できる物事など、大して多くない。 だから元の世界で死んだ時、今の清掃員のように死者のまま現世に留まる可能性だって否定しきれないのだ。 そんなことになった時を考えると、自分が何より大切にしている者を置いて行った時を考えると…… ……ああ、確かに嫌だな。 あいつの死だって、俺のものにしたい。 ▼ (-74) 2022/03/11(Fri) 16:46:26 |
【秘】 規律 ユス → の名残 カミクズ『……ありがとうございます、カミクズさん』 つらつらとお礼の言葉を入力する。 『貴方には何度もお世話になっていますね。頭が上がりません』 『……こう言うのもあれですが』 生前見た姿を脳裏に呼び出しながら、比較する。 『今のカミクズさんの方が、素直に自分のことを話せているようで、晒せているようで』 曖昧な笑み。誤魔化すような、弱々しい笑み。 取り繕うのが決して上手くないくせに、辞められない物病みの仮面。 『俺はそちらの方が、気に入っています』 それよりも、このメッセージだけで綴られた貴方のほうが、 人前に出られない姿になってしまった貴方のほうが、 余程、 『 人らしくて 、ね』 (-75) 2022/03/11(Fri) 16:49:39 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ>>-71 貴方に言われて少し考える。 軽薄そうな笑みをいつも浮かべる青年が人目も憚らずさめざめと泣くところ。 ……。 「 見たい 」俺は見たい。何故なら珍しい光景で気分が良くなりそうなので。 「ユニーク? そうは思わないな。変だとはたまに言われるから、変なのだとは思うが。 ……ただ、まあ。ここは世間一般的に当たり障りのない反応をしなくて済むし、言いなりにならなくて済むし、気楽にいられるからいいな」 真っ直ぐ貴方を見つめる。無機質めいていて、でも、ちょっとだけ熱を含んだ濁りのある眼差し。 「メイサイも少しは隠しているものを晒せる場であるといいんだがな。お前、内緒にしているものが多そうだから」 晒すのは楽だぞ、と無責任に呟いた。 (-76) 2022/03/11(Fri) 17:00:04 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス>>-76 「…………」 見たいんだ……。 「見せません……」 嫌です。 僕は、絶対に人前で泣かないという決意を新たにした。 「変なのはそうかも。ここで気楽でいられるのちょっと凄いですよ」 「ナツメ先輩とか見てくださいよ。合議の最中怯えたリスみたいになってましたよ」 視線が交わった。 ひとつ、瞬きをする。最初の頃ってこんな目つきだったかな。 「はは。僕は見学者ですよ」 「ここは僕の内情を晒す場じゃありませんから」 ああ、でも。 折角移植に関してのアドバイス聞かせて貰ったんだから、お礼くらいは言っておこうかな。 そっと耳元に近づいて囁こう。 (-77) 2022/03/11(Fri) 18:37:30 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス (-78) 2022/03/11(Fri) 18:39:10 |
【独】 不運 フカワ『目を逸らそうとしていませんか』 はじめて君を生かそうとした時は 君という人を理解したかったから。 けれどこんな場所や期間で満足がいくほど、 出来るものじゃなかった。 君がどうせ死んでしまうから、 会話や、何かで埋まるものじゃなくて。 だから。 した。 君の経験を、心を、感情を理解する近道を選んだ。 ねえ、俺は間違っていましたか。 (-79) 2022/03/11(Fri) 19:14:11 |
【秘】 不運 フカワ → の名残 カミクズVR空間からもう時期出なければいけない時間。 奏でられる音楽に耳を傾けて目を閉じたり。 未来を望む会話を思い出したり、ああ、そういえば、と。 埋めも、燃やせもしなかったその死んだヒトを見やる。 居ることを疑っておらず、居ることを信用しきっていない君を。 「……掃守さん。 45メートル以上の高さがある建物 って。どこが思い浮かびますか」 (-80) 2022/03/11(Fri) 19:17:35 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ「……やめちゃうんだ」 そっか。 小さく呟いて、視線をテーブルの上に落とした。 つるりとした天板を見つめて、二度、三度、瞬いて。 「嫌になっちゃった?」 生きるの。 と、つけ加える声は思ったより、その空間に響いた。 (-81) 2022/03/11(Fri) 19:25:16 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ>>-81 「嫌ではないですけど」 生きるのは。と、付け足して。 嫌ではないよ。 たまに行く学校は楽しいし。好きな本の続編まだ出てないし。親優しいしあんまり心労掛けたくないし。 そういった未練だってなくもないです。 「でも、生きたい人の命奪うのは、嫌……」 先輩の視線を追うように、テーブルに視線を移す。 こないだクッキーがあった場所には、今日は何もない。 (-82) 2022/03/11(Fri) 19:46:37 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 奇形 メイサイ『ありがとう、たのしみにしていてくれ』 生きている間に出来たらいいですね。お互い。 『そうだなぁ、ここからしばらくは流し読みするくらいの 軽い気持ちで目を通してほしい。返事はあんまりいらない』 打つ方も軽い気持ちでぽんぽんぽーんと打っているので。 (-83) 2022/03/11(Fri) 19:58:32 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 奇形 メイサイ『了お兄さんは単純にハッピーもハッピーじゃないも 持っているんでいいんじゃないか?』 『100の幸福と100の不幸を同時に持っているのは たぶん普通って言わないし』 プラマイゼロだから普通とは言わないと思うのだ。 俺のあと10年とか1年とか、そのくらいでも』 平等に振り分けるって制度の目的からしたら意味はない』 傍目から見たらやらん方がいいとは俺も思う』 『視点の問題だよな。どこから何をどこまで見て考えるか』 『俺にとっての他人は俺の狭い世界の境界線の向こう側。 俺は俺の世界からフィルター通しまくって見ている』 『俺は誰かの100の損失を0にして、俺の100の利益(実利1)を見ますよ』 『俺みたいな結論を出す人の方が少ないだろ? 十人に2,3人はいてもいいが、 十人全員俺みたいな物語はつまらんと思う』 「…いやだな十人の柚須お兄さんの合議」 想像してしまった。見学したくないわそんなん。 (-84) 2022/03/11(Fri) 20:02:49 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 奇形 メイサイ『誰の死でも目の前に命のやり取りが来て淡々としてたり 明るい結論出せたりする人の方が少ないと思わない?』 『繊細とか胆が据わってるとかの話でない。 これは何かしらを落っことしてきている奴の言うこと』 『だから俺は、了お兄さんくらいでいいと思うわ?』 『自分の気持ちも他人の気持ちも、 投げ掛けられた言葉やら何やらも、 持ちたい分だけ持っていきなよ』 『俺の言葉もね。愉召怪のコタくんは了お兄さんのことが好き』 『君が未来に何を選んでも多分だいたいのことに 「いいんじゃない?」って言ってあげよう。 肯定があると気持ちが軽くなるからね』 『でもたまに「それはどうかと思う」って言うことも あると思う。思い出したら好きなコタくんを想像してくれ』 『軽い気持ちの言葉このへんまで。長いな』 長いね。 (-85) 2022/03/11(Fri) 20:05:35 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 奇形 メイサイ『閑話休題。俺は他人の望みも期待も持っていってやらないが、 俺がハッピーだった時間は最後まで持っていきます』 『ハッピーな時間をありがとう。なんだろうな、 了お兄さんに関しては、何か連想するものはあんまりないや』 『起きた後の俺は、友達の夢を見るよ』 (-86) 2022/03/11(Fri) 20:06:06 |
【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ「あ、最後……ですよね。 そう聞くと……寂しい、ような。気がします」 喉元過ぎればと言うけれど、流石に早すぎる。 言葉尻のぼやかし方はきっと、そうと自覚している表れ。 「じゃあ、またあとで。楽しみにしてます」 ――それから、ひと段落した頃。 あなたの手を引いて、ふたりきりのお茶会へ。 ちなみに、少女が提案した今日のお茶菓子に合う飲み物は、 「渋めの緑茶か……ホットミルク?」 でした。 (-88) 2022/03/11(Fri) 20:36:46 |
【秘】 奇形 メイサイ → モノノ怪 ユメスケ>>-86 返信が次々と流れて来る画面を眺める。 「濁流か?」 他人の望みとか期待とかさ。 持たないでいられるなら持たない方がいいと思うよ。重たいし。 だからあなたには、何もあげないけれど。 「………………」 それでも、自分はつい汲み取ってしまうんだよな! 律儀なのかな? 律儀かも。ユス先輩にも言われたしな。 でも、それはもう僕なんだからしょうがないよね。 だから。 (-89) 2022/03/11(Fri) 21:02:39 |
【秘】 奇形 メイサイ → モノノ怪 ユメスケ>>-86 『僕は持って行きますよ』 『コタくんが持って行かなかったもの、全部持って行っちゃおうかな』 『あなたが落として行ったものも、拾って行こう』 見学だから、候補者の皆さんをずっと見ていた訳ですが。 実はあなたの事も、ちゃんと見てたんだからね。 すぐ消されちゃったけど、いきなり全体送信されてたあのメッセージとかさ。 全部持って行くからさ。 今の濁流みたいなメッセージだって。 全部、勝手に持って行ってやる。 (-90) 2022/03/11(Fri) 21:03:38 |
【秘】 奇形 メイサイ → モノノ怪 ユメスケ>>-86 『こちらこそありがとう』 『ハッピーで何よりです』 あ、でも全く記憶に残してくれないのは辛いです。 連想できるものないってまじか。くそ、自己主張してやる。 さて今いるのは水族館。水槽の中の写真を送った。 『キャベツを食べるうに』 (-91) 2022/03/11(Fri) 21:04:25 |
メイサイは、ユメスケに、本当にしょうもない写真を送りました。 (t3) 2022/03/11(Fri) 21:04:49 |
ユメスケは、わらった。ふふ。 (t4) 2022/03/11(Fri) 21:14:52 |
ユメスケは、君のことを考えたら、雨上がりの空とかそういうのでなく君自身が浮かぶんです。俺の友達。 (t5) 2022/03/11(Fri) 21:15:02 |
【秘】 普通 ナツメ → 規律 ユス「んー……うん」 正解、と眉を下げて笑う。 生きたい、と。言うのすら、憚られる場所だった。 そんな場所が怖くないはずは、なくて。 「ぜんぶ、怖かったよ。最悪。とか、思ってた。 ツルギくんは、みのうえばなしとか言うし。 みんなピリピリしてて、はじめから喧嘩みたいになるし、 フカワくんは目の前で名前書くし……!」 つらつら並べる。まだありそうだった。 「……怖いからって、カミクズさんに入れたの。後悔してる」 「ユスくんは、怖いって思うことはあった? ……あ、お菓子ありがとう。いただきます」 スイートポテトをもぐ…した。 喉が渇いた。 (-92) 2022/03/11(Fri) 21:16:58 |
ナツメは、えいっ。出したのは紙コップ (a25) 2022/03/11(Fri) 21:17:20 |
【秘】 の名残 カミクズ → 規律 ユス墓石は、弔いは生者の為のもの。 過ぎ去っていったものが確かに"そこにいた"事を証明する為の碑。 生者が時折遠い情景を懐かしむ為のきっかけとなり得るもの。 時に踏み躙られはすれど、その起源は決して邪なものではなく。 それでも、忘れたいのなら、忘れればいいのだと思う。 生者が目を瞑ってしまえば、死者の存在は存外容易く曖昧になる。 自らの手に余る重荷をその場へ置いていく自由は、 きっと誰にだってあるのだから。 ただ、置いていかないで、と叫ぶ自由もあるというだけで。 『死んでからしたいことができるなんて』 自分がそんな事をしたいだなんて思ってもみなかった。 この場所に来た時、自分にとってやりたい事は一つもなかった。 強いて言うのであれば理想的な形で死ぬ事くらいのものだった。 だというのに、今は蛇足にも等しい時間を自ら望んで繋いでいる。 きれいごとを求める人々にとって、不都合でしかない蛇足を。 『やっぱりおかしな話ですよ』 気付かなければ、"善い人"のまま死ねたんだろうな。 独善と自己満足に満ちた終わりの中、誰にも迷惑を掛けずに死ぬ。 そんなお利口な結末を描けていたのだろうな。 今はそれが、自分にとって 満足の行くものだなんて到底思えやしないけど。 (-93) 2022/03/11(Fri) 21:20:27 |
【秘】 の名残 カミクズ → 規律 ユス『死んだらそこで終わり、でも』 死んだらそこで終わり。死んだ人が遺すのは、名残だけ。 それに対して生者が抱くものはどこまでも生者の感傷でしかなく。 『死んだ人の時間は、そこで止まってしまうけれど』 死者ができる事は、思い出として傍らに寄り添う事だけ。 『生きている人は その先を歩き続けるんですよね』 振り返ればいつだってそこに居るけれど、それだけ。 『死んだ人の手の届かない所で、ずっと』 手を伸ばそうとしたって、どちらも一方的にしかならない。 『それでどこにも行けなくなって、一人で泣くくらいなら』 『一緒に来てくれればよかったのに、なんて思うのは 身勝手な結果論だって、わかってるんですけどね』 そんな、すぐ傍に居るのに触れられないあの距離が。 自分は、いやで仕方なかったんだろうな。 (-94) 2022/03/11(Fri) 21:21:00 |
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