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【神】 世界の中心 ニア*ちょっと時間の違う話 ニアは廊下をぼーっと歩いていた時。 「 ?! 」狸だ、と。 小さな獣だったのか、人の形を取っていたのか? それは分かりませんでしたが、気になってしまえば、走り出す。ニアは足が速かった( ステータス参照 速度で 捕獲をすることにきめたの。 「 あのこがほしい 」 (G5) 2021/07/11(Sun) 11:02:32 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル>>37 ラサルハグ 相槌を繰り返しながら耳を傾け、思考を巡らせて── 「つまり、私たちが勝っても負けても関係なかった。……そういうことかな」 ──その報酬の価値が無いものだと、"嫉妬"はそう判断した。 はは、と自然と笑みが溢れる。自分の思っていた以上に乾いたものだった。 「……売り渡されたって言う事はさ、君は……処分とやらもされなくて済むって事かな」 (38) 2021/07/11(Sun) 11:12:04 |
【人】 翠眼の ダビー>>36 サダル 「使い勝手の良さとショウの手腕である程度の評価はあるんだろう?なら記憶処理程度で済むんじゃないか。…もちろん姿を消す可能性についても一切否定できないが、互いの関与の及ぶことでもないし考えても無駄か。」 その程度の諦めというか割り切りはできている。完全にとは言い難いが少なくともこの同類については。 それから言い淀んだ挙句どうにもらしくないあなたを見て深くため息をつく。 「………そんな細い道に賭けたのか…ということはあなたにとってよっぽど大事なことなんだろうな。今からでも外的要因で詰めていけないのか、それは。」 勝算を上げる試みができないのかと遠回しに聞いている。私やその周囲を利用して勝利を掴んでくれ、と伝えたのは嘘ではないし今でもそこに変わりはない。 (40) 2021/07/11(Sun) 12:03:06 |
【秘】 飼い狗 ムルイジ → 陶酔トリッパー バーナード「………。 すげェな。全人類テメェだったら、 戦争とかなくなンじゃねェのか……」 そこそここの世界に居ると、たまに居る。 二つあるものの一つが亡くなったとき、 失った一つを想うのではなく、 もう一個あるからまあよしと考えるやつが。 「鎖で繋がれてるやつに将来のこと聞くの、 かなりブッとんでんな。鎖で繋いだ奴に聞けよ。 まァ。そうだな……。 逆転の目がありそうなら、そーするってだけだ。 逆に"気に入られ"てんならやりようもあるって話だ」 そのためにベットを釣り上げてきたというのもある。 賭け台に十分な金子を載せることが出来るようになれば、 ここに居る理由ごと買い取ることだってできる。 「っていうのを、テメェに漏らしたんで、 多少計画が遅れるかもしんねェけどな。 それとも何か、テメェがランプから出てきた魔人様で、 カワイソウなオレの願いを聞き届けて外に連れてってくれんのか?」 相手がこの調子で従業員にオレの動向を探れと言われた、 情で絆すスパイではないとは言い切れないので笑った。 別にそれも関係ないと、豪胆に。無思慮に。 (-71) 2021/07/11(Sun) 12:17:03 |
【秘】 愛される"天使" ナフ → 陶酔トリッパー バーナード「……わかった。今度会ったら頼んでみる。 人を頼ること、あまりなかったから バーナードの言うことは、勉強になるな」 長兄であることもあり、家族内でも1人で背負いがちだったのだろう。 ここにもまた我慢し通しだった弊害が出ている。 偏見に塗れていようと、困った時は臆せず頼んでみようという気持ちにはさせられたようだ。 「え ムルイジ、だけど… …え、何で拗ねてるんだ…?おれは、バーナードの言葉も、ほしい」 悪いことしたかなと、少し困った顔をして。 図々しいと思われるかもしれないが素直な気持ちも述べていた。 「バーナードが、初めておれを褒めてくれた人、だから……特別」 (-72) 2021/07/11(Sun) 12:38:26 |
【秘】 翠眼の ダビー → 陶酔トリッパー バーナード「ラサルハグもか。そうか…アイツも苦労したんだな…。あとでコーヒーの一杯くらい淹れに行くか…。 お前の弱点が増えるに越したことはないし俺の弱点が減るに越したことはない、俺ばかりお前に振り回されるのはそれこそ不公平だろう。…俺がどう着地するかは分からないが、見守るくらいはしておいてくれ。」 ラサルハグが手引きしてあなたを堕としたのだろうという思考はあれどどちらかといえば同情的になってしまうのはあなたの性質ゆえか、ため息を抑えることができなかった。 自分の軋む常識についてはどちらかというと直視しないようにしている、のほうが近い。慣れねば辛いことは分かっているがそう簡単に今までの自身を破壊することもできないし不可逆の変化を避けることもできない。早くても数週間、遅ければ一生暴力的な自身については慣れないままだろう。 そうして、あなたがしれっと出した言葉に何か返そうとしたところで渡された精密機器を受け取って。続いて告げられた言葉にはっとして手の内にあるボタンとあなたを見比べた。 「お前を壊せるボタン…?何、どういうことだバーナード。何があって、どうして俺に渡す気になった?」 (-73) 2021/07/11(Sun) 12:40:32 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル>>40 ダビー 「確かにそう。地に落ちた敗者に権利はないから、互いを助けられるわけでもない。互いが出来るだけ長く無事であることをそれこそ天に祈るしかないだろうね」 あっけらかんと答える。全てを諦めたつもりではないが、それでも駄目な時は駄目なのだと理解していた。 「外的要因。…………それは……」 提案に口籠もる。普段であれば一も二もなく頷いて行っていただろう。女は平気で人を裏切り、利用し、踏み躙るような人間だ。実際、目の前の男に対してもそうした。しかし── 「この賭けに関しては……イカサマ……したくない、から………… あの人が自分の意思で選ばなければ、意味無いよ……」 (41) 2021/07/11(Sun) 12:42:30 |
【秘】 飼い狗 ムルイジ → 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル「よォ」 ――こんなところで、奇遇じゃねェか。 信じられないことに両手同士を鎖で繋がれた状態で、 あなたの入れられた部屋に『男が訪ねてくる』。 幾分薄汚れた顔で、その薄汚れの顔にした張本人に、 軽薄な笑みを浮かべながら、無思慮に、無遠慮に。 今度は鍵の掛かってない部屋に侵入して、笑う。 「随分とまァ、大きく張ったじゃねェか。 ……お陰で、こんなところで逢えることになって、 心から嬉しいぜオレは。 どうだよ、気分サイコーだろ。 独り占めするには、勿体ないくらいによ」 皮肉気に言うが、幾分相手への当て擦りは少ない。 同じ立場になった以上、どうしようもない現実が、 否応なしに互いの周囲を取り囲んでいるから。 (-74) 2021/07/11(Sun) 13:48:16 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル>>43 ダビー 緑色を見つめる緑色が鋭くなった。 「……煩い。余裕そうに揶揄うとか腹立つな。つい最近私に騙されてたって言うのに」 隠しもせず舌打ちし、苛立たしげにボルジュウを啜る。ああくそ、気に食わないけどスープは美味い。 こくんと一口飲み込んだところで、女は少し考えるように沈黙を置いた後おずおずと口を開く。 「……ダビー。君はさ、大事なこと……掴めそう?」 抑揚のない静かな声で問いかける。真摯な色を滲ませて。 (44) 2021/07/11(Sun) 13:59:04 |
【人】 世界の中心 ニア(たぬき、ふわふわ) 「つかまえた」 「あたいore、どこからきたの? ニアのお家?」 ぽんぽこ…… 「ここで暮らしてるの?」 (45) 2021/07/11(Sun) 14:00:58 |
【秘】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル → 飼い狗 ムルイジ来た。 「……、やあ」 ほんの僅かに反応が遅れたものの澄ました顔で言葉を返す。あれだけ汚してやったのに、この船で会った頃と変わりない調子で。 やっぱりこの男は心が折れてなんかいなかった。 ダブルアップの件は、私の負けだ。 「……まあね。欲しいものを手に入れるにはあれくらい賭けなきゃいけなかったから。反吐が出るくらい"サイコー"だった。 …………それで、何しに来たの。って言っても。私と君がやる事なんて、決まっているだろうけどさ」 凪いだ水面のような、静かな調子で言葉を紡ぐ。 かつて見せた剥き出しの怒りや嫉妬も見当たらない。 ……今のところは。 (-75) 2021/07/11(Sun) 14:08:31 |
【秘】 飼い狗 ムルイジ → 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル部屋のあちこちに、これ見よがしにカメラがある。 ここも自分の部屋と同じように、プライバシーなどない。 環境としちゃ、どっちもどっちだなと口の端を持ち上げた。 「そうかよ。そりゃ重畳。 熱狂も怒号も侮蔑も嘲笑もありゃ、 勝負師冥利に尽きるってもんだな。 何をしに来たかと問われ、 やることは一つと言われると鼻で嗤い。 「……だよなァ。 狭い密室に、互いを知らないわけじゃねェ男女が二人、 ヤるこた、いつだって一つだな」 適当に椅子を取って、座る。 ようやく、目線が合う位置まで、辿り着けた。 「……約束を果たしに来た。ほら客が席に座ったぜ。 何でキメるよ……ディーラーさんよ」 オレの、こいつとの賭けは。 ――まだ終わっていない。 (-76) 2021/07/11(Sun) 14:24:45 |
【秘】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル → 飼い狗 ムルイジ「……」 一歩分、さらに距離を詰める。手を伸ばせば触れる距離。 近づいてきた緑色が、かすかに揺れる。 「……せっかち。 女を急かす男は嫌われちゃうよ。君は気にしないかもしれないけど」 男に呪いを掛けられた。忘れる筈が無い。 自分と男の勝負は、まだ続いている。 ──でも、その前に聞きたいことがあった。 「何で勝負するかは決めてる。でも……でもさ。 君、"私を見て"勝負してくれるの?君が救いたかった女と重ねたままじゃないの?」 どろり、胸の中に重たいものが渦巻いて。 「私は今まで一度も、君をどんなギャンブラーとも重ねて見てなんか、いないのに。 私は君しか、見ていないのに」 (-77) 2021/07/11(Sun) 14:46:02 |
【秘】 痛覚鈍麻 ラサルハグ → 光彩楽禍 テンガン「………だるいなら、点滴用意するけど…」 あれだけの狼藉を働かれれば、そうもなろう。 ごめん、と言おうとして、やめた。 謝られれば、憤る事は難しくなってしまうだろうから。 ベッド横のサイドテーブルに経口補水液のボトルを置いて、 自分は缶コーヒーのタブを起こした。 「……私には、…今のきみの気持ちは、わからない。けど… きみは今……本当に、後悔していない?」 あなたがあのようにして払わされた代償は、 真実に迫る対価として、正当なものだっただろうか? 「 逃げるなら、今が最後の機会だ。 きみが、次の寄港先で降りられるよう… そう計画する事を、見逃す事だけなら…まだ、できる」 舞台上での演劇とは違い、言葉を選ぶように訥々と語る。 救護室は依然として閑やかで、今は誰の耳も無いだろう。 (-78) 2021/07/11(Sun) 15:14:16 |
【人】 痛覚鈍麻 ラサルハグ>>38 サダル 「結果的には。」 無慈悲にも肯定が返る。 その報酬に残された価値は、今となっては感情的なものだけだ。 「けれど同時に、僕は あなた達の望みが叶えばいい とその勝利を望んでいた事は、決して嘘ではありません」 それがあなた達にとって、もはや価値のない勝利なら それはきっと、"怠惰"にとっても無価値な勝利だろう。 「…結局のところは、これが処罰のようなものですよ 僕は只今を以てこの船の『所有物』となり、工作員ではなくなった 捨て子であった僕は工作員である事でしか居場所を得られず、 けれど、もはや元の鞘に収まる事は叶わない。」 居場所を追われ、その身を以て埋め合わせをさせられる。 それが最も理に適う処罰だったのだと。 "怠惰"の言葉には、やはり嘆くような響きは無い。 結局は、そうなるべくしてそうなった事だ。 (46) 2021/07/11(Sun) 15:26:28 |
【秘】 飼い狗 ムルイジ → 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル言っとけ。じきに強請るようになると言いかけて、 微妙な、本当に些細な言葉尻の変化に眉根が寄った。 「………」 相当に。 自分の打ち込んだ楔が効いたとみた。 ……こんな女だったか……? いや……こんな女だったんだろうな。 だからオレは――。 「卓囲んで目の前の相手以外の別のモン見てる暇あるかよ。 少なくともテメェと向き合ったとき、 オレにそんな余裕は一匙もねェ。 ディーラーを前にしたギャンブラーはそういうもんだ。 ああ、ただ……そうじゃねェとき。 賭け台に向き合ってないときまで、 全ての時間の視線や思考を釘付けにしたきゃ……。 お前しか見えねェようにしたきゃ」 舞台の上で、お前がやったように――。 ▼ (-79) 2021/07/11(Sun) 15:46:07 |
【秘】 "賭け師" ムルイジ → 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル「――賭け、勝ち、奪うしかねェだろ。 オレ達は、そういう生き物なんだから。 ただ、正式に、言葉にしてほしいなら、 ちゃんと言ってやる」 軽薄な笑みが、スと消える。 それは恋人には絶対向けない表情で、 恋人に向けるよりも強く、濃い感情。 一人のギャンブラーであり続けた男が、 その人生全てをテーブルの上に乗せる、 熱病に似た灼熱の感情と妄執の"告白"。 「――サダル。 お前と勝負がしたい」 一人の賭け師と、賭け師として。 (-80) 2021/07/11(Sun) 15:47:43 |
【秘】 光彩楽禍 テンガン → 翠眼の ダビー聴覚に塗りたくるように聞こえる、粘ついた、ぬちゅ、ぶりゅ、とどちらのものか分からない細かな破裂音が部屋に響いて、その都度微塵も残っていないプライドすら跡形もなく崩れ落ちていくようで。 一人の男が“警察官”や“武器商人”といった単語をわざとらしく読み上げて嗤う。そんな威容な肩書を持った者たちを踏み躙り凌辱することが、この船にいる者の粗方の総意で、だから自分たちは何処までも辱められる。 「ん、ぉ、ッグ───ッ!」 絶頂に震え、だけど冷める間もなく熱が肛から全身を貫く。肉の抽挿の味を知らない穴にはこれ以上無い、然し人らしく生きる上では決して許容してはいけない快感。それと陰茎に与えられた振動による甘い快感が、尊厳の境界を曖昧にしていく。 椅子を舞台とするならそこに乗るのは等しく演者だ。数多の目に視姦され、快楽に踊り、一切の人権と自尊心を持つことを許されない。全ては船の者たちの思うがままに。 「くそ、何がッ……! お前らは、最初から、ッがァ!?」 尻肉を強く引っ叩かれ、思わず苦痛に喘ぐ。ただ、痛みが問題ではない。悩まし気に尻を揺すり、腹に残っていたスライムの一塊がにちにちと粘り気のある湿った音を立て後孔を広げ出て行く。容赦なく身体は快楽を拾い、その様をまた的確に尊厳を奪うように揶揄される。 もう一度。あの永遠のようにも思えた淫獄を、また──? 怯え竦むような声を耳にするとそちらに顔を向けるものの、どうすることもできない。同じように手を拘束されて、今度はまるで鏡写しのように。 排泄を終えた浅ましい解放感を、生温い粘液がまた埋め尽くして行く。一度目と同じく身体にもまた浸食をしていき、行われた愛撫の記憶が蘇って。嫌だと声を荒げても止まらず、再び“擬似排泄”の舞台が整えられていった。 (-81) 2021/07/11(Sun) 16:05:31 |
【人】 翠眼の ダビー>>44 サダル 「騙してくれた分のお返しだ。とはいえそれくらいしてでも生き残れと思ったのは事実だからやはりからかいなのかもな?どう思う?」 くつくつと満足げに笑う。澄ました顔も嫌いではないがこちらのほうが話しやすさはあるし今更何かを隠すような間柄でもない。少なくとも自分には隠すようなこともないはずだ。 それから、沈黙の末の真摯な問いかけにはあなたの様子を静かに伺い、……ほんの少し悩んでからスプーンを置いて。ほんの少しだけ痛みを堪えるように笑う。 「……俺も"研修"を利用してアイツを所有できた、そういった意味では掴めたと思う。ただ、…俺の心が、精神に付いてきていない。いずれ掴めたと言い切れるようになるさ。」 "研修"を通して生まれた嗜虐的な怪物を飼いならせ…はしなくとも暴れ狂うそれに慣れていない。だから少し痛むだけだと。『嫉妬』という同じ怪物を宿すあなたになら多くを言わずとも分かるであろう言葉で伝える。 (49) 2021/07/11(Sun) 16:05:46 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル>>46 ラサルハグ 「…………え?」 淀みなく返ってきた答えにもはや悲しみさえも浮かばずに。 ただ黙って聞いていたが、続けられた言葉に目を瞬かせる。 「望みが叶えばいいって……思ってた?え、あの、えっ!?」 ずい。ずいずい。ずずずい。 にじり寄る。 「……す、スロウス。それっていったい、あの、どうして……?」 最早それは仕事、役割には関係のない範疇の話だ。 生きる為に仕事をするのではなく、仕事をする為に生きていると答えた貴方からその言葉が出てくるなんて思ってもみなかった。 くるりと瞳を丸くさせ、共犯者のガラス玉にも見た目を覗き込む。 仮面を投げ捨て素直に驚きの表情を浮かべた女の顔が、きっと貴方の水色の瞳に映り込んでいることだろう。 (51) 2021/07/11(Sun) 16:13:21 |
【秘】 光彩楽禍 テンガン → 痛覚鈍麻 ラサルハグ「点滴は、結構です…… 単純に肉体の疲れで。…………」 あなたの言う通り、逃げるなら、今のうちなのだろう。かつての友人たちも半年ほど前から今までの間に“いなく”なったことが、書類から見てとれた。 だから残る意味も殆どない。 この船に溺れている上司に首を切られ失職しても、少なくとも此処に残るより平穏な暮らしは、望めるはず。 ……そのはずだが。 「……そんな計画を立てるほど、 俺は“楽”に生きられる性分じゃなくてな」 それよりも、“気に食わない相手”の破滅を何よりも望んでしまっている。明確に、自分は船の人間として相応しい心身まで堕ちている。 それを理由に、 平凡な暮らしを、自分は望まない。 「どうやら、此処で死ぬつもりだったらしいしな、俺は。……そして実際殺されかけたところを、お前に救われた。 ならば命を此処で費やしたい。 俺は……取り返しのつかないこともした。 償いというわけには行かないだろうが」 “天使”の姿を思い出し。若干の吐き気を、身体を起こして置かれた補水液で呑み込んだ。 (-82) 2021/07/11(Sun) 16:22:05 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル>>49 ダビー 「知らない。君の事なんか分かる筈ないでしょう……ばかなひと」 あれだけ騙したのに、それでも生き残れと言ってくる。その優しさは一体どこから出てきていると言うのか。 ああ、眩しい。ああ、妬ましい。 「……ふうん、そう」 ただそれだけ答えた後、スプーンを置いた貴方とは裏腹に食べ進めていく。まるで興味がないと言わんばかりに。 「もう取り返しのつかないことはしてしまったんでしょう。 それなら無理に心を制御する必要なんてないんじゃないかな。 一度受け止めてもらって、それで関係が壊れていないなら……きっとまた受け入れてくれるよ」 ▼ (52) 2021/07/11(Sun) 16:32:10 |
【人】 凶つ"嫉妬"の悪狼 サダル>>49 ダビー 「だから、さ」 貴方を見つめる緑色がゆるやかに歪む。 獣のような獰猛な、相手に噛み付くような光を宿して。 「早く君も呑まれるといい。楽になれる」 自分は掴めるかも分からないのに、君はもう欲しいものを手にしている。 全くもって羨ましい。ずるいったらありゃしない。 「ねえ、ダビー。 仮面を捨てて曝け出すのって……"サイコー"だよ?」 だから、女は囁いた。 地の底から緑色の怪物が、共に狂えと手招きをしている。 (53) 2021/07/11(Sun) 16:33:13 |
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